IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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火影・海之・千冬に例の秘密の会議室に呼び出された一夏達。
そこで一夏達は火影がスコールから預かったUSBを見せられ、驚くべきことを伝えられる。

「アインヘリアル計画」
あらゆる倫理や犠牲を無視し、如何なる状況でも死なない不死身とも呼べる兵士の量産計画。

人の仕業とは思えない悪魔の如き計画が国々の主導で行われていたという事実に一夏達は言葉を失う。そしてそんな一夏達に火影達は更に驚くべき事を伝えるのだった。


Mission182 織斑計画・マドカの悲劇

海之

「誰よりも優れたIS操縦者が欲しい。そう思った世界の権力者達はアインヘリアル計画に続き、再び秘密裏にある計画を実行した」

火影

「それが「織斑計画」。当時最強のIS操縦者、織斑千冬先生のコピー、クローンを生み出す計画だ」

 

一夏

「!!」

「ち、千冬さんのクローンだと!!」

千冬

「……」

 

一夏達の顔にアインヘリアル計画以上の驚きの表情が浮かぶ。そして気付く。

 

シャル

「ちょ、ちょっと待って!じゃあ…!」

「まさか…あのMって奴は!」

 

この時全員の頭にある考えが浮かんだ。それに対して海之はこう答えるのだった。

 

海之

「……そうだ。Mは、マドカは千冬先生のコピー、この世にただひとり生き残ったクローンだ…」

 

一夏

「!!」

セシリア

「あ、あのMという方が…織斑先生のクローン!?」

ラウラ

「やはり…やはりそうだったのか…。あいつの顔を見た時、もしやとは思っていたが…」

本音

「で、でもクローンってそんな簡単にできるものなの!?」

刀奈

「ええ。クローンっていうのは決して難しいものじゃない…。設備と技術さえあれば簡単に、髪の毛一本からでも造れるわ」

クロエ

「その通りです…」

 

すると箒が気付いた。

 

「ま、待ってくれ!クローンというのは確か基本的には元となった人物と同じだろう!?」

刀奈

「…ええ。全く同じ遺伝子と形を持つ別固体という意味だから…同じね」

真耶

「で、では…あのMという方は!」

 

火影は答えた。

 

火影

「…ああ。マドカは織斑先生と同じ遺伝子を持ってる。つまりあいつは遺伝子上は…織斑先生や一夏の兄妹って事になる…」

 

一夏

「!!」

シャル

「Mが…一夏や織斑先生の…兄妹…!?」

海之

「ファイルにはマドカが生まれたのは今から7年前とある。クローンではあるが一夏にとっては奴は…姉であり、妹ともいうべき存在だ」

一夏

「……あいつが……Mが、……俺の…妹だって…?」

 

一夏はショックが大きいのか聞かされて呆然としている。今まで敵、しかも自分の命を狙い続けてきた相手が自分の兄妹などといきなり聞かされたら無理ないかもしれない。

 

「ほ、本当なんですか千冬さん!?」

 

箒から聞かれた千冬は…、

 

千冬

「………ああ」

一夏

「!!」

 

やがて静かに認めた。

 

千冬

「ふたりの言う通りだ…。あいつは、マドカは私のクローン…。私があいつの事を初めて知ったのは…五年前の…一夏、お前が誘拐された時の事だった…」

 

 

…………

 

五年前……

 

 

ズドドドドッ!

ザシュゥゥッ!キキキキンッ!!

 

千冬

(一夏…一夏…!)

 

ここはドイツ軍からの情報にあった一夏が監禁されている場所の目の前。千冬は誘拐された一夏を救うべく、ひとり無数の兵器の中を突っ切り、ISを解除して侵入してからはスタン兵器でテロリストらしき兵士達をなぎ倒していた。

 

千冬

(一夏!もうすぐだぞ!直ぐに助けてやるからな!)

 

鬼神の如き強さで立ちはだかる者を蹴散らす千冬。すると、

 

 

ズドンッ!!

 

 

千冬

「!」

 

暗闇から突然飛んできた銃弾。その正確性に千冬は一瞬慌てるが何とか避ける。

 

千冬

(…今の今まで気配を感じなかっただと?やり手か!)

「姿を見せろ!」

 

ズドドドッ!

 

更に放たれてくる銃弾。しかし千冬はそれを見事な動きで避けながら銃弾が飛んでくる方向から場所を予測し、

 

千冬

「…そこだ!」ドンッ!

 

手に持つ非殺傷の銃を撃つ。

 

…バリンッ!

 

すると何かに当たる音がした。手ごたえはあった様だ。

 

千冬

「さっさと出て来い!でなければ邪魔をするな!私には雑魚の相手をしている暇などないのだ!」

 

先を急ぎたい千冬ではあったが今潜んでいるであろう敵は間違いなくここ数分で一番の手慣れの感触があった。故に倒しておかなければ後々厄介かもしれないと思い、声を上げた。すると、

 

千冬

「…!」

 

キィィィン!

 

暗闇からの突然の剣閃。しかし千冬は冷静に対応する。

 

バイザーの女

「……ちっ!」

 

襲いかかってきたのはバイザーで顔を隠した人物。体つきや一瞬の声からして女の様だった。

 

千冬

「女か?今の奇襲…中々の腕だな。…だがまだまだだ」

「…私は雑魚ではない…!」

 

キンッ!ガキン!ガン!

 

更に続けざまに繰り出す女。それを千冬は受け止めるがその攻撃に千冬は思う事があった。

 

千冬

(やるな……だが、どういう事だ?こいつの技、私に似ている気がする…?)

 

そんな妙な考えを持ちながら千冬は繰り出される攻撃に対処し続け、

 

千冬

「そこだ!」ブンッ!

「!!」

 

経験の差から千冬は一瞬の隙を見逃さず、攻撃の隙間からスタンブレードを繰り出す。

 

 

バリィィィィン!

 

 

千冬のブレードは女のバイザーを直撃した。その衝撃でバイザーが砕ける。女はたまらず後方に飛んで距離をとる。

 

千冬

「その身のこなし…見たところ私より随分幼そうなのに大したものだ。テロリストにはおし……!?」

 

千冬は目を大きく開き、言葉を失った。バイザーの下から表れたのは……自分と全く、正確には自分をやや幼くした様な顔と瓜二つだったからだ。そしてこの女こそM、マドカであった。

 

マドカ

「くっ…、まだ勝てんのか…」

千冬

「ど、どういう…事だ…?…お前は何者だ!」

 

千冬の当然の疑問が飛ぶ。マドカはこう答えた。

 

マドカ

「……私は貴様だ。…貴様の影だ!」

千冬

「…何だと!?」

 

~~~

その時マドカに通信が入る。

 

マドカ

「……了解」ピッ「く、命令とあらば仕方ない、退却か」

 

何者かから退却の命令があったらしい。

 

千冬

「ま、待て!」

マドカ

「覚えておくがいい織斑千冬!貴様は私が倒す!その時悔やむがいい!己の罪をな!」

 

そう言って暗闇にマドカは消えた。

 

千冬

(……私の罪、だと?)

 

千冬は気になったが今は一夏を救出するのが第一だった

 

 

…………

 

一夏

「…あの時に…あいつが…?」

千冬

「最初はどういう事か私もわからなかった…。あの後奴について独自に徹底的に調べたが…自分の手の届く範囲ではどうしてもわからなかった。…そこで私は束に協力を頼んだ」

「え!?」

真耶

「篠ノ之博士にですか?」

千冬

「詳しくは言えないが世に出ていない裏の情報を知りたいから手を貸してほしいとな。面白そうだと言って協力してくれたよ。何故こんな事をするのかとは聞いてこなかったな。多分敢えて聞かなかったのだろう。私の方からの頼みなど今まで無かったからな。……そして…ある者が残した極秘資料から私は真実を知った。アインヘリアル計画と織斑計画。そして……マドカについて、な」

「アインヘリアル計画の事も知っていたんですか!?」

一夏

「なんで…今まで黙っていたんだよ?」

千冬

「国のトップレベルの、闇の歴史だったからだ。海之達も言っていただろう?誰かに話せば公になってしまう可能性も捨てきれなかった。……黙っていてすまなかった…」

 

一夏に頭を下げる千冬。

 

火影

「一夏、先生を責めるな。そん時もし話しても何も目に見える証拠もないんじゃとても信じられる様な話じゃねぇだろ?」

本音

「そうだよおりむ~…。おりむ~を守るためだったんだから」

一夏

「……」

海之

「因みに五年前のあの場にマドカがいたのは先生と戦わせて奴の出来具合を見るために研究者達が派遣したと、そう記録にあった。ファントム・タスクを試験官代わりとしてな」

刀奈

「政府と奴らが繋がっていたっていう、オーガスの言っていた事はほんとだったのね…」

 

するとここでこの疑問が出る。

 

セシリア

「で、でもだとしたら…どうしてあの方はそこまで一夏さんや織斑先生を狙うのでしょうか?」

「…それは私も思った。多分、ううんきっとあのMっていう人も一夏や織斑先生が自分の…兄妹?なことは知ってる筈だよね。なのになんであそこまでふたりを嫌うんだろう?」

 

簪の言うとおり、彼女の一夏や千冬に向ける敵意は紛れもなく本物だった。何故か?と皆が考えていると、

 

火影

「その理由は…こっからの話を聞けばわかるさ…。しかし一夏、お前にはちょい、…いや、かなり酷な話になるかもしれねぇな…」

一夏

「…俺にとって酷な話?」

「ど、どういう事火影?」

火影

「言葉の通りさ。しかしここまで知ってしまったらもう逃げる訳にはいかねぇ。…いいか一夏?」

一夏

「……」

「一夏…あまり無茶するなよ?嫌なら無理に」

一夏

「…いやいい。…最後まで聞くよ。ふたり共続けてくれ」

 

一夏は少しの沈黙の後、確かに頷いた。それを見届け、火影達は話を進める。

 

海之

「…では話を戻そう。先ほども言ったがマドカは千冬先生のクローン。奴は千冬先生の細胞を使って造られた。だがこの計画に先生は関わっていない。大方極秘に手に入れたのだろう」

ラウラ

「クローンというと…私達と同じか?」

火影

「いやラウラやクロエの様なクローンのやり方ではなく、マドカの場合ちと特殊な方法を加えている」

「…特殊な方法?」

海之

「細胞核から作り上げた受精卵をいくつかに分割し、同じ遺伝子を持つ複数の個体を作る。その後代理母となる女性の子宮の中である程度まで成長させ、一定の段階で何人かの胎児を意図的に排除し、残された胎児の成長能力を増大させるという方法だ」

「排除…だと!?」

火影

「農業で間引きってのがあるだろ?より旨い木の実を作るためにあえて何個かの木の実を落としてそっちの栄養を残った木の実に回すっていう。それと同じって訳さ」

 

これを聞いた何人かが反応する。

 

「い、意図的に間引くって…子供を!?じゃあその間引かれた子供は…!」

シャル

「…犠牲になるって事…?」

海之

「…ああ。確かに間引かれた胎児は助からん」

「そ…そんな!」

火影

「奴らはこの方法で千冬先生のクローンを量産した。…間引きされた者も含め、マドカには元々30人の姉妹がいたんだよ」

本音

「さ、30人!?」

火影

「ああ。だが…そのうち三分の二にあたる20人が…この方法によって生まれ出る前に殺された…」

一夏

「!!」

「な、なんだと!」

真耶

「なんで…なんでそんな残酷な事が出来るんですか!?」

刀奈

「…ちょっとだけ人間やめたくなったわ」

火影

「…そしてマドカを含んだ10人が生き残り、最終試験に進む事になった」

クロエ

「…最終試験、ですか?」

 

すると火影の口から再び驚くべき言葉が出る。

 

火影

「最終試験にしてここで奴らはあの方法を取った。…悪魔の計画、アインヘリアル計画の再現だ」

一夏

「アインヘリアル計画の再現……って!」

「まさか!?」

 

海之は頷きながら言った。

 

海之

「…想像の通りだ。アインヘリアル計画の再現。つまり…マドカ達は姉妹で殺し合った。生まれたクローンの中で最も優れたクローンを選び出すために、姉妹で殺し合いを強要されたのだ…」

 

「なっ!!」

シャル

「し、姉妹で殺し合いだって!?」

 

その場にいる皆が目を大きく開く。信じられない事を聞いたように。

 

千冬

「……」

火影

「前計画の中で行われた兵器開発、人体実験、心理療法、それらも勿論含めてな。成長を早く見るために成長促進なんかもされた。通常の成長スピードでは時間がかかり過ぎるからな。あいつは見た目じゃ俺らより若干小せぇ位だが、実際年齢は俺らより随分下だ…」

「…そんな…」

「酷い…酷すぎるよ…!」

海之

「そしてその姉妹同士の殺し合いの中で最後まで生き残ったのが…」

一夏

「…M、…マドカ、って訳なのか……?」

ラウラ

「…あいつは、殺したのが自分の姉妹だと…知っていたのか?」

火影

「あん時俺が「姉妹」っつったら一瞬動きを止めたからな。多分知ってるだろう。自分が…姉妹を犠牲にして生きているという事実を…」

海之

「そして残されたマドカは千冬先生のクローンとして先生と同等、もしくは先生を超える程の力を持つIS操縦者になるための訓練を続けた、という訳だ」

一夏

「……」

セシリア

「なんて…なんて悲しい人生…」

本音

「悲しいなんてものじゃないよ…。悲しすぎるよ…」

「知らなかったとはいえ…私達、あいつに酷い事言ってしまったな…」

 

想像もしていなかったマドカの凄惨な過去を知り、一夏達は今までの自分のマドカに対する行為や言動を申し訳なく思っていた。知らなかったとはいえ。そしてファントム・タスクである彼女の最近の一連の行為が決して正しいものではないとわかっていても、それでも同情の気持ちがあった。

 

海之

「……だが再び予想外の事が起きた」

真耶

「ま、またですか?もしかして…逃げてしまったとか?」

火影

「いえそうじゃありません。……使えなかったんだよ」

一夏

「…え?」

火影

「使えなかったんだよ、マドカにはISが。どんなに訓練してもあいつ自身がどんなに強くなってもそれ以外の武器は使えても…ISだけは使えなかったらしいんだ」

ラウラ

「あ、ISが使えなかっただと!?」

クロエ

「まるで私達と同じ…!」

シャル

「で、でも今は使えてるじゃない!」

海之

「そうだな。…だが当時はどれ程行っても使えなかったと残されている。最終の記録が残っている五年前までは」

「五年前…。千冬さんが出会った時はまだ使えていなかったのか…」

火影

「どうして使えなかったのかは織斑計画に携わった奴らの誰にも結局わからなかったそうだ。そして……マドカは捨てられた」

「え?す、捨てられた…って?」

海之

「言葉の通りだ。多額の資金や膨大な時間を使っても進展が無いことや実験とはいえ千冬先生に勝てなかったマドカに失望したのだろう。奴らは結果が出せない事を理由に…マドカを廃棄した」

一夏

「な、なんだって!?」

シャル

「そんな…!酷いよそんなの!」

「散々あいつの人生を狂わせて置いて…自分達の望んだ結果じゃなかったからって物みたいに捨てるなんて…!」

火影

「…そしてこの事があいつの心の亀裂を広げる事になった」

ラウラ

「…心の亀裂、だと?」

 

これに海之が答えた。

 

海之

「姉妹との望まぬ殺し合い…。自分がISを使えない現実…。着の身着のままの追放…。マドカの心は大きく傷ついた筈だ。これは俺達の予想だが…奴はこう思ったのかもしれん。

 

「白騎士事件が無ければ…、モンドグロッソで千冬先生が現れなければ…、自分や姉妹がこの世に生み出される事は無かった…」

 

とな…」

 

一夏達

「「「!!」」」

火影

「ISや千冬さんが世に出たせいで、自分という誰にも望まれない存在が生まれちまった。姉妹が死んでしまった。そう考えたのかもしれねぇな。本心はあいつ自身に聞いてみねぇとわからねぇけど…」

千冬

「……」

「だ、だが…それは…千冬さんのせいって訳じゃ…」

「そ、そうよ。千冬さんにそんな事わかる訳ないじゃないの…。束さんだって…」

海之

「そうだな。ふたりのせいではないかもしれん。……だがお前達が奴の立場ならどう思う?ある日突然生み出され、自らの姉妹と血生臭い殺し合いを強いられ、人として学ぶものも得るものもなく、挙げ句の果てにゴミの様に捨てられれば。ましてや、その根本的原因がいると教育されれば…どうする?」

「……」

ラウラ

「そ、それは……」

 

海之の問いかけに皆は答えられなかった。

 

火影

「マドカが戦うのは多分自分や姉妹達をこんな目に合わした世界への復讐ってとこだろうな…。そして先生、恐らく束さんも…」

千冬

「……」

真耶

「先輩…」

「姉さん…」

セシリア

「で、ですが…一夏さんを狙う理由は何ですの?」

シャル

「う、うん。今の話からだとまだ一夏を狙う理由がわからないよね…?」

一夏

「……そうだな…」

 

確かに今の話だけだと一夏の名前が出ていないため、彼が狙われる理由がわからない様に思える。

 

火影

「…それについての答えはこれからの話で概ね検討はつくさ」

本音

「…まだ何かあるのひかりん?」

 

すると火影は再度千冬を見る。

 

千冬

「……」コク

 

暫くの沈黙の後、千冬は頷いた。それを確かに確認した火影は話すがその言葉に箒達は驚愕する。

 

火影

「…ああ。実は織斑計画は……それで終わってねぇ」

一夏

「…!?」

「…!お、終わっていないだと?織斑計画が!?」

海之

「いや、正確に言えば道半ばで放棄したと言った方が正しいだろうな。しかし計画は極最近まで続いていたのだ」

「さ、最近まで!?」

「どういう事よ!マドカは手放したんでしょ?何で終わってないのよ!」

クロエ

「…まさか、またクローンを!?」

 

これを火影は否定した。

 

火影

「…いや。奴らも流石にこれ以上の失敗を恐れたんだろうな。再びクローンを作ろうっていう話にはならなかったみたいだ」

ラウラ

「で、では一体!?」

海之

「莫大な予算と時間を費やしたアインヘリアル計画、そして千冬先生のクローンであるマドカの事実上の失敗。……だが奴らは諦めなかった。奴らにはまだ…最後の手段、ある種究極の賭けとも言える計画があった。それが織斑計画の…プランBともいえるものだ」

一夏

「プランBだって…?」

火影

「マドカの件はプランA。そしてそれが上手くいかなかった時のための非常用として計画されたものさ。内容だけならなりふり構わずって感じだがな。だがそれこそ…マドカが一夏を狙う理由を紐解く鍵だ」

真耶

「そ、それでそのプランBとは!?」

 

すると次の火影と海之の言葉で一夏達は再び言葉を失う。

 

海之

「織斑計画のプランB。それは……織斑先生と同等の力を持ちうる、男のIS操縦者を作り出すこと…」

一夏達

「「「!!」」」

火影

「そしてその雛型に選ばれたのは…」

一夏

「…!!」

「……ま」

セシリア

「……まさか!」

千冬

「……」

 

皆の頭にある考えが浮かぶ。否定したかったが次の火影の言葉で覆された。

 

火影

「…そうだ。織斑先生の家族であり弟である…一夏、お前さ。お前を世界初の男子IS操縦者にするっつう…無茶苦茶な計画だった……」




※次回は27日(土)の予定です。
次回は一夏の秘密、そして更なる真実が明らかになる回です。
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