IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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学園1日目の全工程を終了した火影と海之は真耶より寮部屋の鍵を受け取る。
ルームメイトは火影はのほほんさんこと本音。海之は簪と名乗る控えめな少女だった。

一方、代表戦に向けて一夏は箒に剣道の訓練を受ける。一夏の実力が弱った事に箒は憤慨しつつも最後まで付き合うのだった。


MIssion13 クラス代表決定戦① 開戦!一夏VSセシリア

それから時は過ぎ、ここは学園内にあるアリーナ。

 

今日はいよいよ一夏とセシリアのクラス代表決定戦。そして火影と海之の模擬戦当日である。

いつもなら授業を終えた生徒達は部活や生徒会といった活動があるのだが、この日はクラス代表戦があることから中止となり、多くの生徒がここアリーナに見物に来ている。勉強のために来ている者もいれば、決闘と聞いて面白いかもと思った者や暇つぶしで来ている者。しかし生徒の多くは一夏や火影や海之達、男子の操縦者が目当てだろう。その為アリーナ内はかなり盛り上がっていた。しかしこの世界は女尊男卑。ほとんどの生徒が男子等大した事ないだろうと思っていた。

 

 

アリーナ内東側ピット

 

一夏、そして許可を得て同席を許された箒、更に千冬がいた。セシリアは反対側のピットで準備を進めている様だ。

…さて、一夏だが少し困った問題が発生していた。

 

一夏

「…なあ箒?」

「…何だ?」

一夏

「…ISの訓練教えてくれるんじゃなかったのか?剣道しかやってなかったんだが?」

「……プイ」

一夏

「顔をそらすな」

「し、仕方がないだろう、お前のISが何時になっても来なかったんだから…」

 

そう。肝心の一夏のISが今の今になってもまだ届いていないのだ。

更に専用機は文字通りその人物専用の機体であるため、一旦製造過程で出来たシステムをリセットする初期化と、その人物の使い方に合わせて最適化を行う必要がある。しかしそれを行う事も出来ない位、今の一夏には時間が無かった。

 

千冬

「それについてはすまない。製造元がぎりぎりまで調整したいと駄々をこねてな。何しろ世界初の男性操縦者のためのISだ。普通より気合いが入っているんだろう。本来代表候補位にならないと持てない専用機だ。壊すなよ織斑?」

一夏

「は、はい…。そういえば火影と海之は?放課後から姿が見えねーんだけど?」

「あいつらなら少ししてから来るって……、ああ、来たぞ」

 

そこに火影と海之が走ってきた。

 

火影

「悪い!遅くなった」

一夏

「どこ行ってたんだよ?」

火影

「ちょっとお届け物を受け取りにな…。ところでお前へのお届け物はまだなのか?」

一夏

「ああ、そうなんだよ。やばいー!」

 

するとそこに真耶が慌てて走ってきた。

 

真耶

「織斑くん織斑くん!き、来ましたよ!織斑くんの専用機!」

千冬

「よし。織斑行くぞ!」

一夏

「は、はい!」

 

全員で真耶が走ってきた方向に向かった。

向かった先には解放されたコンテナがあり、その中には一機のISがあった。

 

真耶

「これが一夏くんの専用機、「白式」です!」

 

その機体は名を白式(びゃくしき)といった。見た所全体的に白銀色に輝く機体である。

 

一夏

「これが俺の…専用機…」

「名前の通り白を基調としているな」

千冬

「織斑、まず機体に触れてみろ」

一夏

「は、はい」

 

そう言われて一夏は目の前にある白式に触れてみた。すると…

 

キイイイイイイイイイイン!

 

一夏

「!?」

 

その瞬間、一夏は頭の中に急速に何かが流れ込んでくる感覚がした。

 

(……なんだこの感覚は…?俺はこいつを知っている…?)

 

「…一夏、大丈夫か?」

一夏

「え、あ、ああ大丈夫だ」

千冬

「時間が無い。織斑、直ぐに乗りこめ。ぶっつけ本番となるが初期化と最適化は試合中に行うんだ」

一夏

「わ、わかりました」

 

そういうと一夏は目の前にあった白式を纏った。

そんな一夏に、

 

海之

「一夏。前にも言ったがISは操縦者の感覚がほぼそのまま伝わる。ISを纏っているからと言ってそれに惑わされるな。自分の感覚を信じろ」

火影

「ああ。あとオルコットさんの機体は遠距離戦闘重視の機体だ。つまり近接戦に持ち込めばお前でもわずかに勝ち目はある。白式にどんな武装があるかはわからねえが、勝ち目があるとすればそこしか無い。一点集中を心掛けろ」

一夏

「ああ、わかった。…しかし2人共すげえな。まるで長い間ずっと戦ってきたみたいだぜ」

火影

「…気のせいだ。んじゃ、せいぜい頑張れ」

一夏

「ああ。…箒」

「な、なんだ?」

一夏

「行ってくる」

「!…ああ、勝ってこい!」

千冬

「頑張れよ」

真耶

「頑張ってください。織斑くん!」

 

そして白式はアリーナへ飛び立った。

 

 

アリーナ中央

 

一夏が近づくとそこにはセシリアが青いISを纏って一夏を待っていた。

 

セシリア

「……来ましたか」

一夏

「悪い。遅くなった!」

セシリア

「構いませんわ。ただレディを待たせるのは紳士としては少し失格ですわね」

一夏

「うっ、す、すまん」

セシリア

「ふふ、冗談ですわ。あなたの専用機が来るまで時間が掛かっていたのでしょう?どうせでしたら初期化と最適化が済んでからでも良かったですのに。それ位ハンデを差し上げませんと」

一夏

「!…へっ、言うじゃねーか。前のあんたに戻ったようだぜ。まあそれも俺を奮い立たせるための悪戯なんだろ?」

セシリア

「あら、わかってましたの?ですがハンデとしては本当でしてよ。あなたはまだISに乗られてまだ間が無さ過ぎますでしょうから」

一夏

「確かにな。でもここまで来たら逃げやしねぇよ。俺はチャレンジャーだ。全力で行かせてもらう!」

セシリア

「…わかりました。私も敬意を払ってお相手致しましょう!」

 

管制塔

「……それでは、試合を開始してください!」

 

~~~~~~

 

試合開始のアラームが鳴り響く。

 

一夏

「行くぜ!」

セシリア

「見せて差し上げますわ!私と私の専用機、ブルーティアーズの華麗なワルツを!」




一夏とセシリアの対決やいかに!?


※次回より初めて戦闘を書いていきます。未熟ですが頑張ります。
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