「間に合えええ!」
(コイツ……!そうか!コイツがウォズか!)
「緑谷……!」
と僕が飛び込んだ時、影に潜んでいた黒色くんが飯田くんと轟くん、ネイティブさんの裾を引っ張ってその場から立ち去った。
「なっ!?待て!ソイツら「行かせないぞ!ヒーロー殺し!」ぬうっ!」
僕は咄嗟にヒーロー殺しの前に出た。ちなみに僕は未来の方の出久だ。
「次から次へと……今日は邪魔が入る……!」
「ヒーロー殺し!僕が相手だ!」
<シノビ!>
<アクション!>
<投影!フューチャータイム。誰じゃ!?俺じゃ!?忍者!フューチャーリングシノビ!シノビ!>
「ウォズか……貴様はこっちを選択したか……まああれは確かに意地の悪い選択肢だが……」
ヒーロー殺しがこちらを見てくる。
「貴様とは一度話をしたかった。テレビで言ったあの言葉……俺には理解できた。貴様もわかってるはずだ。この世界には偽物のヒーローがいると。誰かが正さなければならないんだ」
その言葉にウォズは
『…………出久よ、変わってくれないだろうか』
『……わかった』
「君はかつての私を見ているようだ……他人のことを考えずに自分の理想や価値観を押し付け……その人物の気持ちを蔑ろにする……」
「ふむ……確かにそうかもしれないな。だが間違った世の中を正すには犠牲が必要だ。それはおまえにもわかるはずだ」
「価値観や考えで誰かを傷つけていいわけがない!君はヒーローを目指したんじゃないのか!?君はヒーローとは最もかけ離れた行為をしてるにならないんだぞ!?」
「確かに……だが俺は自らの理想のためにヒーローを捨てた。そしておまえは……良い!おまえこそが真のヒーローだ!」
「何を言ってもダメか……」
一方その頃死穢八斎會では
ブゥン……!
「ウォズ!なんでここに!?」
「話は後です!今は!」
「ここは俺に任せろ」
<カメンライド、ゴースト!>
<レッツゴー!覚悟!ゴ、ゴ、ゴ、ゴースト!>
一方過去の方の僕は士さんのディメンジョンオーラでナイトアイの元まで来て、
「あそこか……」
そして士さんは霊体化で壁をすり抜けると
「なっ!?ぐほわっ!」
本部長入中を倒すとコンクリの道を壊していき、
「先輩!」
「ミリオ!」
「ウォズくん……!サー……!」
ボロボロになりながらもエリちゃんを守っていたルミリオンとアナザーディケイド、アナザーリュウガがいた。
と相澤先生が治崎を見たがそんなこと御構い無しとばかりに地形変化をしてきた。
「個性を消せない!?」
「イレイザーヘッドでも!?」
『出久よ!アナザーライダーになった者に……直接的な個性は意味がないようだ!』
『成る程……ダメージがなかったのはそういうことか!』
とアナザーリュウガが来たが
「コイツは俺に任せろ」
「わかりました!」
そしてアナザーリュウガと相対したディケイドは
「龍には龍だ」
<カメンライド、龍騎!>
龍騎に変身するとアナザーリュウガに向かって斬りかかっていった。
そして僕は
<ギンガ!>
<アクション!>
<投影!ファイナリータイム。ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!ウォズ!ギンガファイナリー!ファイナリー!>
飛んでくる突起状の地面をエナジープラネットの力で無効化させ、アナザーディケイドにエナジープラネットを破壊光線として叩きつけると
「ぐほわっ……!グゥゥゥ……!」
「僕がコイツの相手をしてるうちに!ナイトアイとイレイザーヘッドはエリちゃんを!」
「させるか!」
なっ!?
とディメンジョンオーラに警戒して後ろに跳んだらそこからライダーたちが現れた。
『アナザーディケイドはダークライダーを呼び出す力があるんだ!気をつけろ!』
ウォズによると……仮面ライダーレイに仮面ライダーダークキバ!
レイの冷気によって出口が氷に閉ざされてしまい
「グワアァァア!!」
「ロックロック!」
ダークキバの結界にロックロックが捕らわれてしまった。
『ウォズ!あれやるよ!』
『わかった!』
((精神同調……スピリットドライブ!))
ウォズと精神を同調させると
一気に接近してレイを左ストレートで殴り飛ばしてその勢いのまま右足でダークキバを蹴り飛ばした。
がその時
「全て無駄だ!」
『避けろ!』
ウォズと同調していたおかげで突起が来るのを予測していた場所に対して反応することができた。
「こんな奴らに俺の計画を……台無しにされてたまるか!」
そしてレイとダークキバに治崎が触れると
なっ……!自分とライダーたちを破壊して……融合させた……!!!
「さあ……壊理を返してもらおうか」