特に理由もなくアイドルデビューした最強系主人公が東京喰種のストーリーをぶっ壊す話   作:偽馬鹿

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ちょいと遅れましたが更新です。
感想はちゃんと読んでますよー。


はむはむ

「あれ……リゼさんいないの?」

 

クインケをぶっ壊したので旧多さんに会いに行くと、いつもいたはずのリゼさんがいなかった。

あれ、もしかしてもう逃がしちゃったのかな?

そうなるといちゃいちゃできないんだけどなー。

ちょっと悲しい。

 

「いないんですよー」

「そっかー」

「残念ですか?」

「うん」

 

残念である。

特に旧多さんの感情の起伏がなくなるのが。

あんまり起伏ないんだよねー。

そういうのが好きな俺は異端なのか。

いや変なのか。

 

「とりあえず、はい」

「はい。受け取りますねー」

 

がっちゃんとクインケを渡す俺。

いつも通りだ。

というかこの関係何年続けてるんだろうねこれ。

このままずるずると関係続きそうで怖いね!

 

「それでいいの?」

「いいんですよ」

 

いつものような表情で笑う旧多さん。

ううむ、自分の気持ちに素直じゃないな。

いや、俺が言えたことじゃない気もするけど。

 

ま、今はいいか。

後々出会っていい感じになってもらえれば万々歳。

相性悪いらしいけど。

相性悪くても夫婦してる奴らはいるしねー。

 

まあその辺りは俺の管轄外というか。

恋愛は当人同士でやっててくださいという感じ。

何やら変な感情が向けられているような気がするけど気のせいだと思いたい。

 

 

 

とまあクインケ預けてご飯の時間。

いや、俺じゃなくてにゃんこ様の。

最近は贅沢にも猫缶を1匹に1缶あげなくちゃにゃーにゃーうるさくなって困る。

ケイちゃんのせいだね!

後でお仕置き(意味深)しなくちゃ。

 

「にゃ」

「にゃにゃん」

「みゃー」

 

いつも通りの時間にいつも通りご飯をあげる。

可愛い。

でも最近ドアに爪立ててるの知ってるよ?

外には出さないからね?

ケイちゃん達は連れ出そうとするけど、駄目だからね?

家猫は外に出さない方がいいのだ。

病気貰ってきたりするしね。

 

「というわけでご飯よー」

 

にゃーんと寄ってくるにゃんこ達。

こういうときあざとい。

実にあざとい。

 

うーん実に可愛い。

世界で一番だよ。

3匹いるけど。

ケイちゃん達は別だけど。

 

 

 

と、ここで自分もご飯の時間。

いつものキャミソールドレスに着替えて出掛ける。

いつものって言いながら、まあクインケ預けてる間だけなんだけど。

最近サイズがちょっと小さくなってる気がする。

成長期?

 

ついでのようにだけど、背中の枝葉以外にも赫子が出せるようになった。

尾赫? だっけ。

おしりの辺りから出せるようになった。

いやん、恥ずかしい。

スカートがめくり上がるのが割と恥ずい。

スリットでも入れるべきだろうか。

 

それはともかく。

今は甲赫だけ使ってるけど、たまには尾赫も使わないとなーと思った次第。

使えないより使えた方がいいよね。

 

 

 

とにかく路地裏。

いつものように戦闘の雰囲気がする場所を選んで探りを入れる。

ふんふん、今日は西側でひと悶着ありそうだ。

 

るんるん気分で路地裏を歩く俺。

今日は試運転ー。

楽しみー。

おっと慎重に行かなければ、と。

油断してると普通に死ぬからねー。

 

と、ここで背後から襲撃。

咄嗟に尾赫を展開して防ぐ。

ふわりとスカートがなびく。

 

尾赫の形はシンプルだ。

レイピア。

それに尽きる。

簡単に言うとフェンシングの剣だ。

 

それがなんと3本。

いやもったいぶるほどのことじゃないけれど。

それをクロスさせて攻撃を受け止めたのだ。

 

でもやばい、折れそう。

甲赫と同じ感覚で使うと駄目だ。

思ってたよりも脆いや。

 

受け流して相手の赫子を地面に突き刺す。

そしておしりを振って尾赫で薙ぎ払う。

手応えはない。

多分避けられた。

反転してれば見えたかもしれないのに。

失敗である。

 

失敗を生かすためにも反転して相手の姿を見る。

男……? いや、女か。

どちらにしろ強そう。

 

スカートを破いてスリットにする。

お気に入りだけど仕方ない。

格好気にしてたらなんか死にそう。

剣を出すスペース確保。

 

かしゃんかしゃんと鳴らして左右両側から挟むようにレイピアを繰り出す。

それを跳躍で回避する相手に、残った1本を叩き込む。

ヒット。

中心部ではないが腕辺りを貫いた。

 

ううむ、精度に難ありか。

もう少し練習が必要っぽい。

 

考えてる間に相手は体勢を立て直した様子。

こういうところも直さないとなー。

要練習。

 

剣を振るう。

今回も左右から挟む感じで。

でも相手もそれを読んでいたのか今度は前進してくる。

相手は鱗赫か。

それすら気付いてなかったとは恥ずかしい。

 

でもチャンスである。

赫子は1つ上の位置にある赫子に強い。

つまり、俺の今使ってる尾赫は相手の鱗赫に強いってことだ。

運がいい。

しっかり倒して頂こう。

 

というわけで残った1本を使って攻撃を受け止める。

そして甲赫だ。

弱点だけど、全く使えないというわけじゃない。

枝葉の葉っぱの部分だけ発射して、至近距離のショットガンみたいに使う。

羽赫みたいだけど、違うのだ。

 

 

 

甲赫はさっさとしまい、かしゃんかしゃんと3本の尾赫を操り、相手を追い詰めていく。

同時攻撃は見抜かれた。

ならば時間差攻撃だ。

 

1本で突き、1本で払い、1本で裂く。

それを時間差で行うだけ。

単純だけど難しい。

それも未知の部位だ。

勝手が違う。

 

でもやらないといけない。

いけない気がする。

多分だけど。

ケイちゃん、きっと何かに巻き込まれるよあれ。

アカリちゃんも不幸体質っぽいし。

俺が頑張らないと。

 

 

 

そんな彼女達を全部平らげるのは俺だし。

誰にも譲らない、俺だけのものだ。

 

 

 

その思考の勢いに任せて尾赫を振るう。

振り降ろし、払い、刺す。

全てが微妙にズレて放たれた。

 

ざく、ざく、ざく。

全ての尾赫が刺さる音。

どうやら決まったらしい。

目視でも勝ち確だとわかる。

全部胴体に決まっている。

 

ふふふ、これで俺も尾赫マスターか。(慢心)

というわけでとどめに頭をざくーっと。

うん、動かなくなった。

これで安心安全に食べられる。

 

がりがりと、赫包の辺りを食べる。

うーんスナック。

いつものように人間も食べたくなる。

ケイちゃん……いや、まだ駄目。

というか駄目。

我慢我慢。

 

 

 

一通り食べたところで、気配を察知して撤退。

なんだろ、すっごく強いようなヤバいような気配。

さっさと逃げよう。

有馬さんレベルだ。

今の俺じゃ太刀打ちできないわ。

 

戦略的撤退をしておうちに帰ると、にゃんこ達が寄ってくる。

にゃーん。

待ってねー血がついちゃうからねー。

服を脱いでさっさと洗濯機へぽーい。

部屋着(Tシャツと下着のみ)に着替えてにゃんこ達と戯れる。

 

最近のみんなのトレンド、黒い紐。

ぐるぐる回して遊んであげる。

にゃんにゃん前足を伸ばして紐を掴もうと必死。

可愛い。

 

「……お、遊んでるな」

 

ケイちゃんが玄関から現れる。

危ない危ない。

さっきまで血塗れですよ俺。

いや、今の格好もアレだけどね。

ほら、ケイちゃん地味に視線逸らしてる。

 

「ねーねーどうしたのー♪」

「う、うるさい! あんまり寄るなっ!」

「ねーねーねーねー♪」

「うわああああああ!?」

 

殴られた。

ちょい痛い。

まあこっちも悪かったので反省反省。

でもちょっと齧る。

 

「はむっ」

「痛っ!?」

 

ああ、美味し。

これの為に生きてると言っても過言ではない。

ああ可愛い。

 

「罰ゲームだよ♪」

「ってコラ、肩噛むんじゃない!」

「やだー♪」

 

はむはむ噛んで味わう。

ああ、汗すらも美味しい。

駄目だな、麻薬みたいだ。

 

「ふふん、今日はこれくらいで勘弁してあげる♪」

「今日だけじゃなく、ずっと勘弁しててくれ……」

 

あら残念。

まあ今は補給も終わったし、満足した。

今度はまあ、一週間後くらい?

早いかな?

 

「今日はもう帰るぅ……」

「そぅお?」

 

それは残念。

心身ともに疲れている様子。

なんでだろうねー?

 

まあいいか。

今日はエネルギーも補充したし、元気いっぱい。

明日のライブも頑張るぞー。

 

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