さて、陽が沈みかけているわけだ。
ここで求められる事は火の確保である。
いくらこの島が無人島っぽいとはいえ動物がいないとも限らない。
そういった外敵を近づけさせない為にも火は重要である。
俺は集中する事で短時間で睡眠がとれるので、その集中する際にリラックスしておかなくてはならない。
そこで浜辺に打ち上げられている枯木を集めてみた。
火を着ける方法としては、謎銃の発砲時に起きる火花を使う事だ。
ホルスターから拳銃を取り出し、銃口の周りに枯木を配置して引き金を引いた。
カチッ カチッ カチカチッ
弾切れである。
無限弾薬と表示されていたポーチの中を見ると無限食糧とは逆にほのかな光を灯していた。
手を入れて中を探ってみるとビー玉の様な感触がする。
一つ取り出すと、微弱な光を放ったビー玉があった。
これをどうやって装填するのだろうと手で弄んでいるとビー玉の光が強くなり、拳銃に付いている宝石に光が差し込んで行くのが分かる。
拳銃の宝石にビー玉をくっつけると、ビー玉は宝石に吸い込まれていった。
すると宝石に光が灯る。
先程は陽の光があって気づかなかったが、弾が入っている状態だと宝石が光っていた様だ。
弾切れになると光が消えるということだろう。
確か他の謎銃も宝石が付いていた筈だ。
これは便利だ。
何故かビー玉も滑り難いので戦闘中にとり落す事もないと考えられる。
ただ、疑問に思ったのだ。
このビー玉って撃ち抜いたらどうなるのだろう、と。
弾薬ビー玉(略して薬玉)をポーチから取り出して海側の方へ放り投げた。
そして拳銃で撃ち抜くと爆発した。
薬玉の大きさを上回る規模で7m程離れている俺にも爆風をが届く。
これは火付けには使えないな。
先程の枯木の方へ向き直る。
引き金を引くと弾丸が砂にめり込み、火花が枯木に引火する。
激しく燃える火に埋まらない程度の枯木をくべて火力を安定させる。
そしてその側で横になって集中睡眠をする。
枯木を使っているお陰か、においが気にならない。
目を瞑ると意識が数秒で睡眠の底へ落ちた。
30分後
寝心地は良くなかったが、しっかり睡眠を取れたので脳と身体の調子が整った。
俺が起きたタイミングで火が尽きたので火の始末をする必要が無くなった。
そこで俺は重要な事に気づく。
飲料水の確保を忘れていたのだ。
ここには水道なんて物は無く、海水しかない。
そんなモノを飲んでしまったら余計に水分が足らなくなるだけだ。
内心慌てていると、ポーチから勝手に無限食糧ことポン触が出て来た。
俺の口元に先っぽを動かすと、先っぽに穴が出来る。
察しの良い俺はポン触を咥える。
するとポン触からゆっくりと液体が口内に流し込まれていくのが分かる。
生暖かくてトロトロの液体はさっぱりとした甘さで美味であった。
絵面は(以下省略)。
三回程飲み込んでもう大丈夫と念じると液体の供給が止まる。
どうやらこのポン触は俺の考えている事が伝わる様だ。
そうなると旅の仲間ができた様で嬉しく思う。(触手で食糧だけど)
触手ミルクを飲んでいる際に卑猥な想像をしたのは言うまでもない。
脳内ピンクになりかけましたが健全な形で締めれました。