それはフラスコから生まれた   作:危険信号

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感想のコメが思った以上にガチだから戦々恐々としています


命名「ドール」

ホムンクルス少女の主な特性は絶対的な防御力に傾国の美少女と言わしめる程の美貌である。街を歩くだけで誰もが凝視、2度見する程。しかしその美しさ故に自ら声をかける人もいない。今時流行りのSNSで情報が拡散すれば一躍スターになるかもしれないのに、誰も彼もがその姿を肉眼に焼き付けようと、恍惚のため息をもらしながら少女を眺めるのだ。

 

彼の幻影旅団からよく1年半も逃げ仰せたものだと少女はごちた。作戦参謀とか情報を取り扱っている仲間が1人くらいは絶対にいるはず。何故彼女が見つからなかったのか、察しの良い方は気付くだろう。少女を保護し面倒を見てくれる人がいるからだ。けして感想欄のよくクロロから1年半も逃げれたネ!的なコメントで閃いた訳では無い。

 

「ドール、もうすぐ出番だよ」

 

「はーい」

 

白いドレスはフリルやリボンで溢れかえってる。踵の高い白のハイヒールは何度履いても慣れない。白いベールで顔を覆い隠せば歌姫「ドール」の出来上がり。

幕が上がりスポットライトに人々の目線、やはり慣れない。そう考えながらも口は簡単にメロディーを口ずさむ。観客は息を飲み、あっという間にドールに魅了される。歌い終わればぺこりとお辞儀して幕の中に消える。一拍遅れてスタンディングオベーション、拍手の合間からアンコールを願う声も聞こえるがドールの出番は1度きり。フィナーレを飾る最後の公演にしか現れない。会場を後にしながら客の歓声を聞く、やはり慣れない。ベールを脱げば血も滴る赤眼に美し過ぎる顔はホムンクルス少女であった!

 

ホムンクルス、現在の名をドールを拾ったのはサーカス団の座長だった。各地域の流れ者やはみ出し者などを集めて結成されたそのサーカス団は荒削りではあるが大変評判がよくそれなりに有名であった。どちらかと言うと拾われたと言うよりスカウトが正しい。美しいドールを全力で口説き落とそうとした座長にドールも満更でもなかった。それはホテルから逃げ出した午後の話である。訳ありだと話しても引かない座長にドールも大変気を良くした。顔を晒せないと言えば少々渋ったが今の現状には満足しているに違いない。ドールの名は瞬く間に広がりサーカスの追っかけにドールのファン、どの地域でショーを行うにしても満員御礼、世界的に有名になるほど。

 

「お疲れ様ドール、いつ聞いても惚れ惚れする歌声だね」

 

「ありがとうジョーカー、そういう貴方もお疲れ様」

 

にっこり微笑む美形。気づいた方はいらっしゃいます?美形です、素敵なお顔です、ジョーカーと呼ばれています。

 

ヒソカさんです。

 

いやいや驚き、結構びびった。巷ではラスボスと恐れられている自他ともに認める変態。確かにピエロ、奇術師を名乗るだけはある。なんでここにいるかは知らないけど私は知ってる、みんな大好きハンター試験が始まれば何とかなるはず。シックスセンスを信じるんだ!

 

「少し聞きたい事があるんだ、ボクの知り合いが人を探していてね♥この世のものとは思えない程美しい少女を探しているんだけど、それってキミの事かな♠」

 

やはり世の為ここで始末するのがこの世界の運命のようね。

 

絶対的な防御力を信じてドールはヒソカに立ち向かう!!!




そろぼちハンター試験かなァ
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