IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

39 / 270
千冬と真耶は先に襲撃してきたISについて調べていた。
ISコアに似せたバッテリーや記録の自動消滅プログラム等、束の幼馴染である千冬は束が造った物ではないと考える。

時は進んで翌日。朝の鍛錬に励む火影、海之、千冬。そんな彼等の前に突然、束とクロエが現れた。


Mission31 束への依頼

IS学園アリーナ内

 

千冬

「で、束?突然何の用だ?生憎今日は平日で授業もある。さっさと話してもらえると助かるんだが」

「そりゃもちろんちーちゃんとの数年ぶりの愛の…いやいや冗談だってば!ちーちゃんそのグーをしまって!」

千冬

「お前がふざけるからだ。…もしかして昨日の事か?」

「おー流石はちーちゃん!まさしくその通りだよ!で、さっそく聞きたいんだけど…、なんなのアレ?」

千冬

「やはりお前が関わった物ではなかったか…」

「あったり前だよ!あんなブサイクなの束さんが造るわけないじゃん!いい迷惑だよこっちとしても!まぁでもアレのおかげでいっくんの白式やあの剣のデータも取れたんだけどね~。そういう意味じゃあれに感謝しなくちゃね~!ってそれじゃ本末転倒か♪あはは~」

火影

「束さん、あの剣というのはアラストルの事ですか?」

「あらすとる?カッコいい名前だね!あれも中々凄いね!ISのスピードをUPさせるなんて!どしたのアレ?」

海之

「俺が造りました」

「マジで!?すごいねみーくん!学園卒業したら束さんの研究所で働かない?」

クロエ

「束様、話がずれていってますよ」

「おっとそうだったね。みーくん考えておいてね♪さて、あれの事こっちでも色々調べたんでしょ?教えてくれない?」

 

千冬はあの謎のISについて分かった事を束に説明した。

※詳しくは前回をご覧ください。

 

 

…………

 

「ふ~ん、ISコアに似せて造ったバッテリーねぇ」

火影

「まるでISというよりロボットですね」

千冬

「ああそうだ。何か分からないか?」

「う~ん、手がかりになるかもしれない話はあるといえばあるけどね」

千冬

「本当か?」

クロエ

「束様、もしかしてあの事ですか?」

「そだよクーちゃん。いや実はね~、今から1年前なんだけどうちらにハッキングをかけてきた奴がいたんだよね~」

千冬

「な、なんだと!?」

 

千冬は束がハッキングを受けた事に驚いている様だ。

 

「うん!この束さんが気付かないなんて人生どころか前世・今・来世全部合わせて最大の屈辱だよ!あー思い出すのも腹立つ!ムキー!」

クロエ

「落ちついてください束様」

千冬

「束でも気付かないとは…。それで何か盗まれたのか?」

「はぁはぁ。う~ん基本的にはなにも無かったんだけどね、束さんのスリーサイズと同じ位トップシークレットであるコアの内部構造のデータも無傷だったし。しいて挙げれば…コアのデザインのデータ位かな」

千冬

「下らん事を極秘レベルにするんじゃない。あとデザインだと?」

クロエ

「はい。コアの極秘データや設計段階のISのデータ等は全て無事でした。唯一のものといえば先ほど束様が申し上げました通りコアのデザイン、大きさのデータ位です。最もそんな物盗んだ所でコアそのもののデータが無ければなんの意味もありませんが…」

「そっ!だから束さん達も無視していたんだよね~。あ、もちろん犯人探しは続けてるよ!絶対おしおきしてやるんだから!…話を戻すね。でもちーちゃんの話を聞いてある程度納得できたね」

海之

「…つまり束さんにハッキングを仕掛けた者と今回の襲撃は関係していると?」

「そう言う事!」

海之

「……」

千冬

「お前でも犯人はわからないのか?」

「それが難しいんだよね~。ハッキングの時もめちゃ追跡してみたんだけどね~。多分いくつも使い捨てのアカウントがあるんだろね~。でも調査は継続中だから何かわかったら知らせるね!」

千冬

「わかった。…と、随分話込んでしまったな。そろそろ教職員が出勤する頃だ。二人共去った方が良い」

クロエ

「確かにそうですね。ではそろそろ…」

海之

「ちょっと待ってください」

 

海之が呼びとめた。

 

「なに?みーくん」

海之

「…あなたに渡したい物があります」

 

そういうと海之はバススロットを展開し、何かを取りだした。

取りだしたそれを見て火影が言った。

 

火影

「海之、お前それ…」

海之

「分かっている。だがお前が俺ならどうせ同じ事をするだろう?」

火影

「…否定はできねえな」

千冬

「それは…何かのデータか?」

「どれどれ見せて~。……!!」

クロエ

「こ、これは!」

千冬

「どうした、……!!」

 

そのデータを見た三人は随分驚いている様だ。

 

海之

「それをあなたに託します」

「……どうして私に?」

海之

「さあ…そこの所なんですが、俺にもよくわからないんですよね。ただ…両親の様に俺達も信じたくなった。そんなところでしょうか」

火影

「まあでもそれを悪用しようものなら全力で阻止しますけどね」

「…」

海之

「因みに報酬は必要な分だけ請求して頂いて構いません」

「…フ、フフ」

 

束は突然笑い出した。

 

千冬

「束?」

「フ、フフフ、アハハハハハハハハ!……いいよ!任された!しっかり耳まで揃えて完成させてあげるよ!…ああ後報酬はいらないよ!こんな凄いの貰ったんだからね!…ああでもひとつだけ!いつでも良いから君達の家にご招待してくれると嬉しいなぁ!と言うかしてね♪つーか必ずしろ!」

クロエ

「束様、最後強制になってますよ。でもこんなに喜ぶ束様も久しぶりです。お二方のご依頼に必ず応えてくれると思います。私も全力でサポートします」

海之

「頼む」

火影

「礼を言うぜ」

千冬

「…もういいか?ではそろそろ帰れ。時間がもうマズイ」

クロエ

「そうですね。行きましょう束様」

「束さんお名残惜しゅうございます~」

千冬

「なんだそれは。ほらさっさと行け」

 

そして束とクロエは去って行った。

 

千冬

「…さあ、あと一時間で授業だ。その前にお前達も一度シャワーを浴びてこい」

火影・海之

「「はい」」

 

火影と海之は出て行った。

 

千冬

「……」

(海之…火影…お前たちは一体……)

 

 

部屋への道中

 

火影

「…しかし、お前が束さんに「魔具」の設計データを渡すなんてな」

海之

「用心に越した事はないと思っただけだ。できれば必要無い事を望むがな」

火影

「…やはりあれか?」

海之

「ああ、…あれは余りにも似すぎている。かつて魔王の人形となった俺に…」




※クラス対抗戦で出てきた謎のISの容姿はデビルメイクライ1の某敵キャラクターと同じ容姿を考えていただければ良いです。ヒントはバージルの言葉です。魔具は全てとはならないと思いますが後ほど随時出していきたいと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。