ISの世界にマブラヴ好きが転生   作:ビーツー

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久々だなぁ





30話 訓練は突然に 前

 

VR訓練室

 

 

 

「何だ・・この部屋・・?」

 

まっさらで無機質な部屋。

その部屋に召集された黒ウサギ精鋭小隊。

 

「お前の上司からの招集だぞ」

「初耳なんですが隊長」

 

 

――説明しようッ!――

 

 

どこからか聞こえているか分からないが、諸悪の根源の声が聞こえた。

 

『そりゃ、全方位についてるスピーカーから聞こえているからね』

 

久々に俺の心読んだなおい。

 

『まぁそのことはいいや。

 気になっているだろうと思うから説明するよ。

 この部屋はVR訓練を行うための部屋だ』

 

「つまり、仮想世界での訓練を行うための部屋と言うことだな」

 

『ご名答、隊長さん。

 近々実践的な訓練をするって聞いたからね、その手助けになると思ってさ』

 

近々って・・昨日の今日だぞ、耳が早すぎなのでは・・。

 

『じゃあ、早速やってみようか!』

 

そう言うと、部屋の中央の床からロボットアニメよろしくな感じで、トーネード三機が上がってきた。

 

『三人は、いつもみたいにISを装備して、

 専用機持ちの三人はいつもみたいに展開してね』

 

皆がISを装備展開し、一列に並んだ。

 

『プラグを繋ぐから抵抗しないように、リラックスするように』

 

6人の機体に、プラグが接続される。

 

『じゃあ始めるよー、リンクスタートッ!』

 

オイッ!

 

 

 

《シュミレーター起動》

 

《VR訓練ヲ開始シマス》

 

 

 

久々の感覚、視界が一気にクリアになり、目の前には・・・・。

 

『・・・・』

『荒野・・?』

『遠くに海が見える・・島か?』

『だね・・』

 

これは・・また佐渡島だねうん。

 

『ねぇ、凄いでしょ? ね!』

 

俺は何度も見てるけどな!

 

『確かに凄い・・。違和感が無さ過ぎる・・』

『隊長、どういうことですか?』

『風や地面の感覚、全てが本物だと完全に脳が錯覚している』

 

確かに、あっちで何度か使っているけど凄い技術だ。

ほんとどうなってることやら

 

『さーて、凄いことが認識できたみたいだし

 訓練やってみる?』

『そうだな、本来の目的を忘れてはいけない』

『訓練内容にも色々あるけど

 実戦向けな設定の方がいいよね?』

『まぁ、そうだな

 その設定って何なんだ?』

『限りなく実戦に近づけるために

 ペイント弾ではなくて、実弾

 ISも破損するし、痛みだって感じるだろう』

『痛みによるショック死などの対応はされているのか?』

『その点は問題ないよ、ラウラ君。痛みの安全ラインを超えると

 自動的にISを停止、VRから切断するようにしてあるから』

『成る程、なら問題ないな』

 

わーお・・痛みの感じるVRですか・・

 

そう言えば、日本でやったときも痛みのフィードバックがあったな。

 

『じゃあ、好きなように始めちゃってー

 僕は、君達の駆動データの収集に専念するから』

 

 

 

『さて、気を取り直して訓練を開始する

 各自所定の位置に付き、開始を待て』

 

 

距離を置いて、チームが対になるように向き合う。

互いに相手の姿は見えない。

 

早速、チームで使うチャンネルに変え、自分の兵装を確認。

右マウントに長刀、左マウントに突撃砲、手に持つは長刀のみ。

 

 

『今回私達はBチームだ。

 呼び名は、私がB1、フィリーネがB2、柏木はB3。

 分かったな?』

 

『『了解』』

 

『では、作戦の確認だ

 私とB3で先陣を切る

 B2は隙を伺い支援射撃』

 

『『了解』』

 

『単純な作戦故に臨機応変な対応が必要とされる

 二人とも、期待しているぞ』

 

 

クラリッサさんの話が終わると、開始前のアナウンスが表示され

自分のチーム、相手のチームのマーカーがMAPに表示された。

 

 

《訓練開始マデ10秒前》

 

 

 

《6》

 

『よし、思いっきり暴れてやるさ』

 

 

《5》

 

『乱れ打つぜ・・』

 

 

《4》

 

『相手が誰であろうと容赦せん』

 

 

《3》

 

『どれほどの実力になったか、見せてもらおう』

 

 

《2》

 

『刀の錆びにしてやるさ・・』

 

 

《1》

 

『やれることを・・全力で!』

 

 

《0 訓練開始》

 

 

 

 

『うぉりゃぁぁぁぁっ!』

 

開始と同時に、長刀を構え、前へ突っ込み

 

 

『はぁぁぁぁっ』

 

俺に追いつく形で、クラリッサさんもアサルトライフル(G33風)を構え、突っ込む。

 

 

相手の行動を待たず、突っ込んだ理由としてはいくつかある。

一つは、隊長のAIC封じだ。

クラリッサさんから聞いた話では、AICは、多方面からの同時攻撃に対処できないらしい。

まずは二人が前へ行き、隊長が先陣を切って前に出た場合、左右へ展開し、同時攻撃。

AICが解除されたと同時に、フィリーネさんが追撃、陣形が崩れたタイミングで叩く。

それだけでも有効性ではあるが、もう一つ理由がある。

隊長が前衛で、攻めや守りに出ようが出まいが、こちらが突っ込み、先手を取れれば、

相手は守りに徹してしまう。

そんな状況で、攻めに転ずるのは難しいだろう。

 

だが、作戦通りに中々行かないのが実戦。

 

 

相手のマーカーに動きが見えた。

 

『B1、B2。こちらB3。二機のマーカーが動きましたっ。

 どちらも真っ直ぐこちらに向かっています!』

『B1。確認した。この速度から40秒後には接触だ。

 B2、射程に入り次第射撃、当たらずともいい、乱せ』

『B2了解・・。当ててしまっても構わんのだろう?』

「それ死亡フラグです・・」

『その辺にしておけ、もうすぐお出ましだ』

 

 

二機を目視で確認、あれは・・。

 

 

『トーネードだな・・』

『読みが外れましたね』

『ハズレた場合は?』

『『撃破あるのみっ!』』

『はぁ・・』

 

 

読みが外れた場合のことも話し合った。

結果として、作戦と呼べるほどのものではなかった。

 

もし隊長が来なかった場合は、来た相手を撃破。

必ず隊長を単騎にさせる、という算段だ。

 

 

『これも一応想定内・・、こちらB3。手筈通り俺は、アリーセさんの相手をします。』

『B1了解。B2、支援射撃準備』

『B2了解・・。射撃準備・・』

 

正直遮蔽物の無いこのフィールドでは、狙撃は難しい。

だから今回は長距離狙撃ではなく、あくまで支援射撃

中遠距離からの支援だ。

 

『両マウント長刀、そして長刀を片手に・・

 アリーセさんとお見受けした!』

 

こういう訓練久々で、ちょっとテンションがおかしいぞ!

何俺オープンチャンネルで叫んじゃってるの!

 

『ふっ・・、白兵戦で挑もうと言うのか

 甘いぞ柏木! お前一人で私を倒せるか!』

 

あ、相手も同じテンションだきっと

 

『やってみなければわからん!

 柏木英雄っ、推して参る!』

『ならば証明しろっ、お前の強さをっ!』

 

『うおぉぉぉっ!』

『はぁぁぁぁっ!』

 

空へ舞い、長刀がぶつかり合い、戦いが始まった。

 

 

一方その頃・・

 

 

〈オシテマイルッ!

〈ナラバショウメイシロッ!

 

『へぇ・・ふぅん・・私じゃないんだ・・』

『(何だ、あの黒いオーラは・・)』

『ふふ・・でもいいの、まずは目の前の敵を倒せば、ふふふ・・』

 

こちらも静かに戦闘が始まった。

 

 

 

そのまたその頃・・

 

 

 

通信を聞いていた隊長とフィリーネ

 

『(何なんだ・・あいつらは・・)』

『(正直関りたくない・・・・)』

 

以外に冷静。

 

 

その原因を作った張本人は・・・・

 

『うーん、こっそり開発中の興奮剤(試作)の効果脳波を何人かにリンクさせたけど、

 効きすぎな気も。性格のせいかな、いやもしかしたら・・』

 

罪悪感ゼロで皆をモルモットにしていた。

 

 

 

 

 

『だぁぁりゃぁぁっ!』

 

『はぁぁぁぁっ!』

 

 

金属の打ち合う音と、

 

 

『甘いぞっ』

 

『墜ちてください!』

 

銃弾飛び交う硝煙の香り、

 

 

そして、

 

 

『近すぎ・・・・』

 

『味方に当たるな・・』

 

 

げんなりしている支援組みだった。

 

 





長々と見てくださった方々、お久しぶりです。そして・・すみませんでしたぁ!

久々の投稿させていただきました。
今回の話は、少し長くなりそうだったので、
前中後、もしくは、前後と分けさせてもらいました。

次の投稿は流石に、これまで以上に日を空けるつもりはありませんので宜しくお願いします



誤字脱字感想がございましたら、よろしくお願いします。
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