気持ち悪いひとはゲスト出演です。
レッツお野菜!
「素晴らしい曲、ありがとうございます。……でも、少し違うんですよね。他にあります?」
「白鷺ぃ。……他にねぇ? 『JAM』とか『楽園』はどうだ? 女の声なら『小さな頃から』が思い付いたけど、美竹が気に入って歌ってるからなぁ。あとで連絡してみるわ。他には『SWEET DAYS』とか『ダンデライオン』もいけるか? どれか用意できる? あれ? 構想作家は?」
──お手洗いに。少し時間をください。
「美味しかったー。ねねっ、あずにゃん。声入ってるよ? そこは紙に書いて見せてさ、伝えようね? アタシ、あずにゃんは何かやらかすと思ってたんだよねー」
──紙に? あれ? これか。
「あずにゃんはなぁ。どことなくポンコツの匂いがするわ。そろそろライブ出る?」
──いやぁ、まだ勉強します。
「はいな。どした白鷺?」
「えぇ。澪さんの後輩でしたよね?」
「だよ。業界の勉強中でオレの付き人の真似事をしてさ、関係者に顔を覚えて貰ってんの」
「いい心掛けだと思います。ですが、澪さんの勉強はいいんですか? 単独ライブにも出てましたけど関係者席では騒然としてましたよ? 誰だアレ、謎の高スペック? みたいな感じでしたね」
「澪は崖から押したら飛ぶ」
「えぇ? リサちゃん?」
「確かにそうなんだよ。澪ちゃんはできる子」
──ですね。あ、放送作家さんが戻りました。
「だからね、あずにゃん。声が入ってるの」
「これがキャラ立ちっ」
「座ってろ丸山。クリームついてんぞ」
「はっ。……どうですか? いい感じですか?」
「丸山ぁ」
「ヒデのツボに入るのも珍しいねー。彩ちゃんはどこを目指してるの? はい、ティッシュ」
「ありがとー。リサちゃん。いやリサちー! 聞いてくださいよー」
「彩ちゃんに初めていわれたー。顔を拭かなくていいの? 口元ヤバいことなってるよ?」
「なんか最近ですね。最近? 多分最近ですね。アイドルらしいことしてなくて。なんかファンにもいわれたんです。『迷走してんなー』って」
「そのまま喋るんだ。……うーん。方向性かぁ。難しい話だよね。でもさ。それは皆さんの前でいわなくてもいいんじゃない? ここ生番組。彩ちゃんの悩みがネットの波に乗っちゃうからね。そろそろティッシュを使おっかー」
「はっ」
「あたし、そーゆーの、彩ちゃんらしくて可愛いと思うよー」
「だからね。クリーム、取ろ?」
「これはエゴサーチが捗る?」
「丸山ぁ」
「ヒデちゃんが死んだー。おねーちゃんが背中を擦ってあげよー」
「それにね。ヒデが彩ちゃんたちを名字で呼ぶのも気を使ってるからだよ。自由にやってるようにみえるけど、生配信だから記録に残るからね。だから顔を拭こっか」
「そうですね。いつもなら呼び捨てです」
「ヒデくん……。ちょっとトキメイたので、アイドルのプロデュースをお願いします! もう無能事務所じゃありませんよー。頑張りますよー」
「彩ちゃん寄らないで。ヒデちゃんが汚れる」
「ちょっとー。汚れるってなんですかっ。汚れるって! アイドルですよっ!」
「丸山。クリームが付くからね。顔をキレイにしてこい。アイドルなんだろ?」
「はいっ! 行ってきますっ!」
「……行っちゃいましたね」
「行っちゃったねー」
「パスパレ的にはどうなの? イメージ変えんのは」
「ヒデが生き返った?」
「オレは生き返ったよ」
「そうですね。事務所の色が変わりますから、新しいパスパレを届けるのもアリだと思います。クリームはないですが」
「あたしもー。アリだと思うよ? 彩ちゃんは凄いよねっ。あたしなら恥ずかしいなー」
「歌唱力は上がった?」
「そこはまぁ。鋭意努力中としか」
「この前のライブでね。歌詞を間違えてたよー。なんかファンのひとたちは口パクじゃないから頑張れーってなってた」
「丸山はホント面白いな。ちょっと考えてみるわ。思い付いた曲があるし」
「あるの?」
「パッと出てきたのは『カレーのうた』だな」
「ダメでしょ」
「リサちー? どんな歌か知らないけどね。笑いたいの堪えて変顔になってるよ?」
「もう無理」
「リサちゃん……。反応からすれば、まりなさん系ですか? ライブでは歌ってませんよね?」
「歌ってない。保坂っているだろ?」
「気持ち悪いひと?」
「日菜ねぇもそうなんだ。アイツの持ち歌。おいおい白鷺。女優の顔じゃないぞ」
「すいませんでした。気持ち悪いひとなので」
「作曲家としては優秀だからね。本人はアレだが」
「キモいとかじゃなくて気持ち悪い」
「日菜ねぇ。ガチトーンでいわない。さすがに用意するなら違う曲だから」
「だよねー」
「ライブで聞いたことあります?」
「ないんじゃないかな。オレのイメージに合わないから歌ってない、はず」
「ヒデちゃん? たまに変な歌、あるよね?」
「日菜ちゃん? なんで怒ってるんですか?」
「多分。『バラライカ』だと思う」
「あのとき『やらないか』だったよね?」
「ああ。ライブで太い悲鳴が上がったっていう。マスコミでは問題視されてましたけど、本職のひとたちは大喜びだったという事件の?」
「本職っ」
「リサちー……。あれはね。まりなさんが『バラライカ』を歌い終わった直後に頭から演奏が始まってさ。戸惑うまりなさんにヒデちゃんが『やらないか』って、歌い出したの。おねーちゃん。ヒデちゃんがホモに走るのだけは許さないよ?」
「走らないから。アレ以来歌ってないからね。……そうそう。丸山に歌わせようと思ったのは『ロマンティックあげるよ』と『でてこいとびきりZENKAIパワー!』ね。オレのイメージよりも可愛らしい感じの曲だからね」
「可愛らしい感じ、ですか……」
「なにさ白鷺。その不服そうな顔は」
「いや別に。何も思い出してませんよ?」
「含み笑いすごいですね」
「うんうん。二人がこんなに仲良くなるとは思わなかったなー。最初は悪かったからなー」
「あそれ、アタシ知らないけど」
「リサが生き返った?」
「アタシ生き返ったよ」
「別にいいじゃないですか。私の昔話は。それよりも可愛らしい感じが気になります。どちらか流せませんか?」
「またまたー。ヒデちゃんに『お前を蝋人形にしてやろか』っていわれたこと気にしてたくせにー」
「ん? 『蝋人形の館』だったっけ?」
「それそれ」
「リサちゃんっ」
「なんでそんなこといわれたの?」
「んとね。女優らしい硬い笑顔だからって」
「日菜ちゃんもっ! 二人ともいいじゃないですか私の話は充分、もう充分ですから。ねっ?」
「笑われてるぞ?」
「ニヤニヤしないっ! あれはちょっと演技に迷いが出てて、それをヒデさんがって違うっ!」
「あろ? ノリツッコミ? 千聖ちゃんがノリツッコミしてますよヒデくん!」
「戻ったか」
「戻りました!」
「ニッコニコだな。なんかあった?」
「湊社長からゴーサイン貰いましたっ! 移籍したばかりだからプロデューサーが決まってないみたいで、ここは是非ともヒデくんにお願いしたいと思いますっ!」
「なにしてくれてんの? 意外と忙しいのよ?」
「そんなー」
「曲、欲しいか?」
「はいっ! 欲しいですっ!」
「丸山彩、『ふつうのうた』を歌うか?」
「……アイドル、したいです」
「思ったより、可愛らしい歌だぞ?」
「ほんと、ですか?」
「なにこの茶番」
「リサちー……。千聖ちゃんは?」
「リサちゃん……。そうですね」
「え? アタシが悪いの? 『ふつうのうた』ってアイドルらしくない曲だよ? 意外と可愛らしい感じで好きだけど」
「そうなんですかっ! 私、可愛らしい感じで歌えますかっ?」
「いや、それは知らないけど」
「そんなー」
「さすがはリサちゃんですね。知ってる曲でしたか。日菜ちゃんは知ってます?」
「リサちーじゃないから知らないよ。そうそう。リサちー? いつ嫁に来るのかな? ヒデちゃんはお前なんかにやらないッ。てのをやりたいんだけど」
「え? まりなさんじゃあ。……あれ? みんなの反応が冷たい」
「彩ちゃん? リサちゃんが通い妻しているの、知らないんですか? わりと有名な話なんですけど」
「あたしはまりなさんじゃなくて、リサちーを応援してるのっ。これだから彩ちゃんはアイドルなんだよー。ヒデちゃんのファンにも派閥があるんだから注意してよねっ」
「あれ? アイドルがバカにされました?」
「アイドルじゃなくて彩ちゃんでしょ。アタシの話はいいからねー」
「まりなは仕事のパートナー、リサはプライベートでお世話になっております。家事、苦手なんだわ」
「まっまあ。ヒデは忙しいから出来ないだけで、やれば出来るからさっ。……ヒデ? アタシ、なんのフォローしてんの?」
「さぁ?」
「私的には、友希那ちゃんとか蘭ちゃんも怪しかったりぃ……。なんでもないですっ!」
『JAM』THE YELLOW MONKEY
『楽園』THE YELLOW MONKEY
『小さな頃から』JUDY AND MARY
『SWEET DAYS』BLANKEY JET CITY
『ダンデライオン』BLANKEY JET CITY
『カレーのうた』保坂、南千秋(アニメ、みなみけ)
『バラライカ』久住小春
『やらないか』バラライカの替え歌
『ロマンティックあげるよ』橋本潮(アニメ、ドラゴンボール)
『でてこい とびきりZENKAIパワー!』MANNA(アニメ、ドラゴンボールZ)
『蝋人形の館』聖飢魔II
『ふつうのうた』MOSAIC.WAV
今回は多いな(笑)
ヒロインレースの勝者は?
-
今井リサ
-
月島まりな
-
湊友希那
-
秋山澪
-
その他