(白)ウォズのヒーローアカデミア   作:ハッタリピエロ

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戦え!敵連合との激戦!

「はああああぁ!!?ヴィランン!!?」

 

「ヒーローの学校にのりこんでくるか!?」

 

円場くんと回原くんが驚いて声をあげる。

 

だが才子さんが

 

「落ち着いてください!先生!侵入者用センサーは!?」

 

「勿論ありますが……」

 

反応しないところを見るとおそらくジャックされているのだろう。

 

「現れたのはこの施設全体だけか……それとも学校全域か……どちらにせよカリキュラムが割れているのは間違いないね」

 

「そうだね、庄田くん。少数の生徒が入り込む時間帯への奇襲、これはなにかしらの目的があって用意周到に画策してされた襲撃だね」

 

「落ち着きすぎだろ!お前ら!」

 

泡瀬くんがそう言ってくるが実際余裕はない。

 

僕たちの力が通じるかどうか……

 

「13号!避難開始!学校に連絡をして救援を!」

 

「わかりました!先輩!」

 

「待てイレイザー、俺も行く」

 

「ブラド……おまえは……」

 

「分かっている。だがここは生徒のそばにいるよりおまえと一緒に時間稼ぎをしたほうが得策だ」

 

「しかし……はぁ、分かった」

 

「相澤先生……貴方の戦闘スタイルは……」

 

「心配するな、ヒーローは一芸だけじゃない」

 

「それに俺もついている。緑谷おまえが心配するな」

 

「……はい」

 

そして相澤先生とブラド先生は敵の中に突っ込んでいく。

 

「情報じゃ13号とオールマイトだけじゃなかった!?誰アイツら!」

 

「知らねえ!だがこの数に突っ込んでくるとは大マヌケ!」

 

敵が個性で先生たちを狙い撃とうとするも弾丸は発射されずブラド先生に拘束された。

 

「バカヤロウ!アイツは見ただけで個性消すっつうイレイザーヘッドだ!」

 

敵の中の一人に相澤先生を知っているやつが言うと

 

「消すぅ〜!?へっへっへ、俺みてえな異形型のも消してくれるのか!?」

 

「いやムリだ」

 

異形型敵が殴りかかってくるが相澤先生は攻撃を躱して顔面に殴りかかり異形型敵を吹っ飛ばすと捕縛布で絡めとりもう一人の敵のもとへ異形型敵を落とした。

 

そしてブラド先生も相澤先生が個性を消した相手を血で拘束した。

 

「肉弾戦も強く……その上ゴーグルで目線を隠されたら……誰を消しているのかわからない……嫌だなプロヒーロー……有象無象じゃ歯が立たない」

 

すごい……!相澤先生もブラド先生も!

 

僕たちが避難を開始していると

 

「させませんよ」

 

黒い霧のような敵のが目の前に突然現れた。

 

それに対して僕は

 

<ウォズ!>

 

<アクション!>

 

<投影!フューチャータイム。スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!>

 

咄嗟に変身していた。

 

「初めまして……我々は敵連合。本日ヒーローの総括、雄英高校に入らせていただいたのは……平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思いまして」

 

はあ……!?オールマイトを……!?

 

「オールマイトがここにいらっしゃる筈ですが……まあそれは関係ない……私の役目はこれ」

 

敵が動く前に13号先生が個性でモヤを吸い込み始めた。とその時

 

マズい!

 

僕は咄嗟に13号先生を突き飛ばしていた。

 

「緑谷ぁ!?」

 

「ほぅ……今のに気づきましたか……流石は要注意対象……」

 

「すみません!助かりました!緑谷くん!」

 

「ど、どうゆうことだ?」

 

「鉄哲さん、あのまま13号先生がモヤを吸い続けていたらおそらくチリにされていたでしょう」

 

「なんでだ?」

 

「敵は13号先生の後ろにワープゲートを設置していたんだ。もしあのまま個性を発動していたら13号先生は自分の個性でチリになっていたろうな」

 

「そうだったのか!」

 

「敵連合……だったっけ、なかなか侮れないな」

 

「貴方は邪魔な存在……ここで潰しましょう!」

 

と霧の中から脳みそがむき出しになっている怪人が現れた。

 

「うわっ……!なにあれ……!」

 

「気持ちワルゥ……」

 

取陰さんに小森さんが嫌そうな声を出した。

 

しかし……なんだコイツは?

 

「ミドルレンジですが……貴方を潰すのは簡単でしょう!」

 

まとまな意識があるように見えない。本当にコイツは……人間なのか?

 

「やりなさい脳無」

 

霧の敵が命令した脳無は僕に襲いかかってきたがジカンデスピアで受け止めると

 

「なっ!?」

 

霧の敵が驚いて声をあげる。

 

そして脳無を蹴り飛ばしたが脳無は立ち上がった。

 

「ふぅ……驚愕しましたが問題ないようですね……この脳無には超再生はつけられませんでしたが超回復がありますのでそう簡単には倒せませんよ?」

 

超回復だって……面倒な個性だな……

 

脳無が再び接近してくるが僕は

 

<シノビ!>

 

<アクション!>

 

<投影!フューチャータイム。誰じゃ!俺じゃ!忍者!フューチャーリングシノビ!シノビ!>

 

フューチャーリングシノビに変身すると脳無の攻撃が当たる直前でしゃがんで股下を通り抜けて脳無の後ろに回った。

 

脳無は辺りを伺っているうちに

 

<フィニッシュタイム!>

 

ジカンデスピアをスワイプして

 

<忍法時間縛りの術!>

 

ジカンデスピアを下から振り上げて空中で脳無の時間を縛る。

 

「脳無!?」

 

そして

 

<ビヨンドザタイム!>

 

脳無をエネルギーのキューブに閉じ込めて時間を遅くした結果、膨大なエネルギーが蓄積されて大爆発が起こり脳無は機能停止した。

 

「なっ!?脳無が!?」

 

そして敵の見えている(・・・・・)部分をジカンデスピアで一直線に突くと

 

「ぐわっ!」

 

霧の敵は山岳エリアまで吹き飛んだ。

 

「よくやりました!緑谷くん!」

 

とその時

 

「グワアァァア!!」

 

「イレイザー!」

 

もう一体の脳無が相澤先生の腕を折っている姿が見えた。

 

僕は広場まで一気に跳躍すると脳無を蹴り飛ばした。

 

その様子を気に入らなかったのか手だらけ敵は

 

「おい……なぜ脳無がガキに蹴り飛ばされる?ていうか黒霧はどうした?」

 

「ああ、アイツなら倒されて今13号先生が応援を呼びに行っている」

 

その様子を聞いた相澤先生とブラド先生は安堵し、手だらけ敵は

 

「はっ、はああああぁ!!?」

 

手だらけ敵は奇声をあげると

 

「あーあ……流石に何十人ものプロには敵わないな……ゲームオーバーか……今回はゲームオーバーだ」

 

ゲームオーバー……?今回の襲撃もゲームみたいに考えていたのか!?

 

怒りで拳を握りしめる。

 

「チートにはチートをぶつけないとなあ……やれ脳無」

 

もう一体の脳無が僕に突撃してくる。さっきのやつより速い!

 

避けようとするも僕はその一撃に吹き飛ばされた。

 

「緑谷あぁ!!!」

 

ブラド先生が声をあげる。

 

「おいおい……うそだろ……!」

 

「緑谷が……」

 

「出久さん……!」

 

「出久……!」

 

「大丈夫だよね……?」

 

皆の顔に不安がよぎる。

 

とその時

 

「もう大丈夫だ。皆……私が……来た……!」

 

USJのドアを蹴り飛ばして来たその人物に皆は希望を見出した。

 

オールマイト……!

 

 

 

 

 


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