とある特殊小隊の日常前線(デイリーフロントライン)   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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第10話となります。
今回は休暇の話となってまーす
では、ごゆっくり見ていってください。


第10話

次の日、休暇となったので、前に言ったように写真を撮ってそれを入れるロケットを買いに行くことになった。

 

「ここにセットして…と、撮るぞー」

 

「はーい、ジンさん早く!」

 

そう急かされるまま、みんなのところへ行き、タイマーをセットしておいたカメラに向かってポーズをとる。

しばらくして、カシャと言う音と共にシャッターが切られた。

撮られた写真を確認し、しっかりと撮れている事をみんなで確認してから、ヘリに乗ってグリフィン本部へと飛び、その近くのショッピングモールの中にある、前に買ったアクセサリショップでまた同じようなのを注文し、完成したのを受け取った。

帰ってから写真と共に渡すことにして、そのあとは外食をしてからグリフィン本部の自分達の待機場所へと戻ることにした。

 

ついでに指揮官の所へと顔を出し、ヘリをもう少し大きめにしてもらうことになり、指揮官の懐の大きさを実感する。

なんでも、別の特殊部隊に所属している元鉄血の人形がとある大型ヘリを改造してステルスにしたものをコピーして作る許可をその人形に取りに行き、既に許可を貰っているそうだ。

既存のものを改造する感じらしいので、1週間ほどでイチとニコに習熟訓練させることも可能だそうだ。

改造期間が短すぎてもはや効率よくステルス改造ってレベルじゃねぇぞと思ってしまう。

ちなみに本家の方の改造期間は数日だったそうだ。

…バケモノかよ。

そんな事を思いながら待機場所へと戻ると、

 

「どうしたのジンさん?何か考え事?」

 

とM500に心配されてしまった。

そんなに険しい顔にでもなっていたのだろうか。

 

「いや、なんでもないよ、少し驚愕してただけだ」

 

「きょ、驚愕…?なんで?」

 

「いや、もう少し大きいヘリが支給されることになったんだけどな?ステルス改造するのに1週間程度らしいんだ」

 

「…それは驚愕するよね」

 

「…だろ?」

 

そんな会話をしていると、ヘリパイロットの人形の血が騒いだのか、イチとニコが目をキラキラさせながら視線で「もっと詳しく」と言ってきた…ような気がした。

 

「…イチ、ニコ、もっと詳しく聞きたいって?」

 

「うん!支給されるってことはあたい達が操縦する事になるからね!」

 

「兄さん、指揮官はもっと機体の事言ってたりしなかったかい?」

 

「そうだなぁ…なんか驚かせたいみたいで言いたそうにはしてたけど詳しくは教えてくれなかったな、でも少なくとも大型機だそうだ」

 

「今のステルスホークで中型?になるから…気を引き締めて習熟訓練しなきゃね、ニコ」

 

「そうだね、姉さん」

 

「…そう言えばなんだが、2人は操縦プログラムをインストールするだけでいいんじゃないのか?」

 

そう意気込んでる2人にそう尋ねてみると、2人して目を合わせてから、

 

「あたい達のAIはそういうインストールして学習できないタイプで、自分たちで学習しないといけないんだ」

 

「つまり、昔からの学習型AIって事だよ、信頼性としてはこっちの方が高いからね…その分、手間がかかるんだけど」

 

と教えてくれた。

 

「へぇ…自律人形にも色々あるんだなぁ」

 

と感心していると、

 

「ジンさーん暑いから服脱いでいいー?」

 

とC96が声をかけてきた。

 

「ダメ。」

 

「ええー?そんなぁ…」

 

「お兄ちゃん、別にいいんじゃないの?パイロットスーツ脱ぐだけでしょ?下に多少着てるんじゃ…」

 

「いや…まあそうなんだけどさ?C96のパイロットスーツの下は…」

 

「いいよね!脱いじゃえ!」

 

説明しようとすると、C96はそのまま上着を脱ぎ、その下…

隠す気が全くない、生まれたままの姿へと変わった。

 

「…完成に裸なんだよ、C96のパイロットスーツの下は」

 

「止めた理由がよくわかったよ…うん、ニコ、C96さんが脱ごうとした時は…」

 

「そうだね、止めようか…」

 

「3人とも酷いです!ただ暑がりなだけですー!」

 

「でもシャツくらいは着とけよ!知らない人が来たらどうするんだ!」

 

「ヤダヤダヤダ!暑いじゃないですか!みんなだって下は下着のはずです!」

 

そう言い、みんなの同意を求めようと、他のみんなにも話を振るが、

 

「いや…私はちゃんと上はシャツ着てるかな、暑くて脱ぎたい時普通に下着見られちゃうし」

 

「あたしもそうかなー、確かに、暑いけど見られるのは恥ずかしいからねー」

 

そうM500とスコーピオンが言い、むしろその2人の方に票が集まるという結果になり、C96が駄々をこね始めた。

そんな雰囲気の中、突然ドアがノックされ、指揮官が入ってきた。

 

「…すまん、お取り込み中か」

 

「違います、C96の露出発作です」

 

「なんやその男からしたら最高な発作は」

 

「…俺は最高とか思ってないですからね?」

 

「ウッソだろお前」

 

「残念ながら嘘ではないです」

 

「あっ…ふーん…なるほど…」

 

「おい、何を察したクソ指揮官」

 

「え?乱交してるんやろ?」

 

「んなわけあるかドアホォ!…で、要件は?」

 

そうマシンガンのような会話から、無理矢理に話題を変えると、指揮官ははっと思い出したような表情をしてから、

 

「お前らの新しいヘリの種類言ってなかったから言いに来た」

 

と言ってきた。

隠すんじゃなかったのか。

…あ、もしかして名前忘れてて言えなかったとかそういうのとかか。

 

「新しいヘリの種類教えてくれるの!?」

 

「姉さん、食いつきすぎ」

 

そうヘリパイロットの2人もニコは特に興奮してないように見えるが、目を輝かせて機種名称を待っていた。

 

「ヘリ…ってゆーてもヘリでええんかあやふやなとこあるけどもやな…機種はオスプレイ、それをステルスにしたステルスオスプレイや」

 

オスプレイ…ということはティルトローター機、すなわち固定翼機とヘリのいいとこを取った垂直離着陸機という事だ。

ヘリと扱いが変わるはずなので訓練も時間がかかるだろう。

なんて思ってたら、

 

「なーんだ、オスプレイかぁ、それなら操縦できるよね?ニコ?」

 

「って言っても基礎しか学んでないから飛ばすことしか無理だと思うよ、姉さん」

 

…まさかの飛ばしたことがあるらしい。

なんて優秀なんだうちの子は。

 

「あと銃架には少し手を加えてGAU-16かM2を積めるようにしておく、火力制圧面はあまり変わらないとおもうから心配すんなや」

 

火力が充分なのはいいのだが、どこにどう改造してつける気なのだろう。

あ、気にしたら負けか。

そんな事を考えていると、「ほなまた」と言って指揮官は司令室へと戻って行った。

 

その後はもう今の渡せるうちに渡しておこうとロケットペンダントを3人にわたし、それに入れる写真をみんなに配った。

 

しばらくしてから、荷物を持ってヘリで帰ろうとした時だった。

急に部屋の扉がノックされ、扉が開くと1人の少女が入ってきたのだ。

 

「あのー、ここって『第25速射小隊』の待機室であってる?」

 

「いや、ここはシグマフォースの待機室だ、にしても聞いたことない小隊だが新設かい?」

 

「うん、昨日できたばかりの小隊なんだ、面制圧をメインとした後方支援小隊なんだけど…ところでシグマフォースって聞いたことないんだけど…」

 

それもそうか、そう思いつつ、何か言い訳でもないかと考える。

すると416が、

 

「『第62特殊小隊』、なら聞いたことあるかしら?」

 

と言ってくれた。

シグマフォースと言いまくっていてよく忘れるが、『第62特殊小隊』というのは、シグマフォースの正式名称であり、公にならないように隠す秘匿名称でもあるのだ。

…まあ名前に特殊小隊とついてる時点で秘匿できてるのかはわからないが。

それに最近出撃機会も前より増えたのでシグマフォースの方が伝わるようにもなってきている。

大丈夫かこれ、隠せてるのか。

 

「ああ、それなら聞いた事あるよ!最近大活躍だって!」

 

「ほう、どんな感じで噂が流れてるんだ?」

 

「"敵の主犯格の男を無傷で捕らえた腕利き集団"だってみんな言ってるよ、それまで何も音沙汰なかったのになって」

 

なんとなく言われて照れてしまうが、最後の言葉だけ余計だと思ってしまう。

まあこの子が言ってる訳では無いとだけはわかるのだが。

 

「へぇ…ところで君は誰なんだい?」

 

「あっ、自己紹介遅れたね、あたしはコルトSAA(シングル・アクション・アーミー)!よろしくね!」

 

そう少女は自己紹介してきた。

コルトSAA…というとジョージ・パットン将軍が第二次大戦で私物として特注品をホルスターに持っていたと有名な西部開拓時代によく使われたリボルバーだ。

早撃ちによく使われたりもする…らしい。

 

「よろしく、俺は叢雲 仁だ、一応隊長をやってる…ところで早撃ちは得意かい?」

 

「得意だよ!見せたげようか?」

 

「そうだな…見せて欲しいが、みんなの元に行かなくていいのかい?」

 

「あっ!本当だ!場所教えて貰えたりしないかな…?」

 

そうSAAはおねだりするように両手を顔の前で合わせてこちらを見てきた。

少し帰るのが遅くなるがまあいいだろうと思い、端末で基地内の場所を検索してから、道を教えながら連れていくことにした。

 

「いいよ、一緒に行こうか」

 

そう言い、端末を片手に部屋を出て、SAAの所属するらしい『第25速射小隊』の待機室まで向かう。

そのついでにヘリポートへの道も教え、部屋に着くと仲間であるらしいM1919と名乗った少女に心配されていた。

そのままM1919にSAAを預け、また会おうと言って俺達のヘリポートへと向かい、俺もヘリに乗り、基地へと戻った。




いかがでしたでしょうか?
今回のを書くために調べるまでSAAがビリー・ザ・キッドの銃だと勘違いしていたノアです。
コルトSAAじゃなくてコルト・ライトニングなんですね…
ダブルアクションであの連射してたってやっぱり妖怪かなにかなのでは…?
まあ実際のところは確かわからないんですけどね(うろ覚え)

そして書きだめも既に尽きてますので、次話から投稿頻度が下がりそうです…
頑張って早めに仕上げますのでごゆっくりお待ちください。

2019/12/18 追記:パイロットスーツの下って普通は多分下着ですよね…そう考えると当たり前のこと書いてたんでC96のパイロットスーツの下は着てない事にしました…

新規キャラ実装アンケート

  • HK417
  • M4 SOPMOD block 1
  • ジャッジ
  • 誰でも良い(全員参加)

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