IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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とある日曜日。IS学園の生徒達は思い思いに休日を過ごしていた。

火影はレコードショップに思い出の曲を探しに来ていると鈴・本音と出会い、共に食事に行く事に。
海之の方は趣味の読書をしていたところ千冬・簪に出会い、共にお茶をする事に。

みな日々の喧騒を忘れ、ゆっくり休日を過ごすのであった。



Mission33 金と銀の転校生

日曜が空けて月曜日。今日からまた新しい1週間の始まりである。

思い思いに休日を過ごした生徒たちはみなリラックスした様で、それは火影達も例外ではない。

だがここにそんな感じがしない落ち込んでいる生徒が1人いた。

 

一夏

「………」

 

少し離れた所で話し合う火影達。

 

火影

「なぁ、一夏どうしたんだ?」

本音

「わかんな~い。今朝来てからずっとこんなだよ~」

「箒とセシリアは昨日一緒だったんだよね?なにか知らない?」

セシリア

「私は存じ上げませんわよ。一緒に食事を作った時もずっとお元気でしたもの。箒さんのも私のも全部召し上がられましたし」

海之

「箒はなにか知らないか?」

「わ、私の口からは…言えん。一夏に聞いてくれ」

箒以外の全員

「?」

 

そんな話をしているとクラスの隅で女子生徒が集まり、何か話しているのが見えた。

 

「ねぇ聞いた!?来月のトーナメントで…すると…できるんだって!」

「えーほんとに!?ほんとに…できるの!?」

「ねえそれって…もなの?」

 

どうも来月行われるトーナメントが関係している様だが、とある部分になると小声で話しているので聞き取れなかった。すると箒が、

 

「!?」ガタッ!

「ど、どうしたのよ!?」

「い、いや。なんでも、ない」

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

やがてHRの時間になり、鈴が出て行ったのと入れ替わりで千冬と真耶が入って来た。チャイムの音が鳴ったためか一夏もようやく顔を上げた。

 

千冬

「諸君おはよう。さて、諸君も知ってると思うが来月はトーナメントが行われる。それに合わせてという訳ではないが、本日からより本格的にISを使った実習を行っていく。全員気を緩めずに励め。いいな!」

生徒達

「「「はい!」」」

真耶

「えっと、では授業を始める前にお知らせがあります。既にご存じの方もいると思いますが、本日から新たに転校生が入ってくる事になりました!それも二人です。皆さん仲良くしてあげてくださいね」

千冬

「では紹介しよう。おい、入ってこい」

 

やがて扉が開き、二人の生徒が入って来た。

 

生徒達

「「「!!」」」

一人は金髪の髪を後ろで纏めている生徒。もう一人は流れる様な銀髪の生徒である。ただ…

 

生徒達

「「「お、男の子!?」」」

 

そう。最初に入って来た金髪の生徒は小柄であり、一見顔も少女の様に見えるが服装は男子の物だったので少年と思われた。やがてその生徒が挨拶をする。

 

金髪の少年

「皆さん初めまして。フランスから来ましたシャルル・デュノアです。男子のIS操縦者になります。宜しくお願いします」

 

そのシャルルの自己紹介に教室のあちらこちらから小さく歓声が上がる。

 

一夏

「四人目か~!また友達できるな!」

火影

(……?)

海之

(……)

真耶

「お、落ち着いてください皆さん!まだ自己紹介は終わってません。で、ではもう一人の方、お願いします」

銀髪の生徒

「……」

 

もう一人の生徒は先の少年とは違い、紛れも無く少女であったがその雰囲気は普通の少女とは違うものであった。着ている服装は一見制服の様だがどちらかといえば軍服に近い。左目には眼帯をしており、発する気はまさに兵士の様。歴戦の戦士である火影と海之はそれを敏感に感じ取っていた。

 

火影・海之

「「……」」

真耶

「あ、あの~自己紹介を…」

千冬

「ボーデヴィッヒ、挨拶をしろ」

ボーデヴィッヒと呼ばれた少女

「…はい教官。…ラウラ・ボーデヴィッヒだ……」

真耶

「……あ、あの~、以上ですか?」

ボーデヴィッヒ

「そうだ」

千冬

「ハァ…。では二人共席に着け。あとボーデヴィッヒ。もはや私はお前の教官ではない。ここでは織斑先生と呼べ。いいな?」

ラウラ

「…了解です」

真耶

「で、では席についてください」

 

そういうとシャルルとラウラは自分の席に歩いて行った。

…と思いきやラウラは突然一夏の席の前で止まった。

 

一夏

「…?なんだよ?」

ラウラ

「…貴様が…貴様が!」

 

そう言ってラウラは突然手を振りかざした。

 

生徒達

「「「!?」」」

 

当然の出来事に生徒達も驚きを隠せない。ラウラは容赦なく平手打ちを繰り出そうとした…その時、

 

ガシッ

 

ラウラ

「!?」

 

止めていたのは海之であった。

 

海之

「…」

ラウラ

「貴様、何をする?」

海之

「そのまま返そう。何をする?」

ラウラ

「貴様には関係ない。離せ」

海之

「確かに関係ない、だからお前に従う必要もない」

ラウラ

「離せ!こいつのせいで教官は!」

 

そのラウラの言葉に様子を見ていた火影が応える。

 

火影

「あんた織斑先生を随分尊敬しているみたいだが、その尊敬している人の大切な弟が目の前で殴られたらその人はどう思うかな?」

ラウラ

「!?」

 

ラウラが後ろを見るとこちらに目を向ける千冬がいた。

 

ラウラ

「…くっ!いいか覚えておけ!私は貴様を認めない!」

 

ラウラはそう言って自分の席に着いた。

 

一夏

「すまねぇ二人共…」

火影

「気にすんな。だがあのラウラとかいう奴。お前の事知っているみたいだったが、覚えあるか?」

一夏

「いや、何とも…」

海之

「……」

火影

「どうした海之?」

海之

「…何でもない」

千冬

「さあ無駄話はこれで終わりだ。一限目はアリーナで実習を行う。全員着替えて集合だ!織斑、海之、火影はデュノアの面倒を見てやれ。同じ男子の方が気楽だろう」

生徒達

「「「はい!」」」

 

 

…………

 

一夏

「とりあえず簡単に自己紹介しておくぜ。織斑一夏だ。宜しくなデュノア。気軽に一夏って呼んでくれ」

火影

「スメリアの火影・藤原・エヴァンスだ。宜しく頼む。俺も火影で良いぜ」

海之

「海之だ。宜しく」

シャルル

「分かった。じゃあ僕もシャルルって呼んで一夏。それに火影と海之…って双子!?」

海之

「ああ。俺が兄でこいつが弟になる」

シャルル

「兄弟でIS操縦者なの!?」

火影

「ああそうだ。珍しいみたいだけどな」

シャルル

「珍しいなんてものじゃないよ!そんな話全く…」

海之

「悪いが急ごう。時間が無い」

一夏

「っとそうだな!早くしねーと!」

シャルル

「え?え?」

火影

「理由は後で話す。急ぐぜ」ガシッ

シャルル

「わっ!」

 

火影、海之、一夏、そして訳がわからない様子のシャルルは火影に手を取られて走り始めた。





一夏が何故元気が無いのか。おわかりの方は多分おわかりかと思います。
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