とある特殊小隊の日常前線(デイリーフロントライン)(旧) 作:ノア(マウントベアーの熊の方)
ゆっくり見ていってください。
次の日、俺は部隊統括指揮官―――まあ簡単に言うと指揮官なのだが―――に呼ばれ、指揮室へと来ていた。
統括指揮官は30代くらいの比較的若い黒人のジョン・ベイクールという男性で、欲に言うゴリマッチョである。
部屋にノックをして入ると、そこには今から朝食を取ろうとしている、指揮官の姿があった。
「来いって言ってすぐに来れるとは、流石やな叢雲くん」
そうコーヒーを啜りながら、毛のない頭を撫でつつそう指揮官が言ってくる。
「いや、する事ないですし…」
「そうか…銃の手入れはしたんか?」
「しました」
「装備の点検は?」
「終わってます」
「みんなでヤったりは?」
「やってません…っておいコラ、なにやらそうとしてるんですか」
「なにって…ナニやけど?」
それを聞き、大きなため息をついてしまう。
本当に、何を言っているんだこの人は。
「いや…流石に家族みたいな関係にはなってきてますけど、あくまでもまだ部下と上司ですよ?そんな関係になれる訳が…」
「そうかなぁ?割と恋仲になりたがってる子がいると思うんだが」
「……で、要件はなんですか?」
「自分、今ちょっとそれは嬉しいかもとか思ったやろ?」
「………思ってません」
「ホンマかぁ?…まあええ、伝えたいことがあって今日は呼んだんや」
「伝えたいこと?」
そう言うと、突然、アホ面からうってかわって、真面目な顔をして、こちらを見てきた。
唐突に雰囲気が変わり、その雰囲気に気圧されそうになるが、そのまま返事を待つことにした。
「ああ、昨日の緊急即応小隊からの報告でな、本来のテロリスト集団の規模ではできないような規模のテロを行っていた…との事らしい。詳しい理由はわからなかったらしいけどな」
その事を聞き、1つの可能性を思い出す。
もしかしたら、ヤツらが…両親を目の前で殺してきた、アイツらの仲間が関わっているのではないか…と。
「…なんか思い当たる節があるって顔やな」
「はい、もしかしたら…ヤツらが関わっているのではないか、と」
「…そのヤツらとやらの特徴はなんかあるか?」
「身体のどこかにローブを纏った死神の刺繍をしているのが特徴かと、俺達の前回の出撃時にもその仲間が指揮を執っていたようです」
「わかった、ローブを纏った死神の刺繍やな、調べとこう、要件はそれだけや、戻ってええで」
「わかりました」
そう言われ、部屋から出ると、M500が出待ちをしていたのか、後ろから飛びついてきた。
「ジンさんお疲れ様!なんだったの?」
「あー、テロリストの活動がなんかヤバくなってきてるから警戒しろ…って感じ?」
「なるほどね…頑張っていかなきゃだね!」
「だな、さて、宿舎まで戻るぞ」
「はーい!あ、そうだ!おんぶしてよ!」
「はいはい…」
そう言い、仕方なくM500をおんぶして宿舎へと戻り、またいつも通り暇な待機時間が始まった。
数時間くらい経った時、コーヒーでも飲もうかと準備していると、唐突に俺達の出撃サイレンが鳴り、急いで準備してヘリへと向かう。
ヘリに乗り、現場へ向かっていると、今回のテロリスト集団も規模が大きくなっている可能性があるとの通信が遅れて入ってきた。
現場に着くと、そこには60人ほどのテロリストが一心不乱に銃を撃ち、市民を虐殺している姿が見えた。
上空を旋回しつつ、まずは敵を減らすためにドアガンで射撃を開始する。
しかし、やはり敵が多く、一向に安全になるほどの人数に減る気配がなかった。
「こんにゃろ、いくら撃ってもキリがねぇ!しかも今までのヤツらなら撃たれるだけだったのに遮蔽物にしっかりと隠れやがる!」
「こっちでもドアガン撃ってますけどダメです!…今まで通り完璧にやれてるはずなのにッ!」
「416、とりあえずヘリボーンできる場所を確保することを優先して攻撃してくれ!M14とゲパードはヘリから降りずにドアガンで降りた時に支援してくれ、それまで他は準備して待機!」
「「「了解!」」」
その後もドアガンを撃ち、なんとか敵の数が減ったスキにヘリから急いでラペリング降下で降りる。
建物の合間をクリアリングしつつテロリストを見つけ次第殺し、ヘリのドアガンからの上空援護を受けつつテロリスト共の指揮官を探す。
数分ほど経った時、ドアガンを撃っているM14から無線が入った。
『ジンさん、テロリスト共がテクニカルに乗って逃走を開始!荷台の銃座に例の死神の刺繍の男がいるよ!』
「了解、ドアガンで足止め頼む!」
『了解!できるだけ頑張るね!』
その後、急いでテクニカルが撤退していっている方向へと向かうが、もう遠くまで離れてしまっていた。
あとはヘリに頼るしかないと思っていると、M14から
『ジンさんごめんなさい、遮蔽物が多くて逃げられちゃった!』
と無線が入った。
そのあとの詳細報告によると、ドアガンによる射撃を他のテクニカルによって邪魔された挙句、上空からの視界が悪いところにそのまま逃げられてしまったらしい。
「了解、M14は悪くないよ、よくやってくれた」
そう無線越しにフォローしながら、俺たちは周囲の索敵を続けていた。
『うん…でもこれじゃ戦術的敗北だよね…くーやーしーいー!』
「あはは…とりあえずM14とゲパードはそのまま上空からの索敵をしててくれ、次の出撃で勝ってやろうぜ」
『はーい』
そう無線を終え、今度は生存者の保護をしつつ街を索敵して、後処理を担当する部隊が到着したのを確認してから帰投し始めた。
「うーん、運動したあとはやっぱり暑い…服脱いじゃおうかなぁ…」
そう言い、フライトスーツの前を大きく開けながら、C96は暑そうにパタパタと仰ぎ始めた。
「C96、帰ったらシャワー浴びていいから今脱ぐのはやめてくれ」
「はーい…」
「ワタシは疲れた…帰って寝たい…」
「ゲパードはドアガン撃ってただけでしょ!私たちは走ってテクニカル追いかけようとしてたんだからね!」
「あたしとC96なんてミニミ持って走ってたんだよー?持って走る銃じゃないって」
「あはは…分隊支援火器は重たいよな、いつもありがとう」
「…うーん、そう言われると悪い気はしないよねー」
そう言い、スコーピオンは照れくさそうに頭をかいていた。
「2人とも知ってる…?ワタシの銃、ゲパードM1は200発装填状態のミニミより重いんだよ…?」
「…最新型のGM6 Lynxで11.5kgだっけか、M2なら10kgでその状態のミニミと同じなんだけどな」
「ええ…ってことはあたしのスコーピオン2つにミニミでもゲパードの銃には及ばないってこと…?」
「そういう事になるな」
「ゲパード、力なさそうなのに凄いなぁ…」
「力なさそうは余計…ワタシだってしっかり訓練してるから」
そんな会話をしていると、唐突に機体を激しい衝撃が遅い、目の前で操縦していたパイロットの2人が、血飛沫を上げて息絶え、機体の制御が一気に失われた。
「うっそだろおい!」
そう反射的に叫び、俺は急いでコクピットへと向かい、操縦桿を引く。
しかし、機体は急降下を続け、フロントガラスから地面が見え―――
―――そのまま、俺たちは地面へと叩きつけられた。
やはりヘリがCAPC○M製だったメンバー。
はたしてシグマフォースのメンバーの運命はいかに!?
言ってみたかっただけです。w
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HK417
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M4 SOPMOD block 1
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