ファイアーエムブレムif インビジブルキングダム 鏡界からの救世主達 作:異次元
プロローグ
ここはイクス達の世界の仮想鏡界…
ミリーナ「イクス、コーキス、気分はどう?大丈夫?」
イクス「ああ、俺は大丈夫だよ。コーキスは?」
コーキス「俺も大丈夫です。マスター、ミリーナ様」
ミリーナ「良かった。でも、辛い時はちゃんと言ってね。私達も出来る限りの事はするから」
イクス「ああ、分かってるよ」
コーキス「はい、ありがとうございます。ミリーナ様」
コンコン(ドアをノックする音)
イクス「? はい」
ガチャ(アランが入ってくる)
アラン「イクス、コーキス、調子はどうだ?」
イクス「俺は大丈夫だよ」
コーキス「俺も大丈夫です。アラン様」
ミリーナ「アラン、どうしたの?」
アラン「フランやここにいる面子がコーキスがまた大きくなったからそのお祝いをやろうって話になって、俺にイクスとコーキスの様子を見てきて欲しいって頼まれてここに来たんだ」
イクス「お祝いって、何か大袈裟だな…」
アラン「大袈裟じゃないよ。こっちはコーキスが倒れて、痛みの余り目を取ってくれー!ってミリーナの胸元で暴れられて、一時はどうなるかとフランも皆心配してたんだぞ」
コーキス「悪かったよ、アラン様。でも、それだけ皆に心配かけてしまったのは事実だから何とも言えないぜ・・・」
イクス「お祝いって何をするのか聞いてるかい?」
アラン「バーベキューをやるって」
ミリーナ「いいわね!それ!」
アラン「前にグラン達がアジト島を探険してた時に、バーベキューに調度いい水辺の所を見つけたらしい。俺も下調べで見たが中々いい所だったぞ。それで、イクス達はどうする?」
イクス「もちろん、行くよ。皆がコーキスがまた大きくなった事を喜んで、バーベキューをやろうとしているなら、それを無下にする訳にはいかないな」
ミリーナ「私もオーケーよ」
コーキス「俺もだ!」
アラン「よし、決まりだな! 皆に伝えとくよ」
数日後…。
全員「コーキス!!復活おめでとー!!」
コーキス「ありがとう、皆!これで俺もマスターとミリーナ様を守れる戦士の仲間入りだ!」
イクス「コーキス…」
ミリーナ「ありがとう。これからも頼りにしてるからね」
コーキス「はいっ!」
キラーン
ルクス「ん?」
アラン「どうした?ルクス」
ルクス「今、池の水が光った様な…」
ユーリ「水が光った?」
ロイド「お前の勘違いじゃねーのか?」
ルクス「…だといいけど」
キラーン
ジュード「光った!」
ルカ「な、なんだ!?」
キラーン
全員「うわあああああああ!!!」
その頃・・・
マークス「…くっ。なぜだ、カムイ。なぜ暗夜に刃を向けた。例え血は繋がらなくても、私たちは本当の家族ではなかったのか?」
カムイ「マークス兄さん…!僕はただ、話を聞いてもらいたくて!」
リョウマ「カムイ…。なぜ白夜を裏切った。お前の正義とは、一体、何だったのだ…」
カムイ「違う!リョウマ兄さん!僕は白夜を裏切った訳じゃない!」
マークス「私は…ずっとお前のことを、本当の兄弟だと思って…。……っ。…全軍に通達。カムイは暗夜を裏切った。以降はカムイを敵と見なす。速やかに捕縛せよ!」
カムイ「そ、そんな…!」
リョウマ「カムイ…。お前が連れ去られた時の身の裂ける思いは今も忘れていない。共に過ごせなかった時間を取り戻す事はできない…。だとしても…俺はお前ともう一度、家族として…。…いや。…それはもう夢物語なのだな。…皆に伝えろ。カムイは白夜を裏切った。敵に回るのならば…戦うしかない!」
カムイ「リョウマ兄さん!僕は…僕は…!」
アクア「待って、カムイ。今は無理よ。二人に貴方の言葉は届かないわ。一先ずここを離れましょう。捕まる訳にはいかないもの」
カムイ「マークス兄さん…リョウマ兄さん…」
逃走後…。
アクア「…ふう。何とか逃げ切れたけど、すぐに追手が来るはず…。カムイ、このままじゃ両国から敵と見なされたままよ」
カムイ「…………」
アクア「いい?白夜と暗夜…どちらかを選ぶしか道はないわ。そうしなければ、あなたは何もかもうしなってしまう」
カムイ「…いや、道はもう一つあるよ。このまま、どちらも選ばないという道だ」
アクア「…カムイ」
カムイ「白夜王国のみんなは僕の家族だ。暗夜王国のみんなだってそうだ。たとえ全てを失っても…たとえ兄さんたちに軽蔑されても…僕には選べない。だから、選ばない道を行く。全てを失ってもいい。そう決めたんだ」
アクア「そう…何かを成し遂げるためには全てを失う覚悟が必要ということね。…そうね。そうなのかも。…私のお母様も、暗夜を守るために命を落としたわ。でも、お母様は後悔していなかったと思う。自分の愛した者を守り抜いたのだから。…カムイ。私も覚悟を決めたわ。あなたが選んだ道を私も一緒に進んでいく」
カムイ「アクア……ありがとう」
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