東北新幹線奥の細道殺人行   作:新庄雄太郎

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6月から制作しました公安特捜班最新作は今日で最終回となります

4か月間、ご覧いただきありがとうございました。


エピローグ

2人の男は逮捕されたが、もう1人は犯行指示者が入たと判明した。

 

「俺は頼まれただけだ、金をやるからって。」

 

「誰に頼まれた!!。」

 

「言うよ、言うから。」

 

「誰なんだよ、犯人は。」

 

「長山だ。」

 

「長山に指示されたんだな。」

 

「ああ、後の事は知らんからな。」

 

相模を取り調べたが、犯行指示者は全く吐かなかった。

 

公安特捜班

 

「そうか、犯人はもう一人いたのか。」

 

「ええ、たぶんその人か犯行指示者とみて間違いないです。」

 

「おう。」

 

犯行指示者の行方を追っていた所、名古屋公安の大原公安班長と中川公安官か犯行指示者と思われる男がL特急「しらさぎ8号」から降りてきた。

 

「あの男の人。」

 

「怪しいですね。」

 

その情報は特捜班に伝えられた。

 

「えっ、長山が東京駅に逃走してる。」

 

「えっ。」

 

「班長、確保に行きましょう。」

 

「ああ、高山、桜井、南主任と長山の確保に向かってくれ。」

 

「了解。」

 

新幹線「ひかり」は東京に到着した。

 

「長山規夫だな、東京中央公安室公安特捜班よ。」

 

「お前を殺人容疑で逮捕する。」

 

「何のことだ、いきなり失礼じゃないか。」

 

「あっ、それは!?。」

 

「観念しな、長山。」

 

新幹線ホームには、高山と南と公安隊員に囲まれていた。

 

「ぎ、く、く、あはっ。」

 

長山は殺人容疑で逮捕された。

 

「よしっ、連行しろ。」

 

「はっ。」

 

公安室に連行した長山は古河と曽根崎と城島を殺害したことを自供した。

 

「そうか、うん、ご苦労さん。」

 

「長山は園崎と相模と組んで犯行を計画したと自供しました。」

 

「うん、今回の事件は卑劣でしたね。」

 

「ええ。」

 

三日後、園崎が乗ったホンダ・アコードワゴンに曽根崎の血痕が発見された、相模が殴った物だった、彼は城島に罪を着せて自殺に見せかけて殺害したのだ。

 

そして、親不知で起きた毒殺に使われた注射器は特急「北越2号」のごみ箱に発見された。

 

「やはり、犯行は長山が計画したんだな。」

 

「ああ、不倫による犯行だそうです。」

 

「被害者の曽根崎は浮気によって殺害したと。」

 

「浮気か、こんな事するとは。」

 

「怖い時代だな。」

 

「ああ。」

 

こうして、東北新幹線「やまびこ」で起きた奥の細道連続殺人事件は解決した。

 

「どうしました。」

 

「あのー、仏さんを置き忘れたんですけど。」

 

「どこに置き忘れたんですか。」

 

「はい、網棚の上に乗せて。」

 

「わかった、その仏さんはお骨の入った仏さんですよ。」

 

「はい。」

 

「それについては、落とし物係へ。」

 

「じゃあ僕、ご案内します。」

 

中野と高山は、列車内の置忘れに対応していた。

 

今日も特捜班は休みもなく、事件や犯罪と立ち向かっているのだ。

 

「主任、あの男は。」

 

「指名手配中の詐欺犯だ、捕まえろ。」

 

「おう。」

 

南は、桜井と岩泉と共に犯罪者を追いかけていた。

 

「すいません、鉄道公安隊のものですがそのトランクの中身は何ですか、見せていただけませんか?。」

 

「ひっ。」

 

男は慌てて逃げていった。

 

「待ちなさい。」

 

桜井は詐欺犯を確保した。

 

「よくやった桜井。」

 

「ええ、主任手錠。」

 

「はい。」

 

カチャッ!

 

桜井は詐欺犯を公安室に連行した。

 

「特捜班も休みが欲しいよな。」

 

と、岩泉は言った。

 

「何言ってるの、何時事件が起きるかわからないんだぞ。」

 

「そうですね。」

 

公安特捜班は、今日も旅客の安全を守るために日本全国を回って事件を解決するのだ、彼らには休息はない。

 




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