ファイアーエムブレムif インビジブルキングダム 鏡界からの救世主達 作:異次元
前回までのあらすじ
イズモ公国の公王、イザナの死亡に一行はショックを隠せなかったが白夜王国の王子、タクミや彼の家臣二人にルーク一行が仲間になり、更に仲間を増やすことに成功した。そして、カムイの実兄である白夜王国の王子、リョウマを追うことにした一行だが、フウマ公国で狼煙が上がっていることを知る。意味を知っているスズカゼは逃げようと進言するが、カムイは助けに行くことを決める。カムイ、イクス一行とフウマ公国の戦いが始まろうとする中、既に戦っている者達が…。
フウマ公国・玉座
コタロウ「森の入り口に何者かが侵入したようだ…。お前を助けに来た仲間かも知れんぞ。まんまと罠にかかりおって、馬鹿な奴らめ。なあ? 白夜王国リョウマの臣下…くノ一、カゲロウ?」
カゲロウ「なんということを…貴様は忍の風上にも置けん!このフウマ公国は…白夜の同盟国ではなかったのか!」
コタロウ「ふん、白夜の同盟国だと…?残念だが私はガロン王と手を組んでいてな、こうして戦端が開かれるのを今か今かと待ち望んでいたのだ。この戦で白夜を滅ぼせば、フウマは白夜に代わる王国として認められる。そうすれば…この私はフウマ王国の王となるのだ!」
カゲロウ「この…外道が!!」
コタロウ「ははっ!どうとでも言え、負け犬が。どうせ人質の価値が無くなれば、お前は死ぬ。お前たち、この者を地下牢にぶち込んでおけ!」
フウマ兵「はっ!」
カゲロウ「仕方ない…。任務で死ぬことは、覚悟していた…。だが、リョウマ様のご命令を…あの伝言を皆に伝えられないことだけが…私の心残りだ…。」
???1「うう…」
カゲロウ「!! 誰だ!?」
???1「あっ…驚かせてすまない…。ここは…?」
カゲロウ「フウマ公国の牢屋だ…。そなたもか…?」
???1「突然変な世界で目覚めたら、忍が来てここに閉じ込められたんだ…」
カゲロウ「そうか…」
???2「リフィル先生、俺達、これからどうすれば…」
???3「ロイド…」
???4「…今は助けが来るのを待ちましょう。ここに閉じ込められた以上、今の私達ではどうすることも出来ないわ」
???5「そうだね。下手に出るよりは大人しくしたほうがマシじゃないか」
???6「うん」
???2「だけど…」
???7「ロイド、我慢して。ここで騒いだら、奴らは僕たちに何をするか分からないよ」
???2「…分かった」
???8「多分…イクス達が助けてくれる」
???10「ああ!俺も信じてるぜ!」
???9「あーもう!この檻、どうにかできないの!」
???8「い、イリア落ち着いて!」
???11「……」
???12「今は誰かが助けに来るまで待ってみよう」
???1「マークは大丈夫かな…。捕まってなければいいけど…」
森
サイゾウ「おい、カゲロウが捕まっているというのは、この辺りか!?」
オロチ「そうじゃな…。斥候からの情報だとそのはずじゃ。しかし…こう入り組んでおっては、どこにおるかわからんのう。こればかりは、わらわのまじないでも皆目見当がつかぬ」
サイゾウ「とにかく、じっとしていても始まらん。辺りを探ってみるぞ」
ユウギリ「たまらないですわね…。この殺気に満ちた場所。邪魔者の殲滅はこのユウギリにお任せくださいな。ここでなら、敵の断末魔はさぞかし美しく響くのでしょうね…」
サイゾウ「くれぐれも無理はするなよ。こんなところで命を落とすわけにはいかん。カゲロウ…待っていろ。今、助けに行く」
一方、サイゾウ達がいる森の別の場所
???14「くそっ。目覚めたらいきなり襲ってきて…何なんだ、こいつら!?」
???13「お兄ちゃん、シング、大丈夫!?」
???12「大丈夫だコハク!俺はまだやれる!」
もう一方の別の場所
???15「フィル、待っていろ。今助け出す!」
戦闘近く
カムイ「あれは…サイゾウたち!?」
イクス「シングにコハク!」
ミリーナ「ヒスイさんも!」
コーキス「マークもいる!」
アクア「ええ。彼らが闘うべき敵は、私たちと同じのようね。敵の敵は味方…。サイゾウ達と話をすれば、もしかしたら一緒に闘ってくれるかもしれないわ」
遂に戦闘が始まる。
カムイ「はあっ!」
フウマ兵「ぐはあっ!」
アクア「はあっ!」
フウマ兵「ごはあ!」
タクミ「せやあっ!」
フウマ兵「ぎゃあ!」
ルクス「貫いてやる!『ユニコーンアロー』!!」
フウマ兵「がっ!?」
ルーク「もらった!『翔破裂光閃』!!」
フウマ兵「うわあ!」
ティア「譜の力よ!破邪の天光!『グランドクロス』!!」
フウマ兵「がはあ!」
ジェイド「甘い!はっ!はっ!てやっ!『雷迅光閃招』!!」
フウマ兵「うわあ!」
ガイ「タダで済むかよ!『烈震千衝破』!!」
フウマ兵「がはあ!」
アニス「ひっさ~つ!『斬影連旋撃』!!はうあ!」
フウマ兵「ぎゃあ!逃げろー!」
ナタリア「光の閃光!『ブライトネス・シャワー』!!」
フウマ兵「ぎゃあ!」
アッシュ「風穴を開けな!『冥葬焼欠』!!」
フウマ兵「ぐはっ!」
そして…。
カムイ「大丈夫かい!?サイゾウ!」
サイゾウ「貴様…カムイ!?どうしてここに…」
カムイ「え…助けに来たんだよ、サイゾウを。さっき、狼煙を上げただろう?」
サイゾウ「なに? 狼煙を…?だが、あれは助けを求めるものではないのだぞ!?」
カムイ「うん…知ってるよ。スズカゼが、そう教えてくれた。あの狼煙は…敵勢力に襲われないよう逃げろと示すためのものだって。でも、それなら尚更、放っておけないよ。信じてもらえなくても、敵だって思われていても、僕にとって君たちは…大切な人だから」
サイゾウ「…たったそれだけのことで、わざわざこんな死地まで来たというのか。俺たちを助けるために…。…………。…ふっ。お前には敵わんな。裏切り者のやることとは到底思えん…。サクラ様の言う通り、よほどの事情があるのだろう。…わかった。俺も共に闘ってやる」
カムイ「サイゾウ…!」
サイゾウ「今、この場所にはカゲロウが…仲間の忍びが捕らえられている。恐らくあいつは、リョウマ様の居場所を知っているはずだ。それを俺たちに伝える途中で、捕まったに違いない。どうかあいつを、救い出してくれ」
カムイ「そんな、人質がいるのかい…!?…わかった。全力を尽くすよ」
サイゾウ「ああ。では仲間にも伝えておこう。共に闘う以上、足は引っ張ってくれるな」
カムイ「ありがとう…サイゾウ」
一方…
コーキス「シング様、コハク様、ヒスイ様!」
シング「コーキス!?みんな!」
コハク「どうしてここに!?」
カーリャ「カムイ様と一緒に行動していたんです〜!シングにコハク、ヒスイさんも無事で良かったです…」
ヒスイ「目覚めたらいきなり襲ってきやがった。頼む!手を貸してくれ!」
アラン「勿論だ!みんな!」
ユーリ「おうよ!」
更に…
イクス「マーク!」
マーク「イクスにミリーナ!?何でここに!?」
ミリーナ「フウマ兵と戦ってる時にマークが近くにいたの」
イクス「マークこそ、どうしてここに?」
マーク「突然変な光が現れて新生救世軍を飲み込んじまったんだ。気がついたらフィルと一緒に森で目覚めたんだが、直後に忍に襲われてフィルが捕まっちまった」
イクス、ミリーナ「フィルが!?」
マーク「ああ。フィルは俺に魔鏡を持たせて逃してくれたが、頼む!フィルを助け出すのに手を貸してくれ!」
イクス「ああ!」
ミリーナ「勿論よ!」
さらにフウマ兵を倒していく一行
オボロ「はあっ!」
フウマ兵「ぐはっ」
ヒナタ「おりゃあ!」
フウマ兵「があっ!」
ヒスイ「燃えてきたぜ!『裂想蹴・荒鷹』!!」
フウマ兵「ぐはっ!」
コハク「煌めけ!夜天の極光!『スターライト・フレア』!!」
フウマ兵「ぎゃあ!」
シング「休まず攻め立てる!『閃麒耀翔斬』!!」
フウマ兵「うわあ!」
アッシュ「傷口を!抉ってやるぜ!『殲滅孤光閃』!!失せろ、のろまが!」
フウマ兵「ごはあ!」
ナタリア「立てよ戦士!我が名の下に!『ストーム・フォートレス』!!」
フウマ兵「ぎゃあ!」
アニス「ぶっとば~す!それーっ!『双夜月旋牙』!!…月夜ばかりと思うなよ」
フウマ兵「わあっ!」
ガイ「ガイ様の本領発揮だぜ!影も追えまい!『朧雪斬月』!!」
フウマ兵「ぎゃあ!」
ジェイド「耐えられますか?消えなさい!『クラックブラスト』!!」
フウマ兵「ぐはっ!」
ティア「全ての音素(フォニム)よここに集え!『アルカナシンフォニー』!!」
フウマ兵「ぎゃあ!」
ヒスイ「マジで根性決めるぜ!オラオラオラ!『セイクリッドナース』!!」
フウマ兵「ぐはっ!」
コハク「乱れ咲け、儚き紅蓮の八重桜!『散華八葉脚』!!」
フウマ兵「がふっ!」
オロチ「ぬぅん!」
ユウギリ「せいっ!」
フウマ兵「うわあ!」
そして…。
コーキス「! いた!」
コタロウ「お前たちをすべて倒し、私はフウマ王国の王となる…!まずは手始めに貴様を屠り、王の力を見せつけてやろう…!」
マーク「上等だ…!フィルを返してもらう!!」
シング「はあっ!」
コタロウ「ふっ!」
ルーク「くっ…!」
サイゾウ、受け止める。
サイゾウ「おい。フウマ公国公王…コタロウ。よくもカゲロウを人質にしてくれたな。…お前に、聞きたいことがある」
コタロウ「なに?誰だ、貴様」
サイゾウ「俺は…5代目サイゾウ。白夜王族に代々仕える者だ…」
コタロウ「サイゾウ? なるほど…。あの老いた上忍の息子か」
サイゾウ「ほう…やはり、知っているのだな。父を。昔、この国に来てそのまま帰ることのなかった…俺の父のことを!」
コタロウ「ああ。あの小癪な上忍はこの私の野望に感づいていたようでな。同じ忍びとしてそのような真似はするなと説得しにきた。だから…、…その場で始末してやった」
サイゾウ「く…っ!やはり、お前が…!」
コタロウ「知らぬ存ぜぬで通す心算だったが、息子には感づかれていたか。親子そろって、勘だけはいいようだな。ただ、腕が伴っていなければ、全くの無意味だが」
サイゾウ「貴様…弱かったというのか。俺の父が」
コタロウ「ああ。弱かったぞ、ヤツは。弱すぎて弱すぎて、この私に指一本触れることすらできずに、地獄に墜ちていきおったわああああ!」
サイゾウ「くそ…っ!!許さんぞ…貴様だけは!父の仇、討ってみせる!!」
ルクス「せいっ!」
コタロウ「くっ小癪な…!」
フラン「今よ!」
シング「どんな敵だって、俺のスピリアは止められない!『裂軌星旺斬』!!」
コタロウ「がっ…!」
ルーク「任せろ!はあああっ!終わらせてやる!『滅覇皇迅撃』!!」
コタロウ「ぐはっ…!」
ルクス「喰らえ!はあああっ!仕留めてやる!『風神大烈閃』!!」
コタロウ「がはっ!」
マーク「これで生きてりゃ褒めてやるぜ!」
『我流皇帝拳』
コタロウ「ごふっ!」
アラン「行け!」
サイゾウ「爆ぜ散れ!はああああっ!!」
コタロウ「が……は……!」
コタロウ、大量の血を流し、倒れる。
サイゾウ「指一本…触れたぞ?」
コタロウ「ぐ、はっ…、ば、馬鹿な…、こんな、若造に……、私の、野望、が…、私の、フウマ王国、が……」
サイゾウ「…仇は討った。父上…」
クレス「コタロウとの戦いを制した僕たちはカゲロウが捕まっている牢屋を発見する。しかし、その牢屋にいたのはカゲロウやフィリップだけではなかった。
次回『6章 共闘 後編』
皆の為に、必ず勝つ!!」