とある特殊小隊の日常前線(デイリーフロントライン)(旧) 作:ノア(マウントベアーの熊の方)
ネタが出ない上にポケモン盾にハマってしまい…()
クリアしてからさすがに書かないとと思って絞り出しました…()
では今回もごゆっくり、見ていってください!
次の日、俺たちは基地の地下にある射撃場で、各々好きに射撃訓練を行っていた。
というのも、本来ならいつもの訓練所で訓練をする予定だったのだが、指揮官が予約を入れるのを忘れていたらしく、いつもの所が使えないのだ。
なので仕方なく射撃場に籠り、射撃訓練をすることになったのだ。
なったのだが…
「ほーらデストロイヤー?そんな撃ち方だから当たらないのよ〜?」
「うっさいドリーマー!ペイント弾だから当たらないだけだもん!」
「ペイント弾でも当てないと意味が無いわよ〜?わたしを見習いなさい?」
そうドリーマーがデストロイヤーをからかいつつ、本来使わないはずのグレネードランチャーでドリーマーがマトに的確に当て、それにデストロイヤーが怒る…という無限ループが続いていた。
これには俺含め416やM500、挙句の果てにはこういうのに興味無さそうなゲパードまでもが苦笑いしていた。
スコーピオンやC96はそれを見て大笑いし、それに対してデストロイヤーがさらに怒り、狙いがブレて、さらにそれをドリーマーがからかい…という悪循環にまで発展し始めたので、一旦休憩にすることになった。
「あのなドリーマー…少しからかい過ぎじゃないか?」
「そうかしら?鉄血にいた頃はこれよりすごかったと思うけど?」
「えぇ…」
そう思わず引いてしまい、鉄血工造という会社の人形はもしかしてこんなクセのある人形しかいないのかと思い始めてしまった。
もしくは、ドリーマーが特異なだけで他はもっとクールだったりするのかもしれないが。
「まあいいか…よし、デストロイヤー、この後は俺と訓練な、90-Two持ってこいよ」
「はーい!やった!これでからかわれなくて済む!」
そう目を輝かせてデストロイヤーは喜び、自室へと90-Twoを取りに行った。
「デストロイヤーったら、訓練場所は変わらないんだし変に喜んじゃって…」
そう言うドリーマーは、そう言いつつも、どこかしょぼーんとしていた。
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「よし、いい感じだな、前より上達してる」
「やったぁ!これもジンさんの教えがいいからだよ!」
「そんなことはない、デストロイヤーの頑張りだよ」
そう言いながらデストロイヤーの頭を撫でてやりながら周りのみんなの状況を見てみると、新入りのSASSと79式が、一糸乱れず、動きをシンクロさせながら射撃訓練を行っていた。
その事に感心しつつ今度はドリーマーの射撃訓練を見てみると、巨大なスナイパーライフルで黙々と人型のマトの急所に当たる位置を狙撃していた。
「ドリーマー…あんなに静かになれたっけ…?」
「この場の空気に慣れてないからじゃないのか…?よくわからんが」
そう言いながらドリーマーの近くに行き、間近で訓練を見ていると、ふぅ…と一息ついてマガジンを取り出そうとするドリーマーと目が合った。
「ひゃうん!?びっくりしたぁ…」
「わ、悪い、驚かせるつもりはなかったんだ…いい狙撃の腕だな」
「いえ…わたしなんかよりM14さんやゲパードさんの方が上手いわ…」
そうさっきのからかいっぷりからは予想もできないほどに萎れたような態度になっていた。
「…どうしたんだ?さっきより元気がないが」
「そうですかぁ?普段自室にいる時はこんな感じでいるわよ?」
「そ、そうか…」
つまるところ、ドリーマーはからかえる相手の前ではとても元気だが、そうでなかったらこういうテンションということなのだろうか。
まあ変に被害者が増えるよりはいいだろう。多分。
そうドリーマーと会話していると、
「まーた負けたぁ!」
「にししし、これでM500の奢りだからね!」
「そんなぁ…あぁんまりだぁぁぁ…」
という、M500とスコーピオンの会話が聞こえてきた。
「どうしたどうした?何をM500はそんなに落ち込んでるんだ?」
そう尋ねると、スコーピオンがまたにししっと笑い、
「アサルトライフルでの射撃対決してたの!負けた方が今度の休暇に肉まん奢る約束でね!」
「ああ…なるほど…」
そう言えば元からいじられ役がうちにもいたな、そう思いつつ、俺たちは訓練を終わり、ご飯を食べることになった。
「そう言えば、どうして79式は片腕だけ義手なんだ?」
そうご飯を食べながら、俺は気になっていたことを聞いてみることにした。
すると、79式は困ったような表情を浮かべ、頬をポリポリとかきながら、
「それが…私にもわからないんですよね」
と、言ってきた。
「えっ?何かがあって義手に変えた…とかじゃないのか?」
「はい、多分初期の頃の79式の戦術人形には何かがあってこうなったんでしょうけど、私はただ烙印システムによって定義された姿なだけなので…」
「ああ、なるほど…」
そう79式は何か申し訳なさそうに言いながら、そのまま食事を食べていた。
それを見習って俺も食事を進めていると、その話を聞いていたらしいドリーマーが急にガタッと席を立ち、79式の方にキラキラとした目を向けていた。
「どうしたのですか?ドリーマー…目が怖いです…」
「つまり、その義手に未練だの思い出などないって事ね?!」
「はぁ…まあそういうことには…」
「じゃあわたしに改造させて頂戴!きっと素晴らしい義手に改造してあげるわ!」
そうどストレートなお願いをするドリーマーを見て軽く吹き出してしまいつつ、俺は79式の反応を待った。
すると79式は、
「まあいいですけど…絶対に変にはしないでくださいよ?」
と、苦笑いを浮かべつつ許諾していた。
いいのかよ、と内心ツッコミを入れつつみんな食事を終えて片付け始めると、早速79式はドリーマーに連れられてどこかへと行ってしまった。
それをSASSは心配そうに見つめ、スコーピオンやM500、C96、デストロイヤーそしてイチ、コックといった元気組はゲームをし、ゲパードは早く寝るために準備を始め、M14と416、ニコは3人で楽しそうに会話をしていた。
「みんな自由だなぁ…」
まあそれがこの部隊のいい所でもあるのだが…そう思いながら、俺は1人、端末をいじっていた。
ま と ま ら ね ぇ 部 隊
でもやる時はチームワークいいっていう学校のクラス的なアレ
キミたち一応テロリスト殺してる民間とはいえ軍人みたいな人達でしょとは言ってはいけない…彼らも人間なのです…
ではまあそんな感じで(?)また次回お会いしましょう!
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