それが木村タツヤが日本ジュニア・ライト級タイトルマッチをK.O勝利した公式記録である。
本人がこの記録を知るのは翌朝、青木との会話の最中であった。今日のうちに何度か耳にすることにはなるのだが、疲労がソレを流し聞きさせていた。
(や、りきっ…た……おれ、やっと…)
神話の左ジャブ、複数直撃。
第1ラウンドから心身を削られた。
手打ちジャブ…技名、水飛沫。
顔を腫らし、表皮を赤く染めた。
閃光、3発直撃。
アレを耐えたのは後にも不思議な事態だ。
柳洞疾景。
試合終了の直後に立ちあがろうとしていた。公式記録の黒星が白紙でなければ結末は変わっていた筈だ。
だからこう思う。
これから疾景と試合をするボクサーは不幸だ。彼は何度も敗北を重ねるボクサーじゃない。培うことが難しいボクシングセンスを磨くために、1度の敗北が必要だった。
(───────チャンピ、……)
いずれ世界に出立する土台作りを担ったボクサーは、誰知れず重責を果たして疲労困憊に意識が霞む。
誰かの都合など知るかと、リングに倒れ伏す直前。
「前回の死闘で頑なに降ろさなかった拳を、やっと引っ込められたんだな…。よくやったぞ、木村」
「────────ぁ、しの、ださん」
恩師の腕に担がれて、10年間の追い続けたゴールテープを切ったことを知る。
手放しかけた意識を掴んだのは、彼の目元から流れ続ける涙。弟子を喜ぶ感情を見逃すのは生涯の悔いになると思い、無理やり顔に力を込めたところに笑い声が降り注ぐ。
「お前の顔は真っ赤に腫れてて、柳洞の方は鼻血だけ。どっちが勝ったか分かりゃしねぇな」
「あお、き…。それ」
背後から声をかけた青木は、日本ジュニア・ライト級チャンピオンの証を両手に持ち、篠田と持つものを交代した。間近となって改めて顔を覗けば、試合終了時点よりも顔は腫れ、左目蓋は上げることが困難なほど痛みを訴えている。間柴戦を連想させる様相だが、神話の左ジャブを相手にしてこれだけで済んだことは奇跡でないことを知っていた。
「木村のベルトだよ。お前の特訓で掴み取った、10年間の努力の結晶だよ」
「ベルト。ベルト……。俺の、ベルト」
うわ言のように呟く木村は、まだ喜びを噛み締められていない。いま彼の頭はどこにいるだろうか。知らない場所ではないことは確かだ。だとすれば、神話の左ジャブの上をいく使い手との特訓風景を思い返しているだろうか。
「そう、だ。やっと…やっと、か」
2ヶ月前から今日現時刻まで、数秒の間にどれだけ濃密な振り返りを終えたのだろう。
いま腰に巻かれようとしているベルトを見つめながら、ぽつりと呟いた。
「チャンピオンって、重いんだな…」
それは質量の話ではなく、責任感の話だと理解するのは一瞬のうちで済んだ。試合前の自分から変わることを恐れている。
「さっきは、10ラウンドやるつもりでいたのに、今は1分も立ってられねえよ。
いい、のかな、こんな不恰好なチャンピオン」
「ボロボロの一歩を笑うヤツ居たか。皆んな大喜びしただろ。あれと同じだよ、だからベルトに怯えるのは試合の前で終わりだ」
気力を使い果たして弱気になった心に手を添えた。
王者とは、多くの
自分たちのように10年間、地道な努力でしか身を結ばない者たちの道標として、胸を張れ。
「………その通り、だな」
ベルトが巻き終えると同時に、木村の焦点がやっと青木を捉える。既にベルトを巻いた青木を見つけて、今日が祝福に満ちた日になったことを理解して。
「おめでとう、新チャンピオン」
「へへっ。お互い、な」
左拳と右拳をトンと合わせて、グローブを杯に戴冠を讃えあう。
今日のベストショットはここで決まりだ。
『夢を夢で終わらせない! プロデビュー10年目、粘りに粘ったリングの上でついに夢叶えた!!
2人揃っての戴冠、腰に巻かれたベルトとガッツポーズに会場中から拍手が鳴り止まみません!!!』
後楽園を知る者たちが立ち上がる。
知る者だけの特等席で、喝采を注ぐ。
今宵、瞳の奥に熱狂を宿した観測者たちはボクシング史に多く語られない2つのタイトルマッチを、今日見逃した者たちに鼻を高くしながら語ることとなる。
10年間もリングの上でベルトを追い続けた、2人の泥臭いボクサーの背中に魅入られたことを。
「本当に、お前たち…! 似合ってるぞ!!」
「篠田さん泣いてら」
「やめて、くれよ。こっちまで、泣きたくなるだろ」
そんな拍手に包まれた篠田はついに泣き崩れ、八木と鴨川に宥められる心地良い始末だ。
お祭り騒ぎの主役2人に、おもむろに近づく影1つ。
「どうして最後、あのパンチを選んだんですか」
降り注ぐ祝福の背後で、倒れた者が問いかける。
愛想のない側付きは目を閉じて、陥落した男の復興道中を聞きすましていた。
あのパンチ…ドラゴンフィッシュ・ブローのことだ。どうしてとは、絶好の場面で何故ドラゴン・グローを打たなかったのか、だ。
スイッチをすれば右足を出すだけで済む。木村はステップインを選んだ。両足を動かす時間が怖くないのか、脚に効て芯がブレることを恐れないのかが疾景は疑問で仕方がなかった。
「ボクサーの、勘だな。そこだけ、俺がつよい」
だから胸を張って宣言する。
木村タツヤが柳洞疾景に勝る、ただ1つの強み。
ボクサーの勘という名の思い入れ。5年前に届かなかったこのパンチをとどかせたい万感の思いを込める拳は、当人にも説明できない、理屈を越えた実力を捻り出す。
それを理解するほどの執念を、疾景は沢村に対して抱いていない。ということを思い知らされた。
「…………………………っ。落椿のようだと思ったけど、そのまんま落椿とは思わないじゃん」
独り納得する。
彼は枯れゆく樹だ。
幾つもの椿を落とす古樹。
だが、落ちて朽ちる樹でなく。
落ちる最中でこそ本領を発揮した。
朽ちて伸び続け、落ちて完成する花。
それが椿であり、木村タツヤのボクサー人生。
「……リベンジしたい」
「そりゃ、嬉しいね。
俺でも、教えられること、あったんだろ」
「………沢村コーチだけじゃ足りなかった。
その目、忘れません。またお会いしましょう」
木村タツヤは意図せずに、父親の想いを果たす。
柳洞疾景は敗北して、その花の真価を見つけた。
1人のボクサー人生が凝縮された試合に別れを告げ、新時代をいつか築くボクサーはリングをあとにした。
「な、なんだよ沢村」
教え子のあとを追わず、沢村は立ち尽くして木村を凝視する。その眼差しは顔と脚へ。支えてもらわなければ立っていられない姿に、さっきまでは触診して中の質を確かめようとしていたが、やめた。
代わりに言葉を残すことにした。
「学ぶことが多かった。疾景の言う通り、お前は落ちた椿なんだろうな」
「なっんだとお前」
「───訂正する。お前たちは、だった」
食ってかかろうとした青木は言葉と行動を止める。言葉通りに受け取れば、不吉な意味に捉えかねないソレは、沢村の声音からは別の意味に聞こえたからだ。
「幕之内に木村、他のボクサーも。倒したヤツを漲らせる気色悪い拳をしてやがる。
まるで種蒔きのようなボクシングだったよ」
そう木村を…鴨川ジムのボクサーを評価してリングを降りていった。
「…なんだってんだ、あいつ」
「俺にも誰かを変えられたって話さ」
「んだよ、1人で合点しやがって。教えろよ」
木村には、なんとなく意味が伝わった。
沢村なりの感謝の言葉だ。1つ1つの意味を拾うことは難しいが、彼にも相手をおもんばかる心があった。師事する立場となって生まれたのか、元々あった芽を弟子が育んだのかは、沢村のためにも言及は避けよう。
そうして花道を逆走し、控え室に入った直後。沢村は今日の試合を簡潔に評価する。
「しぶとさが足りねえな」
「くそったれな一言」
負けて項垂れる元王者になんたる言い様か。死体蹴りで止まった肺を動かせると思い込んでいる異常者だ。この鬱憤をぶつけたい相手は近くにいるというのに。
「酷い事故に遭った気分だ…。コーチの逆恨みで戦うと思ってたのに、しっかり指導者してるなんて」
疾景が練習のうちに成熟した僅かな誇りが、両の目から滲み出るのは数秒のことだ。
そんな一幕をよそに、リング中央で新王者2人が同時に雄叫び。戴冠の喜びを10年目にして噛み締める。そして再三の拍手喝采、二大メインイベントで2人の傷だらけのボクサーの集大成を祝う観客たち。…を横目に、今江克孝は立ち上がる。
「行こう、サチ子」
「えっ、いいの? 挨拶とかしなくても」
「青木さんが控え室に戻る前に済ませた。
今から俺と会っても、次のことを思い出させて戴冠に酔いしれない。そんな場違いはできないさ」
今江自身すら、自分が王者に君臨した時の喜びはひとしおだった。心の余裕はなかった自分ですらそうだ、これから2人は自分の想像を越えて喜びを分かち合うのは想像に容易い。
「ここから先の喜びを分かち合うなら俺の師事したボクサーとしたい。沢村コーチのように、立派にセコンドを務め上げてね」
沢村のコーチとしての態度は容認出来ないが、選手を励ます方法にも言いたいことはあるが、選手を立ち直らせる行動を沢村はよく知っていた。今江には難しいことをやってのけたのだ。自分も遅れてはならないと立ち上がる。
両雄に敬意を表して、今江とサチ子も後楽園ホールをあとにした。
コーチ陣が学びを得ながら次のリングに向かうなか、あるボクサーも胸を打たれていた。
「あのバケモンを…。修羅狩りを倒しやがった」
「敦士さん達が勝てなかったってのに…」
「まじで何モンだよ木村さんって」
「なんか、涙が止まりません!」
取り巻きの涙する姿を見ながら、敦士も頷く。
「疾景のヤロウはルールで縛れるヤツじゃない。ルールがあるだけ俺たちが弱くなるばかりだった。
なァ、ボクシングって。ボクサーって強いな」
いつの間にか正していた姿勢に立ち上がってから気づき、らしくない自分を笑うことはなく。
「帰って寝る。明日からバリバリ走っぞ。ついでに疾景に勝てねェってほざいたヤツらを引っ叩く。
一軒一軒周って殴るぞ!!」
「うす!!」「うっす!!!」
木村タツヤに変えられた人間が1人、踵を返してボクサー人生を再出発した。
多くの者たちを巻き込み、感化されて、長く険しい道のりをまた1人踏み出していく。
こうしてボクシングは新たなボクサーを生み、数えきれないドラマの種を蒔いてきた。
日本で泥を被ってきたボクサーからでも、だ。
このサイクルは永遠に続く。長い未来の始まりに立ち会い、終わる者たちにゴングを鳴らそう。
青木勝、木村タツヤ。
2人の10年間が実を結ぶ物語はこう綴じられる。
幻に過ぎないものが、いつか現実に訪れることを心待ちにしながら。
▼
翌日、朝9時。
晴天なりし日に軒先の花を手入れする両親に、顔中湿布塗れの木村が声をかけた。
「………これ」
両親は驚いた。前日とは比べものにならないほどに腫れた顔に、ではなく、大層大事に抱えて部屋に持ち込んだチャンピオンベルトを差し出してきたことに。
10年も追い続けたベルトを、なぜに渡すのか。意図の読めない行動に右往左往していると、意味なんて1つだろと言いたげにボソッと。
「ベルト、やるよ」
差し出したそのままの意味を言語化する。
当然のことではあるが、まだ意図が分からない。
「大事な物でしょう? 部屋に飾らなくていいの?」
「客寄せに使えるかなって。部屋に置いて見飽きるのもアレだろ、ちょいと遠いとこにあるのがいいんだ」
10年間ベルトを追い続けた癖のようなもので、昨夜枕元に置いてみたものの落ち着かなかったのだ。かといって部屋の隅の机に飾るにはデカすぎるし、照れ臭い。
見えず離れずの位置を考えたところ、店先に飾るのが吉だと思い至ったのだ。
「引退、するの?」
これで親孝行完了、なんて思いながら出掛ける木村の背中に、母親は問いかける。
かつて荒れた姿はどこにもない。戻ってくることもないと分かっている。この質問は、花屋を継ぐことを宣言した息子に、ボクシングは辞めてしまうのかと、悔いはないかを知りたかったのだ。花屋はいつでも継げるが、ボクシングはまだ出来るだろう、と。
「減量苦で筋肉がどうにかなっちまう歳だし。ま、そうまでして引退を引っ張った甲斐はあった。
………って思ってたんだけどさ」
母親の優しい心配に、首を横に振りながら。
「青木の次の試合、東洋タイトルなんだ。
そこで防衛戦をすることにした。最後まで付き合ってやんねぇとアイツ、寂しがるからな」
「! そうね、側に居てあげなきゃね」
「タツヤ、次も応援に行くからな!」
木村タツヤはひと足先に引退試合を表明した。
どこまで行こうとも、2人は最後まで同じ日に同じ道を歩む。始めは不安でたまらなかった背中も、照れ臭さで背を向けるほどに成長したのだ。
「んじゃ、ジム行ってくる」
そうして、試合の翌日に珍しく朝から出掛ける。
疲れが残っているからと普段は出掛けない息子からベルトを受け取ると、早合点した両親は慌て始めた。
「祝勝会か? なにか持ってく物は…」
「それは精密検査終わってから。今日は宮田の防衛戦を皆んなで観るんだよ」
手で制した木村は用事を告げた。
「朝から? 珍しいこともあるんだ」
「そりゃだって、アメリカだぜ」
誇らしげな言葉は、日本人ボクサーのサガだ。
自分のスパーリングパートナーは今日、ボクシングの本番でタイトル防衛戦を行うのだから。
くだらない独り言が長いわりに『次回対戦発表は次のお話で』行います。私の独り言に興味が無い方はしおりを挟んで『近日中の更新をお待ちください』。
新年明けましておめでとうございます!
読者の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。私は今、次の話を執筆中でございます。
数日前の去年末は幣作へ足繁く通っていただき、誠にありがとうございました。しおり機能を見ますとね、更新の翌朝には最新話前のしおりが殆ど最新話に付いていて、驚きとともに絶対に年内決着してみせる!というモチベーションが爆増したことを覚えています。
実のところ、投稿を延期しようかと考えていました。12月になった時点では各話3割弱…下書きしか仕上がっていなくて、20日時点で4ラウンドまでを6割、残りは4割程度までしか進んでいませんでした。あまつさえ1話分追加してしまう始末……。来年に持ち越したい気持ちがありましたが、私が発表した日付を待ち望んでいた読者様がいるかもという思い込み、原作ではリカルド千堂戦を進行中という最高の時期でしたので、過去最大の短期執筆を決行、無事に仕上げられたという次第です。その影響で103話後書きの次回予告に載せたセリフすらボツにしました、予告しておきながらのボツは本当に申し訳ありません。…一部については年末関係なくボツにしたので言い訳のしようもないですね。
仕事するか執筆するかレイドバトルか、で12月は大半を過ごしました。
本当に忙しかった、そして楽しかった。しおり機能をご活用してくださってる読者様、励みになっております。ありがとうございます! まだの読者様、どうぞお挟みになって! 次話更新をお待ちになって!!
さてさて、漸くですよ皆さん。
木村のタイトルマッチ、書き切ることができましたよ。待ち遠しかったの思っている原作ファンは少なからず居てくださるはず…! 彼のタイトルマッチ…戴冠は連載当初からの目標で、絶対に筆を折りたくない理由の1つでした。
連載当初でも原作では再活躍の場が巡っていなかったため、もしかしたら私の方が早いかもな〜とは思っていたんです。まさかそうなってしまうとは。本当は原作での木村のタイトルマッチを観てから、私も2度目のタイトルマッチを書きたかった思いはあります。が! 来たからには全力で、木村タツヤに相応しい話を書くぞーと意気込んで執筆しました。満足です。
もちろん、原作でも戴冠してほしいのでこれからも待ち続けますよ!
っとなれば、王者が必要ですよね。という訳で、柳洞疾景という王者を準備して参りました。初登場17話から、以降ちょくちょく名前や強さの評判を挟んで、初出の訳分からん強いボクサーという枠にならないよう注意しました。
柳洞疾景の設定、詰めすぎじゃね?
とか思われたかもしれません。彼には並々ならぬ熱意を込めておりました。木村の対戦相手として、日本タイトルマッチに相応しい相手でなくてはならなかったからです。
ただ、その割にはキャラが定まりきっていなかった……。書き上げることに必死で、疾景のセリフは準備していた半分以上をボツにせざるを得ませんでした。ここが悔しくて仕方ありません。鷹を執筆すればするほど、オリジナルでキャラクターを創ることの難しさに四苦八苦しています。書きたいものと書き出したものが乖離してしまって、疾景のことを仕上げられなかった、反省します。
それにも言い訳がありまして。
この試合は日本タイトルと銘打ってはいますが、世界タイトルのつもりで執筆しました。世界王者のように彼を書こうとしつつ、まだ日本王者のため弱点が何個かないと……→設定追加して仕上げが甘い、となったわけです。
設定上では疾景は世界ランカー級です。。
彼が日本に留まっていたのは、あれこれと理由を付けてはいますが、私が木村の世界戦を見たい、書きたいからです。本当は書こうとしていたんですけど、引っ張りようがなくって……。沢村が幕之内の同ジムボクサーと試合させたかった、に理由をもっていって今回のお話に繋がります。彼のことはもう書かないですが、その後として疾景は世界獲ります、と設定を供養しておきますね。
ここでひと呼吸いれて。
この作品をここまで追ってくださる読者の皆さまならば、原作のことも耳にしているかと思います。
はじめの一歩、休載をするとのこと。
私は『鷹』を書くばかりだったのでまだ最新刊マガジンを読めていないのですが、例のSNSで見てしまいまして。理由を見かけなかったので心配です、先生の早期復帰をお待ちしています。
いやしかしまじですか、リカルド千堂戦の最中で休載とは、非常に残念です。はじめの一歩ファン全方位に配慮しましてネタバレを避けて理由を書きますと、ここからが良いところじゃん! ララパルーザで言うと腰を落とした絶体絶命の一歩がガゼルパンチを打つ直前、死刑執行で言うと木村のボディ打ちが入り出したところ、くらい。
中盤折り返し目前かなぁと思っていたところの休載ですので、天を仰いだ方もいらっしゃるかと思います。こればっかしはね、しょーがないので…。
気持ちを切り替えて、私は原作の連載再開を待ち望みつつ、読者の皆さまには、幣作を原作の場繋ぎとして読んでいただければ幸いの限りです。
となると少々困ったことにですね、リカルド千堂戦が終わるであろうタイミングで幣作がリカルド千堂再戦の告知をする、というものを企ててました。リカルド千堂戦の決着の仕方を見てから、幣作リカルド千堂再戦の決着が被らないように弄ろうと思ってました。思い上がりも大概にしろ!と言われたらそれまでなのですが、どうしても私は2つの場面が思い浮かんでしまって頭から離れなかって。
リカルドが勝つパターン、千堂が勝つパターン、どちらにも最後のパンチはコレだ‼︎ってしっくりくるものがあるんです!だから原作が決着してから書きたかった!ですが、原作休載でポシャりましたのでご報告申し上げます。
その為、次の話は日程調整用として2024年に急遽組み込んだ試合であります。書き溜めなどは無いため、下書きなしのぶっつけ本番で書き始めています。
幣作にしては珍しく?見切り発車です。決着しか決めていないのでグダグダなりそうですが、先ほど幣作を原作休載の場繋ぎとしてほしいと申した手前、長々と投稿を先送りにするのも憚れます。取り敢えず予定を出しまして、やっぱり無理でしたとなれば幣作あらすじ欄(+旧姓Twitter)でお知らせします。
今回は木村のタイトルマッチと原作休載が重なって普段の倍以上の後書きとなってしまいました。興奮と絶望に駆られて指を動かすのはイケナイ。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
鷹も120話となり、そろそろ折り返し地点が見えてきました。完結までプロットは練っております。まだ先は長い幣作ですが、ここまで執筆を続けられるのは読者の皆さまのご感想、お気に入り登録、誤字報告、しおり、評価、いいねのお陰です。
とても高いモチベーションを維持しながら楽しく執筆しています。ここまで読んでくださっているアナタへ、感謝を込めて。ありがとうございます。数ヶ月に1試合という遅筆ではありますが、どうかこれからも更新をお待ちいただければ幸いです。