暇を作るのって大変ですね・・
やることいっぱいでグロッキーです
寮の廊下
さて、鈴とも別れて飯食って寝るか
ん?今の時間って・・・・。
「夕食の時間終わってるじゃん・・」
はぁ・・、買い置きしたカップ麺でも食うか・・、
そうと決まれば早く部屋に・・。
「あ、かっしー発見ー!」
かっしーって誰だよ、俺か?
そう思い振り向くと、だぼっとした服を着た女子生徒がいた。
「えーっと君は、布仏さんだったかな」
「のほほんでいいよー」
「じゃあ、のほほんさん、こんな時間にどうしたの?
ってかかっしーって何!?」
「かっしーはかっしーだよ
ちょっと食堂まで来てほしいんだー」
「食堂? まぁいいけど」
「それじゃあしゅっぱーつ」
何も知らないまま食堂までついて行くことにした。
食堂
「というわけでっ! 織斑くんクラス代表決定おめでとう!」
「「「おめでと~!」」」
挨拶の音頭に合わせてクラッカーが乱射される。
俺も上ではなく、一夏の顔面目掛けてクラッカーを発射。
「うおっ! あぶねーなおい!」
「すまん一夏手が滑った」
「絶対わざとだろ!?」
「一夏の幸せそうな顔見てるとなぁ・・つい」
「ついじゃねーよっ! どこが幸せそうな顔なんだよ!?」
まぁあの時の顔は、苦笑というか、なんと言うか、幸せそうではなかったなうん。
「まぁまぁ、めでたいことだし、素直に喜べよ」
「それが出来れば苦労しないぜ・・」
同情ぐらいはしてやるよ
「いやー、これでクラス対抗戦も盛り上がるねぇ」
「ほんとほんと」
「ラッキーだったよねー。同じクラスになれて」
「ほんとほんと」
あれぇ? 何で他クラスの人がいるんだ?
相槌してる子なんて、二組で見た気がするんだが・・、
ってか人数多すぎだろ! 一クラスの人数じゃねーぞおい。
「人気者だな、一夏」
「・・本当にそう思うか?」
「ふんっ」
あらあら、またも箒さんご機嫌斜めですかぁ・・、
フォローしてあげたいのは山々だが、
今の箒の現状は一番いいポジションだからなぁ・・。
平等に扱う身としてはフォロー出来ないんだな、スマン。
「はいはーい、新聞部でーす。話題の新入生、織斑一夏君と柏木英雄君に
特別インタビューをしにきました~!」
何だろう・・一夏の影にいるせいで特別扱いされたの久々・・、
まぁ楽でよかったんだけどね。
「あ、私は二年の黛薫子、よろしくね。
新聞部副部長やってまーす。はいこれ名刺」
名刺を受け取る。
苗字と名前がややこしいな・・。
「ではまず織斑君!クラス代表になった感想をどうぞ!」
「えーと・・
まぁなんというか、頑張ります」
お前はホントそういうの苦手だな、
俺も人のことは言えんが・・。
「えー、もっといいコメントちょうだいよ~
俺に触るとヤケドするぜ、とか!」
前時代的だなー。
「自分、不器用ですから」
お前もかいっ!
「うわっ前時代的!
じゃあまあ、適当に捏造しておくからいいとして」
よくねーよ!
「それじゃあ次に柏木君
聞いた話だと、セシリアちゃんとの試合、後一歩で負けたそうじゃない
そのことについて何かコメントちょうだい!」
あー、あの時か。
「まぁ、俺の判断ミスでしたね
戦いに熱くなりすぎて周りが見えてなかったのが敗因でしたし、
次はそんな無様な負け方はしないつもりです」
「うーん、硬いなぁ、次の試合ではボコボコにしてやんよ~
って感じに捏造しちゃおうか」
「うぇ!?」
勘弁してくれぇ・・。
「じゃあ、セシリアちゃんもコメントちょうだい」
「わたくし、こういったコメントはあまり好きではありませんが
仕方ないですわね、コホン。ではまず、どうしてわたくしがクラス代表を
辞退したかというと、それはつまり――」
「あー、長そうだからいいや。写真だけちょうだい」
「さ、最後まで聞きなさい!」
「いいよ、適当に捏造しておくから
よし、織斑君に惚れたってことにしよう」
あくまで俺じゃないんですね・・、
分かっていたことだがな。
「なっ、な、ななっ・・!?」
「何を馬鹿なことを」
おい一夏、お前はいいアシストだと思ってるだろうが、
それは逆効果だぜ・・。
「え、そうかなー?」
「そ、そうですわ! 何をもって馬鹿としているのかしら!?
だ、大体あなたは――」
「はいはい、とりあえず三人並んでね。写真取るから」
「えっ?」
「注目の専用機持ちだからねー。三人そろった写真もらうよ」
「そ、そうですか・・。そうですわね」
オルコットさん的にはツーショットが欲しかったんだろうな。
「あの、撮った写真は当然いただけますわよね?」
「そりゃもちろん」
「でしたら今すぐ着替えて――」
「時間がかかるからダメ。はい、さっさと並ぶ」
一夏を中心に右にオルコットさん、左に俺という配置になった。
「それじゃあ撮るよー、35×51÷24は?」
「え、えーと・・2?」
「ぶー、74.375でしたー」
わかるかっ!
そしてシャッターが切られたが、
後ろを見てみるとクラスの皆が入っていた。
「何で全員入ってるんだ?」
「あ、あなたたちねぇっ!」
「まーまーまー」
「セシリアだけ抜け駆けはないでしょー」
「クラスの思い出になっていいじゃん」
「ねー」
流石女子の連携、あのオルコットさんが何も言えずに苦い顔してるぜ。
そして織斑一夏クラス代表就任パーティーは10時過ぎまで続き、
俺は女子の戦闘力に翻弄されながらも楽しく過ごした。
何だろう・・一ヶ月過ぎようとしてる今、
やっとクラスと打ち解けた気がするぜ・・。
それにしても疲れた・・、ってか飯食ってなかったな、
もう遅いし今日はやめておくか。
朝も早いし、シャワーだけ浴びて寝るかな。
そして長い一日が終わった。
朝、教室
「ういーっす」
「あ、かっしーだ、おはよー」
「柏木くんおはよー」
ちらほらと挨拶が返ってくる、
前よりも皆フレンドリーになってきたな、
その点は一夏に感謝だ。
「おはよう英雄」
「ああ一夏か、おはよう」
「転校生が二組に来るらしいが知ってるか?」
「転校生?」
鈴のことだろうか、だけど今言わないほうが面白そうだな。
「さぁな、でもお前はその転校生に現を抜かすよりも、
クラス対抗戦に意識を向けないといけないんじゃないか?」
「それはさっきセシリアから言われたぜ・・」
「そうそう織斑くんには勝ってもらわないとー」
「織斑くん、がんばってね!」
「フリーパスのためにもね!」
「今のところ専用機を持っているクラス代表って一組と四組だけだから余裕だよ」
「おう」
まぁ真実は違うんだが。
「――その情報、古いよ」
教室の入り口から声が聞こえる。
「二組も専用機持ちがクラス代表になったの
そう簡単には優勝できないから」
腕を組み、片膝を立ててドアにもたれかかり、
ゴゴゴゴゴ・・と、オーラらしきものを感じたりはしない鈴がいた。
「鈴・・? お前、鈴か?」
「英雄はネタバレしなかったんだ、関心関心
そうよ。中国代表候補生、凰鈴音。今日は宣戦布告に来たってわけ」
無理してカッコつけないほうがいいぞ・・、正直キャラじゃないから。
「何格好付けてるんだ? すげぇ似合わないぞ」
「んなっ・・!? なんてこと言うのよ、アンタは!」
慣れないことやるとすぐボロが出ちゃうからなぁ、
口調、戻ってるぞ。
「おい」
「なによ!?」
聞き返した鈴の頭に出席簿による一撃が入った。
タイミングが悪かったなぁ・・、千冬さんが来る時だなんて。
「もうSHRの時間だ。教室にもどれ」
「ち、千冬さん・・」
「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ、そして入り口を塞ぐな。邪魔だ」
「す、すみません・・」
流石千冬さんやでぇ・・、ってか千冬さんとタメ張れるのって束さんぐらいだろ、
逆も然りだが。
「また後で来るからね! 逃げないでよ一夏!」
「さっさと戻れ」
「は、はいっ!」
鈴は二組へ向かって猛ダッシュ、
全く、忙しいヤツだ。
「っていうかアイツ、IS操縦者だったのか。初めて知ったぞ
そう言えば、鈴のこと英雄は知ってるような感じだったけど」
「実際知ってたし、まぁ昨日の夜はじめて知ったんだけどな」
「それぐらい言ってくれてもよかったのに」
「サプライズだよ、先に言ったらつまらないだろ?」
そうそう、世の中刺激は大せt――
・・・・何だろう、考えが社長寄りになってないか?
「・・一夏、今のは誰だ? 知り合いか?
えらく親しそうだったな?」
「一夏さん!? あの子とはどういう関係――」
一夏には質問の集中砲火
俺にもちらほら聞いてくるが、面倒だからあしらう。
それよりも、皆はあの御方の存在を忘れていないだろうか?
質問攻めしている生徒達に出席簿アタックが炸裂した。
「席に着け、馬鹿ども」
痛い頭を擦りながら席に着く、
そして長い一日が始まった。
最近戦闘書いてないですねぇ
まぁ次はたぶん・・。
誤字脱字がありましたら報告よろしくお願いします