正月時は更新難しいかもです
「ついにこの時か来た・・」
今日は何でか一夏とオルコットさんだけでやるはずだった、
クラス代表決定戦が行われる日だ。
この日のために、俺は富嶽重工で兵装の確認と言う名の訓練、
一夏は・・・・あの日以来ずっと箒と剣道をしていたようだ。
千冬さんとの秘密の特訓を見たのは内緒だぞ☆
そして今、俺はと言うと・・、
「待機室で一人あいつらの戦いが終わるのを待っているわけだ」
『暇なのは分かるけど僕に電話しなくてもいいのに』
「だって暇なんだぞ、話し相手もいないんだぞ」
それにあの時は話したがってたじゃないか。
『だからって、僕も暇じゃないんだ、用がないなら切るよ』
「あー分かった、用ある、用あるから」
『はぁ、それで、今思いついた用って何だい?』
「瑞鶴の兵装だよっ、確認して企業で試したけど、なんか多くない?」
『それが瑞鶴の売りさ、戦況に合わせて武器を変え、
戦いを有利にして行くんだ』
「でも俺の専用機は四つまでしか装備できないけど・・」
『・・・・それは君の腕の見せ所だ』
「なんだよそれ! 技量無い人間への当て付けか!?」
『僕は君ならやっていけると思っているからね』
「心にも無いことを・・」
『神様の言葉だよ? 信じてもいい気がするけど』
「お前以外の神様なら信じるわ」
そんな他愛無い会話をしながら待っていると、
試合が終了の合図と、第三アリーナのAピットまで来るよう放送が入った。
「さて、俺も呼ばれたわけだし切るぞ」
『自分勝手だなぁ、まぁがんばってね』
「ああ、出来ることはする」
そう言って電話を切った。
第三アリーナ・Aピット
ピットの中に入ると、
そこにはさっきまで戦っていたであろう一夏と、何でいるんだ状態の箒がいた。
「よう一夏、どうだった?」
「放送聞いてただろ? 負けたよ」
まぁ、知ってたけどね
さて、次は俺か、なんか緊張してきた・・。
『柏木、お前のISは少々面倒な手順がある、早いとこ展開しろ』
千冬さん・・面倒なんて言わんといてください、自覚してるけど。
「来い、瑞鶴」
そう言って瑞鶴を展開する。
『わぁ~、これが柏木君のISなんですね、
雄雄しいデザインでかっこいいです!』
「ありがとうございます!」
流石山田先生わかってるぅ!
さて、支持された通りの場所に行くと、兵装の掛かったクレーンと、
何人かの整備班らしき人たちがいる、
その一人が俺の近くに来た。
「柏木君だったかな、早速武器を選んでね」
「分かりました」
視覚情報に表示されたブルー・ティアーズの情報を確認する。
うーん、オルコットさんは遠距離戦を得意とした砲撃支援タイプか、
なら、懐に入って切る戦法が有効かな、近づければだけど・・。
「なら、右に74式近接戦闘長刀を左に87式突撃砲をマウントにお願いします」
「了解! すぐに取り付けるからクレーンまで来て、後ろ向いてね」
言われるがままそうして、兵装が取り付けられた。
「後は、突撃砲二丁でいいか」
クレーンに掛かった突撃砲を持ち、ハッチに行った。
「初めての実戦か・・」
少し手が震えてる気がする、緊張からか? 実戦の恐怖からか?
自分でも分からない、
でも、BETAよりはましだ。
「英雄」
誰かの声をハイパーセンサーが拾い、振り向く。
そこには、一夏と箒が立っていた。
「俺の敵討ち、頼んだぞ!」
「中学の頃を思い出せ、お前は強い」
はぁ、全く・・良い友人を持ったもんだ・・。
「ああ、行ってくる」
ハッチに立ち、簡易カタパルトに足が固定される。
『柏木、問題無いか?』
千冬さんから無線が入り、視覚情報を確認する。
武装不備無し
推進剤100%
シールドエネルギー問題無し
「システムオールグリーン、いつでも行けます」
『カタパルトのタイミングはお前見任せる、行ってこい』
そうだ、あれやってみたかったんだよな、
ロボット好きなら誰でもやるあれを
「柏木英雄、瑞鶴Type-82C、行きます!」
その言葉と共に、カタパルトを起動、
俺は空に飛び立った。
第三アリーナ
アリーナに飛び立つと、そこには先に待機していたであろうオルコットさんがいた。
「悪い、少し遅れたかな」
「いいえ、私もシールドエネルギーの補充がありましたから、お互い様ですわ」
一夏の影響すげぇ・・
昨日まで高飛車だったオルコットさんが、棘が抜けた感じだ。
「それにしても、武器を展開したまま来るなんて、よっぽど戦いたかったようですわね」
「これは・・まぁそれでいいや」
「がっつく男性は嫌われてしまいますわよ」
「俺ががっつくのは戦闘だけだぜ」
そう言って前方のブルー・ティアーズにロックする。
「なら、私も最初から全力で行きますわ!」
セシリアはスターライトmkⅢを構える、
視覚情報には警告と表示され、試合開始のブザーが鳴り響いた。
スターライトはレーザーと比べると遅い、
避けるのは容易のはずだ。
こんな時は先制攻撃に限る!
「うおぉぉぉっ!」
二丁の突撃砲で牽制攻撃を仕掛け近づく。
その攻撃を軽やかに避けていくオルコットさん、流石代表候補生だ。
俺の射撃の合間にビームを撃ってくる、
それをぎりぎりで避けるが、俺の動きに余裕は無い。
実戦の空気はやっぱ違うな、緊張で体ががちがちだ。
「っく」
右肩に被弾し、シールドエネルギーが、ぐっと減ってしまった。
一発で何でこんなに減るんだ!?
これだと正直避けるコツが見つからないのが辛い。
でも、隙は必ずあるはずだ。
攻撃を避けながら、相手を観察する。
・・一発撃った後、少し時間があるな、そこを突けば・・。
スターライトでビームを撃つ、それを跳躍ブーストでジグザグに動き避ける。
そしてブーストを使い、近づきながら、突撃砲三丁の集中攻撃をかける。
攻撃に怯んだオルコットさんに大きな隙が出来た。
両手とマウントの突撃砲を捨て、長刀を握る。
「はぁぁぁっ!」
武装を捨てて幾分速度が上がった。
勢いに任せ、両手で握った長刀で切ろうとしたが、
上のほうに青い物体が飛んでいるのをハイパーセンサーが捉える、
予想がついた俺は、ユニットを逆噴射することで止まった。
その瞬間、目の前に青い閃光が通った。
気づかなかったら直撃だぞ・・。
『気づいたようですわね、このブルー・ティアーズに、
さあ、踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットと
ブルー・ティアーズの奏でる円舞曲で!』
その言葉と共に3機のBTが展開され、
計4機のBTが様々な角度から襲い掛かる。
「踊るのはいいが、俺についてこれるか?」
シュミレーターの重光線級の方が怖かった、
戦いの雰囲気にも慣れてきた、今なら・・。
BTの攻撃を読み、前方にいる一機を長刀で破壊。
その近くにいたBTを掴み、もう一機に投げ破壊する。
『っく、中々やるようですわね』
BTでの攻撃を中断し、距離を置いてまた、スターライトを構えようとしていた。
「逃がすかっ」
前にユニットを使いながら飛び、近づく、
撃つ前に止めを刺そうと切りかかろうとした瞬間、
「ぐあっ!」
背後から衝撃、
その攻撃にシールドエネルギーが大きく削れる、
一撃持つかどうかの数値だ。
背後を確認すると、いつの間にか回り込んでいたBTがいた。
「まさか、構えたのはフェイントか・・」
すぐにBTを切り破壊したが、また相手とは離れてしまった。
「っ、正直ヤバイな・・」
『降参でもなさいますか?』
「冗談じゃない」
この状況でも諦めるもんか・・、
「俺はこんな戦い方しか出来ないんだっ」
91式噴射跳躍システムを起動させる、ロケットブースターが点火し、
自分にも衝撃が来るほどの加速が襲う。
「ぐっ!」
相手の射撃を最小限で避け、近づく。
「これで最後だぁっ!」
スピードに任せて切りかかる、
『二人して・・、油断は禁物ですわ、ブルー・ティアーズは六機あってよ!」
正面にミサイルが迫る、
そのミサイルを長刀を投げ破壊する
爆風を無視して、腕に仕込まれた00式近接戦闘用短刀を出し、前方に突く――
『試合終了。勝者―――セシリア・オルコット』
「『え?』」
初の00式近接戦闘用短刀
あれかっこいいですよねぇ~
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