黒の剣士と剣の魔術使い   作:ヤトノカミ

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お久しぶりでございます。SAOとFate/のクロスオーバーです。駄文ですので最後まで読んでくれると正直嬉しいです。それではどうぞ。


剣の世界

第一話 剣の世界

 

ログインして俺が今いる場所は噴水のある広場だ。周りを見ると既にログインしているプレイヤーがいる。中には自分のキャラを見て笑っていたりする人までいる。俺も噴水の溜まっている水を鏡のようにして見るとその姿に笑ってしまう。そこにあったのは赤に近いオレンジの髪が白髪で肌も褐色だ。そして琥珀色だった目はまるで白く濁ったような目だった。その姿はまるでアーチャー(あいつ)みたいだ。

 

自分のキャラを確認した後、この後どうしようか悩んでいると後ろから声をかけられた。

 

「エミヤ?」

「ん?」

 

振り返るとそこにはまるで勇者のような顔の青年がいた。この顔は知っている。βテストでよく一緒に組んだ相棒と同じ顔だ。

 

「キリトか?」

 

俺がそう聞くと彼はパアッと晴れやかな表情になり、俺たちは互いの手を握りあった。

 

「久しぶりだなエミヤ」

「そうだなキリト」

 

それから俺たちは歩きながらこれからのことを考えた。

 

「これからどうしようかキリト」

「そうだな。取り敢えず武器を買いに行こう」

「そうだな」

「よしっ!そうなれば善は急げだ!行くぞエミヤ!」

「あぁ!」

 

そう言って俺たちは走り出した。

 

 

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「うぅぅうん。(何の武器にしようか?王道の片手直剣にしようかなぁ?もしくは刀に近い曲刀にしようか?)」

 

俺は今武器屋のとこで何にするか迷っている。かれこれもう五分はたっている。すると噴水広場の方から二人のプレイヤーが走ってきた。

 

「ん?」

 

俺は気になって二人の方を見た。

 

「うおっ?!」

 

二人はただ走っているだけだけどあの動き、間違いねぇ!あいつらはβテスターだ!!二人はそのまま裏路地に入っていった。俺は慌てて二人を追いかけた。

 

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俺たちは裏路地に入って真っ直ぐに武器屋に向かった。

 

「おーい!そこのあんちゃん達ー!」

「「?」」

 

突然、後ろから呼ばれたので俺たちはそこで止まり振り返った。ふりかけるとそこには額にバンダナみたいのを頭に巻いていてこっちに走って来ている人がいた。

 

「あんたは?」

 

キリトがそう彼に聞いた。彼は膝に手を乗せて息を整える。

 

「ふぅー。さっきの身のこなしあんたらβテスターだろ」

「⁈」

 

さっきの走っているだけで俺達をβテスターだと思ったのか。すごい観察眼だ。

 

「あぁ」

「ちょいとレクチャーしてくれないか」

「レクチャー?」

「おうよ」

 

どうやら彼が俺達に声をかけたのは俺達にこのゲームについてのレクチャーだった。

 

「まぁそれぐらいなら」

「よっしゃ!俺はクライン。よろしくな」

「俺はキリトだ」

「エミヤだ。こっちこそよろしく頼む」

「おう!」

 

俺達はそう言って武器屋で武器を買い草原のフィールドに出た。因みにクラインが武器を選ぶのに10分掛かった。

 

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ドコッ‼︎‼︎

「イッテェェエ!」

 

あれから俺たちは街を出て草原のフィールドでクラインにソードスキルについて教えていたのだが、クラインはモンスターに攻撃を受けて吹っ飛んで来た。しかも大袈裟に痛がってる。一様痛覚はないんだけどな。

 

「イテテテテ」

「大袈裟だな~」

「一様痛覚はない筈だけど」

「あっ。本当だ。いや〜ついな。にしても出来ねーな」

「だからさっきから言ってるだろ。ソードスキルは溜めが肝心なんだって」

「っては言うけどあいつ動きやがるし」

「「いやいや、モンスターは動くから」」

 

俺達がそう言うとキリトは小石を拾った。そしてその石を構え、投擲用のソードスキルを発動した。

 

「もう一度言うぞ、ソードスキルは、こんな感じでちゃんとモーションを起こせば発動できる」

 

そう言った後、キリトは石を投げその石はイノシシに当たった。

 

「モーション……モーション……」

 

それを見たクラインはまるで魔術の呪文の様に繰り返しながら呟き、右手でカトラスを振っている。キリトはそれを見て次の説明に入る。

 

「さっきも言ったけどコツとしてはタメを入れてスキルが立ち上がるを感じたらズパーン!って打ち込む感じ」

「ズパーンって」

 

キリトの大雑把な説明を聞いて苦笑しながら見ていると今度こそクラインの剣がオレンジ色に輝く。

 

「おりゃあっ!」

 

野太い掛け声と同時にこれまでとは変わって滑らかな動きで地面を蹴った。そしてそのままイノシシの方に行き当たった。イノシシはポリゴンになって散った。

 

「うおっしゃあああ!」

 

派手に喜んでるクラインに拍手をした。

 

「初勝利おめでとう」

「と言ってもさっきのヤツは他のゲームだとスライム相当だけどな」

 

俺がそう言うとクラインはとても驚いた様な顔をした。

 

「え?俺てっきり中ボスなんかと……」

「「な訳あるか」」

 

俺達がそう突っ込むとクラインはがっくりと項垂れた。それを見た俺達は笑い合いそして色んなことを話した。このゲームのことは勿論、クラインの仲間たちのことや俺とキリトの出会いといった色んな事を話してしばらくすると日が傾いて辺りが夕日に染まった。

 

「どうする?勘が掴めるまで続けるか?」

「ったりめぇよ!………と言いたいところだけど……」

 

そう言うとクラインは腹を抑え視線を右方向に向けた。そこには確か時計があったな。

 

「腹も減ったしここで一度落ちるわ」

「たしかにここでの食事は空腹感が紛れるだけだからな」

「へへ!五時半にアッツアツのピザを予約済みだぜ!」

「用意周到だな」

 

たしかに用意がいいな。さて俺も遠坂たちに任せてあるとはいえ、少し早いが落ちるとしよう。

 

「俺もそろそろ落ちるか」

「そういえば家に居侯がいるんだっけ?」

「あぁ」

 

キリトがそう言うとクラインがこっちを向いてとても驚いた様な顔になった。

 

「何?誰かと一緒に住んでんの?」

「まぁ、そうなるかな?」

「そして女性留学生らしい」

「なにっ!?」

「なっ!」

 

キリトがそう言うとクラインは俺の両肩をがっしりと掴んだ。……今ので地味にダメージ食らったぞ。

 

「今の本当か?」

 

クラインの顔が俯いていて影ができていて確認できない。そして何故か、凄い覇気を纏ってる。

 

「本当だけど、どうした?」

 

そう言うとクラインは顔をばっと顔を上げた。そして俺の肩を叩きなら言った。

 

「羨ましいぜ全く」

「はぁ、それよりいいのか?」

「ん?何が?」

 

クラインは分からないという顔をする。俺は、それに溜息をつき時計のとこに指を指す。なんなのかわかったのかクラインは慌て出した。

 

「おっといっけね。ありがとよ、エミヤ。そんじゃな、エミヤ、キリト。」

 

そう言ってクラインは背を向けてメニューを操作し始めた。俺も同じように操作してログアウトボタンを探す。

 

「あれ?」

 

メインメニューをしているとクラインがそんな声を上げた。

 

「どうした?」

 

キリトがクラインの方を向いてそう聞くとクラインは俺たちの方を向いて

 

「ねぇ」

 

と言った。俺は何の事か分からなかったけど自分のメニューを見て何の事かわかった。

 

「何が?」

 

キリトがそう聞くとクラインは

 

「ログアウトボタンがねぇ」

 

と言ってキリトは訳が分からないという顔をする。

 

「ない訳ないだろ。メインメニューの一番下の方にあるはずだろ」

「だからねぇんだって。エミヤは?」

「確かにない」

 

俺がそう言うとキリトは信じられないという顔で自分のメニューを操作する。すると、急に操作していた指が止まる。

 

「なぁ。ねぇだろ」

「確かにない。GMコールは?」

「とっくにしているけどなかなか繋がらない」

「多分、混んでいるだろ。今頃、運営は半泣きだろうな」

「お前もな」

「?」

 

何の事だが分からないクラインにキリトは真っ直ぐ自分の時計のある場所に指を向けた。

 

「五時二十五分」

「っ!俺のデリバリーピザがぁああ!」

「それよりGMコールはどうだ?」

「そっちもダメだ。さっきからコールしているがなかなか繋がらない」

 

崩れ落ちてるクラインをほっといて俺とキリトは二人で話し合っていた。少ししてクラインが立ち直った。

 

「まぁサービス初日だし仕方なねぇな」

「いや、そうとも言えないな」

 

クラインのその言葉を俺は即座に否定した。

 

「どう言うことだよ」

「もしこれが単なる事故なら大事件だ。もしかしたらこれからの運営に関わってくるかもしれない」

 

キリトがそう言うとクラインは深刻な表情になって言った。

 

「じゃあどうすんだよ」

「運営がこれに気づいて全プレイヤーをログアウトさせるか、外部の人間がナーヴギアを外すしかない」

「でも俺は一人暮らしだぜ。二人は?」

「俺はさっきも言ったけれど居侯が三人と保護者責任者がいる」

「俺は親と妹が」

 

キリトがそう言うとクラインはキリトの肩を掴んだ。

 

「キリトの妹さん今いくつ⁈」

「「今関係ないだろそんなこと」」

 

そんなやり取りしてると何処からか鐘の音が聞こえた。その瞬間、俺達は突然光に包まれ俺は咄嗟に目を閉じた。

 

 




今回はここまでです。最後まで読んでくれてありがとうございます。次回は旅立ちです。
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