とある特殊小隊の日常前線(デイリーフロントライン)(旧)   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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6話です、ごゆっくり見ていってください。
書きだめがなくなりそうで辛いです…

※微エロを含みます、苦手な方は最初の方はスルーしてください。


第6話

あの後、無事に基地へと到着し、M14を修復ポッドまで送ってから、各自休息に入った。

その日の夜には4日ぶりのお風呂にも入れたし、なによりしっかりとした食べ物が食べれたのが嬉しい。

もうMREなんて懲り懲りだ。

 

そして今日、昨日までずっと遭難していたということで、指揮官のはからいで全員休みとなった。

M14は昨日の夜から修復で、修復が終わる予定が今日の午後となっている。

ちなみに訓練好きの流石のスコーピオンもしっかりと休息をとるほど疲れているようだ。

いやまあそれも仕方ないだろう。

 

にしても…

 

「ジンさん、そこぉ…もっと激しくぅ!」

 

「こ、こうか?」

 

「そこぉ!気持ちいいっ!」

 

この状況はなんなんだろう。

 

あ、ちなみに誤解されないように言うと…

 

「M500、言い方もう少し何とかならんのか、じゃないとマッサージチェアに逆戻りにするぞ!」

 

「だってぇ、気持ちいいからぁ!んっ!」

 

マッサージをしてるだけである。

 

「外に聞こえてたら勘違いされるだろぉ!」

 

「はーい…」

 

そう言い、M500は倉庫から引っ張り出してきたマッサージチェアへと戻った。

 

「あ"あ"あ"〜、癒されるぅぅぅぅ…」

 

「オッサンかなにかか…まったく、だから昨日風呂の前にしっかりとクールダウンさせとけって…」

 

「忘れてたんだから仕方ないでしょ!」

 

そんな会話をしていると、部屋のドアが開く音がしたのでドアの方向を見てみる。

するとそこには、昨日から仲間になったイチとニコの姿があった。

 

「みなさーん、アイス買ってきましたんで一緒に食べましょ!」

 

そうイチが言いながら、手に持ったビニール袋を見せてくる。

 

「いいね、1つ貰おうか」

 

そう言い、袋の中から適当にひとつ選び、開けて食べ始める。

他のみんなもそれに続き、一人1つづつアイスを取り、食べ始めた。

 

「…あれ、ねぇニコ、1つ余ったんだけど」

 

「M14さんが今修復中だからね、終わった時のために冷凍庫に入れておこうか」

 

そんな会話を聞きつつ、アイスを食べ終わりのんびりしていると、放送で俺に司令室へと来るようにと放送がかかった。

何かと思い向かってみると、昨日俺達が救助される時に無線を使った基地をグリフィンが買収し、シグマフォースの基地とするという事を伝えられた。

待機室へと戻り、その事をみんなに伝えると、スコーピオンから1つの疑問が出てきた。

 

「ねぇジンさん、別にその基地に行くことはいいんだけど、展開の速さとかってどうなるの?」

 

「ああ…確かに、見てみるか」

 

そう言い、プロジェクターを使ってスクリーンに地図を映し、全体的な位置を見てみる。

 

「『S04地区』…か、中心地区のS05地区からは少しズレてるか」

 

そう言って周辺地域情報を頭にできるだけ叩き込んでいると、

 

「S05地区は既に別のチームがいますからね、それででしょう」

 

と416が教えてくれた。

なるほど別チームが既に駐屯していたのか。

それならそれでも中心に近い04地区というのも納得だ。

にしても…

 

「なんかこの基地崩壊液の汚染地区近くない?」

 

そうM500が地図を指さしながら言ってくる。

いや本当に近い。

100km圏内に崩壊液の汚染地区がある。

一応早期警戒ラインはあるようだが、これでは強いE.L.I.D.が基地に来ても仕方がない。

 

「だな、まあ俺達ならなんとかなるって判断だろう、それか場所的に安かったか」

 

「まあどっちにしてもたまに下級ELIDが来たら実戦訓練できていいかもねー、でも上級は相手したくないかなぁ…」

 

「諦めろ、下級が来るなら上級も来るさ」

 

「だよねぇ…12.7mm以上の大火力もっと配備してもらわなきゃ…」

 

「だなぁ…上級になると7.62とか5.56だと無理があるしな」

 

そんな会話をしつつ、地図を見終わり、またダラダラとし始める。

そんなことをしていると、気がつけばお昼になっていたので、みんなで食堂へ食べに行くことにした。

 

食堂に着き、たまには違うものをと思うが、結局いつもと変わらぬ同じものを食べて待機室へと戻る。

そのままの調子だと落ち着かないので、結局射撃場へと行き、自分たちの好きな銃で好きなように撃つことにした。

まあ戦術人形のみんなは自分と烙印システムで連結されている銃、すなわち自分の銃を撃っていたが。

しかし、パイロットの自立人形であるはずのイチとニコの射撃の腕が良かったのには少し驚いた。

理由を聞いてみると、

 

「あたい達も戦術人形と同じコアを装備してるから!」

 

との事だった。

実は自衛用にヘリにUMP40を2丁搭載しているらしい。

なんでも、搭載できるように少し改造を加えているそうだ。

つまり、いざと言う時はヘリから降りて戦力として数えることもできなくはないということになる。

まあ、そんなことが無いことを願うばかりだが。

そんなことを考えつつ、愛銃のひとつのM4 SOPMOD block 2をワンマガジン分撃ったり、ゲパードからゲパード GM6 Lynxを借りて撃ったりしていると、M14の修復終了時間までもうすぐという所まで来ていたので、射撃を中断してみんなで迎えに行くことにした。

修復ポッドのある部屋の前で待機していると、中からM14が出てきた。

 

「迎えに来てもらっちゃってすいません、ジンさん、それにみんなも」

 

「いいんだよ、んじゃ、部屋に戻って晩飯まで待機するか!」

 

そう言っていると、C96が、

 

「いいですね!じゃあジンさんの奢りで!」

 

と言ってきた。

 

「…いやなんで?」

 

「そりゃあ…生還してきたお祝いとM14の復帰祝い?あと新しい服お願いしますよ、今はスペアで何とかなってますけど」

 

「復帰祝いって言われても私そこまで離脱してた訳じゃ…」

 

「はぁ…まぁいいか、そのかわり安いのだからな、あと服は心配するな、既に注文してあるさ」

 

「さっすがジンさん!」

 

その後、そのまま適当に安めの所に食べに行き、久々のベッドでの睡眠を楽しんだ。




久々?の日常メインです。
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では次話をごゆっくりお待ちください。

新規キャラ実装アンケート

  • HK417
  • M4 SOPMOD block 1
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  • 誰でも良い(全員参加)

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