IS×DMC~赤と青の双子の物語~ 作:storyblade
授業が終わった後、一夏は火影達から「この時間にここに行け」と言われ、向かうとそこには…
最後の授業が終わって数刻後。
ここはある広い教室。ここに1-1の生徒達、そして担任の千冬と真耶がいた。
真耶
「…ではこれから、1-1の代表となった、織斑一夏くんのお祝いパーティーを開催します!後さっき気付いたんですけど、よく考えたら1-1の一夏くん。1つながりで良い感じですね~!では皆さん、一夏くんに盛大な拍手をお願いします!」
~~~~~~~~~
そういうと生徒たちから一夏に向けて拍手が贈られる。
一夏
「先生!質問です!!」
一夏が真耶に訪ねる。
真耶
「はい、なんですか?織斑くん」
一夏
「なんで代表が俺で決定しているんでしょうか!?まだ昨日の今日ですよね試合から!おまけに幕まで用意されているなんて!?」
一夏は代表決定戦からまだ一日しか経っていないのになんでもう自分が決定しているのか、その上何で自分の代表決定祝の幕まで用意されているのか不思議だった。
するとセシリアが、
セシリア
「それなら簡単ですわ。試合の数日前に先生方に私が伝えておりましたの。「今度の試合でもし一夏さんが余りにも恥ずかしい結果にならない限り、私は辞退し、代表は一夏さんにお譲りするつもりです」と」
千冬
「そういう事だ。だからあらかじめ準備しておいた。本気でやらせるためにお前だけには
伝えずにな」
一夏
「え?」
セシリア
「1-1の皆さん一人一人にも私自ら説明しておりましたの」
生徒達はみんな頷いている。
「そうそう。本当に驚いたよね~」
「でもオルコットさんの事見なおしたよ。しかもあの後親切に謝ってくれたしさ」
「うんうん」
一夏
「まさか、箒、お前もか?」
箒
「試合の二日前にな。すまん一夏」
一夏
「な、なんで!?」
セシリア
「なんでもなにも気まぐれですわ♪」
一夏
「そ、そんな~!!」
……本当は決闘申し込みの後に聞かされた火影と海之の件。そして一夏が必死で訓練していた事を知ったセシリアが、一夏の可能性を見てみたいというワガママもあったがそれは伏せておいた。
一夏
「じゃ、じゃあ火影と海之は!?あいつらなら俺なんかよりもよっぽど…」
火影
「一夏、代表決定戦を行ったのはお前とセシリアだ。参加してない僕たちは元から関係ねぇんだよ。それに…」
一夏
「それに?」
海之
「言っただろう?「大切なものを守るために強くなる」と。だがお前はもっと経験を積まねばならん。代表になれば嫌でも戦う機会が増える。自分の夢に近づきたいのであれば頑張る事だ」
火影
「そういう事」
一夏
「う~ん…、なんかウマく纏められた感がするけど…、そういう事か…。わかった。頑張るよ!」
そう言われて一夏はようやくやる気になった様だ。
そして一夏のささやかな代表決定パーティーは始まった。
火影
「さて、今日のパーティーの料理だが僕からの祝い代わりだ。みんな好きに食ってくれ。ピザは焼き立てだから熱い内にな」
テーブルの上には火影が作ったマルゲリータ、クアトロフォルマッジ、ビスマルク等のピザがグツグツ音を立てて並べられていた。
「うわ~!おいしそ~!!」
「すっごい本格的!!」
「うん!本当にすっごく美味しい!」
「ってあんたもう食べてるの!?」
みんなその味に満足している様だ。
火影
「あと冷蔵庫にストロベリーサンデーも準備してある。欲しい人は言ってくれ」
本音
「はいはい~!わたし欲しい~!」
一夏
「火影!このピザ本当にウマいな!」
箒
「ああ、確かに美味しい。デリバリーとはまるで違うな」
セシリア
「本当ですわ!」
火影
「どうも」
本音
「ね~ひかりん~、このストロベリーサンデーもおいしいよ~!」
本音もストロベリーサンデーに満足している様だ。
火影
「それは何よりだ。…おい、そんな慌てて食うなよ」
そう言うと火影は自らのハンカチで本音の口元に付いているクリームを拭く。
本音
「う~、えへへ~♪」
火影
(…?なんか周囲から視線を感じるが、気にしないでおくか…)
「ああ後一夏。海之からも祝いがあるんだがそっちはまだ完成していなくてな。もう数日待っててくれ」
一夏
「祝い?」
海之
「何れわかる」
…………
パーティーが続く中、セシリアが一夏に話しかける。
セシリア
「一夏さん。もし宜しければ今後の訓練は私が教えてさしあげますわ。一夏さんにはクラス代表としてもっとしっかりしてもらわなければいけませんもの」
するとそこに箒が入ってきた。
箒
「必要ない。一夏は私が教えているからな」
セシリア
「あら、IS適正値Cの篠ノ之箒さんではありませんか」
箒
「て、適正値は関係ない!一夏がどうしてもというから引き受けているんだ!」
セシリア
「なら私とあなた、二人でお教えするというのはどうですか?それなら問題ないでしょう?」
箒
「だ、だが!」
すると小声で火影が箒に話しかける。
火影
(箒、あんまり熱くなるなって。一夏に強くなってほしいというのは本当だろ?)
箒
(し、しかし!)
火影
(大方一夏がセシリアに取られたりしないか心配なんだろ?…これは僕の直感だが…あいつは自分に向けられる感情、特に恋愛とかそういったものには頗る疎いと感じてるんだが?)
箒
(……)
箒の沈黙が図星だと明確に物語っていた。
火影
(まあそんな心配すんなって。あいつはそれ位で気付きやしねーよ。それに負けない位、お前が頑張って教えれば良い)
箒
(…う、うん)
「…よし、わかった!言っとくが抜け駆けは無しだぞ!2人で教えるんだ!」
セシリア
「ええ、勿論ですわ」
するとそこに千冬が入ってきた。
千冬
「おいお前ら、何を言っている。授業初日にも言ったが、私から見ればお前たちは全員ひよっこだ!適正値等何の意味もない。全員素人だと思って鍛えるから覚悟しておけ!」
一夏
「は、はい。…そういえば火影と海之の適正値はどれくらいだ?」
火影
「ああ、僕たちは…」
火影はどう答えようか迷った。その結果は「ERROR」だったからだ。とそこに、
眼鏡をかけた少女
「はいはい!君達ちょっと良い?」
火影・海之・一夏
「「「え?」」」
眼鏡をかけた少女
「君達が話題の男子操縦者ね♪私は新聞部の黛薫子♪宜しくね!君達にインタビューしたいんだけどちょっと時間良い?」
一夏
「は、はあ」
海之
「…火影、一夏、二人に任せる」スタスタッ
火影
「おい!」
薫子
「ふむふむ、青い目の彼は恥ずかしがり屋さんってことね♪まあ急ぎではないから今回は二人でもいいか!じゃあ質問するよ~」
火影・一夏
「「ハア…」」
…………
薫子
「二人ともありがとね~。じゃあ最後に専用機持ちのみんなで記念撮影しよっか!じゃあこっちに並んで!」
火影
「おい海之、写真位付き合えよ」
海之
「…やれやれ」
するとセシリアが薫子に、
セシリア
(あの薫子さん?その…もし良ければツーショットもお願いできますか?)
薫子
(うん良いよ♪)
そういうと専用機持ちの4人は並んで写真を撮る事になった。
……と思いきや、実際はその後ろに他の生徒がいたり、火影に押される感じで一夏の隣に箒が来たりしていたのだが。
そんな感じでパーティーはお開きになった。因みに写真撮影の後、セシリアは一夏とツーショットで写真を撮ろうとしたが箒が頑なに阻止し、結果的にツーショット写真は撮れなかったらしい。
海之の一夏への贈り物とは?