(白)ウォズのヒーローアカデミア   作:ハッタリピエロ

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終局と真実。そして……

オールマイトside

 

あの声……!あのプレッシャー……!よもや生きていたとは……!オールフォーワン!

 

ウォズくんを吹き飛ばしたオールフォーワンは重力から解放された死柄木たちに近づくと

 

「大丈夫だよ弔、僕がいる」

 

「先生……」

 

とその時いくつもの星がオールフォーワンに襲いかかった。

 

「ぬうっ……!」

 

オールフォーワンはバリアのようなもので衝撃を和らげたのか無事だったがその顔には余裕が見られない。

 

「やれやれ……君は何者なんだ?なぜあのウオッチを持っている?」

 

「ほぅ……君はあのデバイスについてなにか知ってそうだね……君も連れて行くとしよう……」

 

させん!私は力を振り絞って立とうとするも立ち上がれない。

 

ぐっ……!

 

ウォズくんの操作した星は再びオールフォーワンに襲いかかるが

 

オールフォーワンは信じられない速さで躱してウォズくんに殴りかかるがウォズくんは片手でそれを受け止めた。

 

「ほぅ…………」

 

そしてオールフォーワンを殴って吹き飛ばすと重力場を作り出してオールフォーワンを拘束した。

 

「先生!」

 

「大丈夫だよ、弔。しかし……君はすごいな……ハハッ……魔王と呼ばれても不思議ではない」

 

「抜かせ、私はもう道を踏み外すつもりはない」

 

「過去にはあったということか?ますます興味深い……」

 

「もう終わりだ。このまま拘束する」

 

「それはどうかな……このまま捕まるぐらいなら……君の仲間を道連れにしよう!」

 

「なんだと!?」

 

「はあっ!」

 

そしてオールフォーワンが起こした嵐は施設全体を囲むほどのものだった。

 

これは……ぐっ!

 

とその時ウォズくんがなにやら穴を作り出すと

 

「皆!その穴に飛び込め!外に脱出できる!」

 

「わかった!皆逃げるんだ!」

 

骨抜少年の合図で飛び込む生徒たち

 

「私たちも!」

 

ウォズくんがもう一つの穴を出すと私たちもそれに飛び込んだ。

 

そして穴の中から抜けるとそこはUSJの外だった。

 

「そ、外だ!」

 

誰かの叫びで皆は歓声をあげる。

 

・・・・

 

あの後USJに教師陣が乗り込んだが既に主犯格の敵はいなかった。

 

そして今僕とウォズは校長室に呼び出されている。

 

「やあ来てくれたね!緑谷くん!いや?出久くんとウォズくんだったかな!私が校長なのさ!」

 

ネズミの校長先生が元気そうに叫んだ。

 

この人が校長先生……実際に会うのは初めてかな。

 

「それでなんの御用でしょうか?」

 

「単刀直入に言おう。君は……いやウォズくんはあのウオッチについて知ってるんだよね?」

 

『ウォズ変わってくれる?』

 

『…………いいとも』

 

そして再び僕たちの意識が切り替わる。

 

「呼んだかな?」

 

「ああ!それであのウオッチなんだけど……」

 

「あれはアナザーライダー。歴史を改変しようとするタイムジャッカーが作り出した偽の仮面ライダーさ」

 

「ちょっと待ってくれないか?仮面ライダーって一体……」

 

「私が元々異世界の存在だということは知ってるね?」

 

「ああ、そう聞いているよ」

 

そしてウォズは先生たちにも語った。

 

仮面ライダーとは正義のために戦うヒーローであること。だが未来の魔王オーマジオウの歴史を変えるために新たな王を擁立しようとしたタイムジャッカーによって仮面ライダーの歴史が狂わされたことなど。

 

アナザーライダーは人々を襲う存在でもあることなど。

 

「とまあこんなとこかな?」

 

「充分だよ、ありがとう。それでアナザーライダーってのは倒せるのかい?」

 

「普通では無理だな。アナザーライダーを倒すには同じライダーの力か同じライドウォッチかミライドウォッチの力が必要だ」

 

「そうか…………そんなのが敵側に入ってしまっているなんて……」

 

「ところで校長よ。なぜ私たちをこの場に呼んだ?」

 

「…………どうゆうことだい?」

 

「このことを話すなら教師陣かいる会議室でもよかった筈だ。だがそれをしなかったということは知られちゃマズいことでもあるんじゃないか?まさか貴方もオールマイトの秘密を知っているんじゃないのか?」

 

『ちょっ!?ウォズ!?』

 

『おそらく……いや100%校長はオールマイトの個性を知っている』

 

『だけど……!』

 

「君はなかなか鋭いね……そうさ僕もオールマイトの個性のことを知っている。緑谷くんが個性を受け継いだこともね」

 

「だがそれだけではないのだろ?」

 

「はぁ……わかった。今回話すべきなのは最後に現れた敵のことさ」

 

「アイツか……」

 

「奴の名はオールフォーワン。奴の個性は人の個性を奪い己のものとし、また他人に分け与えることができる個性なのさ」

 

「なんだと……!?」

 

そんな個性を持った敵がいるなんて……!

 

「奴は超常黎明期の時から存在した奴でね。個性による変化に対応しきれなかった時代にいち早くまとめあげて悪の頂点に君臨したんだ」

 

「それは……私たちにその敵を伝えるためだけではないのだろう?」

 

「そうだね。彼の個性は人々に個性を与えることもできたんだ。奴は与えることで人々を信頼……あるいは屈服させていったんだ。ただ…与えられた人の中にはその負荷に耐えられずに物言わぬ人形のようになってしまう者も多かったそうだ。脳無みたいにね」

 

まさか……あの脳無もその被害者……!?

 

「一方与えられたことで個性が変質して混ざり合うというケースもあったそうだ。オールマイトによると彼には無個性の弟がいたらしい。そんな彼にオールフォーワンは"力をストックするという"個性を与えた」

 

「まさか……!」

 

「うん……無個性だと思われていた彼にもあったらしいんだ。他者に個性を与えるだけという……意味のない個性が!'与える"個性と"力をストックする"個性が混ざり合った!これがワンフォーオールのオリジンらしいのさ」

 

「だがなぜ奴は生きているんだ?そうか……成長を止める個性……」

 

「その通りなのさ……奴はオールマイトが倒したはずだが敵連合のブレーンとして生き延びているらしいのさ……」

 

「そうか……点が線になった……それで?私にお願いとは?」

 

「いや……このことはオールマイトが君にどうしても伝えてたくてと」

 

「そうなんだ……私が言えることはただ一つ……ワンフォーオールはオールフォーワンを倒すために生まれた個性!君はいつか……奴と……巨悪と対峙しなければならないかも……しれん」

 

『出久よ君の答えを聞かせてやれ』

 

そして僕とウォズの意識が切り替わると

 

「オールマイトの願い……僕が出来る限り答えます!貴方とウォズがいれば……なんでも出来る気がします!」

 

「そうか……ありがとう」

 

こうして僕たちは校長室を後にして教室に戻ると

 

皆が僕を見ると何かを言いたそうにしていた。

 

そして円場くんがこっちに来ると

 

「な……なあ緑谷……」

 

「なに?」

 

「お前の個性って……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイト(・・・・・・)から貰ったのか?」

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