IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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とある日の昼頃、火影達は千冬に呼び出された。話を聞くと学園に妙な手紙が届き、内容からしてそれは火影達を指定する様な内容らしい。

「京都へ来い トニーとギルバ」

手紙の内容からこれもファントム・タスクが、そして自分達の過去を知る敵が関わっている。罠の可能性が高いが手がかりには違いない。そう思った火影と海之は京都行を決意。刀奈(楯無)と真耶が付き添い、翌日に4人は京都へと行く事になった。


Mission134 京都と内通者

IS学園 校門前

 

火影・海之・楯無・真耶の4人が京都に向かう朝。

 

本音

「ひかりん~、おみやげ宜しくね~♪」

「本音、だから遊びじゃないんだってば。…気を付けてね皆」

楯無

「大丈夫よ簪ちゃん。ありがとうね♪」

海之

「心配するな」

「予定では今日の夜遅くに帰る予定だったな。明日も学校なのに大変だ」

火影

「はは、まぁ来週の本番のためにしっかりやってくるぜ」

シャル

「気を付けてね火影」

セシリア

「…あれ?そういえばクロエさんがいませんね?」

千冬

「ああ、あいつは今日はちょっと体調が優れないらしくてな。休むと連絡が来た」

ラウラ

「!ルームメイトの楯無さんがいなくなったらあの人は…」

楯無

「ああそれなら全く大丈夫よ。虚ちゃんが傍についてくれているから」

海之

「……」

一夏

「おい、そろそろ行かねぇと列車の時間に間に合わないぜ?」

真耶

「あっ、ほんとですね。……では三人共、行きましょうか」

海之・楯無

「「はい」」

火影

「んじゃちょっと行ってくる。……皆、気をつけてな」

千冬

「…頼むぞ」

 

そして4人は出発していった。皆はそれを見送る。

 

一夏

「んじゃ戻るか」

「…鈴、どうした?」

「………なんでもない」

千冬

「…さぁ早く教室に戻れ。授業が始まる」

 

 

…………

 

京都行の列車内

 

火影と真耶、海之と刀奈で隣同士になり、4人は席を向かい合わせて座っていた。

 

火影

「京都か…。前に一回母さん家に里帰りした時に立ち寄って以来だな」

海之

「そうだな。……ちょうど10年前か」

真耶

「10年前という事は…あの白騎士事件が起きた年でもありますね」

海之

「ええ。俺達が立ち寄ったのはその年の初めですから…、それからほんの数ヶ月後です」

刀奈

「あの時は本当に大変だったわ。子供だったけど今でもはっきり覚えてるもの。家の者はもちろん街の人々は皆慌てふためくし、パトカーや消防車のサイレンが一日中止むことなく鳴りっぱなしだったわ。別にどこも被害にあってないのにね。あの白騎士の活躍で」

真耶

「白騎士……篠ノ之博士が開発した世界初のIS。あの白騎士の異常な性能がISの重要性を世界に広めたといっても過言ではありません。……最も方法は間違っていたかもしれませんが」

火影

「…ええ、そうですね」

刀奈

「でも今は博士もしっかり理解されているみたいですし、もうあんな過ちを犯す事はないでしょう。…そういえば今どこにいるんでしょうね。あの子もどこにいるかわからないみたいですし」

 

クロエがIS学園の生徒になって以来、束の行方はわかっていない。定期的に連絡だけするとは言っていたがまだ連絡は来ていない。

 

真耶

「まぁ博士なら大丈夫だと思いますよ。……そういえば白騎士で気になったんですけど…白騎士事件で白騎士を纏っていたのは誰なのでしょうか。それだけが今でもわからないんですよね…」

刀奈

「博士は知ってるのかしら。まぁ造った人だから当たり前よね。今度聞いてみようかしら」

火影・海之

「「……」」

 

火影と海之は白騎士の操縦者が千冬である事は誰にも話していない。自分達と同じ様にそれは千冬本人が話すべきものであると思っている。

 

火影

「…まぁ白騎士の正体については何れわかる時がくるでしょう」

(…そういえば白騎士ってあの事件の後どうなったのかな?織斑先生の専用機は確か暮桜っていうISだし、やっぱ束さんが持ってんのか…?)

 

そんな事を考えながら火影は携帯を見る。

 

海之

「……」

刀奈

「どうしたの海之くん。やっぱり今回の事緊張してる?」

海之

「…いえ、こういった事は何度も経験していますからそれについては特に。先ほどの里帰りの話で少し母の事を思い出していただけです」

真耶

「…そういえばおふたりの両親は9年前の事件で…」

火影

「…ええ。父が日本への出張で母は付き添いでした」

刀奈

「そう…。確かあれってISの開発に関わる科学者が狙われたって聞いたわ。当時ISは今とは比べ物にならない位競争が激しくて、それに関わる人も安全の為に情報が極秘だったから、誰かはわからないけど」

 

刀奈の言う通り当時はISがまだ世に出たばかりな事もあり、世界中がその情報を求め、少しでも他の国を追い抜こうと躍起になっていた。どの国も大金という大金をつぎ込み、開発に使えそうな優秀な科学者を喉から手が出る程欲しがった。酷いと誘拐沙汰の様な事もあった。そういった経緯により、当時ISに関わる人物は安全のため、全て極秘扱いとなっていた。

 

海之

「……あとどうも妙な予感が頭から離れない」

火影

「妙な予感…?」

 

火影は海之がそんな事を言うなんて珍しいと思った。バージルであった時も含め、彼がそんな事を言うなんて極めて珍しい。

 

刀奈

「君が言うとなんか説得力あるわね…、何も起こらない事を祈りましょ」

海之

「…まぁあくまで予感ですからあまり気にしないで下さい」

真耶

「…気をつけてくださいね…皆さん」

火影・海之・刀奈

「「「はい」」」

 

そんな会話をしながら彼らが乗る列車は京都に向かっていた。

……その同じ車両内に、

 

 

三つ編みの黒髪の少女

「あれがエヴァンス兄弟っスか…、間近で見るのは初めてっス」

金髪の少女

「ああ。赤い目の方が弟の火影、青い目の方が兄で海之っていう名前らしい」

「~~の叔母さんも言ってたっスけど…確かに只者じゃない感じっスね…」

「そうだな。叔母さんだけじゃない、あの織斑先生や篠ノ之束博士も認める程の実力者だ」

「まともにぶつかったら部が悪そうっスね」

「…まぁ私達は言われた通りやるだけさ。…手筈はわかってんな?」

「もちろんっス…」

 

 

…………

 

数刻後、一行を乗せた列車は京都に到着した。日本でも指折りの観光地だけあってか平日にも関わらず人は多い。

 

京都駅

 

真耶

「京都が人気の観光地というのは知っていましたけど…やっぱりすごいですね」

刀奈

「今は紅葉のシーズンでもありますからなおさらですね」

火影

「…さて、取り合えず来たのは良いけどどうすっか…。手紙には京都に来い、としか書かれてなかったし」

海之

「誘いをかけてきたのはあちら側だ。何れ向こうから接触してくるだろう。俺達が今日来た事を知っていればの話だがな」

 

火影と海之は携帯を見ながら答える。

 

刀奈

「まぁ何も無く終わればそれはそれで何よりだし、取りあえずは下見に向かいましょ。それも目的のひとつではあるし。良いですか先生?」

真耶

「…そうですね。ピリピリしても始まりませんし行きましょう。何か起こったら直ぐに知らせてください。こまめに連絡を取り合いましょう」

 

そう言って刀奈と真耶も携帯を開く。

 

火影

「…じゃあ当初の予定通り、俺と海之は単独行動で、先生と刀奈さんは一緒に行動するという事で」

真耶

「…くれぐれも気を付けてくださいねふたり共」

海之

「大丈夫です。おふたりも気をつけて」

刀奈

「じゃあ行きましょう」

 

こうして火影、海之、刀奈と真耶それぞれに分かれ、行動を開始した。

 

 

…………

 

刀奈・真耶

 

真耶

「ここですか?」

刀奈

「そうです♪来たかったんですよね~、京都でも指折りの縁結びスポット、地主神社♪」

 

その言葉の通り境内には恋愛成就の願掛けのために多くの人で賑わっている。

 

刀奈

「もし修学旅行行けたら一夏くんと一緒に来たいです~♪」

真耶

「…刀奈さん、目的を忘れてませんか?」

刀奈

「だいじょうぶだいじょうぶ♪しっかり覚えてますから。あ、そうだ、ここの近くには他に美御前社(うつくしごぜんしゃ)っていう美容の神様が祭られている社があるんですよ♪そこに湧き出ている美容水っていうお水を肌にぬるともっと美人になれるとか」

真耶

「行きましょう!」

 

♪♪♪

 

真耶

「! 連絡ですね…」

刀奈

「………」

 

 

…………

 

火影

「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)か…、噛みそうな名前だな。蚕と染色を日本に広めたっていう奴が建立したことから「蚕ノ社」とも言われているらしいがそっちのままでも良いんじゃねぇか…?」

 

火影がいるのは木嶋坐天照御魂神社。全国的にも珍しい三本柱の鳥居がある隠れたパワースポットであるが人の出入りは少なく、今は火影以外誰も見られない。

 

♪♪♪

 

火影

「……連絡か」

 

携帯の着信音が鳴り、画面を見る火影…。

 

 

…………

 

海之

「……誰もいないな」

 

海之がいるのは「大岩神社」というとても小さな神社。他の神社仏閣よりもひっそりと佇み、特徴的な鳥居が美しいがあまり知られていないのか人気は全くなく、こちらも海之以外誰の姿も見えない。

 

♪♪♪

 

海之

「……」

 

海之は何も言わずに自分の携帯を開いた…。

 

 

…………

 

それから数刻ばかり経ち、火影はとある店に入っていた。店内の一番奥、壁を背にし、窓からちょっと離れている席。入口が見えるように座っている。

 

火影

「……何とかなったか」

 

火影は携帯を見ながらそう言った。どうやら何か連絡が来ていた様である。

 

火影

「…あれからあちこち歩いてみたが…まだ何も起こらねぇな…」

 

何も起こらないのが逆に気になる火影。…とその時、

 

 

金髪の女性

「…失礼。隣良いかしら?」

 

 

火影に声をかけてきたのは金髪の美しい女性。

 

火影

「え?ああかまわ……」

女性

「ありがとう。では失礼するわね」

 

そう言って火影の隣に座る女性。

 

火影

「……」

女性

「ふぅ~、凄い人ね。流石京都だわ」

 

一見旅行客の様に話す女性。するとそんな女性に火影が視線を店の入り口に向けたまま話しかける。

 

火影

「………ようやくデートのお相手に出会えたか」

女性

「あら、何の事かしら?私は」

火影

「とぼけなさんな。…あんたの気配、そして雰囲気。以前出会った奴と同じだ。………スコール・ミューゼル」

 

すると女性もまた火影と視線を合わさない様にして話始める。

 

スコール

「………どうしてわかったの?私は貴方とは一度だけ、しかもその時私はISを纏って顔は見せていないんだけど?」

火影

「言ったろ?気配でわかったって。あと声も同じだ。…それにそれを言うなら何でそっちも俺だとわかった?俺も一度もツラ見せていないぜ?」

スコール

「…さぁ?貴方曰く、気配、ってやつかしらね?ふふっ」

 

スコールは笑いながら答える。そんな彼女に火影は更に、

 

火影

「…俺を追ってた奴にでも聞いたのか?」

スコール

「……」

火影

「今は狙おうと思っても無理だろうけどな。室内で背中に壁あるから後ろからは狙えねぇし、上は天井だから無理だ。とすると狙えるのは俺から見て正面しかねぇ」

 

どうやら火影はそれを狙ってわざわざ奥の席に座った様である。

 

スコール

「…何時から気づいていたの?」

火影

「京都に着いた時からさ。大方例の手紙もそいつにやらせたんだろ?」

スコール

「……」

火影

「オーガスって奴の狙いは俺と海之だ。だから京都に着いた瞬間にバラバラに別れた。こっちが分かれたらそっちも分散せざるを得ねぇしな。そして俺達は人気が無い所ばかりを選んで回った。他人をできるだけ巻き込まない様移動以外は人気が少ない見通しの良い場所ばかりな。こっちも見えやすくなるが逆に言えば向こうも俺達から見えやすい。後は気配を逃さない様に気をつければ良い。俺にはアンタがついてるとなると、海之にはあの蜘蛛女でもついてんのかね」

スコール

「………ふぅ、貴方達って本当に何者なの?オーガスも言っていたけど本当に単なる高校生とは思えないわ」

火影

「いんや、ばっちり普通の高校生さ。…ただ生まれ方がちょいおかしいだけだ」

スコール

「…え?」

火影

「…んで、どうすんだ?こうやって直接顔を見せたとなると俺をコソコソ殺すつもりはねぇんだろ?」

スコール

「…ええ。貴方と一度戦ってみたいっていうのが本音かしらね。何しろあのブリュンヒルデや篠ノ之博士が絶大の信頼を寄せる貴方達だもの。一度お手合わせしたいわ」

火影

「戦う事で俺に何かメリットでもあんのか?まぁ戦うしかねぇようだがな」

スコール

「…そうね。じゃあ私に勝ったらひとつとっても大事な事を教えてあげるわ。それでどう?」

火影

「……」

 

少し考えた後、火影は席を立った。

 

 

…………

 

ほぼ同時刻、とある竹林で、

 

海之

「…貴様か」

 

海之がそう言う後ろには……火影の予測通りオータムがいた。凄まじい怒りの表情が見える。

 

オータム

「……」

海之

「殺気に満ち満ちているな。それだけ出していれば否が応にでもわかる。追跡者としては失格だ」

オータム

「…てめぇ…前ん時と同じく俺を愚弄するか」

海之

「事実を言った迄だ。それなら学園を出てから追ってきていた奴の方がまだマシだな。まぁ既に手は打ってあるが」

オータム

「…気付いてやがったのか。ならなんで放っておいた?」

海之

「俺達の目的は先程の奴らではない。ましてや貴様等でもない。…応えろ、オーガスという奴はどこにいる?」

オータム

「……てめぇぇ…何時までも調子に乗ってんじゃねぇぞ!」カッ!

 

海之のまるで相手にしていない表情にオータムは激高し、ISを展開した。

 

海之

「……やれやれ、少々飽きたが付き合うか」カッ!

 

 

…………

 

京都タワー 

 

ここは京都でも一番高い建物である京都タワーの展望台。そこに刀奈がいた。

 

刀奈

「……信じたくは無かったけど…まさか本当に学園の生徒だったなんてね…」

 

彼女が相対しているのは、

 

金髪の少女

「……まさかこんなに早く見つかるとはな」

黒髪の三つ編みの少女

「……油断したっスね」

 

それは先程、火影達と同じ列車に乗っていたふたりの少女。

 

刀奈

「貴女達の事は学園を出た時から知っていたわよ。同じ車両にいた事も、怪しげな行動をとっていた事もね…」

 

 

…………

 

前日の会議にて、

 

海之

「刀奈さん…頼みがあります」

刀奈

「なに海之くん?」

海之

「急になりますが、これまでに何か妙な行動をとった学園関係者がいないか、調べてみてもらえませんか?無断欠席や一時行方が分からなかった者がいないか」

真耶

「…え?なんでそんな事を…?」

火影・クロエ

「「……」」

千冬

「…学園関係者に…敵に内通している者がいる。お前はそう考えているのだな?」

海之

「…はい」

刀奈

「…わかったわ」

真耶

「そ、そんな!そんな事あるわけありません!!」

火影

「山田先生、俺も海之もそう信じたいんです。…しかし最早そうとしか説明できない事が多すぎます。キャノンボールのスタート時間に合わせた襲撃、そして今回の旅行先を知っていた事。これは学園内にいる誰かしかわからない事です」

クロエ

「…更にこの手紙は郵便を通さず学園のポストに直接入れられていました。学園関係者ならできても全く不自然ではありませんね…」

真耶

「…で、ですが!」

千冬

「…真耶、お前の言いたい事はよくわかる。こいつらもそうでないと良いと思っている筈だ。…だが、生徒達の命が懸かっているのだ…。疑いは全て晴らさねばならん。取り返しがつかない事が起こる前にな…」

真耶

「……」

 

 

…………

 

刀奈

「海之くんの依頼で総出で全生徒と全教員を調べたわ。貴女達、先日のトーナメントの時自国にISの調整の為に帰国していたって事だったらしいけど…確認したらそんな事実は無かったそうじゃない。母国の方々も驚いていたわよ」

ダリル・フォルテ

「「……」」

刀奈

「今日に関しては学園を無断欠席してるしね。それなのになんで私達が乗っていた列車、しかも同じ車両に乗っていたのかしら?…アメリカ代表候補3年生、ダリル・ケイシー。ギリシャ代表候補2年生、フォルテ・サファイア…」

ダリル

「…流石は更識家当主にして、ロシア代表だな」

フォルテ

「うまく隠したつもりだったっスけどね…」

ダリル

(……しかし列車はともかくなんで同じ車両にいることまで分かった?)

刀奈

「学園のイベントや生徒達の行く先々に何か起こったのは…貴女達の仕業なの?貴女達が敵に…ファントム・タスクに知らせていたの?」

ダリル・フォルテ

「「……」」

刀奈

「貴女達が知らせたせいで…多くの生徒が危ない目にあったの…?」

ダリル・フォルテ

「「……」」

刀奈

「…答えなさい!!」

 

詰め寄る刀奈。その時、

 

ドガァァァンッ!

 

フォルテという少女がISを展開、後ろにある展望台のガラスを破壊した。

 

刀奈

「くっ!?」

観光客

「な、なんだ!!」

「きゃああ!!」

 

思わず怯む刀奈。突然の事態に悲鳴を上げる観光客達。

 

ドンッ!ドンッ!

 

破壊された穴から外に飛び出すダリルとフォルテという少女。

 

刀奈

「…!」カッ!

 

刀奈もレイディを展開し、ふたりを追いかけた…。

 

 

…………

 

同時刻、火影とスコールは人気の無い場所に移動していた。

 

ドォォンッ!

 

火影

「…!なんだ?」

 

火影が空を見ると京都タワーの展望台から2体のIS、それを追いかける楯無の姿が見えた。

 

スコール

「あらあら、派手にやったわねあの子達」

火影

「……刀奈先輩」

スコール

「追いかけなくて良いの?」

火影

「心配ねぇよ。あの人は強い」

スコール

「…ふふっ、あの子達もオータムも始めているみたいだし、私達も始めましょうか。久しぶりの戦いなんだから楽しませてもらうわ♪」

火影

「…悪い気はしねぇな!」カッ!

 

ふたりはそれぞれのISを纏い、大空へ飛び上がった。

 

 

…………

 

京都上空

 

刀奈が追いかけると逃げたダリルとフォルテが待ち受けていた。

 

刀奈

「……どういうつもり?」

ダリル

「決まってんだろ?あそこじゃ戦うのに不便だからな。だから動きやすいとこに来たまでさ。ここなら周りを気にする必要もねぇしな」

フォルテ

「現役の代表で学園生徒一とも言われる貴女が相手となるとこっちも色々不利っスからね。勝率は少しでも上げさせてもらうっス!」

 

どうやら素直に捕まるつもりは無い様だ。

 

刀奈

「…話し合いは無駄な様ね。……IS学園生徒会長として、日本を守る更識の人間として、貴女達を逮捕、連行します」

 

そして互いに戦闘態勢をとった。

 

ダリル

「行くぜ!ヘル・ハウンド!」

フォルテ

「コールド・ブラッドの氷、受けてみるっス!」

刀奈

「更識楯無、ミステリアス・レイディ。…行くわ!」

 

火影とスコール、海之とオータム、刀奈とダリル&フォルテ。

京都の空で三つの戦いが始まろうとしていた。




次回は14日(土)の予定です。
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