報告します。黒崎一護は……   作:虹捜索隊

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変態でクソ野郎です

 

 

 

「はーい、では横の人とペアを組んで夏休みに何したか聞いてください。」

 

 

「よろしくね!白河くん!」

 

井上さんだ!

やったぜ!

 

「What did you do during the summer vacation?」

 

ここ日本では英語教育がある。

 

英語は我々の言葉とは文字や文法が違う。

 

「アイ、ブック、リード。」

 

そして英語は難しい。

 

 

「I read booksかな?本を読みましたって言いたいんだよね?」

 

「そのときのreadの発音はレッドになるんだよ!」

 

「難しいよね〜。」

 

井上さんは天使だ。

 

 

 

「はーい、聞きましたか〜?では当てたペアはやってみてください。」

 

 

「じゃあMr.Shirakawa, please ask your partner.」

 

 

また俺だ。

 

「えっと、ワットディドユードゥードゥアリングザサマーバケーション。」

 

 

「No、No!v()acation」

 

「Mr.ShirakawaはBの発音になってる。」

 

「はい、Repeat after me。Mr.Shirakawa!」

 

「vacation」

 

「バケーション。」

 

 

「違う!舌を噛んで、vacation」

 

「バケーション。」

 

 

「前歯で下唇噛んで!はい、ンーーーーヴッ」

 

「ンーーーーヴッ」

 

 

また笑われている。

俺は本来はエリートだぞ?

唇を噛むために現世に来たのではない。

 

 

「はい、もう一回、vacation。」

 

「ヴァケーション」

 

 

「まぁいいでしょう。で答えは?」

 

「I went on holiday with kurosaki.....」

 

「なに!?黒崎!あんたヒメと2人で、、、!あんなことやこんなことを!!?」

 

 

「一護俺とは旅行行ってくれなかったの、井上さんと行くからだったのか!?」

 

 

「いや、違えよ!チャドと石田も一緒だ!まだ続く感じだっただろ!早とちりすんなよ!」

 

 

「なに!?ヒメは3人を相手に!?」

 

「あんたはうるさい!!織姫の発表の邪魔すんな!」

 

 

黒崎の野郎!

井上さんと旅行だと!?

 

ふざけやがって!

 

 

「はーい、静かに!じゃあ次、Mr.Kurosaki ask....」

 

 

「白河くん、発音すごく綺麗だったよ!」

 

 

井上さんが俺を褒めてくれた。

 

発音もっと頑張ろうかな。

 

 

 

「じゃあ残り10分はペアで自由会話ね。はい、はじめ!」

 

 

「なに話そっか。さっきは夏休みだったから冬休みの話しようか!」

 

 

「冬休み、、、。」

 

 

なんて言うんだ冬休み、、、。

 

 

「あ、えっと、冬休みはwinter vacationだよ!」

 

 

「じゃあ私から聞くね。what are you going to do during the winter vacation?」

 

 

なんて?全然わからない。

 

「え、えーっと、、、、」

 

「Can you ski?」

 

井上さん!?

 

「それは一体、、、?」

 

「え?だからCan you ski?」

 

巨乳、、、、

いかんいかん!チラ見がバレたら井上さんに変態だと思われる。

 

 

これは遠回しに告白だととって良いのか?

 

 

いや、これはあえて自分の女性としての魅力の部分を突きつけて俺が体を見ているか、それとも心を見ているかを問うているのだ。

 

 

「白河くん?悩むような質問だったかな?」

 

 

まずい!

時間を取りすぎた!

ここは素早く巨乳かどうかは関係ないと返すべきだった!

胸が好きな変態だと思われてしまう!

 

 

違うんだ!

巨乳が好きなんじゃない、あなたが好きなんだ!

 

 

「好きなのは好きだ!けどそれは井上さんが、、、、」

 

 

言えない!

こんな授業中に愛の告白など言えるはずがない!

 

 

 

「あ、好きなんだね!じゃあ上手いの?」

 

 

「上手い!?」

 

 

上手いだと!?

井上さんはそんなに進んでいるのか?

 

もしかして、そのこの前の黒崎との旅行はそう言うことなのか?

 

 

それでこの質問を俺にぶつけてくるということは、黒崎は上手くなかった、ということか!

 

 

ざまぁ見ろ黒崎!

 

お前はさっき井上さんから遠回しに、

「あの旅行で下手だとわかった」

と言われていたんだ!!

 

 

 

「まぁ経験はあるよ。」

 

これでも君の10倍ほどは生きているんだ。

一回や二回くらい、、、

 

 

 

「へぇ〜、私も一回だけあるんだけど、痣だらけになっちゃってさ。」

 

 

「あざ!?」

 

その一回はこの前の黒崎、、、!

 

 

それにあざだと!?

 

やつめなんて癖を持ってやがる!

 

というか井上さん、なぜそんなに笑顔なんだ!?

 

 

いや、これは虚構の笑顔!

その奥は心の雨で濡れているに違いない!

 

 

「初めてだったからあんなに痛くなるとは思わなくて、、。」

 

「でもまたしたいな!」

 

 

もうゆるせん!

完全に井上さんは洗脳されている!

 

 

「黒崎!お前!井上さんと、、、」

 

「白河くん!!」

 

井上さん、、、?

 

「ありがとう、気を使ってもらって、、、。」

 

「黒崎くんには今度自分から誘ってみるから。」

 

 

俺は心の中で泣いた。

 

このいたいけな少女を助けることができないだろうか?

 

 

 

 

 

 

しかしその話には続きがある。

翌日のこと。

 

 

「昨日の英語の時の話だけど白河くんも一緒にスキーしに行こうね!」

 

 

 

「スキー?」

 

 

 

そして俺はスキーという単語を学んだ。

 

 

 

 

 

 

To be continued......

 

 

 

 

 

 




昨日の簡易報告

黒崎一護
《癖が異常》
《夜の技は上手くはない》
《男の風上にも置けない》


〜参考〜
井上織姫
《心が綺麗》
《純粋》
《寛容、心が広い》
《見た目だけではない》
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