ファイアーエムブレムif インビジブルキングダム 鏡界からの救世主達 作:異次元
前回までのあらすじ
偽物のイザナの正体であるダークマージ、ゾーラ率いる暗夜王国軍と交戦し、勝利したカムイ、イクス一行。しかし、ゾーラはサクラを人質に降伏を呼びかけるなど、卑劣な手にでるが、カムイ、イクス一行を追っていたルクスの攻撃によってサクラを解放してしまう。サクラを取り返され、後がなくなったゾーラは悪足掻きに出ようとするが、暗夜王国の王子、レオンによって粛正される形で殺害された。レオンはカムイ、イクスに必ず討つと言ってその場を去る。そこにいたのはイザナだけでなく、白夜王国の王子、タクミやルーク一行が捕まっていた。カムイ、イクス一行を裏切り者と言うタクミをイザナは諌め、またイザナはカムイに道を示す為に自分の命を対価にした儀式を強行する。力尽きたイザナはタクミにカムイ、イクス一行に力を貸してあげてほしいと遺言を残し、命を落とす。ショックを受ける一行だが、イザナの思いを受け止めたタクミ達やルーク一行が仲間になる。カムイ、イクス一行は新たなる仲間達と共に次へと向かうが…。
カムイ「ん!?みんな、待ってくれ! 向こうに何か見える…。あれは…狼煙?」
スズカゼ「ふむ…。あれは、兄さんの上げた狼煙です」
ルーク「兄さん?」
ユーリ「赤髪忍者、サイゾウのことだ。こいつの兄ってこと」
ティア「そう…」
カムイ「サイゾウの?なら意味はなんだ?」
スズカゼ「はい、『大規模な敵兵力と交戦中』…。そう示したものでしょう」
カムイ「なんだって…!?だったら助けに行かないと!」
スズカゼ「いえ…忍があの狼煙を上げる意味は助けを求めてのことではありません。この敵に襲われぬよう、自分を見捨てて逃げろ、という意味なのです。だから…行くべきではないのです」
カムイ「そんな…。…………。よし、みんな…準備を整えてくれ!すぐに助けに行くよ!」
スズカゼ「ど、どうして…!?危険なのですよ!?」
カムイ「うん…それでも行くよ。僕はただ追っ手から逃げているんじゃない。仲間を集めるために、旅をしているんだ。一人では立ち向かえない強大な敵に立ち向かうためにね。…サイゾウだって、僕の仲間だ。その仲間を見捨てることはできない!」
スズカゼ「カムイ様…。ありがとうございます…」
フウマ公国・森
アラン「随分、暗い森だな…」
カムイ「狼煙はこの辺で上がっていたけど…サイゾウたちはここにいるのか?」
アクア「わからないわ…。でも、ここはもうフウマ公国の領内よ。ずいぶんと暗い森だから、迷わないようにしないといけないわ。複数の足跡が奥に続いているから、これを辿っていけば…」
一行が森の中へ進んで行く
サクラ「な、なんだか暗くてジメジメしてます…。ちょっと、怖いかも…」
ミリーナ「サクラ様、大丈夫?」
タクミ「…仕方ないな。怖かったら僕の裾でも掴んでなよ」
サクラ「あ、ありがとうございます…」
タクミ「それにしても、この森は入り組んでるな…。まるで迷宮だ」
スズカゼ「はっ!?タクミ様、危ない!」
タクミへ向かって飛んできた手裏剣をスズカゼが弾く
タクミ「手裏剣!?」
コーキス「! マスター、危ねえ!」
ガイ「ルーク、危ない!」
コーキスとガイ、イクスとルークに飛んできた手裏剣を弾く。
イクス「助かった…。ごめん、コーキス」
ミリーナ「コーキス、イクスを助けてくれてありがとう」
コーキス「気にしないでください。マスター、ミリーナ様」
ガイ「ルーク、大丈夫か!?」
ルーク「すまねえ、ガイ…」
アスベル「この手裏剣は…?」
スズカゼ「これは…フウマ公国の忍の物です!」
タクミ「なに!?僕たちのことを、始末するつもりということか…?」
スズカゼ「はい…そのようですね。…既に複数の忍の気配が近づいています。囲まれるのは、時間の問題かと」
カムイ「くっ…!みんな、迎え討つ準備を!」
ティア「私達はフウマ公国の忍に襲われて戦うことになったけど、そこには計り知れない因縁があったわ。また私達やサイゾウ達の他にいたのは…。
次回『6章 共闘 中編』
この命、みんなを守る為に!!」