ISの世界にマブラヴ好きが転生   作:ビーツー

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日を置いてしまいましたね
申し訳ありません、仕事が大変で中々PCの前に座れない毎日です


9話 授業、そして訓練

 

   朝HR

 

 

 

「では、一年一組代表は織斑一夏君に決定です

 あ、一繋がりでいい感じですね!」

「先生、質問です」

「はい、織斑君」

「俺は昨日の試合で二人に負けたんですが

 何でクラス代表になってるんでしょうか?」

「それは、わたくしと英雄さんが辞退したからですわ!」

 

がたんとオルコットさんが立ち上がると腰に手を当てるポーズをしている。

威風堂々とはこのことかっ。

 

「まあ、勝負はあなたの負けでしたが、しかしそれは考えてみれば当然のこと

 なにせわたくしが相手だったのですから。仕方の無いことですわ」

 

高飛車は相変わらずか?

 

「それで、まあ、大人気なく怒ったことを反省いたしまして

 一夏さんにクラス代表を譲ることにしましたわ

 やはりIS操縦には実戦が糧。クラス代表ともなれば戦いに事欠きませんわ」

「ちょっと待ってくれ! 英雄は了承したのか!?」

「オルコットさんがさっき言っただろ、俺は辞退したんだ」

「なんで!?」

「俺よりもお前のほうがセンスがあると思ったからだ

 お前はどんどん強くなれる、俺はそう信じているんだ」

「本音は?」

「面倒くさい、お前が勝手にやらかしたことだ

 自分の発言には責任を持つことだな」

「そんなぁ・・」

 

実戦は積みたいが、代表ってのがなぁ・・、

面倒ごとばっかでいい思い出が無い。

 

そんなかんやで、オルコットさんが一夏にISの特訓を持ちかけたり、

それを箒が断ったり、千冬さんに怒られたり、あの時千冬さんの部屋を想像したのが悪かったのだろうか・・、ってか一夏も同じこと考えてたのか。

 

 

そして時は経ち、四月下旬になっていた。

 

 

 

   IS授業

 

 

 

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実施してもらう

 織斑、柏木、オルコット。試しに飛んでみろ」

 

「分かりました」

 

ISに意識を集中させる。

瑞鶴が展開され数十センチ浮く。

オルコットさんも同様にISを展開していた。

 

「早くしろ。熟練したIS操縦者は展開まで一秒とかからないぞ」

 

そう言われて一夏が急いで白式を展開した。

 

「よし、飛べ」

 

横にいたオルコットさんは即座に行動、

気づいた頃には上にいた。

 

「さて、あれで行くか」

 

あの後週に三回だけ許された企業での訓練、

あそこで訓練した成果、ここで見せるべきだな。

ここでの訓練だと出来ないことができるから面白いし、やめられないんだよなぁ。

 

「っ」

 

ロケット点火された跳躍ユニットは白い煙と共に空に飛び立った。

 

オルコットさんと同じ高さまで来ると、

ISを空中で停滞させ一夏を待つ。

 

「よし、噴射跳躍はできてるな」

 

さて、あいつはどうかな。

一夏は不安定な飛行で近づく。

 

「遅いぞ一夏」

「そう言わないでくれ英雄

 空を飛ぶイメージなんて、どう掴めばいいんだ」

「一夏さん、イメージは所詮イメージ。

 自分がやりやすい方法を模索する方が建設的でしてよ」

「そうだそうだ」

「お前は便乗してるだけだろ・・

 それにしても何で浮いてるんだこれ」

「説明しても構いませんが、長いですわよ?

 反重力力翼と流動波干渉の話になりますもの」

「気になるなら、お前への勉強内容に追加しておくけど」

「わかった、説明はしなくていい

 そして英雄さん止めて下さいお願いします」

「「そう、残念だ(ですわ)」」

 

俺とオルコットさんで笑う。

いやぁ本当に丸くなったな、そして確信した。

この人は一夏に惚れたな。

恋は女性を綺麗にするとはよく言ったもんだが、

またも鈴みたいにフォローすると考えると胃が痛い。

そして俺には春は来るのだろうか・・消極的なのが理由なのは分かってるけど。

 

「一夏さんよろしければまた放課後に指導してさしあげますわ

 その時は二人きりで――」

「一夏ぁっ!いつまでそんなところにいる!早く降りて来い!」

 

おいおい箒さんや、先生からインカムを奪うのはどうなのよ。

ってかうるせぇ!

 

「織斑、柏木、オルコット、急降下と完全停止をやって見せろ

 目標は地表から十センチだ」

 

中々難しい条件だな・・、

俺はこれが苦手なんだわ。

 

「了解です。では一夏さん英雄さん、お先に」

 

そう言って、オルコットさんが地面に向かう。

そして地面ギリギリでの完全停止を成功させていた。

 

「へぇ」

「うまいもんだなぁ」

 

さて俺も行きますか。

 

「じゃあな一夏、先行くぞ」

 

そして地面に向かって落下、加速していく、

地面が近くなり機体を反転、停止させる。

 

「ふぅ・・」

 

少し遠かったかな

 

「15センチか、もっと鍛錬をするように

 次も同じような結果なら、このグラウンド10周だ」

「うげぇっ」

「何だ、口答えか?」

「いえ、何でもありませn」

 

 ズドォォォォン!

 

俺のすぐ横に小規模なクレーターが出来ていた。

 

「っ! 隕石でも落ちたか!?」

 

「いてて・・」

 

その中心には見るからに墜落してであろう一夏がいた。

 

「・・・・」

 

何だろうな、過去の俺を見ているみたいだ。

回りからはくすくすと笑い声が聞こえる。

人前でやらかさなくてよかったぁ・・。

 

「馬鹿者、誰が地上に激突しろと言った

 グラウンドに穴を開けてどうする」

「・・すいません」

「すみません だ」

「すみませんっ!」

 

一夏はそのまま上昇、そして着地、

傷は・・無さそうだな、流石IS。

 

「情けないぞ一夏、昨日私が教えてやっただろう」

 

昨日の訓練って、夕食時に聞いた限りだと、

擬音だらけの感覚訓練だったらしいが・・。

俺も一夏の訓練に付き合いたいのは山々なんだがなぁ、

武器が多い分、その武器の練度を上げるので俺も大変だし、

すまないが今は耐えてくれ一夏!

 

「大体だな一夏、お前と言うやつは昔から――」

 

きたよ昔話、アレが始まると長いんだよなぁ、

まぁ俺はいつも逃げるんだけど。

 

「大丈夫ですか、一夏さん?お怪我は無くて?」

「あ、ああ大丈夫だけど・・」

「そう、それは何よりですわ」

 

オルコットさんはホント変わったな、

もはや別人ではないか?

そしてが会話に入る余地がねぇ・・。

 

「・・ISを装備していて怪我などするわけ無いだろう・・」

「あら、篠ノ之さん。他人を気遣うのは当然のこと。

 それがISを装備していても、ですわ。常識でしてよ?」

「お前が言うか。この猫かぶりめ」

「鬼の皮をかぶっているよりマシですわ」

 

おーう・・修羅場ってるねぇ

まぁ見慣れたものなんだけどね

さて、ここらで仲裁に入らないとやばそうだ。

 

「まぁまぁ二人とm」

「おい、馬鹿者共、邪魔だ。端っこでやっていろ」

 

・・・・

 

「織斑、装備を展開しろ。

 それくらいは自在にできるようになっただろう」

「は、はあ」

「返事は はい だ」

「は、はいっ」

「よし、では始めろ」

 

一夏の突き出した右腕、そして左腕、

するとその手には雪片が握られていた。

いいなぁ、装備の展開、俺には出来ないから羨ましい。

 

「遅い、0.5秒で出せるようになれ」

 

容赦ないなぁ・・

 

「次、柏木、お前の機体は少々特殊だったな、

 展開が出来ないのなら四丁での速射をやって見せろ」

 

「了~解っ」

 

用意された突撃砲を装備し、的が出される。

 

「始めっ」

 

二丁の突撃砲を構え、その瞬間マウントに装備されている突撃砲も前に出る。

そして四丁による射撃を行った。

 

「見ての通り柏木のISは特別だ

 だが武器の展開の速さは他のISと劣らない

 そして展開の速さが先制を取り、勝利に一歩近づくだろう

 それが先の試合でオルコットに遅れを取らなかった理由にもなる

 これも勝つための術だ、覚えておくように」

 

「「「はいっ」」」

 

クラスの皆が返事をする。

おいおいそんなに褒めると調子に乗っちゃうぞぉ~。

 

「柏木もこれぐらいで調子に乗るなよ」

「は、はい」

 

お見通しってわけですね・・。

 

「次、オルコット、装備を展開しろ」

「はい」

 

左手を肩の高さまで上げ、真横に腕を突き出す。

そして手が光ったと思うとその手にはスターライトmkⅡが握られていた。

 

「流石だな代表候補生。ただしそのポーズはやめろ

 横に向かって銃身を展開させて誰を撃つ気だ。正面に向かって展開しろ」

「で、ですがこれはわたくしのイメージをまとめるために必要な――」

「直せ、いいな」

「・・はい」

 

まぁでもイメージって大切だよなぁ、

ISの操縦ってイメージ頼りなところが多いし、

マニュアル操縦で無い限り、イメージと感覚で何とかなる気がする。

 

「オルコット、近接用の武装を展開しろ」

「え、あ、はいっ」

 

スターライトを収納し、手の平を出す。

だが、展開されず、光が迷走しているようだ。

 

「くっ・・」

「まだか?」

「す、すぐです

 ああ、もうっ! インターセプター !」

 

初心者用の展開方法だな、

代表候補生にもこういった苦手なものがあるんだな。

 

「・・何秒かかっている。

 お前は、実戦でも相手に待ってもらうのか?」

「じ、実戦では近接の間合いに入れさせません!

 ですから、問題ありませんわ!」

「ほう。織斑と柏木との対戦で懐を許していたように見えたが?」

「あ、あれはその・・」

 

そう言って口ごもる、反論の余地無しだな。

そんなことを思っていると、俺と一夏をキッと睨む。

おいおいそんなに睨まないでくれ、あれも戦術だったんだし。

 

「時間だな、今日の授業はここまでだ

 織斑、グラウンドを片付けておけよ」

「この穴を・・ですか?」

「他に何がある」

「・・了解です」

 

まぁ自業自得だわな、

おいそんな目で俺を見るな。

 

「英雄ぉ・・」

「あーっ、もう、分かったよ!

 手伝えばいいんだろっ」

「心の友よぉ」

「ちょ、おま、抱きつくなっ」

 

そんなガキ大将みたいなこと言いやがって

貸しの一つにしておくぞ。

そしてそこの生徒、顔を赤らめるなっ!

 

そして一夏の手伝いをして、週三回の企業での訓練に向かった。

 

 

 

    訓練施設

 

 

 

「やあ、今日は単独でのハイヴ突入でもやるかい?」

「やらねーよっ!何だその自殺行為っ」

「一対多のいい訓練になると思ったんだけどなぁ」

「ISで多数戦なんてまずやらないから」

「それは残念、なら武御雷との対戦で妥協することにするよ」

「まじかぁ・・あいつに勝った事一度も無いんだけどなぁ」

「でも、日に日に戦闘時間は延びてるよ、いい傾向なんじゃないかな」

「まぁ・・長刀の動きは見えてきたな」

 

今でも突撃砲の攻撃は読めないけどな・・。

 

「なら今回も武御雷で決定、早く準備してね」

 

はいはい、準備しますよぉ・・。

 

 

   柏木訓練中・・・・

 

 

「はい終了、今回も負けちゃったね」

「はぁ・・どんだけ強く設定してるんだよ・・」

「君のためさ、これは君の未来にきっと役に立つことだからね」

「まぁ戦闘面では役に立つだろうな」

「・・それだけじゃ無いんだけどね」

「何か言ったか?」

「いや、何も

 それで、今回の戦闘での敗因は?」

「長刀による反撃、

 それからの00式短刀による突きだな」

「そうだね、君が相手の右の長刀を弾いたまでは良かったんだけど

 それに安心した瞬間、左の長刀で切られ、短刀で一突き

 我ながらいい動きだよ、流石僕の作ったAIだ」

「性能良すぎだ、動き見えなかったぞ」

「乗り越える壁は高いほうがいいでしょ?」

「まぁ・・な」

「さて、今日の訓練も終わったし、学園に帰ろうか」

「そうだな、俺も頭がヘトヘトだ・・」

 

シュミレーターは体は疲れないけど、頭がなぁ・・。

 

 

そして俺は学園に帰った。

だが、すぐに自室に戻ることは無かった。

 

 






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