夕立(?)抜錨せり!   作:白ノ宮

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なんかストーリーがおかしい方向に行っている気がする...。


第2話改稿

悪夢を見た。いや、多分現実だったのだろう。

 

平和な鳳凰皇国が外国の連合体に宣戦布告されて、抵抗したものの戦力差が大きすぎて物量で押し潰された。

 

俺の戦友や家族は、戦火に呑み込まれて逝った。

 

1番危険な役回りは俺なのに何故か俺だけが生き残った。

 

仲間が殺され続けているのを見て次第に負の感情が薄れていった。

 

結果として機械のように敵を惨殺し続けるだけの機械がもう一つの自分として発生した。

 

いくら相手の国が悪いとしても殺すのには罪悪感が伴った。

 

友人や家族の仇だとしても。

 

それが正しい反応だと上官は言った。

 

しかし、機械のような自分に切り替えることによってとても楽になった。

敵を惨殺しても小蝿を潰した程度にしか思わないのだ。

 

これによって、僕の戦績は伸びた。

 

しかし、得たものはそれだけでは無かった。

 

敵は勿論、味方からも恐れられるようになった。

 

深緑の死神、それが僕の二つ名だ。

 

それからは二つ名で呼ばれることが多くなった。

 

名前の方が短くなるのになんでわざわざ長い方で呼ぶのか疑問を感じた。

 

多分、みんな厨二病だったのだろう。

 

さて、先程『物量で押し潰された』といったように僕も最終的に死んだ。

 

死因は過労か、栄養不足、それとも水分不足か?

 

いずれにせよ敵に撃たれずに死ねた事は自慢できそうだ。

 

 

はて?先程目を閉じてそこから何も見えないのだが端国はまだだろうか?

 

早く戦友や家族に会いたくて仕方ないのだが。

 

待ち時間が長すぎてつい回想していたのだがまだ時間がかかるのだろうか。

 

お兄さん寂しくて死にそう。

 

あ、もう死んでたわ。

 

とか言ってたら海のさざめきが聞こえてきた。

 

端国の港にでも着いたのだろうか。

 

人の声が一切聞こえない。

 

瞼を開けようとすると開いた。

 

直射日光が眩しい。

 

快晴の青空の美しさに見惚れていたが、果たして此処は本当に端国なのだろうか。

 

僕は今、どこかの海辺にいる。

 

とりあえず行動する為に立ち上がろうとして足元を見る。

 

そこで衝撃的な光景が目に直撃した。

 

自分足だろうものは少女のものかと思うほどに華奢で、服装も深緑色の女学生服といったところか。

 

スカートが短く感じる。

 

いや、それはどうでもいい。

 

僕の自慢の黒髪が学生服と同じような深緑色をしているし、髪が伸びていて長い。

 

艶があってサラサラでフワフワで触り心地ええなーこれ。

 

胸元が少し膨らみがあるし息子の感覚が無い。

 

これはあれやな。

 

「性転換してる...ッ!?」

 

あらら、声は聞いたことのない天使ボイスやないですか。

 

耳に溶けていくかのような、聞いてるだけで癒されていく。

 

そんな気がする。

 

ただ、なんで服装が変わっているのか。

 

装備も一緒についてきているのは二つ名の名残りかね?

 

そして腰についているこの二つのポーチはなんだね。

 

立ち上がるのをやめてポーチを開けて中身を見る。

 

一つは血の色をしたビー玉。正直言って不気味。

 

なんでこんなのがぎっしり詰まってんの?

 

戻そうとしても入らないし。

 

もう一つは、うげっ...。

 

なんかピンク色のウネウネした太い何かがって、明らかにポーチの奥域を超えたものが詰まってたんだけど(泣)。

 

現実逃避として海辺による。

 

日光を反射していて綺麗だなぁ。

 

何故か海水は赤いんだけど、でもそれが端国での常識かもしれない。

 

うん、それは無い。

 

ん?足元に光っている大きい破片はなんじゃろなっと。

 

拾ってみると鏡の破片だった。

 

覗き込んでみるとエメラルドグリーンの瞳と目が合った。

 

見ているのは瞳のはずなのに宝石を見ているかのような。

端的に言うと、とても美しかった。

 

ただ、ここから僕はどう行動すればいいのだろうか。

 

幸い後ろを向くと道路があり、町が見える。

 

どうやら僕は海の見える町に飛ばされたようだ。

 

つまりはこれって、異世界転移ってやつですか?




違うルート行ってますねクォレハ。
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