(白)ウォズのヒーローアカデミア   作:ハッタリピエロ

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祝え!古豪との実戦訓練!

拳藤さんと出会ってから一週間が経った。

 

そして僕は

 

「ぜえええええい!!」

 

「これは……予想以上に……オーマイ!グッネス!」

 

最後のゴミをトラックに積み込むと腰を下ろした。

 

「やるじゃないか!まさか二週間で終わらせるとは……!君ってやつは……!」

 

「ありがとうございます……なんか気持ちいいなあ……」

 

息が荒くなってしまっているが綺麗な水平線をみると少し安らぐ感じがする。

 

とその時

 

「ほぅ、コイツがお前の後継者か!いい面構えしてやがる」

 

「この人は誰ですか?オールマイト。あっ!しまった!」

 

『出久よ。その心配はなさそうだ。どうやら彼もオールマイトの秘密を知っている人物らしい』

 

「え!?そうなんですか!?」

 

「はっはっは!お前のもう一つの人格だったっけ?いい目をしてやがる!」

 

「その通りだ。緑谷少年にウォズくん。この人は私の高校時代の先生で未だ現役のヒーローグラントリノだ」

 

「オールマイトの先生……!」

 

『ふむ……どうやら嘘ではなさそうだな』

 

「といっても碌に活動していないからな!免許とったのもコイツ鍛えるためだけだし」

 

「成る程……だからネットなどでも出てこないわけだ……」

 

「さてと!小僧よ。お前はワンフォーオールをどこまで扱える?」

 

そう言われて許容範囲の25%で走ると

 

「ほうほうほう!二週間でここまでとは!コイツぁ先が楽しみだ!」

 

喜んでるとウォズから

 

『出久よ。オールマイトがなにやら知らないが震えているぞ』

 

え!?

 

よく見るとオールマイトがなにかを思い出したように震えていた。

 

なになに!?なにがあるっての!?

 

「さてと!小僧!今度は実戦形式だ。俺と勝負しろ」

 

「え!?グラントリノさんとですか!?」

 

「そうだ。ワンフォーオールを扱えるのはわかった。今度はお前の戦闘技術を見る」

 

「成る程……わかりました!」

 

僕がグラントリノから距離をとって構えると

 

「準備はいいな?」

 

「はい!」

 

「んじゃまあ……」

 

とグラントリノさんが一瞬で視界から消えた。

 

っ!上か!

 

僕が上を見上げるとグラントリノが個性で空中を蹴っていた。

 

速い!

 

その突撃に対して右腕のカウンターを仕掛けるが寸前で避けられてしまい後ろに回り込まれた。

 

そのまま背中に一撃を喰らってよろめいたがなんとか耐えた。

 

そしてグラントリノは空中を蹴り続けて僕を撹乱する。

 

なら!

 

僕はワンフォーオールを全身に張り巡らせて出力をギリギリまで引き上げる。

 

ウォズのアドバイスのもと編み出されたコイツの名はフルカウル!

 

グラントリノの動きをみて動くタイミングを見極める

 

そして仕掛けてきた時を狙いアッパーで対抗するが

 

「分析と予測か。だが……」

 

グラントリノは足を上に向けて下に移動してそのまま地面を蹴って僕のモロにパンチを叩き込んだ。

 

「グホッ……」

 

「固いな……そして意識がチグハグだ。だからこうなる」

 

そして僕は押さえつけられてしまった

 

負けか……

 

「うん!戦闘経験が少ない割には中々じゃないか!オールマイトのように実戦訓練でゲロ吐かせずに済むかもな」

 

そうか……だからあんなに震えていたのか……

 

「さてと……お前の実力もわかったがもう一つ確かめたいことがある……ウォズだったか?」

 

『なんだろう?』

 

「俺と戦ってくれないか?お前の実力が知りたい」

 

『ほぅ……そうきたか。出久よ。変わってくれないか?』

 

うん!わかった!

 

そして僕たちの意識が入れ替わった。

 

 

 

 


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