新潟県の親不知で水死体で発見されていた、死因は注射器でアルカロイドによる心臓発作の窒息死で会った 残った特捜班の捜査員は、製薬会社をはじめ大学の研究会や高校の科学部を徹底に捜査してみた
酒田と鶴岡を捜索していると、そこは新潟県に入っていた。
「警察も来てる。」
「何かあったのか。」
「高山、何この集まりは。」
「行って見よう。」
南と高山と水野と桜井と岩泉は、早速行って見ることにした。
「あのー、何があったんですか。」
「親不知で人殺しだそうです。」
現場には既に捜査が開始されていた。
「この辺の主要、殺された人を昨夜から今朝がた見かけた人が入たら言うてくれや、名前はよ東京在住で城島和也やすけ。」
「えっ、城島だと。」
「まさか!。」
そこへ、1人の刑事が南と高山達に声を掛けた。
「何なんだ、君たちは。」
「東京の鉄道公安隊の南です。」
「あっ、鉄道公安隊の方ですか。」
「はい。」
「私は新潟県警の三船と言います。」
「同じく桃井です。」
「私は新潟本部の部長刑事関根です。」
「糸魚川署の荒牧です。」
南と高山は、遺体の確認をする。
「ご存じなんですか、この死体を。」
「ええ、実は酒田で殺人事件がありまして、その女性を殺害した重要参考人として捜査していたんですが、犯人は新潟へ逃げたんじゃないかと。」
「なるほど。」
城島を担架で搬送する鑑識を見ながら、高山と南は検視官に聞き込みをした。
「死後1・2時間という事かの、まあ解剖してみないとわかりませんが。」
「犯人は、藥医か植物に詳しい人かあるいは製薬会社の人かね。」
そして、親不知で第3の事件が起きた。
東京駅・公安特捜班
「何ですって、城島が親不知で殺された。」
「ええ、酒田から新潟へは列車で乗り継いで逃げたと考えられます。」
「わかった、じゃあ南と高山達は引き続き捜査を続けてくれ。」
と、高杉は電話を切った。
「班長、親不知で城島の死体が上がったんですって。」
「ああ、今南から連絡があった。」
「じゃあ、その城島が犯人?。」
「ああ、て事は城島が古河と曽根崎を殺害したのか。」
と、松本は言う。
「ああ、恐らくな。」
「でもどうして酒田から親不知に行ったのでしょうか。」
「誰かに呼び出して、殺害したかあるいは自殺の可能性が高いと。」
「自殺にしては、それは不自然じゃないか。」
「そう言われて見れば、現場には注射器とアンプルが落ちていたと。」
「注射器とアンプルか。」
「犯人は製薬会社員かあるいは薬と植物が詳しい人と考えられるな。」
そこへ、中野が高杉に伝えた。
「班長、親不知に使われたアンプル剤はアルカロイドによる神経麻痺による窒息又は心不全と思われます。」
菅原は言った。
「アルカロイドか。」
三輪は言う。
「アルカロイドって言ったら、鼻炎薬等の市販薬にも使われているな。」
「そうだ、アルカロイドはトリカブト等に含む猛毒成分だ。」
「では、犯人は製薬会社の社員か薬医又は植物に詳しい人の可能性も。」
「うん、早速その線で捜査してくれ。」
「了解。」
特捜班たちは、製薬会社をはじめ大学の研究会や高校の科学部を徹底に捜査してみたが、毒物と劇薬の詳しい人は見当たらなかった。
「どうだ、菅原と三輪の方は。」
「ええ、聞き込みをした結果、毒物と劇物に詳しい人は科学部の顧問でした。」
「そうか、科学部の顧問か。」
香川は高杉に行った。
「古河が殺害した時に犯人はどうやって白河へ行ったんですかね。」
「うーむ。そこが盲点なんだよな。」
「何か、トリックがある筈だ。」
「もしや、水戸から水郡線と奥羽本線に乗って酒田へ行ったんじゃないでしょうか。」
「香川、それは無理だ。」
「そうか、陸羽線を使う事になるんだ。」
「そうだ。」
高杉は、城島がどうやって新潟へ行ったのかを推理してみることにした。
「酒田から長岡までは信越本線に乗って、そこから北陸本線の糸魚川まで行ったんじゃないかな。」
「そうか、真犯人は長岡から金沢行特急「北越2号」に乗り、糸魚川で降りたのか。」
「ええ、そこから親不知へ行き、城島を呼び寄せた、そこで犯人は注射器で城島を殺害した。」
「なるほど、それに乗れば犯行は可能だ。」
と、高杉はこう推理した。
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