艦これの存在は、多次元にあるのです。
夢を見た。いや、夢のような現実といった方が良いだろうか。
戦争に無縁な日本がよくわからない条約のせいで参加せざるを得ない状況になり、日本から出した軍(鳳凰軍)が全滅に至った。
俺の戦友も本土にいた家族も俺の知っている人はみな死んだ。
俺だけが生き残った。そこからは軍に仕官し、無心で業務を遂行した。
いつも無心では疲れるので適度に息抜きもした。
敵を蹂躙するようになり、敵味方共に恐れられて“深緑の死神”とかいう厨二臭い異名をつけられたこともあった。
それは別にいいのだが、呼ぶときは本名で呼んでほしい。
放送にて深緑の死神と呼ばれた時の恥ずかしさはたまったものじゃない。
さっきの全滅で分かるように最終的に俺も死んだ。
最後に残った俺は使える武装を最大限に使い、何故か前線に出ていた敵最高司令官の頭を吹っ飛ばしてやった。
そのあと死んだのだが、死因が地雷っていうね。万人に恐れられし深緑の死神も意外とあっけなく死ぬものなんだよ。
だって俺は腐っても人間なんだからさ。
せめて敵の銃弾で果てたかったものだ。
最後の一言が「あっやべっ」なのは情けなさすぎる。
仲間たちも天国で笑っていることだろう。
しかし、遅いな。死んだ者は三途の川を渡ると聞いたが未だに何も見えない。
何もすることがなかったから回想みたいに振り返っていたが、そろそろ限界だぞ。
本当に濃いエピソードとかないし、暇すぎて孤独死しそう。…既に死んでたわ。
とか言ってたら浜辺で聞こえるような海の音が聞こえてきたな。
目に力を入れて開けて周囲を確認する。浜辺だこれ。
三途の川は海だった…?川とはいったい何のことだろうか。
俺が寄っかかっているものが何か気になるのであるはずのない体に力をいれて立ち上がる。
身体が異様に軽い。やっぱりこの体は魂なのだろうか。
鼓動があるかどうか確かめるため、手を胸に当てる。
フニッとした感触と共に、体中に違和感という電撃が走った。
何故か胸があるからだ。俺は男だったはず、それなのになぜ胸が?
それにさっきから肩に何かがかかっている気がする。視線を肩に向けると、深緑かつ艶のあるサラサラな髪がそこにあった。
声はどうなっているのか。喋れるかわからないがやってみる。
「あー。…これは随分可愛らしい声だな」
聞いたことあるんだよなー、この声。
ブラウザゲームの艦隊これくしょんの夕立だなーこれは。
でも、装備しているものが俺の生前の装備なんだよなー。
腰に携帯食料や予備弾丸が入っているポーチが…あれ?こんなに弾倉残ってたっけ?まあ、いいや。
背中に双剣、肩に紐でかかっている小銃、もう片方の肩にかかっている狙撃銃、太もものホルスターに入っている拳銃。
どれも特注品で高い性能を誇っており、対物性能も群を抜いている。
どれも深緑なのが難点だが、これは俺の二つ名の象徴であって深緑の死神の証でもあるのだ。
今更この名を捨てる気はないさ。
まだ少し恥ずかしいけど。
服装は深緑のパーカーで下に白いYシャツにネクタイでその下に柔軟な素材のTシャツを着ている。
下半身は白露型のスカートで下に黒のガードルを着用している。
靴はやたらと光沢のある革靴である。
学生時代に履き慣れていた靴に酷似している。
靴下は黒のハイソックスで鳳凰軍のダサい紋章が入っている。
少し周りを探索していると何故か手鏡を見つけた一応それをのぞいてみると、自分の革新が正しいことを知る。
やっぱり夕立だった。
しかも改二の方のだが、オッドアイになっていて本家の赤とは違い、右目が青で左目が山吹色でどちらもグラデーションがきれいである。
一体自分の身に何があったのだろうか。これをまとめて一言でいうと、
ど う し て こ う な っ た 。
変なとこで区切ってしまい申し訳ない。
文字数は少ないけど時間はかかっているんです。
これから少しづつ増やしていく予定です。
どうぞ宜しくお願い致します。