時期は職場体験前です。
あとお気に入りが600超えてました!自分で言うのもなんですが……面白いですかね?
体育祭も終わって雄英は短い休日に入る。
旅行に行く者、ネットを漁る者、家族とゲームをしまくる者、それぞれが思い思いの時間を過ごすことだろう。
皆がなにをしているのかと思う中、交差点でサングラスをかけた僕は皆を待っていると
「おーい!」
「あっ、来た!」
才子さん、一佳ちゃん、唯ちゃん、レイ子ちゃん、麗日さんが僕の方へ来た。
「ど、どうかな……似合ってる……?」
一佳ちゃんの言葉に僕は皆をマジマジと見る。
才子さんは白のワンピースに一佳ちゃんは赤のフレアレースに白のスカート、唯ちゃんは白のシャツに青のショートパンツ、レイ子ちゃんは灰色のワンピース、麗日さんは緑のシャツに白のショートパンツだった。
「い、出久……?」
「はっ!ご、ごめん……皆がすごい可愛かったから……」
と何故だか謝ってしまった。が皆の顔がどんどん赤くなっていた。
そんな皆が可愛いくて伝染するように僕の顔も赤くなっていた。
ちなみに皆の心の中は
才子(い、出久さんが可愛いって……!!!!)
一佳(う、嬉しいけど……!こんなところで……!そんな大胆な……!)
唯(ん……!!!!!)
レイ子(カワイイカワイイカワイイカワイイ……!!!!)
お茶子(い、出久くん!そ、そんな直球に……!)
とそれぞれ違うが出久に対する想いは一緒だった。
「だ、大丈夫?」
「っ!はい……!だ、大丈夫ですわ」
「そ、そだね」
「ん……!」
「し、心配してくれてあ、ありがとう……」
「気にしんとって!」
そしてホッとしたのも束の間、皆がいきなりじゃんけんしだした。
僕はその様子に首を傾げていたがすぐにその答えがわかった。
じゃんけんに勝った才子さんと唯ちゃんが僕の両腕を絡めてきたからだ。
それに胸も押し付けている!うっ、嬉しいけどさ!は、恥ずかしィィィィィ!
他の3人が怪訝そうな目で見てくる。
「安心してください。時間が経ったら交代しますわ」
「ん……」
そんな言葉とは裏腹に才子さんは僕の右腕を胸の谷間に挟ませる。
ウワアアアア……!う、ウォズ!変わってくれ!僕には堪えられない!
『…………断る……そんなことをしたら私は彼女らに殺されてしまう』
は、薄情者!
顔が赤くなってアワアワしている僕とは反対に才子さんはニヤニヤした目で見てきて、唯ちゃんは無垢な目で見てくる。
ああああああ……!可愛いなあ!もう!
こうして僕のデートは始まった。
まずプラネタリウムに着くとここで隣が一佳ちゃんとレイ子ちゃんに変わる。
ここのプラネタリウムでは最近若者のデートスポットとして人気の場所なのだ。
そしてプラネタリウムが始まった。
今回のプラネタリウムは夏の星座だ。
七夕の織姫であること座のベガ、ひこ星であるわし座のアルタイルにはくちょう座のデネブは天の川をまたぐ夏の大三角として知られている。まあこの辺は有名だよね。
それじゃあここからは僕が星座の神話について話そうかな。ほとんどウォズから教えてもらったのだけれど……ウォズってこういう星の話に詳しいんだよね……
まず射手座、射手座はクロノス神の血を引く、半人半馬のケンタウロス族の賢者ケイロンによる神話だ。ケイロンは不死身の肉体と卓越した頭脳、優れた知識を持ち、弓の扱いも慣れているという人物だった。そしてギリシアの英雄たちにその知識を授けたというのでも有名だった。
そんなケイロンもヘルクレス族とケンタウルス族のいさかいに巻き込まれて毒の矢を受け、苦しみの中で不死の力をプロメテウスに渡して死んだのを大伸ゼウスによって空の射手座になったそうだった。
次は琴座だけれどもこれはちょっと悲しい神話なんだ。
琴座は琴の名手オルフェウスの持っていた琴だとされているんだ。
オルフェウスには美しいニンフの妻、エウリディケがいたのだがある日毒蛇に噛まれて死んでしまったんだ。
オルフェウスは諦めきれずに黄泉の国に行き、"妻を帰したまえ"と琴を奏でると冥土の神プルートンも心を動かされて、妻を帰すようにしたのだったが一つだけ条件があった。
"地上に出るまで決して振り返ってはならぬ"
と言われたが地上の光を見たオルフェウスは振り向いてしまい再び妻と別れてしまうのであった……
と長くなりそうなのでここまでにしようかな。
と話していたら皆泣いていた。
まあオルフェウスは自らの失敗のせいで妻と生きられなくなったんもね……
そしてプラネタリウムも終わると今度は麗日さんと唯ちゃんが腕を絡ませてきた。
次に来たのは遊園地だ。
まずジェットコースターに乗ろうとした時またもやじゃんけんが始まった。勝ったのは
「勝ちましたわ!」
「勝利……」
才子さんと唯ちゃんだ。
このジェットコースターは3列なので僕が真ん中に行き、レイ子ちゃんと才子さんは両隣に行く。
「出久さん、私こういうの初めてですので……いざという時は……お願いしますわよ?」
「ん……出久、私も……」
この様子を見た周りの男たちは
((((爆発しろ!))))
そしてジェットコースターが動き出して徐々に上っていく。
そして先頭が頂点に達すると
「うわあああああああ!!」
僕自身もジェットコースターは言うほど得意じゃない、が二人がいるのに変な格好は見せられない!
叫ぶが怖いという表情は見せずにまた折角なので正面にくる衝撃を僕は楽しんだ。
そしてジェットコースターが終わると
「はあっ……はあっ……中々にスリルがあるものでしたわね……」
「ん……!怖かった……」
そんな二人を心配しようとした時
「次は私……」
「才子大丈夫?でも交代ね」
レイ子ちゃんが右腕を一佳ちゃんが左腕を絡ませてきた。
そして向かった先は
「お化け屋敷……」
「うん!私一度彼氏と行ってみたかったんだ……!」
レイ子ちゃんが目を輝かせている。反対に一佳ちゃんはちょっと怖がっている。
正直僕も苦手だがレイ子ちゃんの期待に満ちた目を裏切れる筈もなく僕たちはお化け屋敷の中に入っていった。
ギイッとした音を鳴り、ビクッとしながらドアを開けて中に入る。
廃病院といった感じの内装で暗い廊下を歩いていると、霊安室と書かれた部屋からドンっと音がした。
そして中を覗いてみてると
「うおおおおおおっ!!!」
「うわあああああ!!!」
ガラス越しにグチャグチャ爛れた死体が動いてガラスに張り付いていた。
咄嗟に二人を守るように前に出ようとした時、一佳ちゃんが
「ダメ!離れないで!」
「ちょ!?来ないって!」
「ふふふ……楽しい……!」
こんな状況だからかレイ子ちゃんは笑っていて、そんな様子を見た死体の幽霊はポカーンとしていた。
そしてでてくると
「……大丈夫?」
「怖かった!?」
「……外まで叫び声が聞こえてましたわよ」
唯ちゃんと麗日さんは心配そうに見てくれた。才子さんは少々呆れた表情だったが……まあ絶叫していたからな……
そして昼ごはんの時間になったので
『私たちのお弁当……ちょっとずつ食ってくれない?』
皆がそれぞれの弁当を取り出してこちらを見つめてきた。
それを僕には断ることなんかできるわけがない。
皆の弁当をそれぞれ食った。
うん、美味い。
それぞれの弁当で一番美味しいものを挙げるなら
才子さんの弁当はナポリタン、一佳ちゃんの弁当は回鍋肉、唯ちゃんの弁当は唐揚げ、レイ子ちゃんの弁当はきんぴらの炒め物、麗日さんのは筑前煮だった。
そしてその後も遊園地を楽しんで夕方になると僕たちは観覧車に乗った。
「今日は楽しかったですね」
「そうだね」
「ん……!」
「ドキドキした……」
「そうやね!」
「出久さんはどうでしたか?」
そんなん決まってる。
「楽しかった。皆の普段見られないような姿も見れて……普段とは違う良さを体感できたから……だからね、僕、雄英に入ってよかった」
『うん?』
「だって……皆と出会えたから……かけがえのない皆と……」
「出久さん……!」
「もう……」
「ん……!」
「出久……」
「出久くん……」
そしてこの後それぞれとキスをして最高の日は終わった。
これにてアンケートを終了させていただきます!
ありがとうございました!
印照さんのヒーローネームはIQヒーローグレートジーニアスです!
他に投票してくれた方々には申し訳ないですが……まあ一番多いということで!