~龍牙side~
あれからもう一年……俺はいつも響のことを見守ってる…
(さすがに着替えや風呂の時は見ないが…)響は俺の初めてで最後の友達。
絶対に守りたい。
俺は響にあれから完全に認識されなくなった。
当然だ。俺がそうしたんだから。
あれから俺は再び感情というものを失った…取り戻したものをまた失うって…こんなに辛いものだと思った。いや…そもそももう感情がなかったな…
そして俺は住宅街を歩いていた。
久しぶりに俺の『元・家族』の様子を見てみたかったからだ。
俺は家に入ってその様子を見た。
『母さん!!早く早く!!』
『はいはい、待ちなさいって…』
『全く、急いだって飯は逃げないぞ?』
『だって、もうすぐだからね』
俺が見たもの、それは一人の少年と俺の元・親たちだった…
ソウゴ…俺の願い叶えてくれたんだな…おそらくあの高校生くらいの少年は二人の息子だろう。
俺がいない存在になってから本当の子供が出来たんだな…
おめでとう…
俺は再び響のいる場所に戻って行った。
『『『『『ノイズだぁ――――――――――っ!!!』』』』』
俺が響のところに行こうとした時、鏡の奥が騒がしかったから見てみたが、そこには幾多ものノイズが居た。
ノイズに捕まり人々が炭素と化していく。大変だな……!!?
鏡をもっとよく見てみると、そこには俺の【元・家族】とその息子の姿があった。
この近くに来ていたのか!!
クソ…どうする!!?助けに行くか?
俺が考えていたところで、俺は見てしまった。
一人の男があの少年を転ばすところを…
しかも…あの男は…あの時俺を犠牲にした男…!!
俺がいない存在になった時点であの男も復活してたのか…!!
もう…迷ってる暇はない…
俺は【ジクウドライバー】と【ライドウォッチ】を取り出してボタンを押した。
≪ジオウ!≫
ウォッチをセットした後にベルトを360度回転させた
「……変身!!」
≪ライダータイム!≫
≪仮面ライダー ジオウ!!≫
その姿は腕時計のような鎧を着た戦士、
複眼がーダイラと書かれた戦士
【仮面ライダーミラージオウ】へと姿を変えた後に鏡へと向かって行った。
~三人称side~
ここには現在ノイズが現れていた。
そしてノイズによって人々が炭にされる中、一人の少女が逃げていた。
だがその少女は一人の男によって転ばされてしまった。
親は逃げるので夢中で少女が転んだことに気づいていなかった。
(嫌だ……俺はここで死ぬのか?そんなのイヤだ!!せっかく、あそこまで行ったのに…!!お願い…誰か…誰か助けてくれ!!)
少年は心の中で叫ぶ。
ノイズは転んだ少年向かって走ってくる。
少年は死を覚悟し、目をつぶったがノイズはいつまで経っても自分を襲ってこない。
少年はゆっくりと目を開ける。そこには…
『大丈夫か?』
鏡文字でライダーと書かれていた戦士がノイズを倒していたところだった。
少年の願いは届いたのだ。
~龍牙side~
なんとか間に合った…
あの男絶対後で後悔させてやる…
だが今はそんなことどうでもいい。俺はこの少年を襲ったノイズをンケと書かれた剣【ジカンギレード・ケン】で切った。
するとノイズは灰となって消えて行った。
『大丈夫か?』
「え、はい…」
『そうか…ならさっさと逃げろ。邪魔だ…』
「は、はい!助けてくれてありがとうございます!」
そういい少年は俺にお礼を言いながら逃げて行った。
さて…これならお構いなく暴れられる…
『さて…行くか…』
そうして俺はノイズを切り刻んでいく。
そしてノイズを切り刻んでいく内に一回り大きいノイズが現れた。
『デカイな…これの方が良いな…』
俺は左手のライドウォッチホルダーからウォッチを取り出してボタンを押した。
≪ビルド!!≫
そしてベルトの右側にウォッチをセットしてベルトを一回転した
≪アーマータイム!≫
≪ベストマーッチ!!≫
≪ビ・ル・ドー!!≫
俺の目の前に【ミラービルドアーマー】が現れ俺はそれを蹴る。
するとアーマーが飛び散り俺の体に装着される。
左肩に赤いボトル、右肩に青いボトルの方アーマーが装着される
そして複眼が【ドルビ】となり
それと同時に左手に【ドリルクラッシャークラッシャー】が装備される
『さて、来い…』
そう言うとノイズは俺に向かってくる。
俺はそれをクラッシャーで攻撃してノイズを蹴散らす。
ノイズはこの攻撃ではやられず再び起き上がってくる。
『早いとこ終わらせる…』
≪フィニッシュ タイム!! ビルド!!≫
≪ボルテック タイムブレイク!!≫
俺はウォッチのボタンを押してベルトを一回転させた
するとノイズをグラフ型のエネルギーがノイズを拘束してそのまま俺はグラフの上を滑空してノイズを【ドリルクラッシャークラッシャー】で突撃した。
そのままノイズは炭と化して崩れ去った。
『さて……帰るか…』
俺はミラーワールドに帰るために鏡に向かって行った。
「ま、待って!!」
突如誰かに呼び止められた。
俺が後ろを向くとそこには…
「あの…お名前は…?」
あの少年だった…あの後ちゃんと逃げたのか?
まさか戻ってくるとはな…
『……俺の名は『ミラージオウ』…覚えなくていい』
「…!ありがとうございます!ミラージオウさん!」
少年はお礼を言った後二人のところに戻って行った。
やれやれだな…
俺はミラーワールドに戻って行った。
その後だがあの男はあの少年を犠牲にしようとしたことで世間から迫害されその後自殺…
当然のことだな。人を犠牲にして自分だけ助かろうなんてな…
そう言えば…あの少年との会話で、久々の会話だったな…