IS×DMC~赤と青の双子の物語~ 作:storyblade
「私は10年間、アルティス様からおふたりへの伝言を言付かっている」
ふたりはその始まりとなった過去でのアルティスとギャリソンの約束を聞き、ギャリソンは10年間もの間黙っていた事を謝罪する。そんな彼をふたりは責める事を全くせず、父との約束を守り抜いてくれた感謝を述べた。果たして10年前、アルティスが火影と海之に遺した伝言とは…?
アルティスの書斎
その後、火影と海之はアルティスがギャリソンに預けたというメッセージを見る事にした。備えていたプレイヤーにディスクを通すギャリソン。火影と海之はソファに座り、画面に向き合う。
ギャリソン
「…では私は外に出ております」
火影
「ギャリソンは見ねぇのか?」
ギャリソン
「アルティス様はおふたりに見てほしいと仰いました。私は知らぬ方が良いと思います」
海之
「…すまんな」
そう言ってギャリソンは外に出て行った…。残されたのは火影と海之だけ。
火影
「……ふぅ~」
海之
「…オーガスと向き合った以上に落ち着きが無いな?」
火影
「無理もねぇだろ…。てかお前も同じじゃねぇのか?」
海之
「…イエスでもノーでも俺の分が悪い」
実際は海之も火影と同じ位緊張していた。
海之
「…まぁ何れにしろ見ない選択肢は無いがな」
火影
「ま、そうだよな。…さて、んじゃ見てみるとすっかね…」
そう言うと火影はプレーヤーの再生ボタンを押した。そして暫し待つと…
アルティス・雫
「「……」」
画面にアルティスと母親である雫が映った。ふたり共今まさに自分達が座っているこのソファに座っている。
火影
「……父さん。母さん」
海之
「……」
10年前に亡くなり、今はこの世にいない父と母。実の親でこそ無かったがふたりにとっては父と母以外の何者でもない。
海之
「10年…姿からして確かにだな」
火影
「本当にその頃のものって訳か…」
画面に映ったふたりに感想を言う火影と海之。そしてやがて画面のふたりも話し出す。
アルティス
(……火影、海之)
火影・海之
「「…!」」
懐かしい声。
アルティス
(君達がこのメッセージを見ている時、君達は幾つ位になっているのだろうね)
雫
(学生さん?それとももしかして誰か素敵な人と一緒になっているのかしら?もしかするとお子さんまでできちゃってたりして。ふふふ)
火影
「…そういや母さんこういう話好きだったな。思えばお前に女に可愛いって言えば喜ぶってのも教えてたしな♪」(Mission55参照)
海之
「…ハァ…」
ほんの少しの懐かしさを含んだ会話。しかしそれは長くは続かない筈。次にアルティスが発したのは…核心を突く内容だった。
アルティス
(君達がこれを見ていると言う事は……おそらく「その時」が来たのだろうという事だと思う。そして同時に…これを見ているという事は、残念だけど何らかの理由で…僕も雫も、既に君達の傍にはいないのだろうね…)
雫
(……)
アルティスも直ぐ傍にいる雫も辛い表情をしている。それは火影と海之も同じだった。
火影・海之
「「……」」
雫
(この様な事を聞かされてきっとふたり共驚いていると思うわ。でも…)
アルティス
(僕達には…絶対に伝えておかなければいけない事があるんだ。だから保険としてこれを遺しておく。例え僕達に何かあっても大丈夫な様に)
雫もそうだと首を縦に振る。火影と海之は一言も発さず、一言も逃がさない様聞いている。そしてアルティスは言った。
アルティス
(伝えておかなければいけないというのは他でもない。…火影、海之。君達が持っているアミュレットについてだ)
火影
「! アミュレット…だって!」
海之
「…!」
それを聞いた火影と海之は目を見開いた。
アルティス
(前にも話したけど…君達の持つアミュレットは僕と雫が赤ん坊だった君達を見つけた時、君達を守るかの様に一緒に添えられていたんだ。僕達は最初それを見つけた時、君達の本当の親が、お守りとして一緒に置いていったんだと思っていた)
雫
(育てられない自分達の代わりに子供である貴方達を守ってほしいって。だから私達もアミュレットを貴方達に預けた…)
おさらいになるが火影と海之のアミュレット。それはふたりをこの世に送り込んだ少女が持たせたものだった。初めて起動したのは10年前。あの旅客機爆破事件から約ひと月後。待機状態だったアリギエルとウェルギエルが光を発しながら動き出した。実はそれがふたりが記憶を取り戻した一番のきっかけでもあった。
アルティス
(……でも違っていた。君達のそれには……もっと別の、重要な意味がある事がわかったんだ。発端は一ヶ月前に起こった…あの白騎士事件。正確にはあの日の翌日、夜中から始まるんだ)
火影
「…何だって!?」
海之
「白騎士事件の…翌日だと…!?」
火影と海之が驚く中、アルティスと雫の言葉は続く。
雫
(火影、海之。貴方達は深く眠っていたからきっと覚えていないでしょう。……あの日の夜、丁度私と貴方達が一緒に床に着いてから日を跨いだ時だったわ。寝る時何時もベッドのサイドテーブルに置いていた貴方達のアミュレットが…その日、不思議な光を放ち始めたの)
火影・海之
「「!!」」
雫
(その光で私はふと目を覚ました。凄く驚いたわ。そんな事は貴方達と暮し始めてから一度も無かったから。そして何故かは分からないけど…その時私はなんとも言えない不思議な予感がしたの。もしかするとあんな事があったから動揺してしまったのかもしれないけど。とにかく私は貴方達を起こさない様にそっとベッドから出て、アミュレットの事をこの人に相談したの)
アルティス
(雫からその事を聞いて僕も驚いたよ。そして申し訳ないと思ったけど…僕は君達のアミュレットをその日密かに調べる事にしたんだ…)
そして次にアルティスが発した言葉に…火影と海之をこれまで以上に驚く。
アルティス
(そしてわかった。君達のアミュレットが単なるアミュレットでは無く、「アリギエル」そして「ウェルギエル」という名前の兵器を搭載した…いや、それその物だと言う事を)
火影
(! アリギエルとウェルギエルが…!)
海之
(白騎士事件の翌日に既に起動していただと!?)
全く予想していなかった事実に火影と海之は激しく動揺する。
アルティス
(そしてそれはあの…先日の篠ノ之束博士が開発し発表したインフィニット・ストラトス、ISというものに非常に酷似している事もわかった。本当に驚いたよ。なんでここにそれがあるのか、そして何故君達が持っていたのか。…でも研究者の悪い癖かもしれないね。僕の眠気は完全に消え去ってしまって、その日の夜、寝る事も忘れて夢中でそれの研究に没頭してしまったんだ)
火影・海之
「「……」」
火影と海之は何も言わず、ただアルティスの言葉を黙って聞いていた。いや言葉が見つからなかったのだろう。アリギエルとウェルギエルが実は白騎士事件の翌日に起動し、しかもそれがアルティスや雫がそれの正体を知っていたのだという事に。
……だがふたりの心にはまだ疑問が残っていた。その時起動した筈のアリギエルとウェルギエルが何故一年後まで再び眠りについていたのだろうか、という事だった。だが…その答えはこの後、アルティスの口から聞く事になる。更なる衝撃の事実と共に…。
アルティス
(コア、SE、拡張領域、全てに僕は驚いたけど…調べていく中で最も僕が驚いた事があった。それは…アリギエルとウェルギエルのどちらにもあった共通の能力、「悪魔還り」というものについてだった…)
火影
「! あ、「悪魔還り」だと!?」
海之
「どういう事だ…!何故父さんがその事を…!」
ふたりのそれは最も意見だった。「悪魔還り」はふたりのISの単一特殊能力にして、ずっと封印されていて見る事さえできない筈の能力。トリッシュやネロ達に聞いても壊れているためにわからないと聞かされていた能力。それを何故父アルティスが知っているのか…?
雫
(……)
アルティス
(…火影、海之。ふたりはこう思っているんじゃないかな?何故…封印されて見る事もできないそれを僕が知っているのか。と)
火影・海之
「「!!」」
アルティス
(それについては後で説明するね。ともかく見た目もだけど悪魔なんて変わった名前だったから不思議に思ったんだけど…僕はそれについても調べてみる事にした。……そしてわかった。「悪魔還り」…その名前の意味を。そして…その恐るべき能力を…)
火影
(「悪魔還り」の…名前と力…)
海之
(……)
アルティス
(今から話すよ。君達が持つ…「悪魔還り」の意味を)
…………
ラ・ディヴィナ・コメディア
「「アクマガエリ」ガシヨウデキマス。ドウシマスカ?」
時は一瞬戻り、再び戦いの場。
海之
(悪いが…俺達は使う)
火影
(でも、許してくれるだろ?…父さん)
心でそう思ったふたりは…再びシンクロしたかの様に…揃って宣言した。
火影・海之
「「……使うさ」」
………ピッ、キュィーン
その言葉に反応したのか、何かの起動音が鳴る。更にインターフェースに写っていた文字も以下の様に変わった。
「アクマニカエレ」
……ピキッ
突然、Sin・アリギエルとSin・ウェルギエルの漆黒のバイザーにヒビが入った。すると、
ドクンッ!!!
海之
「ぐっ!!」
火影
「ぐああああああああああああああ!!」
オーガス・ルーヴァ
「「!」」
突然、火影と海之を襲う強烈な苦しみ。これまでのどんな痛みよりも遥かに苦しく、辛い。皮膚という皮膚を傷つけられ、骨を破壊され、内臓を抉られ、全身の血液を絞り取られる様な強烈な痛みが襲い掛かっている。どんな傷を受けても悲鳴を上げる事がほとんどない火影と海之でさえ絶叫を上げる程のそれは普通の人間が受ければそれだけで絶命してまうかもしれなかった。
オーガス
「…何だ…!?」
ルーヴァ
「!」
火影
「あああああああああああああああ!!」
海之
「ぐううううああああああああああ!!」
苦しむふたりの前のインターフェースには文字が浮かんでいた…。
「オソレルコトハナイ。シュクメイハトリアゲラレルコトハナイ。ソレハオクリモノナノダ」
…………
アルティス
(……これが「悪魔還り」についての詳細だよ…)
火影
「……そういう事か…」
海之
「……」
時は戻り、、再びアルティスの書斎。火影と海之はアルティスの言葉から「悪魔還り」の詳細を把握した。
火影
「「悪魔還り」なんて名前だから…どんなもんか何となく予想だけはしていたんだがな…。だが……もう一度聞くとは思わなかったぜ」
海之
「……ああ」
どうやらそれも海之も同じだった様だ。だが今までの話を聞いてふたりにはまだ謎が残っていた。
火影
「……だけどそうすると」
海之
「…ああ。父さんの話では俺達のISも、そして「悪魔還り」も俺達が知っているよりも過去に確認できていた。だが…」
そう。初めてふたりがISを動かした時、「悪魔還り」は確かに封印状態だった筈という事だ。何故そのような事になったのか。そしてその答えもまた、アルティスからもたらされる事になった。
アルティス
(……火影、海之。僕は…ふたりに謝らなければいけない事がある)
火影
「…謝らないといけない事?…そう言えばさっきギャリソンが贖罪とか言っていた様な…」
海之
「……」
アルティス
(火影、海之。君達はきっと僕は見る事ができたのに、何故今「悪魔還り」が見れなくなっているのか、と思っているのではないだろうか?)
火影
「…何か昔の記録って感じがしねぇな。まるで生きてるみてぇだ。ハハ…」
海之
「……」
そしてアルティスは再び衝撃の真実を打ち明けた。
アルティス
(火影、海之…。君達の今のそれの原因を作ったのは…僕だ)
火影
「…え?」
海之
「何…?」
雫
(……)
アルティス
(よく聞いてほしいふたり共。僕は…君達のそれを、「悪魔還り」のプログラムの一部を…意図的に壊してしまったんだ…)
火影・海之
「「!!」」
アルティス
(ああでも大丈夫。システムそのものは壊れていないよ。正確には…使用条件を満たさなければ…見る事が出来ない様にしてしまったんだ…)
火影
「な…何、だって…!?」
海之
(そんな事が…。……いや確かに父さん程の技術ならば。だが俺達のISにはセキュリティがある筈だ…!)
海之の言う通り、確かにアリギエルとウェルギエルには悪用されない様、超強力なセキュリティが掛かっている。実際これのせいで痛い目を見た者もいる。
(Extramission02参照)
因みに束が生み出したデビルブレイカーや魔具に掛かっているセキュリティプログラムは束がこのセキュリティを参考にして生み出し備え付けたものである。だがアルティスは続けて、
アルティス
(更に勝手だけど…アミュレットを君達以外の第三者に悪用されたりしない様に、僕が独自に開発したセキュリティプログラムを組み込ませてもらった…)
海之
「…!」
火影
「マジかよ…。俺達のISのセキュリティは…父さんが造ったものだったのか…」
アルティス
(更にアリギエルとウェルギエルに一種の封印プログラムの様な物も付け加えた。これは期限が来たら自動解除されるスリープ機能の様なものだ。未知の物ゆえ、どれ位もつか分からないけど…最低でも一年はもってくれる筈…)
火影
「だからアリギエルとウェルギエルの起動が一年後だったのか…。まぁ再起動だったって事だが…」
海之
「……」
アルティス
(……火影、海之。本当にすまないと思っている。もし僕がしでかしたことのために…君達に大きな迷惑が掛かってしまったのなら……心から謝罪する)
火影・海之
「「……」」
画面の中のアルティスが深く頭を下げた。「悪魔還り」の異変。他に類を見ないセキュリティプログラム。更にIS自体の封印。これらは全て父アルティスの手によるものだった。その真実に火影と海之は動揺していた。……すると今まで黙っていた雫が声を出す。
雫
(火影、海之。私からも謝るわ。本当にごめんなさい。きっと深く驚いている事でしょう。……でも聞いて。許してもらえるかわからないけど…この人がこんな事をしたのは…貴方達を想っての事なの)
火影・海之
「「…?」」
火影と海之は顔を上げる。するとアルティスは頭を上げて再び話始めた。
アルティス
(火影、海之…。僕は…君達のそれを見た時、研究者としての興味本位から調べたくなったって言ったよね。…でももうひとつ思う事があったんだ。…何故、君達がこんなものを持っていたのかって。君達は…一体何者なのかって。そんな考えが頭を一瞬過ってしまったんだ…)
火影
「……まぁ当然だな…」
海之
「……」
それは火影も海之も当然だと思っていた。誰が生んだのかどこから来たのかわからない捨て子。更にその子供が持っていたアミュレットには秘密が、しかも最新の技術の塊の様なものだったなんて事を知ればまず全ての人間がこう思うに違いない。「こんな物を持っているあの子供は何者なのか」と…。
アルティス
(そしてアリギエルとウェルギエルを調べていく内に…思ったんだ。こんな物を持っていた君達は…もしかしたら僕達が想像もできない様なとんでもない秘密があるのではないかってね…)
火影・海之
「「……」」
前世が半人半魔。持っているISはその時の自分達を模した姿。その記憶を取り戻したのは後々だったが…その秘密をふたりは墓穴まで持って行くつもりだった。だが父も母も自分達の異変に何となく気付いていた。幸いと言えば…自分達の真相をふたりが知る事が最後まで無かったことだろうか…。
アルティス
(…でも聞いてほしい。火影、海之。僕と雫にとっては……君達の真相なんてどうでもいいんだ!)
火影・海之
「「…!」」
その言葉に火影と海之はハッとする。
アルティス
(君達にどんな秘密があったとしても、そして…君達の正体がなんであっても、君達は僕と雫の大事な子供だ)
雫
(貴方達はもしかしたら自分達が捨て子である事も気にしたりするんじゃないかしら。そんな気持ちは…どうか捨てて?この人の言う通り、貴方達は私とこの人の可愛い子供。悪魔とか魔力とか、そんな事関係無いわ。貴方達が危険な目に合うと思うと胸がはち切れそうになる…)
アルティス
(ああ…。だから僕は…君達の持つそれにあんな事をしてしまった…。君達に…危険な目に合ってほしくないと思ったから…。まだ幼い君達の笑顔や寝顔、僕達をお父さんやお母さんと呼んでくれる君達を見ていると…我慢できなかった…)
火影
「……父さん。……母さん」
海之
「……」
アルティスと雫。火影と海之はふたりが自分達の親である事を改めて深く感謝した…。そんなふたりにアルティスと雫は最後に、
アルティス
(……でももし、君達がアリギエルとウェルギエルに秘められた力を使わなければいけない時が来たら……その時は君達自身の意志で使ってくれ。君達の…大切なもののために)
雫
(貴方達は強い子。…守ってあげて…)
…………
今だ収まらぬ激痛に苦しむ中、火影はオーガスに、海之はルーヴァに言った。
火影
「ぐっ…おい、テメェらは…人間を愚かな存在、って言った、な…?…教えてやるぜ!本当に…そうかどうかを…!」
海之
「この世に…人間程凶悪な存在は無い。…だが、人間程…成長する者は無いという事を…教えてやる!」
ドクンッ…ドクンッ…ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!…
激しくなる心臓の脈動。そして火影と海之、いやSin・アリギエルとSin・ウェルギエルが放つ光が一層強くなっていく。
オーガス
「馬鹿な…!これは…!!」
ルーヴァ
「…!!」
そして…
火影・海之
「「グ…グ、ググッ…!グゥゥゥゥゥアァァァァァァァァァ!!」」
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!
オーガス・ルーヴァ
「「!!!」」
火影、そして海之を中心にして起こる凄まじい力の奔流。その勢いにオーガスもルーヴァも吹き飛ばされる。
オーガス
「ぐぅ!…馬鹿な、このアルダ・スパーダが怯むだと…!?」
ルーヴァ
「ぬぅぅ…!」
そしてオーガス、ルーヴァが爆発が起こった地点に目をやると…そこには、
Sinアリギエル?・Sinウェルギエル?
「「……」」
顔部分にあったバイザーが砕け、鋭い牙と光を放つ目を持った…Sin・アリギエルとSin・ウェルギエルがいた。
ルーヴァ
「…!」
海之
「……嘗てウィリアム・ブレイクは言った…。世界は一粒の砂…。天国は一輪の花…。掌に無限を。一時の内に永遠を…」
………
オーガス
「悪魔になった…だと…!馬鹿な…!?」
火影
「ハァ……。時間かかって悪かったな…。……さぁ始めようじゃねぇか。…セミ・ファイナルラウンドをよ…」
※次回は二週間後の30(土)の予定です。
何とか仕上げられました。過去の話を読み通しながら矛盾を無くしたつもりですがもしあったら申し訳ありません。
「悪魔還り」
アリギエルとウェルギエルの単一特殊能力。
起動にはすぐ傍に極めて強力な魔力が存在する事が必要で、条件を満たすと起動するか否かの選択肢が出、起動すれば激しい苦痛に耐えた後、嘗てのダンテとバージルだった頃の力の全てを取り戻せる。能力の継続はその魔力が存在する間続き、無くなると自動的に解除される。
本来は封印状態でなく、アリギエルとウェルギエルが初めて起動した時にこれに関わる情報も公開される筈だったが、ふたりの義父アルティスがまだ幼かったふたりの運命を憂いてプログラムの一部を細工し、起動条件を満たす場合を除いて見る事が出来ない様にした。更に同時にこのプログラムとISを他の誰にも盗まれない様、自身の持つ技術の全てを使って造ったセキュリティプログラムとスリープ機能をアミュレットに組み込んだ。