IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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学園祭とキャノンボール・ファーストの合同労い会は無事に終わった。
……しかしそれからも鈴・シャルロット・本音の三人は火影に話しかける事もできない程落ち着けないでいたのだった。
そんなある日、火影から話があると言われ、三人は屋上へ。そこで火影は鈴達こそ自分が守りたい、好きだと思っている事を告白。同時に自分がある大事な秘密を抱えている事。そしてそれを話したらもう一緒にはいれないかもしれないと打ち明け、暗に遠ざけようとする。
…だがそんな火影に対し、鈴達は火影の事を深く愛している事。そしてこれからも傍を離れないから火影も傍にいてほしいと、自分達の想いをぶつけるのだった。


Mission110 災厄の復活 パンドラ・リヴァイヴ①

IS学園 アリーナ

 

火影と鈴達の件から二日が経ち、この日は日曜。アリーナには火影と海之、一夏達、更に千冬と真耶もいた。今回何故こんなに集まったのかというと、

 

千冬

「…間もなく時間だな」

真耶

「大丈夫でしょうか篠ノ之博士。一応指名手配されている身なのに…」

火影

「全く問題ないと言われていましたから大丈夫だと思います」

海之

「……」

一夏

「まぁあの束さんだからな。大丈夫だよきっと。…にしても遂にシャルの魔具が完成したんだな!なんてったっけ?パントマイムだったっけ?」

千冬

「パンドラだ馬鹿者」

 

そう、この前火影達が束達と通信で話し合っている時、最後に束がシャルロットのために造っていた魔具「パンドラ」が完成したので本日渡しに来ると言ってきたのだ。本来なら火影と海之、そして使う事になるシャルロットだけで良いのだが、新しい魔具という事で一夏達、更に千冬達も同行を願い出たという訳だ。そして今彼等はその束の到着を待っている。

………だが少し離れた所で少女達が小声で別の話を繰り広げていた。

 

ラウラ

(鈴、それにシャルと本音も。この前は良かったな♪)

本音

(い、言わないでよ~もう~!)

箒

(そう言うな。それに羨ましい位だ。あんなにはっきり告白できたお前達がな♪)

セシリア

(本当ですわ♪)

シャル

(あうぅ…)

鈴

(こ、告白ってそんなつもりじゃ…)

楯無

(ぜ~んぜん説得力無いわよ~?シャルちゃんと本音ちゃんはあんな優しい表情で手握って、鈴ちゃんに至っては抱きついて泣きながらぶっちゃけてたじゃな~い♪)

鈴・シャル・本音

「「「………」」」

 

揃って茹でダコの様になる鈴達。

 

箒

(……しかしあんなわかりやすい状況でも一夏だけは気付いていない様だな。全く…私達はどれ程の告白をすれば良いのか…)

セシリア

(先は長いですわね…)

楯無

(いっその事全てさらけ出して誘惑するしかないかしらね~♪)

箒

(!! そ、それはちょっと…)

簪

(……でも本当に良かったね三人とも。火影くんと仲直りできて。私達も安心したよ)

シャル

(仲直りっていっても火影は何も悪くないよ。僕達が勝手に避けていただけだもん)

鈴

(今思えば本当にバカしてたわね、私達)

 

事情が事情とはいえ、自分達の行動を恥じる鈴達。

 

楯無

(それで三人はこれからどうするの火影くんとは?あの後誰を選ぶのか迫ったりしたの~♪)

ラウラ

(だがあんなにはっきり伝えられたら火影の奴も誰を選ぶかとかやりにくいな)

シャル

(ちょちょちょ、ちょっと!!何言ってんのラウラまで!?)

本音

(そ、そうだよかっちゃんも!それに本音達そんな事言ってないから!)

箒

(そうなのか?)

鈴

(うん。実はね…)

 

鈴はあの時火影が話した事をみんなに話した……。

 

箒

(……そうか。火影の奴そんな事を…)

セシリア

(…そう言えば火影さんのお話が一時聞こえにくくなりましたわ。そういう事だったんですのね…)

ラウラ

(私達にまだ話せない秘密…か。…バカな事を、どんな話だろうと私達は受け入れるというのに…)

シャル

(うん。でもよっぽどな話なんだと思う。あんな寂しそうな火影の顔…初めてだったから…)

鈴

(……火影)

 

みんなが火影の言葉の意味を考える中、

 

簪

「……」

(火影くんの話って…前に海之くんが話してくれた事と同じかな?…多分同じだよね…。話したら一緒にいられなくなるかもしれない……。一体なんなの?…海之くん)

 

簪は以前海之から似た様な話を聞いたのを思い出していた。そして、

 

楯無

「……」

(私が話して良い事じゃないわね……)

 

この中で唯一真実を知る楯無は何も語らない事に決めていた。その時が来るまで。

 

楯無

(…まぁ今はその話は止めましょう。何時かは話してくれるって言ったんでしょ火影くん?だったらその時を待ちましょ。彼を信じて)

全員

(((はい)))

 

みんな楯無の言葉に同意した。

 

簪

「……」

(そういえば最近ふたり共、お姉ちゃんや織斑先生と良く大事な話をしてるって言ってた。お姉ちゃんは知ってるのかな……?)

セシリア

(…所で話は戻りますがそのお話と皆さんがお付き合いを申し出なかったのとどういう関係がありますの?)

ラウラ

(…そうだな。直接の関係は見当たらない気もするが)

 

そんな疑問に対して鈴が答えた。

 

鈴

(うん…。多分やろうと思えばできたと思う。そして真剣に考えてくれたと思うしね。……でもね、私達、火影に更に背負わせたくないって思ったの)

ラウラ

(…背負わせる?)

鈴

(さっきも言った通り火影は大事な事を抱えてる。それなのにいつも私達の事を真剣に考えてくれてる。守ってくれている。…だから今はこれ以上は望んだらいけないかなって思ったの。私達が付き合ってほしいなんて言ったらあいつの負担になるでしょ?)

シャル

(うん。僕も鈴も本音も、自分達の想いを押しつけてまで火影とそうなりたいなんて思ってないよ。急がなくてもいい。目の前にある問題を解決してって全部終わって、その時に聞けばいいかなって思ってるんだ)

本音

(そ~そ~。それにひかりんは今でも十分私達のために色々してくれるもん!デートもしてくれるしデザートも作ってくれるし、三人共大事にしてくれるんだ♪だからだいじょぶだよ)

鈴

(……それにね)

箒

(…それに?)

 

鈴・シャル・本音

(((「好き」って言ってもらえたから…)))

 

そう言った鈴達の表情は赤くなりながらも笑顔だった。

 

楯無

(…はいはいごちそうさま~♪)

ラウラ

(全くあいつも隅に置けん。まぁ海之には負けるがな)

簪

(ふふっ、そうだね)

セシリア

(羨ましいですわお三方)

箒

(そうだな。一夏の奴も見習ってほしいものだ)

 

その時後ろから、

 

一夏

「俺がどうしたって?」

箒

「!い、一夏!な、何でもない!!」

セシリア

「どうしましたの?」

一夏

「いやどうしたもみんな離れてるからどうしたのかと思って。早く来いよ」

 

 

…………

 

そしてそれから約五分後、遠くの空から何かがこっちに向かって来るのが見えた。

 

真耶

「…あっ、もしかしてあれでしょうか?」

海之

「大丈夫とは思うが、みんな衝撃に備えておけ」

 

言われてみんなやや下がる。そして、

 

 

……ドオォォォォォォォンッ!……パラパラ

 

 

それは少し離れた場所に墜落同然に到着した。確かに束のロケットだ。

 

シャル

「や、やっぱりあのロケットの登場は何回やっても驚くよね」

簪

「し、尻餅着いちゃった…」

千冬

「全くあいつは…もっと静かに着陸できんのか」

本音

「前に来た時はちゃんと着いたんだけどね~」

ラウラ

「そういえば前は私達がいない時に来たんだったな」

 

みんな驚きながらも束のいつもの登場を待つ。

…………しかし、

 

一夏

「…あれ?」

火影

「…出てこねぇな」

 

30秒程経ったが束もクロエも出て来なかった。

 

セシリア

「ま、まさか中で気絶されているとか…」

鈴

「ちょ、ちょっと!変な事言わないでよセシリア」

千冬

「あいつがそんなタマか。…まぁそれはそれで静かで良いが」

箒

「全くです」

簪

「あははは…」

楯無

「…にしてもほんとに出てこないわね。どうしたのかしら」

 

その時、

 

ズズズズズッ

 

ロケットの傍の地面が少し盛り上がった。

 

真耶

「な、なんですか!?」

本音

「大きなモグラ~?」

一夏

「いやそれはねぇだろ!」

 

ズズズズズッ!

 

とその時地面がまた少し盛り上がり、そして、

 

?

「どおぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!」

 

ドォォォォォンッ!

 

全員

「「「!!」」」

 

全員沈黙した。盛り上がった地面が割れ、中から何かが飛び出してきたのだ。それは、

 

束

「けほけほっ。やぁみんな!お久しぶり~!みんなの永遠のアイドルにして、この世で初めて某怪獣王と同じ登場シーンをやってのけた人間!篠ノ之束さんだよ~!ブイブイ!」

 

全員

「「「………」」」

 

思いもしなかった登場にみんな唖然としている。

 

束

「ふっふっふ、流石にこんな登場は予測していなかった様だね♪甘いよみんな♪ジャンプからの登場シーンはもう何回もやってるしもしかしたら防御されるかもしれないし、かといって何もやらないのは面白くないからね♪本とかブログとかでもタイトルが肝心って言うし、登場シーンはインパクトあるものが一番印象があるからね♪…でもこれ一回やってしまったらもうやれないのが悩みの種なんだよなぁ~。だってもう慣れちゃったでしょ~?次はまた新しい登場シー、ブフォッ!ヘヴァッ!」

 

パラパラ…

 

……束は千冬のブローを腹に受け、更に鉄拳を受けて地面にめり込んだ。

 

束

「ち、ち~ちゃん…。連撃とはお主もできる様になったのぉ…」

千冬

「…二度とその口を開けぬ様にしてやろうか」

本音

「だ、大丈夫かな今の~?」

火影

「大丈夫じゃねぇかな?自由落下しても無傷だった位だし」

一夏

「それにああ見えてあれはふたりのじゃれあいみたいなもんだから」

千冬

「馬鹿を言うな一夏。迷惑極まりない」

束

「いや~それ程でも♪…ところでみんな、先日は大変だったみたいだね~!ひーくんみーくんサイドは何の心配もいらなかったけどいっくん!それに箒ちゃんもセッちゃんも!無事で何よりだよ~!」

セシリア

「そちらの方も見ておられたんですか?」

束

「モチのロンだよ!…でも三人共ちゃんとデビルブレイカーを使いこなせていたみたいだし、安心したよ!」

一夏

「トムボーイには本当に助けられました。ありがとうございます、束さん」

セシリア

「私も同じですわ。ありがとうございます」

箒

「……感謝します」

 

恥ずかしいのか箒は上手く言えない様だ。

 

束

「ああそういえば箒ちゃん。紅椿の絢爛舞踏の使い方掴めた~?」

箒

「え?え、ええ。なんとなくですが…」

束

「ほんと!良かった~。可愛い妹の力になるのは最大の喜びだからね~♪これからもいっくんと頑張ってね♪」

箒

「は、はい」

 

ゆっくりではあるが姉妹間の雪解けは着実に進んでいる様だ。

 

火影

「…あれ、束さんクロエは?」

鈴

「そういえばまだ出てこないわね?」

束

「あれ~おかし~な~。おーいクーちゃん、出といでよ~?」

 

束はまだロケットの中にいるクロエに呼びかける。すると、

 

クロエ

「……」

 

手に小さなケースを持ってクロエが現れた。しかし緊張しているのか俯いている。

 

海之

「元気かクロエ」

クロエ

「ふぇ!?は、はい海之さん、御無沙汰してます!」

火影

「? どうしたクロエ。なんか様子おかしくねぇか?」

 

火影はクロエの顔を覗き込む。

 

クロエ

「! だ、大丈夫です火影さん!」

火影

「そ、そうか」

束

「ただ恥ずかしいだけだもんね~クーちゃん♪」

クロエ

「た、束様!」

一夏

「恥ずかしいってなんの?」

束

「秘密だよ~♪」

一夏

「?」

 

その間もクロエは恥ずかしそうに俯いている。

 

千冬

「束、そろそろ本題に入りたいんだが?」

束

「おっとそうだったね!んじゃ早速♪」

 

そう言って束はクロエが持ってきたケースを受け取る。手に乗る程のサイズだ。

 

真耶

「もしかしてその中に入っているのがパンドラというものですか?」

ラウラ

「随分小さいな」

火影

「まぁな。さぁシャル、その箱を開けてみな?」

シャル

「う、うん」

 

そう言われてシャルロットは束の掌にある箱を開ける。

 

シャル

「……えっ?」

鈴

「これって…」

簪

「…シャルのISと同じ…?」

 

中に入っていたのはシャルロットのIS、ラファールの待機状態と同じペンダントトップだった。

 

千冬

「束、どういう事だ?」

束

「それはお楽しみだよ♪さぁシャルちゃんだっけ?それを持ってISの展開を命令してみて?」

シャル

「ISの展開を?…は、はい」

 

シャルロットは言われた通りやってみる。するとペンダントトップが突然光り出した。

 

カッ!

 

シャル

「うわ!」

 

……やがて光が収まると、

 

シャル

「…!」

楯無

「!…これは」

ラウラ

「……シャルのラファール?」

 

目の前に立っていたのは……シャルロットのIS、ラファール・リヴァイヴ・カスタムIIとこれまた全く同じものであった。唯一の違いと言えばコアが無いのかその部分が空になっている位である。

 

セシリア

「シャルさんのISと全く同じですわね」

簪

「うん。パーツやスラスターまでそっくり」

箒

「しかしコアが無いからこのままでは動かんな」

一夏

「束さん、これは?」

束

「ふっふ~ん♪よくぞ聞いてくれました~!」

 

すると束が目の前のISの横に立ち、

 

束

「これこそラファール・リヴァイヴとひーくんみーくん提供の魔具「パンドラ」を融合させた、この世でひとつだけのラファール、いやもうラファールじゃないね!シャルちゃんの新たな専用機!その名も「パンドラ・リヴァイヴ」だよ~!」

 

火影・海之・クロエ以外

「「「………」」」

 

一瞬だけ場が沈黙し、そして、

 

シャル

「え――――!!」

一夏

「マジか!?」

箒

「…パンドラ・リヴァイヴ」

鈴

「しかもシャルの新しい専用機!」

楯無

「…でも見た目は全く変わらないわね?」

束

「それについてはこれから説明するよ。クーちゃんお願い~」

クロエ

「畏まりました。シャルロットさん。このパンドラ・リヴァイヴは確かにシャルロットさんのISと見た目は同じですが…システムは全く違います」

真耶

「どう違うんですか?」

 

すると横から火影と海之も説明に加わる。

 

火影

「シャル。これは以前お前に借りたデータを基に機体を新たに造り、そこにパンドラのシステムを組み込んだんだ」

シャル

「僕のデータ?……あっ、前に火影に渡したアレの事!」

千冬

「その前にパンドラとはどういう物だ?」

海之

「パンドラは他の魔具やデビルブレイカーと違ってかなり特殊な魔具です。基はスーツケースの様な形なのですが特定のプログラムを入力する事で原形をほぼ無視する様々な形の武装に変形します。その数は全て合わせると666にもなります」

一夏

「…はっ!?」

鈴

「ろ、ろっぴゃくろくじゅうろくですって~!?」

セシリア

「666…、ヨハネの黙示録に出てくる魔の数字ですわね。成程、パンドラという名前にも納得できますわ」

シャル

「そ、それがこのラファール、あっ、パンドラか。それに組み込まれてるって事!?そ、そんなの僕に扱えないよ!」

 

心配そうな声を上げるシャルロット。

 

火影

「大丈夫だよ。そのために機体も造ってもらったんだ」

ラウラ

「? どういう事だ?」

クロエ

「確かに仰います通りいくら拡張領域に余裕があるラファールでも600以上もの武装はとても無理でした。計算してみた所7つがやっと。しかもそれ全てを基の状態からいちいち変形させるのは無駄があります。だから少し工夫をしたのです」

シャル

「工夫?」

海之

「パンドラから選りすぐりの武装を選び出し、それぞれ独立した武装としたのだ。こうするといちいち変形させる必要もないからな」

楯無

「……成程、考えたわね」

火影

「しかしそれを直接シャルのラファールにやるとその間シャルはISを使えなくなる。だから新しい機体を造ったんだよ」

束

「そういう事~♪苦労したんだよなかなか~!機体をチューンアップしたのもあるけど何より600以上もの中から選んで組み立てないといけなかったからね~!只でさえ魔具は難しい武装だからね~!」

ラウラ

「それで時間がかかった訳か」

千冬

「機体をチューンアップとはどういう事だ?」

束

「それはね~、普通のラファールだとパンドラのパワーに付いていけないんだよ~。でもシャルちゃんのなら可能だからね。その意味も兼ねてイチから造ったんだ♪本当はデザインも新しくしようかなと思ったんだけどひーくんから頼まれたからね、シャルちゃんのラファールのまま似せてくれって」

火影

「シャルの親父さんの会社がシャルのために造った機体だ。思い入れもあったろうしな」

シャル

「……ありがとう、火影。…嬉しいよ。束さんもありがとうございます」

 

シャルロットは自分の機体を変えてくれなかった火影と束の心遣いに感謝した。

 

真耶

「あ、あのひとつ良いですか?これがデュノアさんの機体になるとして勝手にしても良いのですか?ISは国が管理しているのでしょう?」

一夏

「あ!」

簪

「そ、そういえば…」

クロエ

「ご安心下さい。それでしたら束様がフランス政府とデュノア社、それからESCのレオナ様にもご連絡して許可を頂いております」

束

「政府に「君んとこのシャルちゃんのISをサラッピンに造り直してあげるよ♪その代わり変に検索したらコワイヨ?」ってね。そしたらふたつ返事でOK貰っちゃった♪」

セシリア

「そ、それって半分脅迫では…」

束

「気にしない気にしない♪レオナっちなんて大笑いしてたし~」

火影

「…でしょうね。そういう人ですから」

海之

「…ハァ」

クロエ

「因みに皆様の母国にも連絡はちゃんとしておりますからご安心下さい」

鈴

「ああそうだったの。どおりでガーベラ付けてても向こうで何も言われなかった訳ね」

ラウラ

「私もパンチラインの訓練をしていても上部から何も言われなかったな」

セシリア

「納得できましたわね」

箒

「しかし国も随分あっさり引いたものだな」

 

すると火影が笑みを浮かべて答える。

 

火影

「そりゃ俺と海之のアミュレットと同じ防衛プログラムがある、なんて言われたら調べたくなくなるだろうしな」

真耶

「えっ!?」

一夏

「ど、どうしたんですか?」

千冬

「…聞かない方が良い」

 

千冬と真耶は以前火影と海之のアミュレットを調べた者の末路を見た事があったので何も言わなかった。

※Extramission02をご覧ください。

 

シャル

「…魔具を組み込んだIS…、パンドラ・リヴァイヴ。僕に扱えるのかな…」

 

シャルロットはまだ不安そうだ。そんな彼女に火影が話しかける。

 

火影

「大丈夫だよシャル。お前の技術はみんな知ってる。お前の強さも。自信を持て。それにお前なら間違ってもこの力を悪くは使わないだろう?」

シャル

「……ありがとう火影」

楯無

「やっぱり想い人の励ましが一番ね~♪」

シャル

「…うぅ…」

束

「ではではシャルちゃん、早速調整に入ろうか」

シャル

「は、はい!」

 

シャルロットは束と共にパンドラ・リヴァイヴの調整に入った。




おまけ

シャルロットと束が調整に入っている間、こちらでは、

鈴
(…ねぇクロエ、ちょっといい?)
クロエ
(? はい、なんでしょうか?)
箒
(勘違いならすまないが…先程火影と海之が話しかけた時、クロエ妙に恥ずかしがっていたが…どうしてだ?)
クロエ
(!!そ、それは…)
本音
(も、もしかしてクーちゃん…ひかりんかみうみうの事…)
クロエ
(ち、違います!!私はおふたりにその様な感情は抱いていません!決して!)
簪
(ほ、本当…?)
ラウラ
「……」
(貴女には悪いがほっとしました…)
セシリア
(で、では一夏さんに!?)
クロエ
(それも違います!!もうみなさん!)
楯無
(あはは。ごめんごめん)
クロエ
「……」
(…あのロケットでの件から束様が私の前でずっとおふたりの事をお兄さんとかお兄ちゃんとか言うから……つい緊張してしまうんですよぉ…)
※Mission100をご覧ください。
火影
「おーいクロエ~」
海之
「ちょっといいか?」
クロエ
「は、はいぃ!」

クロエは走っていった。

楯無
(……ああは言ったけど何かあるわね)
鈴
(…なんだろう)
箒
(…謎だ)

パンドラとは全く違う事で悩むみんなだった。


※今回は一話だけの投稿となります。次回はパンドラの武装について紹介していくつもりです。
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