(白)ウォズのヒーローアカデミア   作:ハッタリピエロ

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祝え!創造主と古豪の戦い!そして新たな友との出会い!

私たちの意識が切り替わり私は身体の感覚を確かめた。

 

「やあ、グラントリノ。私をお呼びかな?」

 

「ほぅ……確かにさっきまでの小僧とは違うわけか……面白え」

 

そして私はビヨンドライバーを取り出すと

 

<ウォズ!>

 

<アクション!>

 

<投影!フューチャータイム。スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!>

 

私が変身するとグラントリノは

 

「それがお前の力か……異世界のヒーローとやらの実力を見せてもらおうか!」

 

<ジカンデスピア!カマシスギ!>

 

私はジカンデスピアを取り出すとグラントリノは足から空気を噴射して突っ込んできた。

 

私はジカンデスピアを振るうもグラントリノは上に飛んで逃げた。

 

そして私の周りを飛び回り私を翻弄する。

 

そして私の隙を見つけては攻撃を仕掛けてくる。

 

一発一発は重くはないが数で攻めるタイプは厄介だ。

 

「どうした!?こんなものか!?」

 

なら!

 

<シノビ!>

 

<アクション>

 

<投影!フューチャータイム。誰じゃ!俺じゃ!忍者!フューチャーリング!シノビ!シノビ!>

 

「ほぅ……」

 

そしてグラントリノの動きを見切って最小限の動きで避け続けると

 

「あの動きを見切れるのか!?」

 

「こりゃあ……!カッコだけじゃないな!」

 

グラントリノが再び突っ込んでくるが私は影に潜ると

 

「なっ!?」

 

そしてグラントリノの影から現れて背後を取るとジカンデスピアを下から振り上げた

 

「ぐわっ!ほぅ……やるじゃねえか!」

 

ジカンデスピアを手に構えると私はグラントリノに一気に接近したが

 

(速い!だがまだまだ対応圏内!)

 

グラントリノは先ほどよりも強い噴射を足から出して横に逃げると再び噴射で私に接近したが私はそれをジカンデスピアで受け止めてそのままグラントリノに突きを放った。

 

グラントリノは吹っ飛ばされるも体勢を立て直して一旦距離をとる。

 

私も油断せずに相手の出方を伺う。

 

そしてグラントリノが動く前に私は距離を詰めると

 

<フィニッシュ!忍法!>

 

アッパーを下から振り上げてグラントリノを上空へあげると私も飛んでかかと落としを喰らわせるとグラントリノは砂浜に叩きつけられた。

 

「はぁ……まいったまいった!降参だ!」

 

グラントリノが降参宣言をすると私は変身を解除した。

 

「まさか……グラントリノに勝つとは……!ウォズくんよ!君は一体……!?」

 

「俊典……コイツが異世界のヒーローってのは本当だと思うぜ。出久も悪くはねえがウォズはそれを超える戦闘技術を持っている……並のヒーロー以上だ」

 

ふぅ……かなり強かったな。これでご老人とは信じられん。

 

『さてと出久よ。変わるぞ?』

 

『うん!』

 

そして私たちの意識は再び入れ替わった。

 

・・・・

 

僕に意識が戻るとグラントリノは今日の特訓はここまでと切り上げてくれた。

 

帰り道を歩いているとモニターにオールマイトが写っていたのを見ると

 

「「オールマイトだあぁ!」」

 

つい叫んじゃった。あれ?

 

隣からも大声が聞こえてきた。僕と隣の人はお互いに顔を見合わせた。その人は制服をきてるから同級生だとは思うが中学生には見えないぐらいのガタイで角刈りの身長が190cmはあろうかと思う人だ。

 

とその人がズンズンと近づいてきた。ちょっ!?

 

「こんちはっす!君もヒーロー好きっすか!」

 

「あ、うん!オールマイトは僕の憧れなんだ!」

 

こうして意気投合した僕と夜嵐くんはヒーローについて長々と話しあってるうちにとても仲良くなった。

 

「へ〜じゃあ夜嵐くんも雄英受験するんだ!」

 

「そうっす!俺もオールマイトのようなヒーローを目指しているんだ!」

 

「しかし君があの緑谷出久くんとは……!感激っす!」

 

「え!?僕なんかした!?」

 

「テレビでやってたじゃないすか!あの時にヒーローに言った言葉がカッコよかったっす!」

 

ああ、あれか……あまり褒められたことをしたつもりはないんだけどな……

 

「今じゃウォズのファンまでできてるんっすよ!」

 

マジで!?ていうかなんでウォズを知ってる……あ、そうか。名乗ってたな。

 

そのあともお互いのことを話してるうちにウォズのことも話すと

 

「そうなんだ!出久の中には二つの人格が……!」

 

「うん。変わってみようか?」

 

そしてウォズへと意識を切り替えると

 

「やあ夜嵐くん。出久がお世話になったね」

 

「おおおお!!!確かに雰囲気が違うっす!」

 

ウォズと夜嵐くんの会話を聞いていると

 

「じゃああの変身はアンタの個性っすか!?」

 

「そうだね。あれは仮面ライダーウォズ。未来の創造主さ」

 

「仮面ライダーウォズ……」

 

「しかし……君は好ましい性格のようだが一つだけ嫌悪しているものがありそうだ。そんな目をしている」

 

「!!!……なんでもないっす」

 

あれ……ウォズの言った通りなのかな?

 

「まあ深くは突っ込まないさ。人にとって受け入れられないものはあるからね。だけどそれもヒーローを目指すなら時と場合を考えるべきだと思うよ」

 

「……そうっすか。それよりあの時飛び出したのはスゴイっす!」

 

と夜嵐くんが話題を切り替えるように元気になった。どうやら相当根強いものだと思う……

 

「うん。確かにあの時飛びましたがそれは出久が決めたことだ。私ではない」

 

そして遅くなったので帰ろうとした時に

 

「出久!俺絶対雄英受かるっすよ!約束っす!」

 

「うん!僕もだよ!」

 

こうして少年はまた誓いを立てた。

 

 

 


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