深夜テンションで書いた結果がこれだよ!
朝
「ん・・ふぁ~・・」
昨日はちょっとはしゃいで飲みすぎちゃったかな。
途中で寝ちゃったし、柏木君に悪いことしちゃったかも。
あれ? でもそれじゃ、何で私の部屋で寝てるんだろ?
まぁいっか!
眠い目を擦っていると、何か聞こえる。
「すぅ・・すぅ・・んぁ、ふぁぁ・・ん? リタか・・おはよぉさん」
「え・・?
えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
パァンッ―――
「それで・・」
頬にできた綺麗な紅葉を擦りながらリタをジトッと睨む。
「えーと・・あの、その、柏木君が寝てたのも悪いん・・だよ?」
「お前が手を離さなかったからだろっ!」
PXからこの部屋までつれてきた事、
拘束して離そうとしなかったことを説明した。
「ご、ごめんなさい・・」
「まぁ、分かってくれたならいいけどさ・・」
「あと、ありがとね! ここまで運んできてくれて・・さ」
「い、いや、あんなとこで寝られたら困るしな
仕方なくやったんだよ、仕方なくなっ」
不意打ちのような感謝の言葉に素直に受け取れなかった。
おいおい・・傍から聞いたらただのツンデレじゃねぇか・・。
「あ、それ知ってるよ! えーっと・・ツン・・ツン・・ツンデレだ!」
「ツンデレじゃねぇよっ!」
何ニヤニヤしながら俺を見る・・、畜生、恥かいたぜ・・。
『ザザ・・ザザ・・』
部屋に付いているスピーカーからノイズ音が聞こえる。
放送でもあるんだろうか。
『黒ウサギ隊精鋭小隊に告ぐ、至急集合せよ』
「危なげな召集だな」
「まずは移動しないとね」
着替えは・・終わった後でいいか、緊急の用事みたいだしな。
二人で急いで会議室にむかった。
A2会議室
「上層部から任務が急遽入った」
「任務・・ですか?」
初めての任務だな・・少し緊張してきた。
「説明する。今回の内容は軍事施設のAIの基盤の破壊だ」
「基盤ですか」
荒事にならないといいが・・。
「任務内容の書かれた資料を配布する」
そう言って人数分の資料をクラリッサさんが配る。
そして内容を確認して俺は驚いた。
「こ、これは・・っ!」
その資料にはハッキリとこう書かれていた。
作戦内容
ドイツIS研究機関第C5軍事施設の破壊
この作戦は極秘任務とする。
自軍のAIを破壊するのか・・。
AIって言うとそう簡単に作れるようなものじゃないだろ、
それを破壊するのか。
「確認は終わったか?」
全員が無言で頷く。
「よし。書かれている通り、今回の任務は自軍の施設の破壊だ
だが深く追求することは許さない。私たちの部隊にそれは許されていない」
まぁそうだよなぁ・・いくら精鋭部隊だからって、そこまで権限ないもんな。
「一ついえることは、これは私たちの任務だ。私たちの義務だ。
任務内容に疑念を持つな、決して表の世界で評価されずとも誇りを持て
それが黒ウサギ隊だ。肝に銘じておけ」
「「「「「了解っ」」」」」
強く敬礼をする。
そうだ、深読みせず今は任務に集中しよう。
「今回の作戦は二手に分かれて行動することになる」
「3:3ってことですか?」
「そうだ、A分隊、B分隊と分かれる
A分隊は、柏木、リタ、そして私だ
B分隊は、フィリーネ、アリーセ、クラリッサだ」
「隊長」
「何だクラリッサ」
「戦力に偏りがあるのは何か理由があるんですか?」
「今説明する。モニターを見ろ」
そう言ってリモコンを操作すると、
モニターに何かの施設の見取り図のようなものが表示される。
「これが今回の破壊対象の施設だ
この施設の入り口はほぼ封鎖されている
そこで調べたところ地上地下と二つ入り口が分かった」
見取り図に赤いマークが二つ表示される。
あそこが入り口になるのか。
「A分隊は地下から、B分隊は地上から突入する
理由は二つある、地下施設には防衛プログラムが少なく手薄なこと
敵が少ない分連携を取りやすいからだ」」
俺とリタは新兵同然だしな、正直少しほっとした。
「地上の施設は比較的多くの防衛プログラムが生きている
中には対IS兵装も確認されている」
対IS兵装・・どんなものなんだ?
「施設の防衛プログラムについて説明する。資料のP2だ」
資料をめくり確認すると、何かの兵器の写真とその説明が書かれている。
「防衛プログラムの殆どが[ゲシュペンスト]、AI操作のロボットだ」
名前の欄を見て確認する。
見た目は黒い球体に腕が三つ生えた機械・・ん?
いや似てるけどさ・・何に似てるなんて言わないけどさ・・。
「名前の通り幽霊のような奴だ。
ISのセンサーに反応しない。目測で攻撃しろ」
見た目以上に厄介だな。コイツなんてあれじゃただの金稼ぎ要いn・・やめておこう。
「次に厄介なのは[ハインツェルメンヒェン]通称HMだ」
うむ・・見た目としては窪みのある球体だ。
大きさは20cmと小さい。
「こいつは熱源を確認すると、ミサイルの如く飛び、衝撃が加わると爆発する」
うわぁ・・予想以上に厄介だなオイ。
「フレアとか効かないんですか・・?」
ナイス質問フィリーネさん!
「出現位置を予測できれば可能だ」
「つまり、予測できないなら不可能」
「そう言うことだ」
こりゃ追加装甲必須だな。
「そして最後に一番インパクトがあるのが[スヴェル]」
「!?」
名前の欄の写真を見て驚いた
87式機械化歩兵装甲じゃねぇか!
「スヴェルはISに最も近い兵器として開発された
だが、欠陥品だ。人間では操作できない兵器だったからな」
「つまり?」
「単純な動きしかプログラミングされていない
それゆえに、動きも単調で避けやすい」
成る程、そんなに脅威にはならないわけだ。
「兵装は、右腕部に12.7mm重機関砲、右肩後部に7.62mm機関銃
左腕部に爆発反応装甲付き追加装甲、左肩部に多目的擲弾発射装置だ」
対ISでは無い様だな。それに動きも単調なら、そこまで脅威じゃない。
「図体だけの木偶の棒だ。だが、油断はするな」
「「「「「了解っ」」」」」
その後、詳細な作戦内容を聞き、ミーティングは終了した。
作戦開始時刻は2300時、施設到着時刻は2400時の夜間に始まる。
作戦内容は簡単に説明するとこうだ。
A分隊は、地下にある[マザーブレイン]と言う施設を管理しているAIの破壊。
B分隊は、地上で派手に暴れ敵の陽動、地下の防衛プログラムを手薄にする。
つまり、地上での陽動開始から時間差で地下に突入、マザーブレインを破壊という流れだ。
作戦としては単純だ。でも、そんなに簡単に行くのだろうか・・。
PX
さて、早いとこ朝食食って、鍛錬して、寝るか!
集合まで時間もあることだし。
プレートに乗っているハムサンドを頬張っていると、
正面の席にフィリーネさんがプレートを持って座った。
「で、柏木・・」
「何ですか?」
「昨晩はお楽しみでしたね・・」
「ブフゥゥッ」
飲んでいたお茶を噴いてしまった。
「げほっ、げほっ、どういう意味ですか!?」
「私に言わせるの・・? やっぱり柏木は変態だね・・」
「あんたが振った話題でしょっ!」
なんて爆弾落としてくれてるんですかこの人はっ!
「ふーん・・、その様子だと手は出してないようだね・・ヘタレ」
「ヘタレ言わないでくださいよっ! 会って二日目で手を出すとかありえないでしょっ!」
「一緒に寝たくせに・・?」
「なっ、何で知ってるんですかっ!?」
「へーえ・・ホントに寝たんだ・・」
ま、ま、まさか・・鎌を掛けられた・・?
初めから・・? 俺を嵌めるために・・。
「くぅ・・っ!」
くそ・・っ、今俺は凄く動揺している・・っ、こんな単純な話術に嵌るほどに・・っ!
何たる不覚・・っ、何たる失態・・・・っ!
このままだと奈落・・っ、墓穴の奈落・・っ!
落ちていく・・・・っ、底の見えぬ地獄に・・・・っ!
そこに待っているのは上官からの辱め・・っ、死ぬことも許されない辱め・・っ!
骨の髄まで遊び尽くされる・・っ、地獄の日々・・っ!
「ざわざわした顔になってるとこ悪いけど・・」
「何ですか・・」
何だろう、さっきまで鼻とか顎が尖ってた気がするわ・・気のせいか。
「リタのこと好きなの・・?」
「はぁ!?」
何第二の爆弾投下しちゃってるんだよ! 何が目的なんだっ!
「い、いや別に好きとか嫌いとか・・」
「じゃあ嫌いなの・・?」
「そう言う訳では・・」
「じゃあ好きなんだ・・」
「どうしてそんなに両極端なんですかっ!」
「選択肢は二つしかありません・・、どちらも選ばないなら・・
骨の髄までからかうネタが出来る・・かも?」
っく・・、卑怯だ・・、どうしてそんなことをさせるんだぁ・・。
えぇい、こうなったらやけだっ!
「あぁもうっ、どちらかしか選べないなら好きですよ! これでいいですかっ!」
「誰のこと好きなのかな・・?」
「リタですよリタっ! これでいいですよねっ」
「うん・・私大満足、後ろを見ることを推奨するよ・・」
「え?」
後ろを振り向くと、声を掛けようとしようとした形で固まっているリタがいた。
そして、目が合った瞬間、ボンッと煙でも出るんじゃないかと思うぐらい顔が赤くなっていた。
・・・・たぶん俺も同じ状態だ。さっきから恥ずかしすぎて顔が熱い。
「さーて・・老兵は去るかな・・」
そそくさと食べて逃げやがったよ・・。
「え、えーとだな、これはだな――」
「わ、私は! 柏木君のこと嫌いじゃないよ?」
「・・・・」
惚れてまうやろぉぉぉぉぉっ!
何でもじもじしながら俯いて言ってんだよっ! 可愛いじゃねぇかオイっ!
「な、なぁリタ、俺お前のこと――」
「柏木、早く食べないと鍛錬の時間が無くなるぞ」
アリーセさぁぁん・・、タイミングがいいのか悪いのか・・。
出来ればもっと早く来て欲しかったです・・。
ってか俺何言おうとしてたよ、飢え過ぎだろ俺・・っ。
「ッチ・・」
どこからか舌打ちが聞こえたような・・。
なんだかフィリーネさんに多目的誘導弾を撃ちたくなった。
・・・・やめよう、返り討ちにあう未来しか浮かばない。
「え・・えーと、自主訓練してきますね!」
凄い速さでPXから出て行く。
うっわぁ・・これから顔合わすの恥ずかしいんだけど・・。
「何かあったのか?」
「いえ・・なんでもないです・・」
「?」
はぁ・・鍛錬して誤魔化そう・・、このままだと任務にも支障が出そうだ。
その日はいつも以上に一心不乱に鍛錬をし、深い眠りに付いた。
あ、昼食食い忘れた。
昨深夜に書いていたらこんな内容に・・。
反省もしている後悔もしている。
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