IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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日曜があけて月曜日。

1-1の生徒達はHRの中で千冬と真耶から新たに二人の転校生が入る事を伝えられる。一人は金髪の少年。もう一人は銀髪の少女であった。
その銀髪の少女は突然一夏に手を上げようとするが海之がそれを阻止し、場はとりあえず収束する。

騒がしいHRが終わり、一夏や火影達はアリーナへと急ぐのであった。


Mission34 思わぬ試合

IS学園 アリーナ

 

二人の転校生のやや波乱の自己紹介が終了し、本日一、二限目の授業は実習である。一組と二組の生徒による合同授業だ。

そんな中、本日転校したばかりのシャルル・デュノアは心の中で思う事があった。

 

シャルル

「…」

(火影くんと海之くん。まさか一夏くん以外にも男子がいたなんて…。一夏くんの事はニュースや新聞であんなに大々的に取り上げられてたのに、二人の事は今の今まで全く知らなかった…。どういう事なのかな…?)

一夏

「どうしたシャルル?」

シャルル

「あ、うん。大丈夫だよ。…そういえばさっき何であんなに急いだの?」

火影

「ああ。簡単にいえばここは女子高だから男子の更衣室が無いんだよ。だから女子が着替える前に急いで着替えないといけないってわけだ。女子が着替えた後だと間に合わねぇからな」

シャルル

「あ、なるほど」

 

そんな話をしているとやがて千冬と真耶がやって来た。

 

千冬

「みんな用意はできたか?それでは授業を始める!本日一限目は実戦形式の実習だ。尚今回の授業には山田先生も参加してもらう。山田先生はかつて訓練候補生まで務めた程の腕前だ。経験もお前達より上だから精々邪魔しないように!」

真耶

「よ、宜しくお願いします」

千冬

「尚、デュノアとボーデヴィッヒは今回は他生徒達と同じ様に見学しておけ。代わりに…篠ノ之!訓練機を貸してやるから代わりに出ろ」

「は、はい!」

デュノア

「わかりました」

ボーデヴィッヒ

「了解」

 

そして一夏、箒、セシリア、鈴、真耶の五人が呼ばれて前に出た。

すると、

 

「あの先生、火影と海之は?」

一夏

「? 確かに二人はどうすんだ千冬姉?」

千冬

「織斑先生だバカ者」ゴンッ!

一夏

「す、すいません」

千冬

「全く…。さて話は戻るが、お前達は五人で組となり海之・火影ペアと戦ってもらう」

 

…………

 

生徒達

「えーーーーーーーーーー!?」

一夏

「ち、織斑先生!いくらなんでもちょっときつくねぇか?」

セシリア

「そうですわ!2対5なんて!」

 

そんな反応に千冬ははっきり答える。

 

千冬

「いらぬ心配だ。お前達だけでは二人には敵わん。正直傷一つ付けられるかも怪しい。もし二人に勝てれば…私にも十分勝てるだろうな」

ラウラ

「!?」

 

その千冬の一言にラウラは動揺する。

 

シャルル

「あ、あの織斑先生がそんな事言うなんて、二人ってそんなに強いの!?」

海之

「大したことは無い」

火影

「ああ。俺達はただケンカしてるだけだしな」

シャルル

「け、ケンカって…」

 

そんなやりとりをしていると五人が言った。

 

「……いいわ。やってやろうじゃん!一度火影達とも戦ってみたかったしね!」

「ああ。そこまではっきり言われたらやらないわけにはいかんな」

セシリア

「正直勝てる自信はありませんが、せめて一太刀でも浴びせてさしあげますわ!」

一夏

「ああ。訓練の成果をみせてやるぜ!」

真耶

「みんなやる気十分ですね!」

 

五人はすっかりやる気になっている。

 

千冬

「その意気や良し。二人も良いな!」

海之

「はい」

火影

「構いません」

 

二人が答えたその時、

 

ラウラ

「教官!」

 

突然ラウラが声を上げた。

 

千冬

「織斑先生だ!…何だ?ボーデヴィッヒ」

ラウラ

「私も戦わせてください!」

生徒達

「「「え?」」」

 

突然のラウラの提案に生徒達は驚いている様だ。

 

千冬

「却下する。先ほども言ったはずだ。お前は下がっていろ」

ラウラ

「っ!…レーゲンのテストも兼ねたいんです!どうか私にも戦いの許可を!必ず勝ってみせます!」

千冬

「……」

 

千冬は少し何か考慮していたがやがて、

 

千冬

「…良いだろう。ただし必ず五人で協力しろ。良いな?」

ラウラ

「ありがとうございます」

千冬

「山田先生。すまんがボーデヴィッヒと交代してくれないか?」

真耶

「わかりました」

千冬

「ではお前達!ISを展開しろ!」

 

そういうと5人はISを展開する。

 

「ねぇ!ボーデヴィッヒさんのIS見て!」

「すごい…、あれってドイツの第3世代だよね?」

 

ボーデヴィッヒのISは全体的に黒を基調とした機体で肩部に巨大なレール砲らしき物が付いている。一夏達の物と比べれば重厚感がある感じだ。

 

「それがあんたのISなのね。ま、宜しく頼むわ」

ラウラ

「勘違いするな。邪魔になるようならまずお前達から倒す」

「なんですって?」

「落ち着け鈴。あとボーデヴィッヒも織斑先生から協力しろと言われた筈だぞ」

ラウラ

「…ちっ」

一夏

「…大丈夫かな?」

セシリア

「同感ですわ」

千冬

「ハァ」

 

千冬はわかってはいたがラウラの態度にため息をつく。

 

千冬

「では二人もISを展開しろ」

火影・海之

「「はい」」

 

カッ!!

 

火影、海之はアリギエル、ウェルギエルを纏う。

 

シャルル

「!!な、何このIS!?こんなの見たこと無い!!」

ラウラ

(全身装甲だと!しかしなんだこの異様な感じは!?)

火影

「織斑先生」

千冬

「なんだ?」

火影

「今回の実習で新しい武器を試してみたいのですが良いですか?」

千冬

「新しい武器だと?いいだろう、許可する」

一夏

「また何か造ったのかよ?」

海之

「まあな」

千冬

「よし。では他の生徒は退避しろ」

 

そういうとシャルルや本音、他の生徒は観客席に移動していった。

 

 

…………

 

やがてアリーナ中央には7人のISが残った。

 

千冬

「全員準備はいいか?」

7人

「はい」

千冬

「よし!始めろ!」

 

ドンッ!ドンッ!

 

その瞬間火影と海之は急上昇し、遥か上空にいた。

 

ラウラ

「!!」

一夏

「やっぱ相変わらずはえぇ~」

セシリア

「ええ。以前よりまた速くなっている気がしますわ」

「本当だな…」

「なにしてんの!私たちも行くわよ!」

一夏

「お、おう!」

 

そう言うと5人も飛び立った。…そして少し遅れて全員同じ場に立った。

 

一夏

「火影!海之!お前らに手加減なんてしねえからな!」

「一手ご教授願おう!」

セシリア

「私達の全力、見せてさしあげますわ!」

「二人共、手加減なんてしたら恨むからね!」

ラウラ

「…」

(教官は仰った。お前達を倒せば自分にも勝てると…。それはつまり教官より強いという事。…認めん!そんな事断じて認めんぞ!)

 

火影

「気合い入ってんな。…いいぜ。かかってこい!」

海之

「行くぞ」

 

そして彼らの試合が始まった!




※次回、人数は多いですが頑張って書いてみます。
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