特に理由もなくアイドルデビューした最強系主人公が東京喰種のストーリーをぶっ壊す話   作:偽馬鹿

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セクハラには積極的な主人公


イチャイチャ

「きゃーみんなー♪ 元気ー♪」

 

歓声が聞こえる。

ああ、いい感じ。

いつも通りでございます。

 

そういえば。

今回のコンサートにはケイちゃんとアカリちゃんに来てもらってるんだけど。

どこにいるのかわかんない。(誤算)

 

どこにいるかなーとチラチラ見ながら歌って踊る。

というか今日のファン達下半身見過ぎじゃない?

気のせい?

気のせいだよね?

 

 

 

基本的にファン達は男女比率が半々くらい?

いや男の方が少し多いんだっけ?

プロデューサーがそう言ってた記憶。

 

なんだか知らないけど女性のファンも結構いるらしい。

なんだか知らないけど。

ショタ感とかロリ感がいいとか何とか。

知りたくなかった。

 

あ、ケイちゃん達見つけた。

怪しまれない程度に軽く手を振る。

すると2人もちょっとだけ手を振ってくれた。

可愛い。

 

 

 

「はーい♪ 今日も元気に頑張りまーす♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日もありがとー♪ まったねー♪」

 

今日も元気にライブ終了。

いつも通り元気に終了。

アンコールにもお答えした感じ。

 

「お疲れ様です」

「お疲れー」

 

プロデューサーに挨拶してタオルをもらう。

いつも通りである。

いや、いつもと違ってケイちゃんとアカリちゃんが中にいるわけだが。

 

「どうだったー?」

「……まあ前に。じゃなくて。凄かった」

「ええ、凄かったですわ」

「でしょー♪」

 

キラキラの衣装を見せつけながらニッコリ笑う。

ふんわり顔が赤くなってる気がする2人。

気のせいかも。

 

ちらりとプロデューサーを盗み見るけどまるで無表情。

強敵だな。

社長クラスか。

いや社長は別格だった。

 

くるりと一回転してきゃるーんポーズ。

無表情。

これは悔しい。

 

「やめろ」

「やめてくださいまし」

 

さてもう一回といったところで羽交い絞めされる俺。

うむやりすぎじゃったか。

顔が赤いぞ2人とも。

 

 

 

さてと。

3人で一緒にあんていく。

俺は男装……いや普通の格好してお出かけ。

危ない危ない。

危うく心まで女になるところ。

 

「お邪魔します」

「……」

「……」

「なんだよー」

 

声色変えるのがそんなに変かな?

いや変だわ。

自分じゃないみたい。

 

サンドイッチとコーヒーを注文。

アカリちゃんはちゃんとご飯食べるふりの練習しなくちゃね。

自分も練習してるしねー。

 

「ところでそんなに変装しないと気付かれるもんなのか?」

「え、うん」

 

ケイちゃんに聞かれたので普通に返す。

そうそう、普通にバレるんだよね。

ひとりで出かける時は基本的に男物の服を着て出かけないと声をかけられる。

たまーにチャラい男に地味に声かけられて辛い。

おう、アイドル出る番組見ろやって思う。

 

「……………」

「アカリちゃん、頑張って♪」

 

サンドイッチを見て葛藤してるアカリちゃん。

でも今日は食べなきゃ駄目だよ。

その訓練でもあるんだから。

 

もぐもぐしてるふりしてる俺を見て、アカリちゃんは信じられないものを見る目をしている。

いや、食べてないから。

飲み込んでるって言ってるでしょ。

 

「はいあーん」

「え?」

「あーん♪」

 

仕方ないので強硬手段。

ちょっとちぎって目前に差し出す。

あーん作戦だ。

サンドイッチだけど。

 

「ほら、あーんだよ♪」

「あの、その、ええと」

 

ちらちらとやっていて、横目にケイちゃんを見ると何やら不満気な顔。

なんでだろうなーと思いながらサンドイッチを押し付けようと頑張る。

 

「っはぐ」

「あ」

 

と思ってたら指を食われた。

訂正、指ごとサンドイッチをケイちゃんに食べられた。

痛……くはないけど。

 

「何、ケイちゃんも食べたかったのー?」

「別にー」

 

ふん、とでも言いたげな顔でそっぽを向くケイちゃん。

あらら、へそ曲げちゃった。

仕方ないからこっちにもサンドイッチを差し出してみる。

 

「はいあーん♪」

「……」

「あーん♪」

 

ぐいぐい押し付けるようにやってみる。

今度は顔を赤くしてそっぽ向いてしまった。

うむむ、やり過ぎたか。

ケイちゃん恥ずかしがりやだからなー。

 

「は、はぐっ」

「お」

 

なんと今度はアカリちゃんが食いついた。

結構な覚悟をしたのか、少し青い顔で。

もぐもぐしてるから多分飲み込むの失敗してる。

可愛い。

 

「……けほっ」

「ああ、詰まっちゃったの? ほら、お手洗い行ってきなさい」

 

アカリちゃんをさっさと避難させて、自分はケイちゃんと向かい合う。

ふふふ、さっきの顔見てるからねー。

大体何思ってるか分かるよー。

 

「……最初にアカリちゃんにサンドイッチあげようとしたの見て、妬いてるんでしょ?」

「ぶふぉっ?!」

 

コーヒー飲んで誤魔化そうとしてるケイちゃんの耳元で囁く。

すると思いっきりコーヒーを噴き出すケイちゃん。

ああ、服にコーヒーが。

あとでクリーニングだなこれは。

 

「ち、違うっ!」

「えー本当にー?」

「違うってば!」

「あ」

 

押されたので受け止めると、そのまま倒れ込むように押し倒される。

おおこれは床ドン。

とか何とか思いながら倒れると、唇に柔らかい何かが。

うん、キッスだね。

 

この身体になってからファーストキスである。

ああ、ケイちゃん真っ赤になっちゃって。

あれ、俺の頬も熱い気がする。

あらら、俺も恥ずかしいのかな。

 

「ふ、不潔ですわっ! ですわっ!」

 

すると、お手洗いから帰ってきたアカリちゃんがこっちを見て怒ってる。

いや、顔赤いなー。

恥ずかしい?

でも怒ってる?

半々くらいの感情かなー?

 

ぷりぷり怒ってるアカリちゃんは俺達の方に寄ってくると、ケイちゃんを引き剥がす。

うん、そういえばずっとくっついてたままでしたね。

真っ赤のケイちゃんはそのまま引き剥がされ椅子に座りなおす。

 

そして倒れたままの俺にまたがるアカリちゃん。

……ん?

 

「ん!」

「痛っ!」

 

ダイレクトにヘッドバッド。

痛い。

というか唇触った?

ほぼ歯だったよねあれ。

大丈夫?

あと額に大ダメージだよねこれ。

 

「きゅう……」

 

結果ぶっ倒れるアカリちゃん。

そりゃあ喰種の筋力で思いっきり額を喰種に叩きつけたらそうなる。

 

というか。

ケイちゃんも多分オーバーフローで動かない。

アカリちゃんも物理的にグロッキー。

……凄い邪魔だねこれ!

 

「失礼しましたー……」

 

俺は動かない2人を抱えて逃げることにした。

うん、みんな笑ってるねこりゃ。

俺の正体はバレてないだろうけど。

コントだもんねこれ。

 

 

 

あ、ちゃんとお金は払いました。

 

 

 

 

 

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