IS×DMC~赤と青の双子の物語~ 作:storyblade
火影はスコールの炎を操る攻撃に有効な攻め手が出せないでいた。
……と、いうのは実は火影の芝居であり、スコールの攻撃を知るために様子見を行っていたのだった。スコール以上の炎を操る能力によって一気に形勢逆転する火影を前に、スコールは遂にDNSを発動。一方の海之もオータムとの戦いでオータムを終始圧倒し、後が無くなったオータムも海之を殺す目的でDNSを発動させた。
…そしてその頃、刀奈はダリル・ケイシー改めレイン・ミューゼル、そしてフォルテ・サファイアと戦っていた。
火影と海之が其々スコール・オータムと戦っていた一方、その数分前から別の場所で刀奈とダリル・ケイシー、フォルテ・サファイアの戦闘も開始していた。
ダリル
「行くぜぇ!燃えろヘルハウンド!」ゴォォォォォッ!
するとダリルのIS「ヘルハウンド」の両肩にある獣の顔の様に見える装甲から凄まじい炎が噴き出す。
刀奈
「こちらも行くわよ!アクア・ナノマシン展開!」
刀奈も自らのレイディの水を操る力を利用して空気中にナノマシンを散布する。
フォルテ
「させないっスよ!コールド・ブラッド!」キイィィィィンッ!
するとフォルテのIS[コールド・ブラッド」の周辺に凄まじい冷気が発生した。同時に刀奈が散布したナノマシンが凍りだして出力が落ちる。
フォルテ
「これでご自慢のヴェールの能力は激落ちっすね!」
刀奈
「!…成程ね。確かにレイディの水のヴェールも凍っては役に立たないか。…でも変ね。貴女のISも調べたけどそれほどの能力は無かった筈。改造したの?」
フォルテ
「そうっス!でも私だけじゃないっス!」
ダリル
「その通りだあぁ!!」
刀奈
「!」
ガキィィンッ!
ダリルがイフリートの様な炎を宿した剣で斬り掛かってきた。刀奈も自らのランスで応戦する。
刀奈
「! このパワー…貴女のISも改造しているの?」
ダリル
「おうよ!ヘルハウンドver2.8!叔母さん達にパワーアップしてもらったのさ!」
刀奈
「…叔母さん?」
ダリル
「そうさ!スコール・ミューゼル!ファントム・タスクの幹部だよ!あの人が私の叔母さんさ!」
刀奈
「!!……そう、だから協力していたのね」
ダリル
「家族に協力すんのは当たり前だろ!…そして私のコードネームはレイン。レイン・ミューゼルってんだ!覚えときな!」
刀奈
「…レイン・ミューゼル…!」
ガキンッ!
その時反対側からフォルテも自らの剣で襲いかかってきた。刀奈ももう片方の手に蛇腹剣「ラスティ―ネイル」を持って応戦する。
フォルテ
「私も忘れてもらっちゃ困るっス!」
刀奈
「フォルテ・サファイア、貴女はダリルの正体を知っていたの…?」
フォルテ
「ダリルがファントム・タスクだろうが関係ないっス!私が一番信じるのはダリルっス!ダリルがそうするなら私もそうするまでっス!」
刀奈
「…そう。なら遠慮はいらないわね!」
ガキィィィィンッ!
刀奈は全力でランスと剣を振るった。その勢いでダリル・フォルテの両名を振り払う。
ダリル
「…ちっ!やっぱ学園一の名は伊達じゃねぇって訳かい…。パワーアップしたとはいえ、ひとりで私達を振り払うとは…」
刀奈
「私が学園一?……ふふふ…あはははははははは!」
刀奈は大笑いしだした。
フォルテ
「…何がおかしいんスか?」
刀奈
「これがおかしくない訳ないでしょ。私が学園一なんて…もう随分昔の話よ」
(9年前から既にね)
ダリル
「!!それって…あのエヴァンス兄弟のふたりの事か?」
刀奈
「ええそうよ。貴女達は永久にあのふたりに敵わないわ。そして私にもね!」
ダリル
「面白れぇじゃねぇか!」
フォルテ
「簡単に勝てるなんてはなから思ってないっス!せめて度肝抜かせて見せるっス!」
…ドォォォォンッ!
その時遠くから何かが爆発したような音が聞こえた。
刀奈
「…!なに?」
フォルテ
「なんか爆発した様な音っスね」
ダリル
「爆発か…。多分だが叔母さんのISの攻撃じゃねぇかな?」
刀奈
「…スコール・ミューゼル…。誰かと戦っているの?」
ダリル
「そうさ。叔母さんのゴールデン・ドーンは炎を操るISだ。私のヘルハウンド以上のね!叔母さんはファントム・タスクでもトップクラスの実力者だ!並大抵の操縦者じゃ相手にすらならねぇぜ!」
刀奈
「へ~」
フォルテ
「…!えらく余裕な表情っスね!お友達が危ないかもしれないんスよ?」
刀奈
「本当に貴女達、あのふたりの事わかっていないのね♪まぁあっちは火影くんや海之くんに任せておけば問題ないわ。私達は勝負を再開しましょ。というか私は貴女達の方が許せないからね。同じIS学園の生徒でありながら皆を危険に晒したんだもの!」
フォルテ
「さっきも言ったように私の道はダリルの道っス!ダリルのためなら…学園なんて関係ないっス!はぁぁぁぁ!」
…キイィィィィィンッ!
フォルテの周りにいくつもの氷の槍が形成され、それが矢のように飛ばされる。それを刀奈は左手のラスティ―ネイルで払う。
刀奈
「そこ!」ズドドドドドッ!
その隙にすかさず刀奈は右手のランスのガトリング砲を撃つ。
フォルテ
「そうはいかないっス!」キィィィンッ!
するとフォルテも自分の前に氷の壁を形成し、刀奈の攻撃を防ぐ。
フォルテ
「…かかったっス!」
刀奈
「かかったって何が…!」
ビキビキビキ…!
刀奈は驚いた。先ほど氷の矢を払った自分のラスティ―ネイルに纏わせていたアクアナノマシンが凍り出し、刀身を覆ってしまったのである。
刀奈
「…まさかさっきの氷の矢の冷気が?」
フォルテ
「私のISは氷を操るっス!これ位簡単ッス!」
ダリル
「そしてぇ!」
刀奈
「!」
すると今度は再度ダリルが炎の剣を繰り出してきた。すかさずそれを凍ったままの剣で受け止める。…しかし、
ピシッ!
刀奈
「!」
ダリル
「アンタがフォルテにかまってたおかげで更にチャージできたぜ!私のヘルハウンドは炎をチャージすればするほど攻撃の威力があがるのさ!…おらぁ!!」
ドゴォッ!……バキィィィンッ!
刀奈
「! ラスティ―ネイルが!?」
刀奈のラスティ―ネイルが二発目の剣撃によって折れてしまった。すかさず距離をとる刀奈。
ダリル
「ハッハー!流石のアンタも驚いたようだな!見たか!私達のISのパワーを!」
刀奈
「…どうやら今までのデータはまるであてにならない様ね。正直に驚いたわ」
すると刀奈はランスを下す。
ダリル
「あ?なんの真似だ?アンタが降参なんてするなんて思えねぇぞ」
刀奈
「当然よ。降参なんかしないわ。貴女達みたいな…雑魚にはね」
ダリル
「!んだとぉぉぉぉ!」ドンッ!
フォルテ
「ダリル!待つっス!」
フォルテの静止を無視し、ダリルは瞬時加速で接近して攻撃しようとする。
ダリル
「砕け散りやがれぇぇ!」ブンッ!
ドゴォッ!
ダリル・フォルテ
「「!!」」
刀奈
「…ふふん♪」
ダリルたちは驚いた。ダリルの炎の剣が、刀奈の手によって受け止められていたのである。いや正確には刀奈が腕に着けているものに。そして、
刀奈
「はぁぁぁぁ!!」
バキイィィィンッ!
刀奈のそれによってダリルの剣がいとも簡単に握り壊されてしまった。
ダリル
「なんだと!?」
フォルテ
「一体何が起こったっスか!?」
慌てるふたり。刀奈はそれを見て笑った。
刀奈
「これは快感ねぇ♪」
…………
それは束とクロエが学園に来た日の事。千冬と真耶がクロエの入学手続き作業の邪魔になるとして束は追い出され、火影達と一緒に火影が作ったアップルパイを食べていた。
束
「ひーくんのアップルパイ美味しいね~♪」
本音
「ほんとです~♪」
火影
「気に入ってもらえたなら何よりです」
束
「ギャリくんのデザートは超絶品だけどギャリくんのはたまにしか食べないからこそ凄い感動ものなんだろうね~。あんなの毎日食べてたら良い意味で茫然としてしまう毎日だよ~」
一夏
「ああ、確かにそれは言えるかもしれないですね。俺なんかおかわりしたいのに旨さの衝撃から出来なかったすから」
箒
「そうか?三杯位おかわりしてた気がするが…。おや?海之とラウラはどうした?」
簪
「海之くんとラウラなら先生達とクロエさんにパイの差し入れに行ってるよ」
鈴
「相変わらず気が利くわね」
束
「…あ!そういえば思い出した!差し入れじゃないけどもうひとつ造ったものを持ってきたんだった!アップルパイ食べたら一緒に取りに行こう!」
シャル
「もうひとつって…ベアトリス以外にもまだあったんですか?」
束
「そ!でも誰に渡すかまだ決めてないんだよね~。これはちょっと野蛮というか~、付ける人を選ぶというか~」
セシリア
「や、野蛮とはまた物騒な物の様に思えますわね…。付けるという事はデビルブレイカー、でしょうか?」
束
「そだよ♪」
刀奈
「デビルブレイカーなら私欲しいな~。だって私だけまだ魔具がないんだも~ん」
一夏
「い、いや楯無さんはそんなの無くても十分に強い気が」
刀奈
「え~、い~や~だ~!私もほ~し~い~!」
束
「じゃあ君にあげるよ」
刀奈
「やった~♪それでなんて言うんですか~?」
束
「デビルブレイカー「バスターアーム」だよ♪」
…………
刀奈の腕に付けられていたそれ、「バスターアーム」は巨大な爪の様なものが付いているデビルブレイカーだった。
刀奈
「バスターアームは簡単に言えば腕力、そして握力を大幅に上げることができるの。腕だけの単純なパワーアップだけどその数値は最大でノーマルの10倍よ♪」
ダリル
「なっ!10倍だと!?」
刀奈
「そして…」ドンッ!
すると刀奈はバスターアームをひらいたまま瞬時加速で接近し、
ダリル
「くっ!」
ダリルは回避が間に合わず防御の姿勢をとる。しかし、
ガシッ!
ダリル
「! な!?」
ISがシールドごとそれに掴まれたような感じがするダリル。
ブンブンブンブンッ!
更にそのまま持ち上げられ、豪快に振り回される。
ダリル
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
フォルテ
「ダリル!」
刀奈
「おおぉぉりゃあぁぁぁ!!」ブンッ!
ドガァァァァァァンッ!
ダリル・フォルテ
「「きゃああああああ!!」」
ダリルはフォルテ目掛けて投げ飛ばされ、激しくぶつかった。
刀奈
「癖になるかも♪このバスターってやつ」
フォルテ
「な、なんて野蛮な戦い方っスか!」
刀奈
「テロリストには言われたくないわね!」
フォルテ
「ならこれはどうっス!」キィィィンッ!
フォルテは再度氷柱を作り出し、撃ってきた。
バリィィン!!
するとバスターアームをハンマーの様にふるい、粉々に砕く。
フォルテ
「なっ!!パワーアップした私の氷を軽々と!?」
刀奈
「ほんと魔具ってスゴイわね~♪さぁ、かかってらっしゃい!」
ダリル
「ちぃっ!流石は現役ロシア代表って事かい…!」
…………
…一方、海之はDNSを起動させ、変化したオータムと戦っていた。黒炎に焼かれ、変貌したオータムの姿は以前のものとよく似ており、全体的に筋肉質で頑強な姿。特徴としては腹の部分に口の様な穴があった。
海之
「以前と姿が違うな」
オータム(DIS)
「…くっ…、やっぱきついなこれはよ。ああ、あの野郎が言ってたのさ!DNSは使う者の念が強いほど力を発揮するってな!俺の憎しみが増す度に俺のISも進化するってわけだ!」
海之
「前と違い意識もはっきりしているか。だが言葉の下品さは成長していない様だ」
オータム(DIS)
「ほざけぇぇ!!」ドンッ!
オータムは高速で突っ込んできた。その勢いで剛腕を繰り出すオータム。それを海之は避け、
海之
「ふん!」
閻魔刀を振り下ろす。しかし、
ガキンッ!
海之
「!」
閻魔刀の一撃はオータムの変異した腕に受け止められた。
オータム(DIS)
「はっはー!初めて驚き顔を見ることができたな~!オラァッ!」ブンッ!
反対の腕を振り上げるオータム。それを海之は冷静にかわす。続けざまに海之は今度は頭に刀を振るうが、
キィィィンッ!
それでもやはり通らない。どうやら以前戦ったものよりも装甲は各段に上がっている様だ。
海之
「頭も駄目か…」
オータム(DIS)
「無駄無駄!そんな攻撃効かねぇぜ!」
続け様にオータムは剛腕による攻撃を繰り出す。一方、海之の方もそれを華麗に避ける。
オータム(DIS)
「ちぃ!流石に素早いな!」
海之
「通常の攻撃は通じんか…」ジャキッ!ズドドン!
海之はブルーローズにエネルギーをチャージし、ビームを撃った。しかし、
ギュゥゥゥゥゥンッ!
海之
「!」
突然オータムの腹にある穴が光り出した。すると海之の撃ったビームが穴に吸い込まれた、いや飲み込まれた。
海之
「ビームを飲み込んだ…!」
オータム(DIS)
「驚くのはまだ早いぜぇ!」
ズドドンッ!
…ビシュゥッ!!
海之
「!…くっ」
スコールに飲み込まれたビームが突然穴から撃ち出されてきた。それがウェルギエルの肩に当たる。
オータム(DIS)
「どうやら俺のこいつはこういった能力の様だな!銃弾やビームは効かねぇぜ!」
海之
「…ならば」キンッ!
そう言った海之は次元斬を放った。
…ギュンッ!
しかしこれも発動する前の状態のまま、飲み込まれる形となった。そして
…ヴンッ!キンッ!
そのまま腹の穴から撃ち返されてきた。その剣撃を海之は何とか閻魔刀で受け止める。
海之
「これも駄目か」
オータム(DIS)
「へぇ~便利なもんだなこれは♪」
海之
「成程、見た目と言いその能力と言い、奴か…。どうやら、単純な者には単純な奴が憑くらしい」
オータム(DIS)
「…てめぇ…まだ愚弄するか!?」
海之
「喚くな。…………どれ、もっとくれてやろう」ズドドドッ!!
何かを考慮するような沈黙の後、そう言って海之は幻影剣を撃つ。するとやはりその口に飲み込まれる。しかし海之を止めず、光の剣を撃ち続ける
ズドドドドドドッ!
オータム(DIS)
「はっはっは!な~にやってんだ!?わざわざエネルギーをくれるな」ドガァァァァァンッ!「ぐあぁぁぁぁぁ!!…な、なにぃ…!?」
オータムは驚愕した。見ると腹部の穴がまるで内部から爆発したかの様に破損していたのだ。
オータム(DIS)
「な、何故だ……何故爆発しやがった…?」
海之
「当然だろう。貴様は飲み込んだエネルギーを放出しないまま溜め込んでいたんだぞ。どんなに大きい器でも出口を作らなければため続ける水がいずれ暴発するのは自明の理だ」
(最もSEも使ったがな。SE消費率も大きくなっているのか…?)
「そして…」ドンッ!
ザンッ!
オータム(DIS)
「ぐああああっ!」
瞬時加速で損傷した穴を斬られ、オータムはダメージを受ける。
海之
「これで弱点ができたな」
オータム(DIS)
「く…くっそたれがあぁぁ」
オータムは苦しみながらも再び構える。
海之
「ほぉ、先の言葉は訂正しよう。しぶとさは単細胞では無い様だ」
オータム(DIS)
「…てめぇ…また言いやがったな!」
海之
「事実を言ったまでだ」
オータム(DIS)
「俺は、てめえの様な見下す野郎は一番嫌れぇなんだよ!!」
(…今に見ておけ!もう少ししたらそのクールな表情を慌てさせてやるぜ!)
…………
場所は戻り、刀奈とダリル・フォルテの戦い。二対一、更に刀奈の予想を超えるパワーで彼女の武器を破壊するなどして最初こそ有利に立っていたふたりであったが、そこはやはり代表と代表候補の違いか時間をかける内に、更に「バスターアーム」の登場で虚を突かれた事も重なり、ゆっくりではあるが次第に形勢は傾きつつあった。
ガキィィィンッ!
ダリル
「ちっ!なんなんだあの妙なクローみたいな武器は!全力の俺の剣を弾きやがるなんて!」
フォルテ
「ダリル!スコールさんに貰ったあれを使うっス!」
ダリル
「そうだな!頼むぜフォルテ!」
そしてフォルテは何かを入力し始める。すると、
ヴゥゥゥンッ!
突然空間に歪みが発生し、
刀奈
「!…これは…まさかあの時の!」
ダリル
「さぁ出てきやがれ!」
ドォォォォンッ!
それが小規模な爆発を起こした。
グリフォン
「グオォォォォォッ!」
中から現れたのはキャノンボールやタッグ・トーナメントでMやオータムが使っていたグリフォンだった。
フォルテ
「へ~、初めて実物見たっスが本当に変わってるっスね!」
刀奈
「何故貴女達がそれを…!?」
ダリル
「へへへ、今回の作戦のために叔母さんからもらってたのさ!危なくなったら使えってな」
刀奈
「そんなものまで使うなんて…本当に堕ちたわね、貴女達」
ダリル
「アンタに勝つためにはこれ位しねぇとな!」
グリフォンは刀奈に向けて突進してきた。それをギリギリでかわす。
刀奈
「くっ!」
ババババババババッ!
かわされたグリフォンは今度は角から電流を放出してきた。
刀奈
「これ位避けられない私だと」
フォルテ
「はぁぁぁ!」
刀奈
「!」
フォルテは自身の周りに氷の障壁を展開。雷の嵐の中、氷の刃で刀奈に襲い掛かる。
刀奈
「なんて無茶を!」
フォルテ
「氷は絶縁体っス!氷のバリアを張ってればこの雷の嵐の中でも動けるっス!」
刀奈
「考えたわね!でもそれなら私のレイディも」バババッ!「!」
刀奈の肩をグリフォンの電流がかすめた。あと数センチずれていれば直撃していただろう。たまらず距離をとる刀奈。しかし、
ダリル
「逃がさねぇぜ!」ドンッ!
刀奈
「くっ!」
ダリルの炎による攻撃。それを自らのランスで何とか受け止める。
ダリル
「ちぃ!惜しい!」
刀奈
「危ない危ない…。でもさっきグリフォンの電流がどうして……あ!」
フォルテ
「気づいたっスか。そうっス。貴女の水の能力は戦い始めに弱まっているっス。だから電流もダメージを受けるっス!」
刀奈
「そういえばそうだったわね…。貴女達の攻撃が当たらなかったから忘れてたわ」
ダリル
「何時まで強がっていられるかな!数の差、そしてアンタのISの能力は完全じゃねぇ。幾らアンタでもひとりじゃ流石に不利じゃねぇのか?降参でもするか?」
楯無
「あら?言ってくれるじゃないの。更識の人間は…決してテロには屈さないわ」
そうはっきり宣言する刀奈。
ダリル
「そうかい…じゃあ仕方ねぇな!グリフォン!」
するとグリフォンは光の翼を撃とうとする。しかし刀奈は避けようとしない。そしてそのままふたりに言い放った。
刀奈
「それに私はひとりじゃないわ。私には……天使の加護があるのよ♪」
ズガガガガガガッ!
グリフォン
「グオォォォォォッ!」
ダリル・フォルテ
「「!!」」
その時、突然グリフォンが悲鳴を上げた。よく見ると片方の翼が損傷したのか煙を上げている。
ダリル
「な、なんだ!?」
フォルテ
「…ダリル!避けるっス!」
ギュィィィィンッ!
突然ふたりに襲いかかるカッターの様な兵器。どうやらグリフォンを傷つけたのはこれの様だ。
ダリル
「く!な、なんだ!新手か!?」
フォルテ
「ダリル!後ろっス!」
ダリル
「何?…!」
ふたりは振り返ってみた。そこにいたのは…、
クロエ
「……大丈夫ですか?楯無さん」
天使の様に美しい純白のIS「ベアトリス」を纏ったクロエであった。
ダリルとフォルテは情報が少なかったのですが、敵側も新たなキャラを出したいので参加させました。
※次回は28日(土)です。