運命の英雄   作:DestinyImpulse

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 ここまでありがとうございました、最終話Aパートです!!


最終話Aパート・輝く未来へ

 

 長きに渡る戦争が終わって早三年。世界は生まれ変わった。戦後、ザフトはまずラクス・クラインに物資を提供していたジャンク屋連合を解体した。

 

 元々、ザフトのジェネシスαを占拠していたり戦闘跡に残されたMSを勝手に回収して売りさばいたり、いい目では見られなかったので抵抗してきた彼等を何のためらいもなく撃ち落とした。

 

 途中、何故か「ヴォワチュールリュミエール」を搭載した赤い“アストレイ”がユニウスセブン事件で首謀者が持っていた日本刀の武器を持って攻撃してきたがルナマリアに日本刀ごとたたっ斬られ、ジャンク屋連合の援軍として駆けつけたカナード・パルスとか言うキラ・ヤマトのそっくりさんはレイに落され…これで終わるかと思っていたが……最強の傭兵と名高い「サーペント・テイル」の叢雲劾はヤバかった。

 

 

 キラ・ヤマトですらサーベルだったのにそれより短いナイフでビームを切り裂くわ、キラ・ヤマト並に「ドラグーン」は使ってくるわ……最強の傭兵の名は伊達ではなかった。まぁ、流石にシンと“Fate”には勝てなかったが…アレ?この人、キラ・ヤマトやアスランより強くね?と内心シンは思った。

 

 しかも、この傭兵達…核動力や「ニュートロンジャマー・キャンセラー」を持っているのでビックリだ。軍でもない一傭兵がこんなの持たないでほしい。

 

 こうしてジャンク屋連合を解体した後はそのバックに居る、マルキオ導師を捕らえた。【SEED】が世界を導くとか電波発言していた彼は犯罪者として牢にブチ込まれた。

 

 後、戦争が終結した後、オーブはザフトの監視下に置かれることになった。プラントからのMSや資材の強奪、ザフト、連合間への戦闘の不当介入、最高評議会議長へのテロ攻撃。“アークエンジェル”と“エターナル”、その協力者に課せられた罪状があるからだ。

 

 

 

 その後、デュランダル議長は世界に向けてあるプランを発表した。

 

 

 その名はデスティニープラン。

 

 コーディネイターがこれまで培ってきた遺伝子工学の全て…また現在最高水準の技術をもって施行する究極の人類救済システム。大掛かりな遺伝子的な“自分を探す”システムにハローワークを組み合わせ、コーディネイターとナチュラルの溝を取り除く物だ。

 

 優れた能力が人それぞれ何かあるのは確かだ。デスティニープランは、それを見つける事。自分の一番得意な分野で勝負すれば、ナチュラルだってコーディネイターに勝てる。実際、連合にだってネオの様なコーディネイターを上回る能力を持った人だっている様に。

 

 そして、遺伝子の結果で仕事を強制される事は無い、あくまで自分の意思でやりたい者はやればいい、上から強制するのではなく人々が自主的に賛同する形で実施するそうだ。遺伝子的にどうこう言われても好きなものは好きだし、嫌いな者は嫌いだから…

 

 「楽しいからやっているんだ」って人は沢山いるし、好きだから、素質はあるけどいい加減にやってる人より上達もする事だってあるだろう、新しい仕事を考えつく人もいるかもしれない。プラントの婚姻統制だって強制じゃない様に…遺伝子だと分からないことだってある。

 

 

 デスティニープランは、評議会、及び各国で慎重に協議された上で、導入された。戦争中にデュランダル議長は入念に根回しをしていたらしくスムーズに事は進んだ。

 

 とりあえず雇用の保障による治安の改善。そしてユニウスセブン落下の【ブレイク・ザ・ワールド】からの効率的な復興には役立っているようだ。プラントにもハーフコーディネイターやナチュラルの大規模な移民が募られ、プラント=コーディネイターと言う図式は崩れ始め…ナチュラル、コーディネイターという概念は消えつつあった。

 

 

 

 そしてこの戦争で英雄的活躍をした“ミネルバ”隊は議長直属の部隊に任命された。ルナマリアも【FAITH】に任命され“ミネルバ”隊はザフトを象徴する部隊となった。

 

 そして、シンは戦争を終結させた英雄として民衆から称えられ人々は彼をこう呼んだ。

 

 

 

 運命の英雄と……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「此処に来るのも久々だな」

 

 シンは今、ベルリンの近くにある湖……そう、ステラを埋葬した場所に来ていた。戦争が終結してからの三年間、本当に大変だった。残党の殲滅や被災地の復興など世界中を飛び回った。

 

「ステラ…ようやく全てが終わったよ……もう、俺の様に理不尽に家族を失う人も、君の様に命を弄ばれる人もいない」

 

 そう言ってシンは…綺麗に装飾された小さい箱を取り出す。

 

「正直、英雄なんて柄じゃないしお見合いの話とか結構くるけど丁重に断ってるんだ。だってーー」

 

 

 箱には綺麗なルビーの指輪があった。

 

 

 

「俺は君を愛しているから」

 

 

 少し寂しげな優しい表情をしてシンは箱ごと指輪を沈めた。どうか、彼女に届きますように……

 

 

「また来るよ…」

 

 シンは背を向け歩き出す…その時…

 

 

「ありがとう…シン!」

 

 

 聞こえた彼女の声が……どうやら届いた様だ。シンは片手を上げて答え、待ってくれた相棒(Fate)へと向かう。

 

「さてと、行くか…!」

 

 “Fate”の姿は若干変わっていた。「クラレント」と「アヴァロン」ではなく小さな翼が肩にあった。

 

 

「シン・アスカーーFateガンダムGrandOrder(グランドオーダー)ーー行きます!!」

 

 

 

 

 これは自由を掲げるテロリストの物語ではないーーこれは運命を切り開く英雄の物語。

 

 

 

END

 




と言う訳でAパートはステラエンドです。
後はもう一つの最終話でこのssは完結させて頂きます。
ご視聴、ありがとうございました!!


FateガンダムGrandOrder

 
【挿絵表示】




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