とある特殊小隊の日常前線(デイリーフロントライン)(旧) 作:ノア(マウントベアーの熊の方)
今回は気がついたらソラメインの話になってました。
そしてそろそろネタが尽きそうです…()
『こういう展開とかして欲しい』とかがあればコメントください、できるだけその展開をできるように頑張ります…
では今回もごゆっくり、見ていってください。
あの後は、特に何事もなく基地へと帰り、ガンナーズのみんなとシグマチームとガンナーズチームに別れてゲーム大会をしたりして楽しみ、気がつけば寝る時間になっていた。
ガンナーズのみんなにも温泉へと案内して入ってもらったが、ガンナーズのみんなも温泉を気に入ってくれたようで何よりだ。
俺?もちろん1人で入ったよ、まだガンナーズのみんなもすごく親しいという訳でもないし、何より俺の気持ちの準備ができない。
入浴のあとはガンナーズのみんなに自分の個室を選んでもらい、その部屋に布団を持っていき、また明日と言って、各々自分の部屋で寝ることにした。
ガンナーズのみんなは自分の個室ということでテンションが上がっていたので、なんだか微笑ましい気持ちになった。
恐らく数人一緒の部屋なのだろう。
中でもVectorという子が普段は感情を表に出さないのに出していたとあって、ガンナーズのみんなは普段と違う姿が見れて喜んでいたようだ。
「さて…俺も寝るか」
そう今日一日のことを思い出しながら、布団に入り、寝ようとした時だった。
「ジンさん、もう寝ました?」
そう唐突に声が聞こえ、慌てて飛び起きる。
声の主は、シグマフォースでもマシン・ガンナーズのみんなでもなく、今日1日ずっとソラの部屋にいた、コックだった。
「いや、まだ起きてる、今から寝ようとしてたけどな」
「そっか、ごめんね」
「…どうした?どこかいつもと雰囲気が違うが」
そうコックの方を見ながら、そう聞いてみる。
いつもとは違って、どこか口調が柔らかくなっているのだ。
「そう…かな?多分、ずっとソラと話してたから敬語が少し抜けちゃってるだけだと思いますけど」
「なるほどな、で、どうした?」
「ソラがね、ジンさんと話したいって」
そう言われ、少し戸惑ってしまう。
今朝、ソラの気持ちも考えない発言をしてしまったのに、会ってもいいのだろうか。
そう思い、今朝の罪悪感からか胸が痛くなる。
そう思っていると、コックが、
「ジンさん、ソラはもう今朝のこと怒ってないよ、だから、話をしに行ってあげて」
と言ってきた。
「…わかった」
そう返事をし、寝巻きのまま、ソラの部屋へと向かう。
もうみんなは寝ているらしく、廊下は必要最低限の明かりしかなかったので、誰にも合わないだろうとコックは幽霊らしく浮遊して俺のあとを着いてきた。
ソラの部屋の前につき、入りづらい気はあるが、意を決して軽くノックし、返事を待つ。
すると、「どうぞ」と、短く返事があったので、ドアを開けて部屋へと入った。
中へ入ると、ベットの上に座り、こちらを見ている、ソラの姿があった。
「こんばんは、ジンさん、そこにでも座ってよ」
そう言われ、言われるがままにベットの横にあった椅子へと座る。
コックは俺の後ろで出入口を塞ぐように立って俺たちの姿をどこか嬉しそうに見てきていた。
椅子に座ってから、お互いに何を喋り出すでもなく、辺りは沈黙に包まれた。
「…今朝は、悪かった、ソラのことも考えない発言をしてしまって」
そう沈黙に耐えきれず、そう開口一番に謝罪する。
すると、ソラはふふっと笑って、
「いいよ、私も、ジンさんは悪くないのにあんなこと言っちゃって…ごめんなさい」
と言ってきた。
「いや、ソラは悪くないよ、悪いのは俺だ」
「そんなことないよ、私が見てきた人達とは違って、ジンさんはいい人だって、わかったから」
そう言い、ソラは優しく微笑んできた。
「でも…ソラのことを考えずに無責任に生きろだなんて言っちまってるしさ…」
「ううん、その事は、嬉しかった」
その言葉を聞き、思っていた事と違って、少しぽかんとしてしまう。
「今、『ずっと無理して生きてきたんじゃないのか?』って、思ったでしょ?」
そう図星を突かれ、言葉が出なくなる。
それを察したのか、軽く笑われ、こちらまでふふっとつられて笑ってしまった。
「確かに、そうかもしれない、でもねジンさんやコックに出会えて…そして、みんなに出会えてからは、そうでもなかったんだよ」
そういう言葉を聞き、たとえ冗談であっても、心底ほっとした。
そうしているとソラが、
「コックから聞いたよ、コックがジンさんを見つけてからの日々を…それを聞いてね、ジンさんは私が他に会ったコック以外の人達とは違うんだなって思ったんだ」
そう言ってきたので、少し嬉しくなりながらも、ソラがあそこまで思うほどのことをしたであろう、"他の人たち"の事が気になった。
「…言いづらいだろうけど、その他の人たちの話を聞いてもいいか?」
「うん、いいよ」
そう言ってくれたので、内心ほっとしつつ、話を聞いた。
話によると、ソラが父親と一緒に住んでいた時に、何度も、兵器としてのヒト…すなわち、替えのきく人間兵器として、ソラの父親の自律人形の技術を使おうと、様々な人が尋ねてきたそうだ。
それから、コック以外の人を、信頼することができなくなっていたらしい。
しかし、そのコックが信頼して俺を連れてきたので、最期の賭けとして俺の事を信用してみようとしていたところ、俺からのあの提案があった、ということらしい。
「…そうだったのか…本当にすまなかった」
「ううん、いいんだよ、今日のことでしっかりとジンさんは私たち自律人形のことを道具と思ってないってわかったから」
「…ん?今日のこと?」
そう言われ、今日あったことを思い出す。
…もしかして、あの時、ソラの部屋まで聞こえるほどテンパってたのだろうか。
「うん、訓練中になにかあったんでしょ?凄い焦ってる声聞こえてきてたし、無線が館内放送になって基地の中で響いてたよ」
「…マジで?」
そう言い、コックにも確認を取ろうとコックの方向へと顔を向ける。
するとその事を思い出したのか、軽く笑われ、本当なのだろうと悟らざるを得なかった。
「マジかぁ…冷静になれてなかったか、俺」
「まあそこで、冷静になりすぎずにテンパっちゃうところが、ジンさんらしいんだと思いますよ」
そうコックに言われ、そうか?と言いつつ、色々と恥ずかしいのを隠すために頭をかく。
「でね、ジンさんを呼んだのはここからが本番なんだ」
そう言われ、すぐに真剣になり、何を言われるのかと息を呑む。
すると、ソラはふふっと笑ってから、
「そこまで緊張しなくていいよ、今朝言ってくれた事への返事だから」
と、言ってきた。
そう言われてから、今朝のことを思い出す。
返事をもらっていないことと言えば…アレしかなかった。
「…ジンさんは、私のことを本当に道具として使わず、1人のヒトとして接してくれる?」
「ああ、もちろんだ、俺はたとえ自律人形であろうと、1人の人間として接するさ」
「なら、よかった。私のこと、ジンさんに預けるよ、そのARデバイス?の中でみんなと生き続けたいから」
そう言われ、嬉しさが込み上げてくる。
嬉しさからかなんなのか、何故か涙まで出てくる始末だ。
「もう、なんで泣いてるのさ、そんなに私といたかったの?」
そう笑いながらソラに言われ、俺もつられて笑ってしまう。
コックもそれにつられて笑い、夜にもかかわらず、笑い声が部屋に響いた。
「そう…なのかもな、もうソラは大切な仲間だし」
そう言うと、ソラは少し顔を赤らめながら、そっぽを向くように窓の外を見つめ始めた。
「…じゃあ、今日はもう寝ようか、夜も遅いよ」
そうソラに言われ、時計を見てみると、思っていたよりも時間が経っていることに気づいた。
「そうだな、おやすみ」
そう言い、俺はソラの部屋を去り、眠りへと着いた。
いかがでしたでしょうか?
ソラを助けるかどうしようか割と悩んでたんですけど、結局こういう展開にしてみました。
あ、あとアンケートは8月いっぱい設置する予定です、どんどん投票してください。
キャラ設定は前回にあります。
ではまた次回、お会いしましょう!
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