IS×DMC~赤と青の双子の物語~ 作:storyblade
一方、海之とオータムの戦闘の最中、オータムは秘密工作として列車のひとつに爆弾を仕掛けたと宣言。爆発されたくなければ降参しろと迫る。
……しかし爆弾は実はクロエによって既に解除されていたのであった。逆に追い詰められる形となったオータムは……。
火影とスコールの戦いは続き、海之がオータムを追い詰める一方、クロエ操るベアトリスとグリフォンの戦闘はクロエの相手の武装や能力を破壊・弱体化させる戦いが功を奏し、有利に進めていた。そして、
グリフォン
「グオォォォォォ……」
クロエ
「どうやらダメージが深刻レベルに達したようですね。…ではそろそろ終わらせましょうか」ドンッ!
そう言うとクロエは瞬時加速で一気に接近した。
グリフォン
「!グオォォォォッ」カッ!!
それに対してグリフォンは撃ち落とそうと銀の鐘を起動させるがその前にクロエはベアトリスのあの能力を起動した。
クロエ
「
ヴゥンッ!
グリフォン
「!!??」
グリフォンは困惑した。身体を動かそうとするが動きが非常に遅くなっている事。そして銀の鐘の発射も遅くなっている事に。そして、
クロエ
「終わりです」
ズガガガガガガガガガッ!
グリフォン
「!!!」
……ドガアァァァァァァァァァンッ!
グリフォンが戸惑っている間にクロエはオシリスの連撃をグリフォン顔面に浴びせた。それが決定的なダメージとなり、グリフォンは大破したのであった。
クロエ
「…5秒もあれば止めには十分ですね。最初の実戦としては上場でしょうか」
そんなクロエの戦いを見たこちらは、
ダリル
「あの野郎、グリフォンをたったひとりであんな一方的に!それに最後のあれはなんだ!?」
フォルテ
「なんかゆっくり動いた気がするっスけど……」
の事を知らないふたりがその機能に驚いていると、
刀奈
「よそ見してるなんて随分余裕じゃない!」
ダリル・フォルテ
「「!」」
刀奈は右手のバスターアーム。そして左手のランスにレイディのアクア・ナノマシンを纏わせた。そしてそのまま前方に向けて突進してくる。
ダリル
「しまった!」
刀奈
「遅い!!」
ズガァァァァァァァァンッ!!
ダリル・フォルテ
「「きゃあああああああ!!」」
防御も回避も間に合わず、ダリルとフォルテは直撃を受けたのだった。
ダリル
「…く!ちっ、ちくしょおぉぉ…」
フォルテ
「よそ見してる間になんて…ずるいっスよ…」
今までの戦いのものが重なったかダメージは大きそうだ。
刀奈
「だから貴方達に言われたくないわよそんな事」
クロエ
「楯無さん。お疲れ様です」
刀奈
「シエラちゃんもお疲れ様。…さて、もう諦めなさい。そんな状態じゃもう戦えないでしょ?」
ダリル
「くっ…」
するとその時、
真耶
「更識さん!シエラ(クロエ)さん!」
地上から訓練機のラファールを纏った真耶がやってきた。
クロエ
「山田先生!」
真耶
「おふたりとも大丈夫ですか!?」
刀奈
「ええ。おかげさまで。もう関係者への説明は終わったんですか?」
真耶
「ええそちらの方はなんとか。……ところで」
すると真耶は目の前のダリル、フォルテを見た。
真耶
「……ケイシーさん、サファイアさん……」
ダリル
「山田先生っすか…」
フォルテ
「先生に見られたらもう学園には戻れないっスね。まぁ別にいいっスけど…」
真耶
「…正直…全然信じたくありませんでした…。ケイシーさん、サファイアさん…、本当に…貴女達が…内通していたんですか…?どうして…、どうしてなんですか!?」
ダリル
「…大した理由じゃねぇっすよ…。そこに家族がいるから…理由はそれだけです」
フォルテ
「…私はダリルがそうしたからっス。それが私の理由っス」
真耶
「………」
刀奈
「ふたり共、降参しなさい。そんな状態では精々飛行するだけで」
~~~~~~
とその時、ダリルに無線連絡が入った。
ダリル
「…はい。…………ええ!?わ、わかりました!…おいフォルテ!あれをやるぜ!」
フォルテ
「きゅ、急にどうしたんすか!?それにあれってあれっスか!?あ、アレは人前でやるのは」
ダリル
「そんな事言ってる場合じゃねぇ!いいからやるぞ!」
フォルテ
「わ、わかったっス!」
ふたりはそう言うと突然口づけをした。すると、
キィィィィィィィィンッ!
突然ふたりを囲むように氷の幕が出現した。そしてその中に炎が燃えている様に見える。
クロエ・真耶
「「!!」」
刀奈
「!しまった!あのふたりにはアレが!」
ダリル・フォルテ
「「いくぜ(いくっス)!
ふたりがそう言った瞬間、ダリルが内側から氷を砕いた。すると氷の中に見えていた炎がまるで封じ込められていたものが一気に爆発した様な凄まじい勢いで刀奈達に襲い掛かる。
刀奈・クロエ
「「くっ!」」
真耶
「きゃあ!」
そしてその爆発に紛れ、ダリルとフォルテが急速でその場を去っていく。
真耶
「ふ、ふたり共大丈夫ですか!」
クロエ
「は、はい!」
刀奈
「…くっ、油断した!追いかけましょう!あのダメージではそう遠くに」
…ドンッ
とその時遠くの方から妙な大きい音がした。例えるなら爆発の様な音。
真耶
「!な、なんですか今の音」
クロエ
「……地上からではありませんね。爆弾は解除しました。…まるで空の上から聞こえた様な」
真耶
「…!み、皆さん!あれを!!」
刀奈
「え?……………!!嘘…!?」
刀奈達が見たのは驚くべきものだった。
…………
その数分前、海之とオータムは…
海之
「覚悟はできているだろうな?」ジャキッ
オータム
(…くっ!今は何とか逃げ出さねぇと、………あれは!………ちっ!こうなったら仕方ねぇ!)
オータムは何やら思い付いた様だった。そして、
オータム
「…ダリル!今すぐ来やがれ!急ぎだ!」
オータムはダリルと瞬時に通信したようだ。
海之
「逃げられると思っているのか?」
オータム
「爆弾は防がれたが最後に度肝抜かせてやらぁ!またコアを使うことになるがこっちにはあの篠ノ之束もいんだ。コアぐらいなんとかならぁ!」
海之
「…!! どういう事だそれは!?」
ドンッ!
するとオータムは自らのアラクネのコアを射出、発射した。それは海之の横をかすめる。
海之
「!?」
オータム
「ハッハッハッハ!精々頑張りやがれ!」
ISを失ったオータムは急速に地上に落下を始める。……しかし、その途中で2体のISに保護され、瞬時に消えた。どうやら転移した様だった。
海之
「ちっ!逃げられたか…しかし今のアレは」
ドガァァァァァァンッ!
その時だった。突然自分の上空後方から爆発音が聞こえた。海之は振り返る。
海之
「!!」
海之が見たもの。それは……
…………
その少し前、火影とスコールの戦いは続いていた。
スコール(DIS)
「先程までとは違うわよ!」
ゴォォォォォッ!
その言葉の通り先程まで雷の壁だったのが今度は火の壁として襲いかかってきた。
火影
「!へぇ、確かに違うな。んじゃ!」ドンッ!
ゴォォォォォッ!
火影はキャバリエーレから飛び出すと手にイフリートを展開。更に自身に炎を纏わせ、そのまま壁に突っ込んだ。それによって火影は火の壁を一切気にせず突っ込んで来る。
スコール(DIS)
「!なるほどね、でもそれだけじゃないわ!」
ババババババババッ!
するとスコールは今度は炎の鞭ではなく雷でできた鞭を振るってきた。
スコール(DIS)
「これならその籠手で掴めないわね!」
火影
「そうだな。…だがその必要はねぇ!」
ヴゥン!ヴゥンッ!
すると火影とスコールの間に先ほど離れたキャバリエーレが割り込んできた。前輪のブレードに纏わせた雷で雷の鞭を破壊する。
スコール(DIS)
「くっ!」
火影
「こいつは遠隔操作もできんのさ!」
スコール(DIS)
「ならやむを得ないわね!」
ゴォォォォォッ!
スコールは止む無く自分を纏う熱線の壁を最大で発動する。
ドゴオォォォォンッ!……ボガァァァァンッ!!
火影・スコール(DIS)
「「くっ!!」」
火影の炎の体当たりとスコールを纏う壁が激しく激突。するとエネルギーに耐え切れなかったのか爆発し、ふたりに衝撃が走る。
スコール(DIS)
「…くっ、何とか最低限のダメージで防げてよかったわ…。でもこの力の使い方…少しずつ理解してきたわ。どうやらこのDISというのは戦っていく内に成長もしていくみたいね」
火影
「どうやらそうみてぇだな。敵ながら大したもんだ。……しかしわからねぇな。今までの戦い方を見ただけだが…あんたはどうもあのオータムやMとは違う気がする。卑怯な手は使わねぇし、戦いを楽しみ戦士って感じがするぜ。余計なお世話かもしれねぇが…なんでテロなんてやってんだ?」
スコール(DIS)
「………私も色々あるって事よ。知ってる坊や?女には多くの秘密の引き出しがあるのよ」
火影
「……まぁアンタがそういうなら無理に聞かねぇけどな」
スコール(DIS)
「それよりも戦いを続けましょう。……と言いたいけど、そろそろSEが危ないのよね。貴方との戦いが楽しくて忘れてたわ。それにこの状態はSEを使う攻撃ばかりだから消耗が激しいわ。…どう?次の攻撃で勝者を決めましょうか」
火影
「…良いぜ。それに俺には本来の目的がある」
スコール(DIS)
「…本来の目的。なら今のはウォーミングアップって意味なのかしら?」
火影
「…ああ。最もアンタの強さに感銘を受けたのは本当だぜ?だがさっきも言ったようにこっちにはまだ本番があるんでな。そろそろ終わりにさせてもらうぜ」
スコール(DIS)
「!……言ったわね。なら…本番前のウォーミングアップで終わりにしてあげる!次の攻撃に…私の全ての力を籠めるわ!」
火影の言葉がスコールの心に火をつけた。自分は精一杯死力を尽くして戦っていたというのに、この男はまだ余力を残していたのか、と。そう考えると怒りの様な、驚きの様な、戦う者としての喜びの様な、だが悪い感情は無い、何とも言えない感情が湧いてきた様な気がした。
ゴォォォォッ!バババババッ!
スコールは自らの火の力と雷の力を合わせ、巨大なエネルギー弾を作った。全ての力を、という先程の言葉は嘘ではないらしく、そのエネルギーに火影もやや驚いた。
火影
(!…こいつは生半可な攻撃じゃ跳ね返せそうにねぇな。…とはいえ俺のISも調子が完全じゃねぇし、……まぁなんとかしてみるさ)
そう言うと火影は迎え撃つためにエボニー&アイボリーにエネルギーをチャージする。
……すると、
………ゴォォォォッ!バババババッ!
火影
「…?」
火影は気づいた。エボニー&アイボリーに勝手にこれまで以上の力が集まっている事に。……そしてその力の中に自分のものではない別の力もある事に。ひとつは自分の火の如き力。もうひとつは…懐かしい雷の力。
火影
(!…そういやアリギエルの中にはあいつもいんだったな…。これやんのも久々だな)ジャキッ!
そして火影はエボニー&アイボリーをスコール目掛けて構える。
スコール(DIS)
「…どうやらお互いとっておきの一手になりそうね!」
火影
「らしいな。正に決闘だ。観客がいないのが残念だがな!」
そしてふたりは自らの攻撃を撃とうとした。……その時、
ドォォォォォォォォォォォン!!
火影・スコール
「「!!」」
突然ふたりの耳に聞こえた確かな爆発音。それがふたりの戦闘態勢を解除した。互いの攻撃は消え、スコールの形態は元に戻った。
火影
「な、なんだ今のは…!?」
スコール
「地上…からじゃないわね…。空…!あれは…!」
火影
「………!!」
火影とスコールが目にしたもの。それは……、煙を上げながら何とか飛行している、……飛行機だった。
火影
「………」
スコール
「一体何が…!?」
呆然とするふたり。とそこへ刀奈から通信がはいる。
刀奈
(火影くん!!聞こえる!?)
火影
「!…刀奈さん、一体何が」
刀奈
(聞いて!飛行機が見えてる!?あれはファントム・タスクの仕業よ!海之くんと戦っていたオータムがコアを撃ち込んだの!脱出のための爆弾が解除された代わりとして!)
火影
「!…あの蜘蛛野郎が…」
スコール
「えっ?オータム…?」
刀奈
(海之くんは飛行機に向かってるわ!私達もこれから向かうから!貴方も来れる!?)
火影
「……ええ、了解」
そう言って火影は通信を切った。
火影
「……やれやれ、全くテロリストってのは」
スコール
「…向かったところでどうするつもりかしら?」
火影
「救うさ」
火影は迷わず即答した。
スコール
「! 本気なの?」
火影
「ああ。………おい、ひとつだけ聞く。あれもてめえらの作戦のうちか?」
火影は小さい声で聞く。
スコール
「…いいえ違うわ。貴方も聞いたでしょう?多分あの子が脱出のための時間稼ぎか、注意を向けさせるために」
火影
「…まぁどっちでもいいさ。勝負は止めだ」
スコール
「良いの?こんな中途半端に終わって」
火影
「関係無いね」
スコール
「情報が欲しくないの?あんなに必死だったのに」
火影
「どうでも良い」
スコール
「下手すると死ぬわよ?」
火影
「かもな」
迷いは一切無いらしい火影の返事にスコールは更に尋ねる。
スコール
「……何故そこまで。一応赤の他人でしょう?何故そこまでできるの…?」
すると火影はゆっくりと言った。
火影
「……俺の大事な人達が9年前に飛行機で死んだ。繰り返させたくない。それだけさ」
スコール
「! 9年前の飛行機って……、もしかして、あの旅客機が爆破された事件の事?ISの情報を持った科学者が狙われたという」
火影
「…ああ。俺達は捨て子でね。とても素晴らしい夫婦に拾われたんだが…、ふたりはあの飛行機に乗っていたんだ。そして事件に巻き込まれた…」
スコール
「!……そう。あの時の飛行機に貴方達のご両親が…」
火影
「……話は終わりだ。とっと消えな。今はお前に付き合ってる暇はねぇよ」
火影はスコールに背を向けて行こうとする。
スコール
「…ねぇ」
ドンッ!!
スコール
「!!」
スコールの頬を火影のエボニーの弾が掠める。
火影
「近寄るなテロリスト!…命をなんとも思わない、悪魔以下のゲス共が!…悪魔でさえ命を、人を愛する奴もいるんだ!!」
顔はバイザーで見えないがその声はこれまでにない程の怒りを含んでいた。
火影
「二度と顔見せんな!もし次会った時は…容赦無くぶちのめす!!」ドンッ!
そう言って火影は全速力で飛行機に向かっていった。怒りと、そして救うという強い気持ちを持って。
スコール
「……」
シュンッ!
オータム
「ふぅ~、やっとあいつらに一泡吹かせてやれたぜ。つっても俺達全員ボロッボロだがな。この分じゃ暫く戦えそうもねぇ…。まぁ私達の役割は十分だろ。あとはMの仕事だ。帰ろうぜスコール?レイン達も待ってるしよ」
スコール
「……ええ」
…………
火影より先に飛行機を補足していた海之は、
海之
(………俺は…、防ぐ事ができなかった。一度目は母を悪魔共の手から…。そして二度目は…)……グッ!
(…しかし、もうあんな事は起こさせん。あんな思いをするのは…俺達だけで十分だ!…繰り返しはさせん!二度とさせはせん!!)
拳を握りしめた海之の心には繰り返させないという揺るぎない決意があった…。
…………
その数分前、IS学園の食堂。
ガタンッ!
鈴
「…!!」
皆で集まっていると鈴が突然勢いよく立ち上がった。
一夏
「ど、どうした鈴!?」
鈴
「…………ううん、なんでもない。ごめん…」
一夏
「?」
箒
「どうした簪?何か震えているぞ。寒いのか?」
簪
「…ううん。そんなのじゃないんだけど…、何だろ…」
セシリア
「シャルロットさんもラウラさんも…何か元気ありませんわよ?」
シャル
「…そう?…大丈夫だよ。ごめんね心配かけて」
ラウラ
「…ああ。すまん…」
一夏
「のほほんさんもなんか食欲無かったしな。明日は雹でも降るかな」
本音
「あ~ひどいおりむ~。…なんでか食欲わかなかったんだよね…」
箒
「大方あいつらがいなくて寂しいのだろう?心配せずとも夜に帰ってくるさ」
鈴
「だ、だからそんなんじゃ…」
一夏
「そういやあいつら今どうしてるかな。連絡してみるか…」
…………
場所は戻り京都。オータムのコア爆弾によって損傷した飛行機は煙を上げながらもなんとか飛行している状態だった。しかし翼が爆発で破損しているためか姿勢をうまく保てず、やや傾いている様に見える。それを少し離れた所で海之・刀奈・クロエ・真耶は見ていた。
海之
「…く」
刀奈
「不味いわね…、何とか飛べてはいるみたいだけど、このままじゃ…!」
クロエ
「一番近くの空港まではどんなに急いでもまだ30分はかかります!」
真耶
「一体どうしたら…」
とその時火影も合流してきた。
火影
「皆!」
クロエ
「火影兄さん!」
火影
「状況はどうなってる!?」
刀奈
「まだそんなじっくりは見てないけど速度はそれ程落ちてない様に見えるわ。もしかしたらそっちは壊れていないのかもしれないわね。でもこのままじゃ何れ墜落は免れないわ!」
真耶
「墜落までに着陸できる場所があればよいのですが…ここからでは一番最寄りの空港は30分はかかります!」
飛行機の状態からして30分も持つとはどうしても思えない。とするとどこかに不時着するしかないが…。
海之
「…クロエ!機の操縦席に通信を繋げられるか?可能であれば直ぐに頼む!」
クロエ
「え?は、はい!」
言われてクロエは数秒で通信回線を開く。すると海之が飛行機の操縦席と話し始める。
海之
「操縦席!誰でも良い!聞こえるか!?」
機長
(な、なんだ君は!?どうやって通信を!?)
海之
「そんな事はどうでも良い!聞け!つい今しがたそちらはテロリストの攻撃を受けて損傷した!」
機長
(!!……だから急に操縦が利かなくなったのか!?)
海之
「操縦が利かないだと!?全くか!?」
機長
(い、いや!速度は何とかコントロールできている!)
刀奈
「という事はエンジンはまだ完全には死んでいないのね…」
機長
(だが姿勢制御や方向転換がほとんど出来ない!このままでは墜落は避けられん!)
真耶
「そんな!方向転換ができなければ空港に向けることもできません!」
クロエ
「下は市街地ですし、周りには山もあります。もしこんな場所で落ちてしまったら…」
すると火影が話を変わる。
火影
「…おい!こっから最も早く着陸できそうな場所はわかるか!どこでも良い!」
機長
(え!?どうしてそんな)
火影
「いいから早くしろぉ!!」
機長
(!わ、わかった!………………ここから数分程飛んだところに大きな湖がある!水上着陸するなら十分可能かもしれんが)
火影
「そこが一番近くで間違いないんだな!?」
機長
(あ、ああ!だが方向が反対側だ!この機で向かうには……)
すると火影は続けて驚く事を言った。
火影
「………なら、俺達が湖まで運んでやる!」
※次回は11日(土)。京都編最終を投稿予定です。
コロナが全国的に広まっております。皆さまくれぐれもお気を付けくださいませ。