IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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「織斑千冬こそ10年前の白騎士事件の犯人のひとり、白騎士だ!!」

Mの口から聞かされた衝撃の真実。一夏は激しく動揺するがMは千冬を責める口を止めず、更に自分の目的は千冬をも超える最強のIS操縦者になる事だと打ち明けるのだった。
その時、今まで黙っていた千冬が突如大笑い。自身が白騎士である事を素直に認めると同時に、束同様自分もできる事をするつもりであると宣言。折れた雪片の意志を継ぐとして海之のレッド・クイーンを展開。自身の技と剣のパワーで一気に形成を逆転する。そんな千冬の戦いを見ていた一夏の心には「自分も戦いたい」「力が欲しい」という強い願望が渦巻いていた。……その時、一夏の耳にあの声が響く。

「貴方は力を望みますか?…救世主の力を望みますか?」

声に誘われるまま、一夏は答えてしまうのだった……。


Mission148 救世主出現……?

千冬

「ば、馬鹿な…アレは!?」

M(DIS)

「何故…何故あのISが…!?」

 

一夏を覆っていた黒い炎が激しい閃光によって払われ、その下にあった存在が姿を現した。そこにいたのは白式とは違う別の白いIS。白式と違って胸部も覆われた全身装甲で、その姿は白式よりもかなり細身である。機体背部には大型のスラスター。手には雪片とは違う大型のブレードがあった。

 

一夏

「ハァ…ハァ…ハァ。……これが……俺の新しい力」

 

聞こえてくる声は一夏のものであった。

 

千冬

「! い、一夏!お前か!?」

一夏

「…ああ、俺は大丈夫だ。……それより千冬姉」

M(DIS)

「…うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」ドンッ!

 

するとその時、Mが千冬の横を通り越して変化した一夏に向かってきた。

 

千冬

「! しまった!」

M(DIS)

「くたばれぇぇぇ!織斑一夏ぁぁぁぁ!」ブンッ!

 

激しい怒りのままMは自らの剣を変化した一夏に振るう。…しかし、

 

ガキィィィィンッ!

 

千冬

「!」

M(DIS)

「何!?」

 

Mが全力で振るったその剣は一夏のブレードで受け止められていた。しかも片手で。

 

一夏

「…軽い…」

M(DIS)

「くっ!うおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

怒りの感情に支配されているらしいMは黒騎士のランスも展開して二刀流での怒涛の攻撃を繰り出す。しかしそれを一夏は手に持つブレードで全て受け止める。

 

ガキンッ!ガキィィンッ!キンッ!キィィンッ!……キィィィンッ!

 

M(DIS)

「ハァ、ハァ、ハァ、…く、くそ!」

一夏

「……見える、見えるぞ、こいつの動きが全て!これが救世主の力。これが……「白騎士」の力!」

 

そう。一夏の変化した姿を見た千冬、そしてMが過剰に驚いた理由。それは一夏の変化した姿が全ての始まりとなったIS、千冬が使っていた白騎士だったからだ。

 

千冬

(やはりあれは白騎士…!しかしあれは明らかにDNSの力で変化したもの。DNSは本来、あいつらの世界の者達に変化する筈。それが何故白騎士に…!?)

M(DIS)

「くっ!ならば距離をとって!」ズドンッ!ズドンッ!ズドンッ!

 

Mは一夏から離れて雷弾を撃つ。

 

一夏

「…これも見える!」

 

シュンッ!シュンッ!シュンッ!

 

だがこれも一夏は無駄のない動きで避ける。

 

一夏

「どうした?さっきまで偉そうにしてたお前の力はそんなもんか?」

M(DIS)

「ば、馬鹿な!」

 

一夏の動きにMが驚く。……しかし千冬の反応はMとは違っていた。

 

千冬

(………おかしい。いかに白騎士とはいえ今の一夏にあの様な見事な動きができる筈は…)「い、いや今はそれよりも一夏、離れてろ!お前は手を出すな!」

 

千冬は一夏に下がれと命令する。しかし、

 

一夏

「大丈夫だ千冬姉!俺が戦う!俺にやらせてくれ!」

千冬

「無茶だ!今のお前では」

一夏

「俺も戦いたいんだ!千冬姉や火影や海之の様に!もう守られてばかりじゃ嫌なんだ!」

千冬

「一夏!」

M(DIS)

「く…戦いの途中で呑気に話すとは随分余裕ぶってくれるじゃないか!では、これでどうだ!」ドンッ!

 

Mは再びランスを構え一夏に突進した。

 

千冬

「まずい!あの動きは!」

 

シュンッ!

 

それは一夏を驚かせた瞬間移動だった。それによってMは瞬時に移動し、

 

M(DIS)

「貴様のこの動きが見切れるか!食らえ!!」

 

Mは一夏の真後ろから襲い掛かった。……しかし、

 

ブンッ!

 

M(DIS)

「!!」

 

Mが振り下ろした剣は空しく空を切った。

 

M(DIS)

「な、何処だ!」

一夏

「後ろだ!」

M(DIS)

「何!」ザンッ!!「ああああああ!!」

 

一夏は今の一瞬でMの後ろにブリンク・イグニッションで移動していた。そのスピードは白式の比では無かった。後ろに付いた一夏はブレードの二刀流で素早く攻撃した。

 

一夏

「どうした!居眠りでもしてたのか!?」

M(DIS)

「ぐっ!馬鹿な…、貴様如きが私の背後をとるなど…!」

千冬

(…やはり、やはり何か違う。あんなスピード一夏には…)

一夏

「おいお前、今まで随分言いたい放題言ってくれたな。俺は弱いんじゃないのか?なら何でお前はそんな弱い俺相手にそんなになってるんだ?お前の方が強いなら俺なんて簡単に倒せるんじゃないのか!?」

M(DIS)

「くっ、おのれぇぇぇl!」ドンッ!

 

Mは怒りに任せて剣とランスの二刀で攻撃する。しかし先ほどの千冬の時と同じく、全て一夏に受け止められる。

 

一夏

「おらぁぁぁぁ!」

 

ドゴオォォォッ!

 

M(DIS)

「ぐあああ!!」

 

一夏は隙を付いてMの横に蹴りを入れた。その衝撃でMが吹っ飛ぶ。

 

M(DIS)

「ぐぐぐ…よくも私を足蹴にして」

一夏

「そこだぁ!」

M(DIS)

「!!」

 

ギィィィィィィンッ!!

 

Mが姿勢を保つ間に一夏は接近していた。瞬時に斬りかかる一夏の剣に対し、Mは辛うじて盾を張って防ぐ。

 

一夏

「くっ!惜しい!」

M(DIS)

「いつまでも好き勝手にはさせると思うな!はぁぁぁ!」

 

ガキンッ!

 

Mは全力で手の剣を振るい、一夏を遠ざける。

 

一夏

「くそ!もう少しだったのに!だけどもう二度目は無いぜ!」

M(DIS)

「ハァ、ハァ…。多少強くなったとはいえ調子に乗るなよ!」

一夏

「煩い!二度目は無いぜ!今度こそ俺と白騎士で終わらせてやる!」

M(DIS)

「それはこちらの台詞だ!」ギュゥゥゥゥゥンッ!!

 

再びMの剣に黒きオーラが宿った。零落闇夜だ。

 

一夏

「俺はお前を許さねぇ!千冬姉や束さんをさんざん馬鹿にした罪を償わせてやる!」

 

すると一夏も二刀流から一刀流に戻し、剣を構えた。そして互いに突撃した。

 

千冬

「一夏!よせ!」

M(DIS)

「馬鹿め!零落白夜が使えなければ私の零落闇夜を止める術はない!沈めぇぇ!!」

 

Mは迫ってくる一夏目掛けて再び零落闇夜を向けた。…しかし、

 

……ブンッ!

 

M(DIS)

「!?」

 

Mの零落闇夜は先ほどの剣と同じく再び空を切った。

 

一夏

「遅いって言ってんだ!!」

 

ズガガガガガガガッ!

 

M(DIS)

「ぐああああああ!!」

 

バガァァァァァンッ!!

 

千冬

「!!」

 

Mの剣が振り下ろされる瞬間、一夏は再びブリンク・イグニッションで背後に付き、剣の連撃を浴びせた。その衝撃でMは勢いで激しく地面に激突した。

 

……キュゥゥゥゥゥン……

 

更にこれまでのダメージが蓄積していたのかMのDISが解除され、通常の黒騎士に戻ってしまう。

 

M

「ぐ、ぐぐぐ…、馬、鹿な…」

一夏

「年貢の納め時ってやつだな、M」

M

「貴様…!最初から撃ちあう気等無かったのだな!…卑怯な真似を!」

一夏

「卑怯?お前からそんな言葉が出るなんて思わなかったぜ!お前さっき言ってたよなぁ?勝負に卑怯もくそもない、勝てばそれで良いって。だから俺もそうさせてもらった。お前が俺ならきっとそうするだろうと勝手に思い込んでただけだ。それよりどうだ?自分よりも弱いと思っていた奴に見下される気分は?あの時の俺の気持ちは少しは理解したか!」

M

「…黙れ!!」

千冬

「……?」

 

この時千冬は一夏にいつもとは違う何かを感じていた。

 

一夏

「……だけどなぁM。俺はお前を許すつもりはねぇ。俺だけじゃなく千冬姉や束さんを散々馬鹿にし、更に千冬姉の大事な雪片まで折った。もっと言えば学園祭の時に火影が腕を切ったのも半分はお前のせいだ。お前は多くの罪を犯した。そんなお前に千冬姉や束さんを犯罪者呼ばわりする権利はねぇ!お前の過去に何があったのかは知らねぇ。でも俺にはそんな事どうでもいいし関係ない!」

 

一夏の心は激しい怒りと憎しみに支配されていた。家族や仲間を傷つけたMに対して。

 

一夏

「どうした!這い蹲ってないでさっさと立てよ!えらそうな事言ってた割にはそんなもんか!?そんなんで世界最強のIS操縦者になりたいなんて聞いて呆れるぜ!」

M

「ぐぐっ…黙、れぇ!」

千冬

「一夏…お前…?」

 

一夏の挑発にMは立ち上がろうとするがダメージが大きいのか上手くいかない。

 

一夏

「…立てないなら、これで終わらせてやらぁ!!」ドンッ!

 

すると一夏は剣を構え、未だ立てないM目掛けて突進した。

 

千冬

「! 一夏待てっ!!」

M

「ぐ、ぐぐ…!」

一夏

「覚えておけM!これが俺の力だ!お前が蔑んだ俺の力だ!この力があればもう俺は」

 

 

 

ドクンッ

 

 

 

一夏

「…………え?」

 

その時、一夏に不思議な感覚があった。

 

……ドクンッ……ドクンッ……

 

何かの脈動みたいな音が聞こえる気がする。自分のものとは思えない。だが耳元で聞こえた位それははっきりと感じた。そして、

 

?

「…ツカマエタ」

一夏

「…!!」

 

聞くだけでぞっとするような声。その瞬間一夏の視界が一瞬にして閉ざされ、意識が急速に遠のいていった……。

 

 

…………

 

一夏

「…………………ん……!!」

 

そして気が付いた時、一夏は妙な場所にいた。周りは全く自分の身体さえも何も見えない真っ暗闇。そこが今までに自分がいた場所で無い事はすぐにわかった。

 

一夏

「な…なんだここは!?俺はさっきまでMを…!Mは!?千冬姉は!?おいふたり共!どこにいる!」

 

………だが返事は無い。気配も無い。突然の事態に一夏は慌てる。

 

一夏

「一体…一体何が」……シュルシュル……「!!」

 

足元に妙な感覚がある気がして見た一夏は驚いた。真っ黒い何かが足元から這い上がってくる。周りは一切の闇なのにそこだけはもっと深く黒い、漆黒の何かが纏わりついてくる。それはゆっくりと足元から上に上にと上がってくる。

 

……シュルシュルシュル……

 

一夏

「な、なんだこれは!?…やめろ!来るな!!」

 

一夏は払おうとするがその闇は足元からやがて一夏の顔周辺まで上がってくる。

 

……シュルシュルシュルシュル……

 

一夏

「い、嫌だ!やめろ!やめろ!」

 

悲鳴を上げる一夏。そんな一夏の耳元に先ほどと同じ声が聞こえた。先ほどよりもはっきりと。声は言った。

 

?

「…恐れることは無い。ただ受け入れるのだ」

一夏

「! な、なんなんだ!アンタ誰だ!?」

?

「我が弱さから救ってやろう。……そして委ねるが良い。力という魔力にな!!」

一夏

「~~~~~~~~~~~~~~!!」

 

やがて闇は一夏の全身を覆った。それと同時に一夏の意識は再び薄れていった……。

 

 

…………

 

オーガス

「これで余興の準備はできた…。……わかっているぞ?貴様達もじわじわ近づいていると。早く来ないと大事なお友達がどうなるかわからんぞ?……クククク」

 

 

…………

 

一夏

「………」

千冬

「…な、何だ…?」

M

「…?」

 

今までの激しさが嘘のように静まった一夏。腕はだらんと垂れ下がり、まるで魂が抜けたかのように力が無い。

 

千冬

「…一夏?…おい!」

一夏

「………」

 

千冬の声掛けにも一夏の返事は無い。

 

M

「貴様…相手にする気も失せたというのか!ふざけるなぁ!!」ドンッ!

千冬

「! しまった!」ドンッ!

 

自分が相手にもされなくなったと思い込んだMは沈黙している一夏に襲い掛かる。千冬も追いかけるが間に合わない。

 

M

「はぁぁぁぁぁ!!」

千冬

「一夏避けろぉ!」

 

Mは全力で黒焔を一夏の頭部目掛けて振るう。……しかし、

 

…パシッ!

 

M・千冬

「「!!」」

 

Mの一撃は届かなかった。Mの剣は一夏のブレードどころか、片手で掴まれて止められたのである。いかにMが消耗しているとはいえ、こんな簡単に止められる事はMにも千冬にも予想外だった。Mは剣を引きはがそうとするががっしりと掴まれて離せない。そして、

 

 

……ギュンッ!!

 

 

白騎士の目に当たる部分が真っ赤に光った。

 

一夏?

「……グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

一夏は突然獣の如き咆哮を上げた。

 

千冬

「い、一夏!?」

M

「なんだ!一体何が起こって」ドゴオォォォッ!!「ぐああああ!!」

 

驚いているMの横から一夏のもう片方のパンチが入った。その衝撃でMは黒焔から手を放してしまう。そして、

 

ドゴォォォォォッ!!

 

M

「ぐああああああ!!」…バガァァァァァン!!

 

更にそのまま一夏はMから奪った黒焔でこん棒の如く殴りつけた。ISの武器は本来登録しないと使えないが武器としてでなく物としてなら持つ事ができる。白騎士は奪った黒焔の刀身を持ちながらそのまま殴りつけたのだった。

 

千冬

「!!」

M

「ぐ、ぐぐ、…おの…れ!」

一夏?

「オォォォォォォォォォ!!」ドンッ!

 

ダメージに苦しむMに一夏は再び襲い掛かる。

 

M

「く!」シュンッ!

 

ドゴォォォォッ!

 

攻撃が届く前にMはその場から緊急回避。Mのいた壁に襲い掛かる直前だった黒焔が食い込む。

 

一夏?

「オオオオオォォォォォォォッ!!」

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!…

 

攻撃がかわされた事に気付いていないのか怒りなのか、一夏は手の黒焔を壁に叩き続ける。はたから見たらそれは気が狂っている様にしか見えない。

 

M

「き、貴様!」ドゴォォォッ!「グボァ!!」

 

一夏は回避したMに黒焔を全力で投げつけた。それが顔面に命中し、Mは悲鳴を上げる。

 

一夏?

「グオオオオオオオオ!!」ドンッ!

 

苦しむMに対し、一夏は武器も持たずに向かってくる。殴りかかる気の様だ。

 

M

「ぐぐ…貴様ぁぁぁ!!」

 

ドゴォォォォォォッ!!

 

Mも拳を繰り出し、両者の拳がぶつかった。…しかし、

 

……バキィィィィィィンッ!

 

M

「ぐあぁぁぁ!!」

 

白騎士の拳が黒騎士の腕の装甲を破壊した。今までの蓄積されたダメージが爆発したのだろう。

 

ガシッ!ドドドドドドドドッ!!

 

更にMの腕を逃げられない様掴み、もう片方の手で激しく殴り続ける。シールドに守られているといえ、激しい攻撃に苦しむM。

 

一夏?

「グルアァァァァァッ!!」

M

「ぐっ、ぐぅぅぅぅ!!」

千冬

「…違う、あんな戦い方は一夏じゃない。…まさか、DNSに操られて!」

白騎士

「オォォォォォォォォォォ!!」

(※台詞、一夏から白騎士に変更)

 

ドゴォォォォォ!!

 

M

「ぐわぁぁぁぁぁ!!」……バガァァァァンッ!

 

痛みに苦しむMの側部に白騎士の回し蹴りが直撃した。吹っ飛んだMは壁に激しく打ち付けられた。

 

M

「がはっ!がふっ!」

 

~~~~~~~~~~~~!!

 

白騎士

「ゴアァァァァァァァァ!」

 

Mの黒騎士に危険領域を告げるアラームが響く。だがそれでも関係なく一夏が纏う白騎士はMに向かってくる。

 

ガキィィィンッ!…バキィィィン!

 

するとその時千冬が白騎士とMの間に入り、止めに入った。

 

白騎士

「グルゥゥゥゥゥアァァァァ…」

千冬

「やめろ一夏!これ以上の戦いは必要ない!」

M

「き、貴様。余計な…事をする、な!」

千冬

「そんな事を言ってる場合か!お前は下がっていろ!」

M

「貴様の指図は受けん!どけぇぇ!」ドンッ!

千冬

「!よせぇ!」

 

Mは庇った千冬を押しのけて再び攻撃を仕掛けようとするが、

 

M

「うおぉぉぉぉぉ!!」

白騎士

「ガァァァァァァ!!」

 

ドゴォォォォォォッ!!

 

M

「ああああああああ!!」

 

…ズドォォォォォォォンッ!……キュイィィィィン……。

 

届く前に逆に簡単に払いのけられ、そのまま地面に激突してしまう。それと同時にダメージが限界を迎えたのだろう黒騎士は強制解除されてしまった。Mは力無く地面に倒れこむ。

 

M

「ごふっ!…あ、あ、ぐぐ…」

千冬

「マドカ!」

 

すると白騎士はもうMには目をくれなくなったのか、今度は千冬に向かっていく。その姿は最早騎士という誠実な者ではなく、目に映るもの全てを破壊する破壊者だった。

 

白騎士

「オォォォォォォォォ!!」

千冬

「くっ!一夏目を覚ませ!」

 

ヴゥゥゥゥゥンッ!

 

すると突然Mの隣に転移が発生し、中からスコールが現れた。

 

千冬

「! あいつは!」

M

「ス、スコー…ル…!」

スコール

「M!大丈夫!?逃げるわよ!」

M

「は、離、せ!や、奴、は…私の獲物…だ!」

スコール

「そんな身体で何ができるっていうの!貴女には死んでもらうわけにはいかない!」

千冬

「ぐっ!…おいお前!早くマドカを連れて逃げろ!」

スコール

「!…貴女」

千冬

「マドカを死なせるな!」

スコール

「…………ごめんなさい」

M

「離せ…離せぇぇぇぇ!!」

 

ヴゥゥゥゥゥンッ!

 

千冬が戦っている間にスコールはまだ戦おうとするMを連れ、転移した。それを見届けて千冬は白騎士と距離をとる。

 

白騎士

「グゥゥゥゥゥゥ…」

千冬

(とりあえずマドカは大丈夫だな…。武装はお互い剣のみ。戦ってみて思ったが今のあいつの戦い方は正に獣。技とスピードは私の方がまだ利。だが基本パワーと残存SE量では奴の方が上か…。しかもあれの中には一夏がいる。なんとか一夏を引きずり出さねば…)

 

とその時、

 

「「千冬さん!」」

「「「織斑先生!!」」」

千冬

「!!」

 

突然自分を呼ぶ声に千冬は目を向ける。すると先ほどまで戦っていた箒達が戻ってきた。

 

ラウラ

「教官!」

シャル

「先生!」

箒

「千冬さん!一夏は!?」

千冬

「お前達!来るんじゃない!!」

 

千冬は箒達に来ない様大声で伝えるが、

 

白騎士

「ゴアァァァァァァァ!!」ドゥンッ!!

 

素早く白騎士は彼女達に向かっていく。

 

千冬

「! あいつまさか…お前達逃げろ!!」

 

千冬は一夏が、白騎士が箒達に襲い掛かると思った。そしてその予想は当たった。

 

白騎士

「グアァァァァァァァァ!!」

ラウラ

「! くっ!」

 

ガキキキキキキキッ!!

 

白騎士は彼女達に斬りかかった。ラウラが前に出て対物シールドで受け止めるがそのパワーに押される。

 

セシリア

「ラウラさん!」

ラウラ

「ぐぅぅっ!」

箒

「ラウラ!くっ!」

 

箒はその横から雨月で斬りかかる。しかし、

 

ブンッ!

 

箒の剣は空を切った。

 

箒

「!」

ラウラ

「な!どこだ!?」

簪

「ラウラ!箒!上!」

箒・ラウラ

「「え!?」」ザンッ!ザンッ!「「うわああああ!!」」

 

白騎士は箒とラウラの真上から襲い掛かって斬った。

 

シャル

「箒!ラウラ!」

鈴

「アンタよくもぉ!!」

 

今度は鈴が双天牙月で全力で斬りかかる。

 

ガキィィィィィンッ!!

 

鈴

「!…こんのぉぉぉぉ!!」

 

それは白騎士のブレードで受け止められた。負けじと鈴は再び斬りかかるがそれも全て受け止められる。

 

ガキィィィィンッ!

 

鈴

「くっ!なんて簡単に受け止めんのよ!そんなのは火影と海之で十分よ!」

セシリア

「鈴さんどいてくださいまし!」

簪

「同時にいくよ!」

シャル

「うん!」

 

ズドドドドドドドッ!!

 

三方からセシリア・簪・シャルの射撃が一斉に白騎士に向かった。

 

ズドォォォォォォォンッ!!

 

攻撃がぶつかり、爆炎を起こした。

 

簪

「ど、どうなったの…?」

セシリア

「わかりませんわ…。当たった様に思えますけど…」

シャル

「……」

 

三人が煙を見ていたその時、

 

ザンッ!

 

簪

「きゃああああ!」

セシリア

「簪さん!?」ザンッ!「きゃああああ!」

シャル

「セシリア!」ズガンッ!「うわああああ!」

ラウラ・箒・鈴

「「「簪(セシリア又はシャル)!!」」」

 

シャルの後ろに白騎士がいた。ブリンク・イグニッションで先ほどの攻撃をよけ、そのまま襲い掛かった様であった。

 

ラウラ

「鈴!三人を頼む!」

箒

「私達が引き付ける!」

 

ズドンッ!ズドンッ!ズドンッ!

ブンッ!ズドドドドドッ!

シュンッ!シュンッ!

 

ラウラはレール砲で、箒は刀による衝撃波で白騎士に繰り出すがそれを全て避ける。

 

箒

「くっ!なんてスピードだ!先のアンジェロ達を超えるぞ!」

ラウラ

「ならばアルテミスで!」

千冬

「待て!」

 

その時千冬が合流してきた。

 

千冬

「お前達は手を出すな!」

箒

「千冬さん!」

ラウラ

「教官!一体あれは!?」

 

とそこに鈴達も合流してきた。

 

鈴

「つ、疲れたわ…」

千冬

「オルコット、デュノア、更識。無事か?」

簪

「は、はい。なんとか…」

セシリア

「私も大丈夫ですわ。…先生、一体あれはなんなのですか!?」

シャル

「僕達さっき一夏がMを倒したっていうのは聞いたんですけど…」

 

すると千冬は皆に話した。

 

千冬

「簡単に言うぞ。…アレは10年前の白騎士事件で使われたIS、白騎士だ」

シャル

「! あれが…白騎士!?」

千冬

「ああ。そしてアレを動かしているのは一夏だ」

箒

「!!」

セシリア

「い、一夏さんが白騎士を!?」

鈴

「で、でも千冬さん!一夏ならなんで私達に向かってくるんですか!?」

千冬

「それについては後で説明してやる!お前達は離れていろ!あいつは私がやる!」

簪

「で、でもあれには一夏がいるんじゃ!」

千冬

「だとしてもだ!今の一夏にははっきり言って敵味方の区別がついていない!油断すればお前達がやられるぞ!」

セシリア

「そ、そんな…!」

箒

「一夏!」ドンッ!

 

すると箒が白騎士に近づく。

 

鈴

「箒!」

箒

「一夏!私だ!わかるよな!?」

 

箒は目の前にいる白騎士を纏う一夏に訴えるが、

 

白騎士

「…グオォォォォォォォ!」

箒

「!!」

 

しかしそんな箒の声も空しく白騎士は箒に襲い掛かる。

 

ガキィィィィンッ!…ギリギリギリ…

 

するとその瞬間、千冬が箒を庇うように間に割って入った。

 

箒

「! 千冬さん!」

千冬

「馬鹿者!何をやっている!斬られたいのか!?」

箒

「で、でも一夏が…」

千冬

「いいから下がっていろ!今のこいつには話は通じない!」

白騎士

「グオォォォォォッ!」

千冬

「来い一夏!」

 

千冬は白騎士の注意を自分に向けるとそのまま剣劇に突入した。千冬の想像通り白騎士の戦い方はパワーがDNSの影響もあってかかなりのものであったが戦法は殴りかかったり斬るだけと単純。対して技は千冬の方が上であり、形勢は彼女の方が勝っていた。

 

ガキィィィィィンッ!

 

白騎士

「ガアアアアアアッ!」

千冬

「そんな単純な攻撃では私は倒せんぞ!」

鈴

「…凄い…」

シャル

「あれが…織斑先生の戦い…」

ラウラ

「流石教官だ…。昔と比べて全く衰えておられん…」

箒・セシリア

「「一夏(さん)…」」

白騎士

「…グオォォォォォッ!!」

 

白騎士は再度向かってくる。

 

千冬

「しぶとい奴だ…。だが!」

 

千冬は再び剣を構え、迎え撃とうとした……その時、

 

…ジジジジ

 

千冬

「!?」

 

千冬の動きに、いや正確には暮桜の動きに違和感があった。

 

千冬

「なんだ、急に動きが!?」

白騎士

「グオォォォォォォッ!」

千冬

「! しまった!」ドゴォォォッ!「ぐああああ!」

 

バガァァァァァンッ!!

 

千冬の一瞬の隙を付き、白騎士は蹴りを入れた。その勢いに千冬は壁に激突した。

 

箒

「! 千冬さん!」

シャル

「織斑先生!」

千冬

「ぐっ…しまった…!目覚めたばかりで無理させ過ぎたか…!」

 

どうやら封印から溶けたばかりの暮桜の調整が完全に完了していなかったため、起こった不調であった様だ。

 

白騎士

「グオォォォォォォッ!!ドンッ!

千冬

「ちぃっ!」

 

ガキィィィィンッ!

 

その時、鈴とラウラが止め入った。

 

千冬

「! お前達!」

ラウラ

「大丈夫ですか教官!」

鈴

「いい加減止まりなさい一夏!冗談にもほどがあるわよ!」

千冬

「よせ!お前達の力では!」

白騎士

「グオォォォォォォォォッ!!」

 

バギィィィィィンッ!

 

鈴

「きゃあああああ!」

ラウラ

「うわあああああ!」

 

千冬の言う通り鈴とラウラは白騎士のパワーに吹き飛ばされた。

 

千冬

「鳳!ボーデヴィッヒ!」

白騎士

「グアアアアッ!」

千冬

「くっ!」

 

ガキンッ!

 

再び千冬は白騎士の剣を受け止める。しかし、

 

…ジジジジッ!

 

千冬

「!?またか!」ガキィィィンッ!「ぐあ!」

 

再び暮桜に異変が起こり、力が入らなくなった。それによって再び白騎士に飛ばされてしまう。

 

白騎士

「…ガアァァァァァァ!!」

 

すると今度は再び箒達に向かっていく白騎士。

 

簪

「こっちに来る!今は戦わないと!」

セシリア

「で、でもあれは…」

シャル

「わかるけど今はそういう訳にはいかないでしょ!?」

箒

「…く!」

 

ガキンッ!

 

すると再び千冬が瞬時加速で接近し、白騎士の行方を防いだ。後ろから掴んで羽交い絞めにしたのだ。

 

千冬

「くっ!」

シャル

「先生!」

千冬

「今だ!お前達こいつを撃て!」

セシリア

「! で、できませんわ!今撃ったら先生も!」

千冬

「構わん!今はこいつを止めねばならん!」

 

千冬の指示でシャルや簪、セシリアは武器を展開するが白騎士が激しく暴れ、千冬を避けての狙いが定められない。

 

白騎士

「オアァァァァァァァ!!」

簪

「…駄目!どうしても先生に当たっちゃう!」

シャル

「箒!君の剣なら当てられるかもしれない!」

箒

「…し、しかし…」

 

箒はどうしても白騎士、正確には今の一夏に剣を向けれなかった。

 

白騎士

「グォォォォォォォッ!」

 

ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!

 

千冬

「がふっ!」ドゴォォォッ!「ぐああ!」

箒

「千冬さん!」

 

千冬は白騎士の殴り込みによって手を放してしまった。それと同時に再び箒達に襲い掛かる白騎士。

 

千冬

「篠ノ之!」

箒

「!」

 

ガキィィィィィンッ!

 

すると今度はセシリアのローハイドがその攻撃を受け止めた。

 

セシリア

「一夏さん!目を覚ましてください!どうか!」

 

セシリアは訴えるが、

 

白騎士

「グオォォォォォォォォッ!」

 

バガアァァァァンッ!

 

セシリア

「きゃあああああ!!」

シャル

「セシリア!」

 

白騎士は吹き飛ばしたセシリアに向かう。

 

ブンッ!

 

白騎士

「!」

 

だがその直後に箒の一閃が白騎士をかすめた。間一髪避ける。

 

箒

「一夏、もうやめてくれ!こんな事!」

白騎士

「グオォォォォォォ!!」

 

しかしそれでも止まらない白騎士。箒は止む無く応戦する。

 

ガキンッ!キィィンッ!ガン!

 

白騎士

「ガァァァァァァ!!」

箒

「お願いだ!お前とこんな形で戦いたくない!」

 

ガキンッ!

 

すると反対側から体勢を立て直した鈴が双天牙月で向かってきた。アービターを使いたいところだが先の戦いでSEに余裕が無かった。白騎士はそれをもう片方のブレードで受け止める。

 

鈴

「いい加減にしなさいって言ってんでしょ馬鹿一夏!!」

箒

「皆!今だ!もう一度撃て!」

シャル

「で、でも今撃ったらふたりに!」

箒

「大丈夫だ!私達を信じろ!いいから撃て!」

ラウラ

「…わかった!シャル!簪!セシリア!もう一度行けるか?」

シャル

「うん!」

簪

「大丈夫!」

セシリア

「私もいけますわ!」

ラウラ

「よし…撃てぇ!」

 

ズドドドドドドドドドドドドッ!

 

4人は再びそれぞれの射撃兵装を向ける。ラウラはレール砲、シャルはエピデミック、簪は春雷、セシリアはビット。そして全ての砲撃が白騎士と箒、鈴にぶつかる瞬間。

 

箒・鈴

「「ブリンク・イグニッション!!」」シュンッ!シュンッ!

 

箒と鈴はブリンク・イグニッションで急速離脱した。

 

白騎士

「!!」

 

 

ドガガガガガァァァァァァァンッ!!

 

 

すると今度は間違いなく全ての攻撃が白騎士に直撃した。逃げた様子もない。

 

箒

「一夏…!」

ラウラ

「どうだ!」

シャル

「今度は間違いなく当たった筈だけど…」

簪

「うん…」

千冬

「お前達!無事か?」

セシリア

「織斑先生。はい、皆無事ですわ」

箒

「すいません千冬さん。私が躊躇したせいで千冬さんや皆を…」

千冬

「もういい篠ノ之。それより…」

鈴

「……!見て!」

 

徐々に煙が晴れていき、中の様子が見える様になった。するとそこにいたのは…、

 

 

白騎士

「………」

 

 

ラウラ達の攻撃を受けた白騎士であった。解除こそされていなかったが一斉攻撃によるダメージは受けたらしく、シールドや背部スラスターも損傷している。その白騎士は力なく腕もだらんとしている。

 

白騎士

「………」

簪

「止まった…の?」

箒

「一夏…?」

千冬

「油断するな。お前達…」

 

皆はじっと白騎士の様子を伺う。……すると数秒後、

 

 

………ギュンッ!!

 

 

全員

「「「!!」」」

 

白騎士の目が突然今まで以上に赤く光った。そして、

 

 

白騎士

「…オオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

 

白騎士は腕を振り上げ、再び咆哮を上げた。それは正に怒りを含んだ獣の声であった。

 

箒

「い、一夏!?」

鈴

「あいつまだ止まらないの!?」

白騎士

「グアアアアアアアアアアア!!」ドゥンッ!

 

今まで以上のスピードで襲い掛かってきた。

 

千冬

「くっ!」

 

ガキィィィィンッ!

 

千冬は咄嗟に前に出てレッド・クイーンで受け止める。しかし怒りのためか相手のパワーが上がっている様に思える。

 

千冬

「くっ!先ほどよりパワーが増している!?」

鈴

「千冬さん!」

千冬

「お前達は下がって」ドゴォォォッ!「ぐあああ!」…ドオォォォォン!

 

一瞬注意をそらした千冬の隙を付き、横から蹴りを食らわす白騎士。その勢いで千冬は吹き飛ばされ、壁に衝突する。

 

箒

「千冬さん!」

白騎士

「オアァァァァァァァァァ!!」

箒

「!!」ドゴォォォッ!「うわあああああ!」

鈴

「箒!」バゴォォォッ!「きゃあああああ!」

 

白騎士は立て続けに箒、そして鈴をその恐るべきパワーで殴りつけ、吹き飛ばす。

 

シャル

「箒!鈴!」

ラウラ

「くっそぉぉぉ!」ジャキッ!ズドォォンッ!

 

ラウラは白騎士に向かってパンチラインを撃つ。…しかし、

 

ガキィィンッ!

 

それを白騎士はブレードで払いのける。

 

ラウラ

「何!?」

セシリア

「ラウラさん危ない!」ジャキッ!

 

咄嗟にセシリアがスターライトを白騎士に向けるが、

 

シュンッ!

 

その目前で姿を消す白騎士。

 

セシリア

「な!」

ラウラ

「ブリンク・イグニッションか!どこに!?」

簪

「ラウラ!セシリア!危ない!」

ラウラ・セシリア

「「!?」」

 

ザンッ!ザンッ!

 

ラウラ

「ぐああああああ!」

セシリア

「きゃあああああ!」

 

ラウラとセシリアは背後から斬られてしまった。

 

シャル

「ラウラ!セシリア!」

簪

「シャル!来るよ!」

 

ガキィィィィィィンッ!!

 

シャルはグラトニーで、簪はケルベロスで白騎士のブレードを受け止める。

 

シャル

「くっ!止まってよ一夏!」

簪

「私達がわからないの!?」

白騎士

「ガアアアアアアアアアアア!!」

 

だがシャルと簪の言葉も空しく、白騎士は止まらない。

 

バキィィィィィィンッ!!

 

シャル

「うわあああああ!」

簪

「きゃあああああ!」

 

ドォォォォォォォォン!!

 

シャルと簪もまた、吹き飛ばされて地面に激突した。

 

シャル

「い、いたたた…。簪、大丈夫!?」

簪

「う、うん…何とか…」

鈴

「シャル!簪!」

シャル・簪

「「!!」」

白騎士

「………」

 

するとふたりのすぐ傍にふたりを見下ろす白騎士がいた。両手にブレードを持って。それは正にこれから獲物に止めを刺さんとする様子の獣。

 

千冬

「デュノア!更識!…くっ、動け暮桜!」

ラウラ

「腕に力が入らない…!AICが使えれば…!」

箒

「一夏…やめろ…!」

白騎士

「………」

 

白騎士は黙ったまま…ブレードをゆっくりと振り上げた。

 

シャル

「い、一夏…」

簪

「……やめて…」

 

……ギュンッ!

 

白騎士の目が更に赤くなった。

 

鈴

「逃げて!ふたり共ぉ!」

ラウラ

「一夏よせえぇぇ!」

セシリア

「一夏さん!」

千冬

「やめろ一夏ぁぁぁ!!」

箒

「一夏ぁぁ!やめてくれぇぇ!!」

 

皆は必死に白騎士を纏う一夏に訴えた。……しかし、

 

白騎士

「……グオォォォォォォォォォォォォッ!!」

 

 

……ブゥンッ!!

 

 

全員

「「「!!」」」

シャル

(…火影!!)

簪

(海之くん!!)




シリーズ最長になりました(汗)
果たして白騎士(一夏)を止める方法は…?

※次回は27日(土)の予定です。
UAが140000に到達しました。ありがとうございます!
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