とある特殊小隊の日常前線(デイリーフロントライン)(旧)   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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どうも、ノアです。
ミリタリーケイデンスいいですよねミリタリーケイデンス。

では今回もごゆっくり、見ていってください。


第14話

訓練が終わり、俺たちは運動後のクールダウンをするためにミリタリーケイデンスを各自適当なリズムに合わせて走ることになった。

 

「じゃあ最初私から行きますよー!」

 

そうM14がいい、俺達はランニングを開始した。

 

「I do not need other girls anymore!(訳:ほかの女の子はもういらない!」

 

 

そう某映画でも使われた海兵隊のケイデンスのリズムに合わせ、そうM14が歌い、それに続きみんなで歌う。

歌詞がおかしいのはツッこんでは行けないだろう、うん。

 

「I just want my M14!(訳:俺の彼女はM14!」

 

「I just want m…ちょっと待てぇ!」

 

「えー?なんですか?」

 

「…それの訳言ってみ?」

 

「"俺の彼女はM14!"ですね、それがどうかしました?」

 

「…その前の歌詞と合わさりお前のことにしか聞こえないんだけど」

 

「くそう、バレちゃいましたか!」

 

「バレるわアホゥ!」

 

そんな会話を歩きながらしていると、今度はスコーピオンがやると言い始めた。

まあスコーピオンなら大丈夫だろうと思い、再度リズムを取りながら走り、スコーピオンが歌うタイミングになった。

 

「I do not need ordinary SMG anymore!(訳:もう普通のSMGはいらない!」

 

そうスコーピオンが歌い、嫌な予感をしつつも続いて歌う。

そして次の言葉を待っていると、

 

「My girlfriend is a scorpion!(訳:私の彼女はスコーピオン!」

 

と歌った。

 

「ちょっと待とうか、スコーピオン」

 

「えー?どうしたのジンさん?」

 

「君の名は?」

 

「スコーピオンだよー?」

 

「言い方変えただけで自分の事言わすように歌ってないか?」

 

「ちぇー…バレたかー…」

 

「バレるわい、それぞれに固有名あるならまだしもさぁ…」

 

そう言うと、スコーピオンはにししと笑いながら、

 

「なら、あたし達に名前つけてくれてもいいんだよー?」

 

と言ってきた。

 

「…まだ早いよ、もう少し待ってくれ」

 

「ちぇー…けちー」

 

そうスコーピオンは頬を膨らまし、ふてくされていた。

なんか悪い気分になるがそもそも歌詞が歌詞なのだから仕方ないと自分に言い聞かす。

そんなことを考えながら歩いていると、今度はM500が歌うらしいので、もう諦めてそのまま歌ってもらうことにした。

また歌うまでのリズムを取りながら走り、M500が歌う番になった。

 

「Shotgun shotgun shotgun ♪(訳:ショットガン、ショットガン、ショットガン♪」

 

お、今度は大丈夫そうだと思いながらそれに続いて歌い、次の歌詞を待つ。

すると、

 

「Everybody loves shotgun ♪(訳:みんなも大好きショットガン♪」

 

と歌ったので一安心しつつ、またそれに続いて歌い、さらに歌詞を待つと、次は、

 

「Gin's girlfriend M500(訳:ジンさんの彼女、M500」

 

と、個人を指名した隠す気すらない歌詞が出てきて、思わず吹き出してしまう。

 

「ちょっと待て、3つ目でならそういうことを言っていいって訳じゃない」

 

「えー?そんなぁ…じゃあジンさんは私とそういう関係は嫌なんですか?」

 

「いや、そういう事じゃ…」

 

「じゃあいいですよね!ね!」

 

そうキラキラした目で見られ、思わず固まってしまう。

これは…アレか、告白ってやつになるのか?

そう考えてしまい、テンパっていると、416が見てられないといった風の態度をとりながら、

 

「こらM500、ジンさん困ってるでしょ」

 

と、助け舟を出してくれた。

 

「ぶー…じゃあ416はジンさんが今誰好きか気にならないの?」

 

「うっ…それは…気になるけど…」

 

…あっ、これは逃げ道ないやつだ、そう本能で悟り、半ば諦めの境地に達していると、唐突にサイレンが鳴り響き、それを追うようにヘリのローターが回る音がかき消す。

いつもならタイミングが悪いと思う出撃のサイレンだが、今回ばかりは助かった、そう思いながら、みんなと顔を見合わせて頷きあい、急いで訓練区域に設けられた準備スペースへと走り、5.56mm弾や12ゲージショットシェル、グレネードなどを棚から取り、雑に仮のケースへと突っ込む。

そしてヘリへと走り、乗り込んでからマガジンや銃へと装填する。

デストロイヤーにはドアガンナーを頼むことになった。

 

…あの時から初めての実戦だ。

緊張していないと言えば嘘になる。

だが、今度こそは守ると決めたのだ。

 

「…むしろ、守られてたのは俺の方なのかもしれないな」

 

そうポツリと呟き、ヘリの中で急いで準備をする、みんなの姿を見る。

 

「ん?ジンさん、何か言った?」

 

「なんでもないよ、さ、そろそろ降下地点だ、張り切っていくぞ!」

 

「「「「「「「了解!」」」」」」」

 

そうみんなから返事が帰ってきたのを確認し、デストロイヤーに指示してドアガンをぶっぱなしてもらう。

デストロイヤーにとって初めての実戦だが、落ち着いて撃てているようで何よりだ。

 

「デストロイヤー、大丈夫そうか?」

 

「うん、大丈夫!なかなか当たらないけれど…」

 

「大丈夫だ、当てれなくても追い払ってくれたらいいさ」

 

「わかった!」

 

そう言葉を聞いてから、俺たちも降下準備を始める。

しばらくして、ドアガンを1ベルト分撃ち切ったところで、空いているところに降下を始めた。

 

降りてすぐにクリアリングをして遮蔽物へ張り付き、こっちに突撃してきているテロリストに向かってグレネードやライフルグレネードを使い、迎撃する。

その撃ち漏らしを少ない弾数で仕留め、早くも撤退を開始しているテロリストへと進撃を開始した。

 

途中で狙撃班と別れ、背を向けて逃げるテロリストを的確に潰していく。

前までの俺なら、ここで攻めあぐねて逃げ切られそうに既になっていただろう。

だが、今は違う。

みんなで、お互いを支え合いながら、この危険な戦場を戦い抜いているのだ。

前までとは違う、さらなる絆で。

 

「よし、このまま攻めきるぞ!」

 

そう無線で伝え、みんなの了解という言葉が帰って来てから、俺たちは最後の仕上げに取り掛かった。

 

しばらくすると、ヘリにいるデストロイヤーから無線で、

 

『もう1ベルト使い切っちゃった!どうやって装填するの!?』

 

と、聞いてきた。

 

「もう後は上空から偵察してくれるだけでいいよ、射撃お疲れ様」

 

『わかった!気をつけてね!』

 

「了解」

 

そうやり取りを終えると、気を取り直して逃げようとするテロリスト達へと射撃を再開した。

しばらく射撃していると、ゲパードの撃った徹甲弾が火種となったのか、はたまた切れたコードからの火花が火種となったのか、テロリストが沢山乗っていたテクニカルが大爆発を起こした。

その近くにあったテクニカルも燃料タンクに穴が空いていたのか、連鎖的に爆発を起こし、それに弾薬も誘爆し、爆発で敵を殲滅し終わるという結果になった。

 

「爆発したのはいいけど…腕とか散らばるの何とかなんねぇかなぁ」

 

そう爆発した近くへと行き、全員の死亡を確認する。

その後に本部へと連絡し、いつも通り後始末を頼み、俺たちはヘリへと乗り込んで帰投して行った。




英語は翻訳アプリ使いました。
英語苦手なんです…(´・ω・`)

…あとフルメタル・ジャケットも見たいですけど見たことないです()
ではまた次回、お会いしましょう。
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