ファイアーエムブレムif インビジブルキングダム 鏡界からの救世主達   作:異次元

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3章 裏切りの汚名 後編

前回までのあらすじ

カムイの説得は通じず、ユキムラ率いる白夜王国軍との戦闘となったカムイ、イクス軍。ミリーナ、フラン、フェリシアの三人は呪術師であるオロチと対決し、フランが白氷天狼斬で撃破した。また、アスベル、ユーリ、ラピード、ギュンターは忍びであるサイゾウと交戦し、さいごはアスベルが四葬天幻でサイゾウを倒す。一方、カムイ、アクア、イクス、コーキス、アランの五人は大将、白夜王国の軍師である絡繰師ユキムラと対決し、アラン、コーキス、イクスが連続攻撃を加え、最後はカムイが奥義『竜穿』でユキムラを倒す。倒した三人をカムイ、アクア、イクス達は再び説得を試みるが…。

 

 

 

ユキムラ「…なぜです。…どうして殺さないのですか?」

 

カムイ「僕はこの無益な殺し合いを終わらせる方法を知っている。そのためには、君たちの力が必要なんだ」

 

ユキムラ「くっ…都合の良いことを。…私は信じません。私の大事な人たちを奪った貴方の言葉など…」

 

オロチ「そ、そうじゃ! うう、ぐすっ…。ミコト様を…白夜の民たちを返せ…っ!うっ、うぅ…っ!」

 

サイゾウ「…………。仕方ない…。こうなれば、この身をもって…暗夜の賊どもに一矢報いてやる…。くっ…ぐぐぐっ…!」

 

コーキス「何をするつもりだ!?」

 

ギュンター「いかん!こやつ、自爆する気だ!」

 

アラン「こいつ!この期に及んで…!」

 

カムイ「やめるんだ、サイゾウ!」

 

サイゾウ「我が信は白夜にあり…。死んでも貴様らの好きにはさせん!くっ…ぐぐぐぐっ…!」

 

ユーリ「どうする!?このままじゃ全員お陀仏だぞ!!」

 

???1「スプラッシュ!」

 

サイゾウ「ぐはっ!」

 

カムイ「えっ!?」

 

コーキス「今の声…」

 

アラン「まさか…」

 

???1「ふう、良かった。間に合ったみたいだね!」

 

アラン「アーロン!無事だったのか!」

 

アーロン「うん!だけど、僕だけじゃないよ」

 

スズカゼ「兄さん、いけません!」

 

サクラ「だめです…サイゾウさん!カムイ兄様を傷つけないでください!」

 

???2「イクス!みんな!」

 

???3「無事だったんですね!」

 

???4「一先ず安心だな!」

 

???5「いやー良かった良かった」

 

???6「やっと見つかった〜!」

 

???7「イクス!みんな!大丈夫!?」

 

カムイ「スズカゼ、サクラ…!」

 

イクス「クレスさん!ミントさん!」

 

ミリーナ「クラースさんにアーチェさんも無事だったんですね!」

 

アラン「チェスターにすずも無事みたいだな!」

 

フラン「カムイ様。あの二人は?」

 

カムイ「巫女の方は僕の妹のサクラで、忍者の方はサイゾウの弟のスズカゼだよ」

 

ミリーナ「妹!?それじゃサクラちゃんは…」

 

カムイ「うん、白夜王国の王女だよ」

 

ユーリ「サイゾウとスズカゼ、兄弟にしては性格が全然違うな」

 

サイゾウ「なんのつもりだ…?あいつは白夜を裏切った憎き相手なのだぞ!?」

 

コーキス「だから違うって言ってんだろ!!」

 

スズカゼ「いいえ、兄さん。カムイ様は信じるに足る人です。この方は、暗夜王国に囚われていた私を助けてくれました。自らの危険を顧みず、敵である私の命を…!」

 

サクラ「だって、カムイ兄様は…とても優しい方なんです。この闘いでも、砦にいた兵士たちを誰一人殺してはいませんでした…!本当に白夜を裏切ったのなら、そんなことする必要があるでしょうか!?何か事情があるに違いありません。どうか話を聞いてあげてください!」

 

サイゾウ「むむむ…。…………」

 

サイゾウ、武器を降ろす。

 

スズカゼ「兄さん…ありがとうございます」

 

サイゾウ「…ふん。信じたわけでない。だが、話は聞かせてもらおうか」

 

カムイ「…真の敵は、暗夜でも白夜でもない、もっと別のところにいる。母上を…ミコト女王を殺し、白夜王国を壊滅させたのはガロン王ではないんだ。もっと強大で、もっと恐ろしい野望が…僕たちの知らないところで、動いている」

 

サイゾウ「ほう…恐ろしい野望だと?なかなか面白いことを言うな。ではお前の言う真の敵とやらは一体何者だ。そいつは一体、どこにいる?」

 

カムイ「すまない…それは、言えない。でも…もうすぐ、暗夜と白夜の空の色が入れ替わる日が来る。もし僕たちを信じる気があるなら…その日に、無限渓谷に来てほしい。僕からの話は…それだけだ」

 

サイゾウ「…貴様、ふざけているのか?」

 

カムイ「いや、ふざけてなんかいない。でも僕が言えることはここまでなんだ」

 

ユキムラ「…聞くだけ無駄だったようですね。話は終わりです。お引き取りください」

 

アラン「行こう、みんな。こんな奴ら頭が固そうだから信用できねえ」

 

カムイ「…………」

 

カムイ達は立ち去ろうとする

 

サクラ「ま、待ってください。カムイ兄様!」

 

カムイ「サクラ…?」

 

サクラ「あの…私も連れて行ってください!私のような者でも、何か兄様のお役に立てるはずです!」

 

ユキムラ「サクラ様、何を…!?」

 

サクラ「ごめんなさい…ユキムラさん。でも、私はカムイ兄様を信じています。過ごした時間は少なかったですが…それでも、わかるんです。さっきの兄様は…嘘を言っている人の目ではありませんでした」

 

ユキムラ「サクラ様…。まったく…ここでどれほど引き留めても、貴方は聞き入れてはくださらないのでしょうね。ご誕生されたときからずっと、サクラ様の成長をお側で見て参りました。だから、サクラ様のことは他の誰よりも理解しているつもりです。…ですから止めはいたしません。どうか、くれぐれもお気をつけて」

 

サクラ「ありがとうございます。ユキムラさん」

 

スズカゼ「お許しください…兄さん。私も、カムイ様と共に参ります」

 

サイゾウ「…好きにしろ。それだけの覚悟があるのならな」

 

スズカゼ「…はい」

 

カムイ「ありがとう…サクラ、スズカゼ。僕のことを信じてくれて。では、行こう。次の目的地へ…」

 

道中・・・

 

カムイ「ここは……」

 

サクラ「どうなさいました、兄様?」

 

カムイ「うん。この湖…アクアと初めて出会った場所なんだ。あれから、短い間に色々なことがあったな…」

 

サクラ「兄様…」

 

カムイ「すまない。サクラにもまだ話せないことばかりで…」

 

サクラ「いえ、大丈夫です…兄様。私は兄様を信じていますから。兄様はきっと、とても大きなものを背負っていらっしゃるのです…。私…少しでもそのお手伝いをしたくて…兄様の喜びや悲しみを、私も一緒に分かち合えたらって…で、ですから、その…私……。…ご一緒できて嬉しいです、兄様!よ、よろしくお願いします!」

 

カムイ「…ん?向こうから何か来るよ?あれは…天馬?こ、こっちにまっすぐ向かってくる!」

 

サクラ「え…!?」

 

ツバキ「ふう…良かった、やっと追いつきましたよサクラ様!」

 

サクラ「わわっ…ツ、ツバキさん!?」

 

カザハナ「もう、サクラ様ったら…あたしたちを置いていくなんて、ひどいですよーっ!」

 

サクラ「カザハナさんまで…。二人とも、どうして…!?」

 

カザハナ「はい。さっきユキムラさんが伝令を寄越したんですよ。サクラ様が…白夜王国を出るって」

 

サクラ「! ユキムラさんが…」

 

カザハナ「えへへ…まあたとえユキムラさんに教えてもらわなくたって、サクラ様がいなくなったことがわかれば絶対に追いかけちゃいますけどね」

 

ツバキ「うん。俺たちにはサクラ様を完璧にお守りする使命がありますのでー。サクラ様の行くところになら、どこにでも付いて行くのは当然ですよ。俺たちはいつでも…あなたの力になります」

 

サクラ「ありがとうございます…!」

 

カムイ「あの…サクラ、この人たちは…?」

 

サクラ「えっと…私の臣下の、ツバキさんとカザハナさんです。いつも私のことを守ってくれる、強くて優しい方たちなんですよ。これから一緒に闘ってくれるので…きっと心強い戦力になって下さいます」

 

カムイ「へぇ…それは有難いな。よろしくね、二人とも」

 

ツバキ「はい。任務は完璧に遂行しますよー」

 

カザハナ「まあ、サクラ様をお守りするついでに、加勢してあげるわ」

 

イクス「カムイ!こっちも準備出来たよ!」

 

カムイ「イクス!みんな!」

 

サクラ「カムイ兄様、この方たちは…?」

 

カムイ「そうだね。じゃあみんな!簡単な自己紹介を!」

 

イクス「はじめまして、サクラ王女。俺はイクス・ネーヴェです。鏡士をやっています。こっちは俺に仕える精霊、コーキス」

 

コーキス「はじめまして!サクラ様!コーキスです!これからよろしくお願いします!」

 

サクラ「精霊!?コーキスさんが!?す、すごいです!!」

 

ミリーナ「私はミリーナ・ヴァイスです。イクスの幼馴染で、イクスと同じ鏡士をしています。よろしくね♪そして…」

 

カーリャ「はじめまして!ミリーナ様に仕える精霊のカーリャって言います。よろしくお願いします。」

 

サクラ「よろしくお願いします。カーリャさん」

 

アラン「俺はアラン・ソード」

 

フラン「私はフラン・レイピア」

 

ユーリ「ユーリ・ローウェルだ。そしてこいつは相棒のラピード」

 

ラピード「ワフ」

 

サクラ「可愛い犬ですね。よろしくお願いしますね」

 

アスベル「俺はアスベル・ラントだ」

 

サクラ「よろしくお願いします」

 

カムイ「さあ、行こう!!次の場所へ!!」

 

全員「ああ!!」




アラン「白夜王国のサクラ王女や忍びであるスズカゼさんを加え、さらにクレス一行を加えた俺達は追手との無用な戦闘を避けるために、また、中立国であるイズモ公国に立ち寄る為に近道である黄泉の階段を抜けることにしたんだけど、そこにはとんでもない罠が仕掛けられていた!

次回『4章 流浪 前編』

どんなに厳しくても、抗ってみせる!!」
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