IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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黒いISの中にいたのは束だった。
自らの意志に関係なく動くというそのISを必死に抑えつつ、束は箒とクロエに自らを殺してくれと頼む。そうする事が自分の償いだと。しかしクロエは勿論、箒もそんな事を言う彼女に激怒して反対し、必ず助けると誓うが束を支配したトリスマギ・アンジェロの怒涛の攻撃に手が出ない。
するとその時、戦闘経験を積んだ箒の紅椿が持つ展開装甲が更なる武器「穿千」へと進化する。激しい銃撃戦の果てに、先にトリスマギ・アンジェロのSEがゼロになり、束はその拘束から解放され、とうとう箒とクロエという家族達の所へ戻ってきたのだった。


Mission198 アンティノラ① 火水氷雷 四属性の戦い

「アンティノラ」

 

 

「カイーナ」で箒とクロエが束操られしトリスマギ・アンジェロと戦いを始めていたばかりの頃、この「アンティノラ」でも彼女らの戦いが始まろうとしていた。

 

ダリル

「じゃあ始めようじゃねぇかおふたりさん!!」ドンッ!

フォルテ

「前と同じと思ったら大間違いっスよ!!」ドンッ!

 

ダリルとフォルテはISを展開すると同時に飛び上がる。

 

刀奈

「私達も行くわよ簪ちゃん!」

「うん!」

 

そして刀奈と簪もISを展開し、ふたりを追って飛び上がろうとした…その時、

 

 

ドォン!ドォン!

 

 

刀奈・簪

「「きゃあ!」」

 

何かがふたりに襲い掛かった。しかし上空のふたりからの攻撃ではない。今もゆっくりではあるが飛び回っているだけだ。

 

「な、何!?今何があったの!」

刀奈

「彼女達の攻撃じゃ…ない?」

 

ドォンッ!

 

するとまたしても同じ様な攻撃が飛んできた。シールドのおかげで威力は大した事無いが確実に狙ってきている。

 

刀奈

「まずいわね!早く上がるわよ簪ちゃん!」

「う、うん!」

 

ふたりは慌てて急速上昇した。そんなふたりにダリルが飛び回りながら話しかけてくる。

 

フォルテ

「どうやらさっそく洗礼を受けたようっスね」

「せ、洗礼?」

ダリル

「そうさ。この部屋にはちょっとした仕掛けがあってな。ほんの数秒も同じ場所に留まっていると銃弾が飛んでくるのさ!絶えず動き続けないとあっという間にハチの巣にされるぜ!」

フォルテ

「私達が飛んだと同時に起動したっス!どっちかが倒れるまで永久に続くッスよ!」

 

ドォンッ!

 

「きゃあ!」

刀奈

「くっ!…そうか、ここはアインヘリアル計画があった場所。如何なる環境でも戦える兵士の育成が目的…。これもその一環というわけね」

ダリル

「そういうこった!いくぜぇ!」

 

 

ゴォォォォォォォォォォ!!

 

 

ダリルのIS、ヘルハウンドが激しい炎に包まれ、彼女の両手に炎の剣が展開される。

 

ダリル

「燃えろ!ヘルハウンドVer3.0!!」ドゥンッ!!

 

ガキキンッ!!

 

ダリルは刀奈に迫る。刀奈はランスで受け止める。

 

刀奈

「くっ!二刀流か!」

「お姉ちゃん!」

 

簪は刀奈を援護しようとするが、

 

フォルテ

「アンタの相手は私っス!」

「…サファイアさん…!」

 

簪はそのままフォルテ・サファイアとの戦闘に入る。ダリルと刀奈、フォルテと簪という一対一の展開になった。

 

ガキンッ!キィィンッ!

 

刀奈

「この前よりパワーが上がっている!」

ダリル

「2.8から3.0になった事でヘルハウンドは第3世代と同じになっただけでなく、あれから私は叔母さん達から必死に訓練を受けた!アンタ相手でも引けはとらねぇぜ!」

 

ゴォォォォォ!ガキンッ!!

 

刀奈はそれを全力で弾き、アクア・ナノマシンを展開する。

 

刀奈

「でも火ならこれで弱体化すれば!」

ダリル

「それがどうしたぁぁ!!」

 

 

カッ!バシュゥゥゥゥゥ!!

 

 

刀奈

「!!」

 

するとダリルは手の炎の剣を交差し、そこから炎を纏いし衝撃波が飛び出す。それはアクア・ナノマシンの影響を殆ど受けずに刀奈に突っ込んでくる。刀奈はラスティーネイルも使い、ランスと二刀流で防ぐ。

 

ババババババババババ!!

刀奈

「! さっきより火の勢いが増している!ナノマシンが効いてないの!?」

ダリル

「忘れたか?私のヘルハウンドはチャージする程威力が上がるって事。前と違ってオートチャージできる様になったのさ!時間はゆっくりだがな!」

刀奈

「パワーアップは伊達じゃないって事ね!全くやっかいな」ドォン!「きゃあ!」

ダリル

ドォンッ!「ぐっ!」

 

またもや見えない銃撃が刀奈だけでなく、背後からダリルにも襲い掛かる。敵味方区別なく襲ってくる様だった。

 

ダリル

「…へへ、いいねぇ!戦いはこうでねぇとな!」

刀奈

「自分がやられてんのに喜ぶんじゃないわよ!」ズドドドドド!!

ダリル

「甘ぇよ!!」

 

ゴォォォォォ!!バババババババ!!

 

刀奈はランスのガトリングをダリルに向ける。しかし炎がダリルの前面に展開し、ガトリング弾を蒸発させた。

 

ダリル

「そんな攻撃じゃ私には届かねぇぜぇ!」

刀奈

「防御にも使えるなんて…。これは全力でいかないとまずいわね!」

 

 

…………

 

「はぁぁぁぁ!」

フォルテ

「やぁぁぁぁ!」

 

一方こちらでは簪の炎のケルベロスとフォルテの氷の槍が激しくぶつかり合う。

 

ガキィィィン!!

 

「くっ!ケルベロスの炎に耐えられる氷なんて!」

フォルテ

「それが世界でアンタのみが持っているっていう武器っスか!流石っスね!本当なら私の槍とぶつかった瞬間凍るのにそうならないっス!」

 

キィィィィン!

 

すると簪はやや距離を取り、

 

「接近で駄目なら……山嵐!!」ズドドドドドドドド!!

 

山嵐からミサイルをフォルテに発射する。

 

 

ドガァァァァァァンッ!!

 

 

そしてそれはフォルテに命中した様に見えた。その場所から煙が上がる。

 

「やった…?」

 

 

ズドドドドドドドドドド!!

 

 

「!! くっ!」

 

すると突然煙の中から何十発の鋭い氷の刃が飛んできた。慌てて避ける簪。すると煙が晴れ、

 

「! こ、氷の矢!?」

フォルテ

「仮にも日本代表候補が油断大敵っスよ」

 

それは無傷のフォルテ纏うISだった。よく見ると彼女の周囲に氷の粒子が浮かんでいる。

 

「む、無傷!?…それにその氷ってまさか!」

フォルテ

「そうっス。これは水のナノマシンと同じもの、私のISに合わせたいわば氷のナノマシンっス。そしてそれが生み出す氷の壁は従来のそれを上回る強度!今みたいな攻撃じゃ届かないっスよ!」

 

ババババババババッ!!

 

更に無数の氷の矢を形成するフォルテ。それを全弾簪に向ける。

 

フォルテ

「受けてみるっス!私のコールドブラッド・ゼロの力を!」

 

ドドドドドドンッ!!

 

氷の矢が簪に迫る。

 

「くっ!だけど!」

 

ガガガガガガガガンッ!!

 

それを簪もまた氷のケルベロスが生み出す氷の壁で防ぎつつ、

 

「そこ!!」ズドォォォォォ!!

 

空かさず春雷を撃つ。しかし、

 

バババババババババババ!!

 

それもまた、フォルテの氷のナノマシンが生み出す壁に塞がれた、いや弾かれた。

 

「春雷も駄目!?」

フォルテ

「私の氷の前には荷電粒子砲が纏う電流さえも無力っス!更に!」

 

 

ビキキキキキキキキ!!

 

 

攻撃の際に簪のISに纏わりついていた水蒸気の水滴が凍り始めた。

 

「こ、これは!」

 

ズドドドドドンッ!!

 

「きゃああ!」

 

注意を反らしてしまった簪にフォルテの氷の矢が襲い掛かる。

 

フォルテ

「水滴や水蒸気を一気に凍らせる事もできるっス!それよりどうしたっスか!アンタの力はそんなものっスか!」

「くっ…どうすれば…!」

 

 

…………

 

ゴォォォォォォォッ!!

ガキィィィンッ!!キィィンッ!!

 

刀奈は自らのランスとラスティ―ネイルに水のナノマシンを纏わせ、ダリルの炎の剣に対抗していたのだが、

 

ググググググググ…!!

 

刀奈

「…!またパワーが上がっている!?」

ダリル

「はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ズガンッ!…ヴゥン!!

 

ダリルの炎の剣が刀奈を斬った。……様に見えたがしかしそれは間一髪に発動させた水のヴェールによって辛うじて防がれた。

 

ダリル

「ちっ…流石だな!やったと思ったのに!」

刀奈

「危ない危ない…。てかそっちこそ流石は元代表候補ね。それ程の力と才能があるならあのまま頑張ってたら時期代表も夢じゃなかったのに」

 

刀奈は正直に感想を言うが、

 

ダリル

「今はもうそんなもの関係無いね。私にはもっと大事なもんがあんのさ」

刀奈

「…スコール・ミューゼル、…いいえ、貴女の叔母のアレクシア・ミューゼルの事?」

ダリル

「……よけいな話は終わりだ!」ドゥンッ!!

 

ダリルは更に突っ込んでくる。

 

刀奈

「貴女の事は同情するわ。…でも私にも負けられない理由がある!」

 

 

シュバァァァァ!!

 

 

すると刀奈は水のナノマシンの出力を上げ、それによってすさまじい霧が生まれる。

 

ダリル

「! それはアンタの得意技か!だがそんなもので私の炎は止められない!」

 

するとダリルの剣が刀奈を捕らえる。

 

ヴゥンッ!!

 

しかしそれもまた刀奈の幻であった。周囲をふと見るにも霧のせいで視界が悪い。

 

ダリル

「ちっ!全くやっかいな!どこだ!」

刀奈

「後ろよ」

ダリル

「!!」

 

ヴゥンッ!!…ドゴォォォォン!!

 

ダリル

「ぐああああああ!」

 

後ろから強烈な衝撃がダリルに襲い掛かった。吹き飛ばされるダリル。

 

ダリル

「ぐぅ…!な、何!?」

 

見ると…刀奈は水纏うバスターアームを装着していた。

 

刀奈

「戦っている内にわかったのよ。貴女の炎の壁が正面にしか展開できていない事に。霧の中で貴女の炎をできるだけ弱らせ、同時にバスターアームに水のナノマシンを纏わせる。いわば水のハンマーってとこかしら。今のは結構効いたんじゃない?」

ダリル

「くっ…確かにな…!だが…その代償はあったぜ」

刀奈

「代償……!!」

 

刀奈は驚いた。突然自分の纏っているバスターアームが自動解除された。

 

刀奈

「こ、これは…バスターアーム使用不能!?」

ダリル

「ヘルハウンドは口から炎を吐き、触れたり姿を見た者を死に至らしめるっていう伝説の獣。3.0にした際にそれを真似て加えた能力さ!連発はできねぇがな。私に触れたことでアンタのそれは暫く使えなくなったぜ!前の戦いで一番やっかいなのはそれだってわかってたからな!」

刀奈

「…成程ね。まんまとやられたわ」

 

ドォン!ドォン!

 

刀奈

「くっ!でもまだよ!たかが武器ひとつ使えなくなっただけ!」

ダリル

「こっちもまだまだ………!!」

 

 

…………

 

その少し前、

 

「くっ!近づけない!」

フォルテ

「そうやって逃げ続けてても私は倒せないっスよ!」

 

簪はフォルテ操るコールドブラッド・ゼロの氷のナノマシンの攻撃に苦しんでいたが、

 

(……よし、イチかバチか!)ドォンッ!!

 

やがて何か思いついたのか簪は氷の壁を展開し、ダメージを抑えつつフォルテに向かい突撃した。そして、

 

ゴォォォォォォォォォォ!!

 

氷のヌンチャクから炎のスタッフに変形、SEをチャージし、渾身のホットスタッフを繰り出す。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!」

フォルテ

「無駄っス!」

 

 

ドゴォォォォォォォンッ!!

 

 

簪は力強く打ち付けるがフォルテの言う通り攻撃は通らず、氷の壁と周囲のナノマシンをいくらか溶かす程度。

 

「今だ!」ガキンッ!

フォルテ

「!!」

 

すると簪はすかさず炎のスタッフから雷の三節棍へと変形させた。そして、

 

「てやあぁぁぁぁ!」

 

 

バリバリバリバリバリバリ!!

 

 

フォルテ

「うわぁぁぁぁぁ!」

 

すると先ほどの春雷と違い、雷のケルベロスが生み出す電流がフォルテのISにダメージを与える。

 

フォルテ

「くっ…な、なんで!?」

「氷そのものに雷は通らなくても!氷に熱を与えたら表面に水は付くし水蒸気も出る!それなら電流はずっと通りやすい!凍る前に素早く攻撃すればいい!」

 

ガキンッ!キンッ!キィィンッ!

ババババッ!

 

フォルテは氷の槍で対抗するが今の雷のダメージ、更に簪の三節棍の自在攻撃に苦戦し始める。

 

フォルテ

「くっ…!その武器の事は知ってたっスけどそこまで使いこなしてるなんて!」」

「この雷のケルベロスは確かに満足に使いこなせなかった武器!だから他のふたつより必死で訓練したの!」

 

 

バリバリバリバリバリ!!

 

 

簪の周囲に小さい落雷が巻き起こる。

 

フォルテ

「! あ、ISが動かない!?」

 

それをかすめたフォルテの動きが鈍くなる。それはほんの一瞬だけ相手を麻痺させるパーカッションの効果だった。

 

「そしてただ打つだけでなくこういう戦い方もある!」

 

簪はSEをチャージし、キングスレイヤーを放つ。

 

「これで決める!!」

フォルテ

「くっ!!」

 

すると、

 

 

…シュンッ!!バババババババババ!!

 

 

突然ふたりの間に何かが割って入ってきた。そしてそれがフォルテに当たる筈だった攻撃が直撃する。

 

ダリル

「がああああああ!!」

簪・フォルテ

「「!!」」

 

それはフォルテの危機を遠目で見て気付いたダリルだった。彼女を救うために剣も出さず割って入ってきたのだった。

 

フォルテ

「ダリル!!」

「け、ケイシーさん!」

 

フォルテはダリルを支える。簪はふたりから離れる。

 

ダリル

「くっ…大丈夫か?…フォルテ」

 

簪の攻撃はフォルテを戦闘不能に治める程度の一撃だったらしく、そのために大ダメージを喰らったものの命の危険はなかった様子である。

 

フォルテ

「ダリル!自分も戦闘中だっていうのになんて無茶な真似を!」

ダリル

「馬鹿野郎…。お前も私の大事な奴だからよ。助けんのは当たり前だぜ?」

フォルテ

「ダリル…」

 

勝敗が決まったからなのかダリルのダメージが大きくなったためか、気が付くと見えない銃撃は収まっていた。そこに刀奈が合流してきた。

 

「お姉ちゃん!」

刀奈

「よくやったわね簪ちゃん。……ダリル・ケイシー、フォルテ・サファイア。もうこれまでよ。両名とも降伏しなさい」

ダリル

「死刑になると分かっているのにか?それに戻ったところで私達は売国奴だぜ?」

 

そんなダリルに刀奈は言う。

 

刀奈

「……貴女達だけが悪い訳じゃないわ。…特にダリル・ケイシー、貴女にはそれなりの理由があるのだし…」

「…それなりの理由?」

刀奈

「…その話は後にしましょう。さぁふたり共、もう戦うのは止めなさい。勝負はついたわ」

 

刀奈は降伏するよう迫る。…しかし、

 

ダリル

「……まだだ。まだ終わってねぇ!」

 

フォルテに支えられながらダリルは立ち上がる。

 

ダリル

「私は戦う。降伏なんかしねぇ…!」

フォルテ

「ダリル…」

「もうやめてよ!ケイシーさん!」

 

この状況ではダリルとフォルテの負けはだれが見ても揺るがない事実であろう。しかしダリルはこう宣言した。

 

ダリル

「まだ終わりじゃねぇ!私達にはまだ…アレがある!」

刀奈

「アレって……! まさか!?」

ダリル

(叔母さんごめん…約束破るわ…)

「…気付いたか。…そうさ。アンタの想像通り、ドレッドノート・システムってやつさ」

フォルテ

「オーガスって人に頼んで組み込んでもらったっス」

 

ドレッドノート・システム、DNS。そしてふたりはそれを使おうとしている様だ。

 

刀奈

「止めなさい!それがどれだけ危険なものか分かってるの!?」

「下手をすると死ぬかもしれないんだよ!!」

 

刀奈や簪は止めるがそれに対しダリルとフォルテは、

 

ダリル

「…ああ、こいつの危険さはわかってるつもりさ。…でも、それでも私は最後まで戦い抜く!私を救ってくれた叔母さんのために!やるぜフォルテ!!」

フォルテ

「了解っス!」

ダリル

「ドレッドノート・システム!私達に力をよこせぇぇぇ!!」

 

止める声を聞かないダリルとフォルテの力への強い願望に、

 

 

ーDreadnoughtsystem 起動ー

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォォ!!

 

 

ダリル

「ぐあああああああ!!」

フォルテ

「ああああああああ!!」

 

DNSが応えた。それによってふたり共黒き炎に包まれ、絶叫を上げる。

 

刀奈

「馬鹿なことを!!」

「ふたり共お願い!早く解除して!死んでしまう!!」

ダリル

「馬鹿…言ってんじゃねぇぇぇ!」

フォルテ

「私達は…こんな位で死なないっスよぉぉ!」

 

ふたりは簪の言葉を拒否し、炎に包まれたまま痛みに必死に耐える。

 

ダリル・フォルテ

「「あああああああああああ!!」」

 

 

……シュバァァァァァァァ!!!

 

 

刀奈

「くっ!」

「きゃあ!」

 

やがてダリルとフォルテを覆っていた黒き炎が爆発、飛び散った。そして、

 

 

二頭の獣の様な姿のDIS

「……ハァ……ハァ……」

 

 

その場にいたのは二頭の頭を持つ狼の様な姿をしたDISだった。

 

ダリル(DIS)

「ハァ…ハァ…これが…DISってやつか…」

フォルテ(DIS)

「ホント…奇妙な感覚…っスね…」

 

二頭の内右側の頭はダリルの、左側の頭からフォルテの声が聞こえた。

 

刀奈

「! まさか…融合したというの!?」

「ISの融合って…そんな事ができるなんて!」

ダリル

「さぁ、勝負の再開だ!!」

フォルテ

「私達の力を見せてやるっス!!」

 

ふたりは簪と刀奈に牙をむける。

 

「違うよふたり共!そんなものは力じゃない!」

刀奈

「貴女達が間違ってる事を教えてあげるわ!」

 

対して簪と刀奈も自らの武器を向けた。




後編に続きます。
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