とある転生者の音楽目録   作:echo21

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短いエピソードで進んでいくのさ。感想とか評価とか、エサをくれてもいいのよ?

作者はSpotifyで聞いてる。オススメあったら教えてくれてもえーんよ?

後書にアニメ名を追記。



Music Star Channel 02

「いやぁ。『BLACK SHOUT』はいい曲でしたね。ファーストアルバム出るのいつだっけ? 来月?」

 

「再来月。みんなスタジオにこもってるよ。それよりもさ。お母さんとデートしたって目撃情報があってね。ジュエリーショップに居たって」

 

「ジュエリーショップ? ……それ違う。リサだわ。その情報は友希那だろ? お母さんが問い詰められたって嬉しそうにいってたわ。リサと友希那の誕生日プレゼント買いにいった日ね。お前ら後ろ姿が似てるからなー」

 

「あの日? 見られてたんだ」

 

「勘違いを正すのもさ。リサがサプライズするって聞いてたから悪いと思ったんだと。オレを荷物持ちとして誘ったといったらしいぜ」

 

「ねねっ。ヒデ? それは助かったけど、アタシが知らない情報をお母さんとやり取りしてるんだよね? それとさ、聞いた日と違うんだけどなー。どゆこと?」

 

「ああ。オッサンがダメって、ほら」

 

「なに? 話題変えんの?」

 

「荒ぶってんなー。んじゃ、あれだ。初のワンマンでチケット完売したらしいじゃん。おめでとー」

 

「ありがとっ☆ メジャーデビューしてから初のワンマンライブだからね。みんなの気合いが凄いんだぁ。アタシも練習しないと」

 

「チケット貰いました。ありがとうございます」

 

「どうも☆」

 

「デビュー前の頃なら自腹出して買うんだけどね。今回は関係者席になったわ。ダイブしたかったのに」

 

「ダイブはホントにやめて。後ろのほうからヒデが流れてきてさ。ステージに上がっちゃったことあったじゃん? 友希那、めちゃくちゃ驚いて歌うの止めたもんね」

 

「あったな。あのときはオレが歌ったけど、アンコール貰ってビビったからな」

 

「他人のライブで事件起こすのやめてもらえますぅ?」

 

「ファンだから仕方ないね」

 

「しばらく出禁になったくせに」

 

「うるさいよ。にしても、またベース上手くなってるじゃん。オレのライブ出る?」

 

「出ない。アタシは観客でいいです。あんなライブに出演したら羞恥心で死んじゃうよ」

 

「あんなライブ」

 

「笑ってんじゃないわよ。うちはガチでやる正統派なの。ヒデはおかしいって。この前の単独ライブさ。水鉄砲片手に走り回るボーカルと逃げ回るギターとか初めてみたからね。あのときばかりはお客さんでよかったと思ったドームライブでした。まる」

 

「楽しかったろ?」

 

「めちゃくちゃ楽しかった」

 

「一緒にやる?」

 

「やらない。リードギターのまりなさんのさ。透けてたからね。あの後のアレはさすがに叫んだけど。だからね、アタシは観客がいいです」

 

「あれは笑ったな。演奏止めないあたりも笑った」

 

「めちゃくちゃ笑った。演奏止めないあたりはさすがまりなさんだったよね」

 

「面白かったよなぁ。次の曲いく前に脱いだ服を観客に投げ捨ててさ。……そうそう。上半身ブラだけの状態で最後まで演奏してたじゃん。笑えるぞ。帰りの服がなかったのよ」

 

「まりなさん」

 

「爆笑してんな。まぁ、スタッフがコンビニに走って何とかしたんだけどね。まりなはあれからさ。ライブには水着で出る宣言してたぞ。用意するのは水着じゃなくて着替えだろうに」

 

「あんま笑わせないで」

 

「死にそうになってやんの。まりな伝説にまた一ページ」

 

「んんっ。ライブで思い出したけど、いつも拡声器を用意してるの? 使わないときあるよね?」

 

「唐突」

 

「笑ってんじゃないわよ。ほら、まりなさんの話題はネットの海に乗せないほうがいいのよ」

 

「手遅れだけどな。すでにファンとかスタッフが拡散してるだろ。本当にまりなは愛されてるよなー。今まりな伝説いくつあんの? ……また笑ってるし。なに? 拡声器の話? スタッフから話題変更の指示です。拡声器は停電の準備ね。マイクが死んでも歌えるから」

 

「あったね。停電中のライブ」

 

「生き返ったな」

 

「生き返ったよ」

 

「停電中のライブねぇ。あれからは常に用意してるわなぁ」

 

「あれも事件名ついてなかった?」

 

「脱ぎまりな事件?」

 

「違うから」

 

「アレね。『オレの歌を聞け事件』ね。え? まりなの事件はないよ。伝説はあるけど」

 

「伝説」

 

「また死んだな。まりなは定期的にやらかしてるからなぁ。……意外? まりなは無自覚にやらかすよ? ああ。リスナーは分からないだろうけど、生配信のスタッフとライブのスタッフは違います。だからライブ現場のまりなを知らないわけね。お前もライブ来いよ。知ってるか? まりながライブでスカートを履かないのは、リハーサルでジャンプしたときにひっくり返って下着を晒したからさ」

 

「スタッフまで笑わせにいくのやめて」

 

「生き返った?」

 

「生き返ったわよ?」

 

「みなさんこんにちはー☆ まん丸お山に彩を! 丸山彩でーすっ!」

 

「彩ちゃん?」

 

「なんでいんのよ?」

 

「はぇ? 出番じゃ?」

 

「るん♪ ヒデちゃんのおねーちゃんの氷川日菜でーすっ☆」

 

「現役女優の白鷺千聖です。ヒデさん。これ、おみやです」

 

「どもども」

 

「はぇっと、五人揃ってないけどもっ。Pastel*Palettesでーすっ! ──おニューの彩ポーズはどうですか? いい感じですか?」

 

「彩ちゃん」

 

「リサちーのツボに入ったー」

 

「だから、なんでいんのよ?」

 

「たしか秘密へーき?」

 

「彩ちゃん出てんじゃん」

 

「MCのお二人に対してシークレット、サプライズゲストですね」

 

「ヒデちゃんのとなり座るー」

 

「別にいいけど。とりあえず丸山。ハンバーガー買ってきてくれない?」

 

「仕事中だからダメです!」

 

「仕事中じゃなかったら?」

 

「お持ち帰りですか?」

 

「店内で」

 

「ここで食べるんかいっ! どうですか? いい感じですか?」

 

「その流れなに? 彩ちゃんも付き合わなくていいからね。千聖。おみやありがとねー」

 

「この番組に出演が決まったときお礼の電話をいれまして、ヒデくんとツッコミの練習したんですよ。どうですか? いい感じですか?」

 

「なにしてんのよ」

 

「そんな彩ちゃんもかわいー」

 

「彩ポーズよりはいい感じです」

 

「白鷺の評価がガチすぎて笑える」

 

「ちょちっと、お待ちくりゃしぇ。……もしかしておニューの彩ポーズ、不評?」

 

「コンセプトはヒデさんの自宅? ですかね。私はヒデさんの向かい側に座りますね。リサちゃん。隣失礼しますよ」

 

「はいはい。いらっしゃい」

 

「あろ? 私の席は?」

 

「お誕生日席な。ひとり用のソファにどうぞ」

 

「あはい。座りますね」

 

「三人とも何か飲む? あるのはアイスティーにアイスコーヒー、ウーロン茶と麦茶だよね?」

 

「こおり水もあるぞ。丸山」

 

「水ですか? 私はアイスティーが」

 

「なんでやねん! 丸山なにしてんのよー。ここはツッコミが欲しかったなぁ」

 

「はっ」

 

「なんでメモしてんのよ。二人は?」

 

「あたしはウーロン茶かなぁ。千聖ちゃんは?」

 

「そうですね。アイスティーでお願いします」

 

「はいはい。入れてくるから待っててね」

 

「にしても白鷺。事務所通せよ」

 

「現在交渉中ですよ?」

 

「生配信使って有利にしようとすんなや。面白いからいいけどさ」

 

「氷水ってなんでやねん!」

 

「丸山ぁ」

 

「ななんですかっ?」

 

「その話題終わっただろ? リサいないだろ? 氷のない水を出すぞ?」

 

「はぇっと、ですね。……あ居た。リサちゃーん。氷水じゃなくてアイスティーで!」

 

「またリサちーがツボってるねー」

 

「そういえば私たち。そちらの事務所に移籍するのが本決まりになりました。その節はお世話になりました。これからは事務所の先輩後輩として、お世話になります」

 

「なぁ白鷺。それ大丈夫?」

 

「湊社長からゴーサインが出てますよ?」

 

「出てるなー。ドラマは?」

 

「諸々の細かい話は後程。とりあえず、万事順調に進んでますのでご心配なく」

 

「そりゃ、おめでとう」

 

「なので曲をプレゼントしていただければ……」

 

「あー。『歩く花』に似たやつねー。ドラマの空気が分からんから何ともいえんけど、『ONE LIFE』とかならBGMで……。なにさ?」

 

「はぇっと、難しい話ですから黙ってようかなーと。……アイスティー、まだかな」

 

「他人事か。まぁいいか。丸山だし。日菜ねぇは後で会議に参加してね」

 

「なんで?」

 

「氷川姉妹の弟だとか暴露したのは誰かなー」

 

「あたしっ!」

 

「いっぱい怒ってあげよう」

 

「ひーん。助けて彩ちゃーん」

 

「これっ! 並んでも買えないケーキだよね? 食べたかったんだー。さすが千聖ちゃん! リサちゃーん。先食べていーい?」

 

「いいよー。そっちにフォークないと思うけどねー」

 

「リサちゃんフォークぅ!」

 

「今用意してるー」

 

「自由だなー。あ。曲流すの? え? マジでオレが選んでいいの? 『ONE LIFE』と『ハイブリットレインボウ』を流せる?」

 

「裏でみてたけど、スタジオ内で流すんだねー。別々に流すのが普通なのに、ヒデちゃんなんで?」

 

「オレが聞きたいから──。大丈夫? それでは『ONE LIFE』と『ハイブリットレインボウ』の二曲続けて聞いてください。白鷺は感想をくれ」

 

「分かりました。流してください」

 

「どーぞ☆」

 

「……フォークまだ?」

 

 





『歩く花』ザ・ブルーハーツ
『ONE LIFE』the pillows(アニメ、フリクリ)
『ハイブリットレインボウ』the pillows(アニメ、フリクリ)

まだ書けと言うのか?

  • いいから書け
  • 筆を置こう
  • まりな伝説
  • 恋愛要素も欲しい!
  • オレの歌を聞け事件を!
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