特に理由もなくアイドルデビューした最強系主人公が東京喰種のストーリーをぶっ壊す話 作:偽馬鹿
いやあれだけ間が空いた後のこれで正直申し訳ないというか。
頑張っていきます。
今日の日記。
いや厳しいねこの環境。
学校に行きながら執事のお仕事を覚える日々。
楽しいと言えば楽しいんだけど。
「駄目ですね、やり直し」
「はい!」
教育係がマネージャーだったりするのはどうかと思う。
いや、知り合いがやってくれるのはいいんだけどさ。
なんで俺メイド服なの???
馬鹿なの???
いや文句は言わないけどさ。
だって俺が生きてるのはここの人たちのおかげなわけで。
そんな人たちに文句を言う気にはなれないというか。
というかそんなこと言って追い出されたら死ぬ、間違いなく。
「はぁ……」
「何疲れてんの?」
学校での話。
どうやら月山家の息がかかった学校に入学させてもらった模様。
学力検査らしきものを受けさせられたが、ほぼスルー案件だった。
だって小学生レベルだったし。
「いや、何でもない」
「そうかぁ?」
とりあえず、話しかけてくる気さくな少年を追いやる俺。
心配してくれるのは嬉しいんだが、あんまり他人と接触するのはボロが出る可能性がある。
いや、ほぼ喰種の学校でそんなの気にする必要はないのかもしれないが。
ちなみにであるが。
俺の格好は普通の学生服。
というか男物のブレザーである。
ちょっと違和感があるのが困りもの。
家でのメイド姿の方がしっくりくる。
授業は楽勝、しかし友達は作らず。
何とも味気ない学校生活だが、なんだか友達を作る気にもなれない。
付かず離れずの生活を繰り返す日々。
うんまあ、ずっとあの2人のことが気にかかってるわけである。
あとにゃんこ達。
大丈夫かなー?
何してるのかなー?
ちゃんと餌貰ってるかなー?
どうにも集中できない。
「―――――というわけなんだけど、様子わかる?」
「こちらを」
マネージャーに相談してみるとあら不思議、2人の隠し撮り写真が!
仕事がお早い。
というか早過ぎて怖い。
パラパラを見ていくと、どうやら仲良くやっている様子。
あ、にゃんこ達はちゃんとケイちゃんが飼うことになったのね。
それに関しては安心した。
……しかし、手をつないでいちゃいちゃいちゃいちゃと。
なんかむかむかしてくる。
何だろうこの気持ち。
嫉妬……?
いやいや、そんなわけがないでしょ。
だってあの2人が仲良くしてるだけでしょ?
それに嫉妬するとかありえないって!
「……本当にそうでしょうか?」
「え、何その顔」
「さて……何のことか」
何やら意味深な表情のマネージャー。
え、なに?
なんかあるの?
やめてよそういうの。
怖いじゃん。
というか。
なんだか知らないけどメイドとして働く以上、旦那様がいるわけでして。
旦那様はいい人なわけでして。
何故知ってるかというと、まあ知っていたからとしか言えないのだけど。
「君は確か習くんと年齢が近いようだったね」
「はい」
「あんまり近づかないように!」
「??? はい」
なにやら真剣な顔で懇願された。
いやまあ、どこの馬の骨かわからん奴に溺愛する息子を近寄らせたくはないだろうけどさ。
というか知らせたよね、俺が男だって。
え? 教えてない?
マネージャーなんで???
「まあいいではないですか」
「いいではないですか……じゃないよっ」
しれっと言い切るマネージャー。
いやいやいや。
それはおかしい。
だって雇い主にそういうこと言わないとか不義理じゃない?
え、そこは問題ない?
あ、はいわかりました。
なんか誤魔化された気がする……。
用意された布団に入りながらぼーっとする。
うん、使用人に用意するものとしては異様なくらい上等な奴。
なにこれふわっふわなんだけど、と驚いたのも数日だけか。
今はこれじゃないと眠れない感ある。
と思っていたら、唐突にドアが開く。
うん、誰だろ?
すーっと耳を澄ませると、聞きなれた足音。
なんだ、マネージャーか。
身体の力を抜いて寝る準備。
いつものことだ。
ぶっちゃけ慣れた。
なんかいつも寝室に入ってくるって割と怖いけど。
ぎぃ、とベッドに体重を乗せてくるマネージャー。
ん、いつもと違う?
なんか嫌な予感が……。
「愛していますよ、スバル」
「―――――」
ドアを閉めていなくなるマネージャー。
あーうん、いや驚いた。
なんていうか、想定外だ。
だってマネージャー男だし。
あーんーまー……。
いや、嫌いじゃないんだけどさ。
なんというかこう、恋愛感情に発展する可能性がないというか。
親愛はあるんだけどさ。
いやもう、こう、混乱してる。
どうしてこんなことになってしまったんだって感じ。
うーんもやもやする。
最近こんなことばっかりだ。
食事も定期的に貰えるし、外に出る必要もない。
どうしようかなぁ。